ミスティーク


「チャールズは見た目が普通だから、わたしたちのことはわかんないのよ」

+ 日本語吹替声優
幸田直子
2000年映画版、『X-MEN2』『ファイナルディシジョン』(いずれも劇場公開版)
金野恵子
2000年映画版、『X-MEN2』『ファイナルディシジョン』(いずれもテレビ朝日版)
牛田裕子
『ファースト・ジェネレーション』『フューチャーパスト』(ローグ・エディション)、『アポカリプス』『ダーク・フェニックス』
剛力彩芽
『フューチャーパスト』(劇場公開版)
明野響香
『ファースト・ジェネレーション』幼少期

アメリカのマーベルコミックスの人気シリーズ『X-MEN』に登場するヴィラン(悪役)。
初出は1978年の『Ms.Marvel #16』。以降も人気キャラとして度々登場している。
全身真っ青な肌が特徴的だが、それと目つきが怖いことを除けばかなりの美人さんである。
IGN社のヴィランランキングでも18位という高順位をキープしている。

本名はレイヴン・ダークホルム(ただしそれすら偽名とされる作品もある)。身長178cm。体重54kg。
国籍や詳しい出自は不明だが、20世紀の初頭から既に活動していたらしい(しかも老けておらず若いまま)。
マグニートーの片腕として多くのミュータントを勧誘する立場についた。
パイロを勧誘したり、ローグの親代わりとなったり、セイバートゥースとの間に一児を儲けたり、ナイトクロウラーの実の親だったりと、
多くのキャラクターとも関わっている。
性格もヴィランにしてはかなり面倒見が良い方で、ローグがミズ・マーベルをコピーしたために正義に目覚めX-MENに入ろうとした時も、
プロフェッサーXが洗脳したせいじゃないかと疑って義理の娘を取り戻しに来た
(これだけ聞くと事実無根の言いがかりだと思うかもしれないが、プロフェッサーなら本当にやりかねないことである
 実際、後付けされた後に判明したことだがウルヴァリン教授に洗脳されてX-MEN入りしている)。
結局、ローグの意志と幸せを第一に考え、X-MENに託して帰っていった。

能力は、肉体操作による他者のコピー
全身の細胞を操作することで体型や性別や外見を変更することができる。誰かそっくりになることも可能。
ただし、極端に体のサイズが異なる場合は無理だし、能力のコピーまではできない。そのためプラズマライフルなどの武器を用いる。
その一方で服や小物ぐらいなら一緒に作ることができるなど、謎も多い。
いわゆる「シェイプシフター(変身能力者)」であり、
外見の偽装だけでなくヒーリングファクターや不老長寿、格闘技の習得など様々な能力をこの変身の応用でこなせる。
後にトードを庇って放射線に被曝したために能力がさらに進化し、
翼やかぎ爪、熱感知視覚や生体鎧ぐらいなら作れるようになった。
作品によっては最初から動物や鳥に変身できる場合もある。


