ミスティーク

「チャールズは見た目が普通だから、わたしたちのことはわかんないのよ」

アメリカのマーベルコミックスの人気シリーズ『X-MEN』に登場するヴィラン(悪役)。
1978年に初登場し、以降も人気キャラとして度々登場している。
全身真っ青な肌が特徴的だが、それと目つきが怖いことを除けばかなりの美人さんである。
IGN社のヴィランランキングでも18位という高順位をキープしている。

本名はレイヴン・ダークホルム
国籍や詳しい出自は不明だが、20世紀の初頭からすでに活動していたらしい。
マグニートーの片腕として多くのミュータントを勧誘する立場についた。
パイロを勧誘したり、ローグの親代わりとなったり、セイバートゥースとの間に一児をもうけたり、ナイトクロウラーの実の親だったりと、
多くのキャラクターとも関わっている。
性格もヴィランにしてはかなり面倒見が良い方で、ローグがミズ・マーベルをコピーしたために正義に目覚めX-MENに入ろうとした時も、
プロフェッサーXが洗脳したせいじゃないかと疑って義理の娘を取り戻しに来た。
(これだけ聞くと事実無根の言いがかりだと思うかもしれないが、プロフェッサーなら本当にやりかねないことである
 実際、後付けされた後に判明したことだがウルヴァリン教授に洗脳されてX-MEN入りしている)
結局、ローグの意志と幸せを第一に考え、X-MENに託して帰っていった。

能力は、肉体操作による他者のコピー
全身の細胞を操作することで体型や性別や外見を変更することができる。誰かそっくりになることも可能。
ただし、極端に体のサイズが異なる場合は無理だし、能力のコピーまではできない。そのためプラズマライフルなどの武器を用いる。
その一方で服や小物ぐらいなら一緒に作ることができるなど、謎も多い。
最近になってトードをかばって放射線に被曝したために能力がさらに進化し、
翼やかぎ爪、熱感知視覚や生体鎧ぐらいなら作れるようになった。

+実写映画版
映画版ではレベッカ・ローミンがミスティークを演じ、メイン三部作全てに登場している。
特徴的な外見は特殊メイクで再現され、セットするのに9時間(二作目以降改善が図られたがそれでも7時間)
という恐ろしい手間をかけて撮影された。
その便利屋にも程がある能力と高い人気から、映画版三部作でもマグニートー一味の裏方役として全編通して大活躍している。
変身による潜入や撹乱は勿論、戦闘でも徒手空拳だけなのに異常に活躍していた。
しかし最後はマグニートーを庇ってキュアを受けて人間に戻ったために見捨てられ、
その報復として本拠地の位置を自白する(しかもそれすらマグニートーは計算済み)という哀れなものであった。
二作目に登場したナイトクロウラーとは親子という設定は採用されなかったようで、会話シーンが一度あるのみ。
「誰にでも化けられるなら普通の人間として暮らせるんじゃないか?」 というナイトクロウラーの問い掛けに対し、
(ナイトクロウラー本人はいたって善良な人物だが、奇怪な容貌のため迫害に苦しんできた)
ミスティークは青い肌を恥じることなく 「それは間違いだから」 と答える。
短いながら作品のテーマを伝える重要なカットだと言えるだろう。
(余談ながらナイトクロウラーを演じたアラン・カミングはバイセクシャルであり、
 2007年には男性のパートナーと同性婚を挙げている)
さらに前日譚にあたる『ファースト・ジェネレーション』ではメインヒロインにまで起用されている。
当初は共にミュータント能力の研鑽をしたハンク(=ビースト)と恋仲になるものの、姿形のコンプレックスを受け容れられないハンクとはやがて必然の破局を迎え、
自分のありのままを受け容れると囁く若きマグニートーとともに彼等の前から姿を消す。

別人化かつチョイ役化してしまいむしろ出ない方が幸せだったのではないかというキャラが多い映画版の登場人物の中では、
屈指の好待遇を受けているキャラの一人である。

上記の様に、X-MENのナイトクロウラーの実の親であるのだが、相手方はアザゼルという過去に異次元に追放されたミュータント。
+当初に考えられていた設定
最初に考えられていた設定では相手方はディスティニー(本名アイリーン・アドラー)という 女性 。
両思いであり、子供を作るために能力で一時的に肉体を男性に変えたという設定だったが、
1970年代のマーベルコミックスの倫理規定(ゲイバイセクシュアルはNG)に引っかかっていたため、公式設定になることはなかった。

国産ゲームではコナミ版『X-MEN』のステージ7ボスとして登場。
ただし、同作ではマグニートーの姿で登場する所謂「偽物キャラ」としての登場で、偽マグニートーを撃破すると初めて正体がミスティークだと分かる…
という展開になっている。
この展開の関係か、キャラクターのアニメーションは全てがステージ8で最終決戦することになるマグニートーの流用。
すなわち彼女自身にはほとんどグラフィックが用意されていないという…
国産ゲームへの初出演の割には色々不憫なキャラクターと言わざるを得ないだろう。


MUGENにおけるミスティーク

MUGENでのミスティークは全て他キャラクターの改造モデルを使用している。というかコナミ版モデルの流用はどう考えても無理だろあれ。

  • madcook氏製作
まだベータ版であるため技数は少ないが、基本的な動作は一通り積んでいる。
他のキャラクターに変身して攻撃する技が使えるが、現在はサイクロップスビーストコロッサスのみ。
飛び道具を持っていないため、近距離から中距離で戦うと良い。

  • ZVitor氏製作
2010年末に公開されたミスティーク。
こちらはメイン武器が銃となっている。コピー能力はあまり使わないようだ。
簡易AIも搭載しているが、ちょっと弱く感じる。

出場大会