+ 実写映画版
映画版では初期三部作でレベッカ・ローミン氏が、それ以降はジェニファー・ローレンス氏がミスティークを演じている。
特徴的な外見は特殊メイクで再現され、セットするのに9時間という恐ろしい手間をかけて撮影された
(二作目以降改善が図られたがそれでも7時間)。
その便利屋にも程がある能力と高い人気から、映画版三部作でもマグニートー一味の裏方役として全編通して大活躍している。
変身による潜入や撹乱は勿論、戦闘でも徒手空拳だけなのに異常に活躍していた。
しかし最後はマグニートーを庇ってキュアを受けて人間に戻ったために見捨てられ、
その報復として本拠地の位置を自白する(しかもそれすらマグニートーは計算済み)という哀れなものであった。
二作目に登場したナイトクロウラーとは親子という設定は採用されなかったようで、会話シーンが一度あるのみ。
「誰にでも化けられるなら普通の人間として暮らせるんじゃないか?」というナイトクロウラーの問い掛けに対し
(ナイトクロウラー本人は至って善良な人物だが、奇怪な容貌のため迫害に苦しんできた)、
ミスティークは青い肌を恥じることなく「それは間違いだから」と答える。
短いながら作品のテーマを伝える重要なカットだと言えるだろう
(余談ながらナイトクロウラーを演じたアラン・カミング氏はバイセクシャルであり、
 2007年には男性のパートナーと同性婚を挙げている)。
さらに前日譚にあたる『ファースト・ジェネレーション』ではメインヒロインにまで起用されている。
当初は共にミュータント能力の研鑽をしたハンク(=ビースト)と恋仲になるものの、
姿形のコンプレックスを受け容れられないハンクとはやがて必然の破局を迎え、
自分のありのままを受け容れると囁く若きマグニートーと共に彼等の前から姿を消す。
『フューチャー&パスト』ではセンチネルを生んだボリヴァー・トラスク博士を殺さなかったことで歴史を変え、
前までのシリーズで死んだメンバーを復活させ世界を救うという偉業を成し遂げた結果、
悪役どころかX-MENのリーダー的立場にまで躍進を遂げる。

別人化かつチョイ役化してしまいむしろ出ない方が幸せだったのではないかというキャラが多い映画版の登場人物の中では、
屈指の好待遇を受けているキャラの一人である。

上記の様に、X-MENのナイトクロウラーの実の親であるのだが、相手方はアザゼルという過去に異次元に追放されたミュータント。
+ 当初に考えられていた設定
最初に考えられていた設定では相手方はディスティニー(本名アイリーン・アドラー)という女性
両思いであり、子供を作るために能力で一時的に肉体を男性に変えたという設定だったが、
1970年代のマーベルコミックスの倫理規定(ゲイバイセクシュアルはNG)に引っかかっていたため、公式設定になることはなかった。

国産ゲームではコナミが発売したベルトスクロールアクション『X-MEN』のステージ7ボスとして登場。
ただし、同作ではマグニートーの姿で登場する所謂「偽物キャラ」としての登場で、
偽マグニートーを撃破すると初めて正体が彼女だと分かる、という展開になっている。
この関係か、キャラクターのアニメーションはほぼ全てがステージ8で最終決戦することになるマグニートーのコンパチ。
即ち、彼女自身にはほとんどグラフィックが用意されていないという……。
国産ゲームへの初出演の割には不遇と言わざるを得ないだろう。


MUGENにおけるミスティーク

MUGENでのミスティークは全て他キャラクターの改造モデルを使用している。というかコナミ版スプライトの流用はどう考えても無理だろ常識的に考えて…

+ madcook氏製作
  • madcook氏製作
まだベータ版であるため技数は少ないが、基本的な動作は一通り積んでいる。
他のキャラクターに変身して攻撃する技が使えるが、現在はサイクロップスビーストコロッサスのみ。
飛び道具を持っていないため、近距離から中距離で戦うと良い。

+ ZVitor氏製作
  • ZVitor氏製作
2010年末に公開されたミスティーク。
こちらはメイン武器が銃となっている。他にナイフも使う。
当て身投げで相手の姿に変身し、相手の通常技で反撃するという高度な技術を搭載している。
自分自身(同キャラ戦)に対してこの技を使うと実写映画版の姿になり、蹴りで反撃する。
超必殺技ではマシンガンを乱射するなどの武器攻撃、そして実写映画版の全裸+ショートヘア姿に変身して突進し乱舞を繰り出す技を持つ。

AIもデフォルトで搭載されており、並~強ランクに程よい強さを持っている。
Mammalman氏による外部AIも公開されており、NormalとHardの2段階に加え、コンフィグでさらに細かく調節可能。
こちらを導入すると強さのランクがやや上昇する。
紹介動画(公開先へのリンク有り)
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Mammalman氏AI

出場大会



最終更新:2022年04月16日 23:52