トールギス


「ガンダムに勝てる…このトールギスなら!」

  • 形式番号:OZ-00MS
  • 頭頂高:17.4m
  • 重量:8.8t
  • 装甲材質:チタニュウム合金(小説版:ガンダニュウム合金)
  • 武装:ドーバーガン、ビームサーベル×2、シールド

サンライズ製作のTVアニメ『新機動戦記ガンダムW』に登場するモビルスーツ。
『ガンダムW』世界における全てのMSの原型となった機体。
後にガンダムタイプを開発する5人の技術者、そして推進器技術の権威ハワード博士を加えた、
科学者グループによってA.C.(アフターコロニー)175年頃に設計図が完成、機体の製作が開始された。

本機は「重装甲の機体を大推力で制御する」というコンセプトで開発され、一瞬で15G以上まで加速する推力や極超音速の域を軽く踏み越える速力から、
ジェット戦闘機を軽く超える速力を持つ量産型空戦用MS「エアリーズ」を僅かなスロットルにより軽く振り切る加速力と、
同機の3倍以上の旋廻力による鋭角的な超機動等もあり、エアリーズがどれほど攻めても餌食にするノベンタ砲でもあまりの速さに捕捉出来ない等、
およそ通常の人間では扱えないであろう事が予見された。
加えて、作中では異常なまでに頑強である事が描写されており、トーラスの対要塞用のビーム砲の直撃や、
下記のオットー特尉が圧死する程の速度と加速での激突等、通常のMSであれば致命傷となる衝撃をまともに受けても外装には全く傷が付いておらず、
20年前のものかつガンダニュウム合金を使っていない機体でありながら、各ガンダムに匹敵する性能を持っているというのは間違いないだろう。
またパワー出力も相当なもので、水中用MSのキャンサーを素手で真っ二つに引き裂く怪力ぶりも披露している。

ただし「実際の運用においてはそこまでの性能は不要」「1つの機体に多くを望んで大型化した機体サイズは以降のMSの規格とするには不適当」
などの理由で、試作機1機の完成と数機分の予備パーツの製造を以って計画は中断された
(一応、トールギスは1stガンダム並みの大きさであり、それ以外の機体は小型MSより一回り大きい程度であって、
 一年戦争期第二次ネオ・ジオン抗争期のようなサイズ差ではないが)。
しかしこのMS「トールギス」の設計を素案に、機体の簡素化とスケールダウン、生産性の向上を目指した新たな標準機の開発が行われ、
原型機トールギスに先んじて、量産型MS OZ-06MS「リーオー」シリーズが誕生。
以後、このリーオーを基準として派生機の開発が行われる事になる。
このため、本機は「プロトタイプ・リーオー」とも呼ばれており、ガンダムと似た意匠のフェイスの下が、
リーオーと同様の四角形状センサーとなっている事からもそれが見て取れる。
トールギスを開発した技術者達は、その後連合の方針に反発し脱走、さらに自身らの理想を追求したウイングガンダムゼロ
そして反連合組織で5体を設計する事となる。

名称の由来は降霊術師(Theurgist、テウルギスト、サージスト)から。
しかしスペルが「TALLGEESE」だったので放送当時は「Tall Geese=背の高いガチョウ」と勘違いされたりもした。
当然こっちのギースとも関係ない。
なお、TV版ではメインブースターは肩アーマーに接続されているが、EW版では背部側面に接続されたアームを介したものとなっている。

+ アビリティレベル
アビリティレベル(リーオーをオールレベル100として換算)
  • ファイティングアビリティ:レベル100
  • ウエポンズアビリティ:レベル110
  • スピードアビリティ:レベル150
  • パワーアビリティ:レベル130
  • アーマードアビリティ:レベル120

+ 武装
トールギスの武装は、全てが後のリーオーにも採用された装備である。

  • ドーバーガン
右肩アタッチメントにマウントされた大型火砲。
MSの全高を超える銃身長を持ち、直撃すればガンダニュウム合金に対しても有効打を与える事が可能。
その分、その他の武装に比べやや高価なため、供給数は多くはない。
威力に比例して発砲時の反動も大きく、更にそのサイズもあって基本的には両手持ちでの運用される。
また、命中精度を上げるため、敢えて旧式のマズルブレーキを採用している。
トールギスは片手で使用可能。
設定上はビーム弾と実体弾の2通りがある模様(トールギスはビーム弾の様である)。

  • シールド
左肩アタッチメントに装備された円盤状シールド。
表面には鷲をモチーフとしたエンブレムがあしらわれている。

  • ビームサーベル
シールド裏に2基格納された格闘武装。


劇中での活躍

地中海・コルシカ基地の倉庫にて、未完成状態で20年間放置されていたが、第3話でOZのワーカー特士によって発見される。
その後、地球に降下したガンダムタイプに比肩し得るMSを求めていたゼクス・マーキス特尉(CV: 子安武人 )に譲渡され、
第34話で失われるまで彼の愛機として活躍した。

テストパイロットはゼクスの部下であるオットー特尉が務めた。
トールギスの旋回性能がエアリーズの3倍以上に達する等のデータを残したが(最高速度に至っては計測不能)、
本機の初陣後負傷したゼクスに代わり無断で出撃したオットーは、勝利と引き換えにG負荷によって命を落とす事となった。
普通の人間に比べれば訓練である程度のGには慣れてはいたであろうゼクスも、
当初は搭乗する度に吐血する程の過酷な状況に苦しめられる
(なお、ゼクスはこの加速性能を「殺人的な加速」と評した)。
しかし、彼は遂にはこの機体を制御し、南極におけるヒイロのガンダムヘビーアームズとの一騎打ちでも互角の戦いを繰り広げた。
ゼクスが宇宙に上がってからは多数のモビルドール部隊を相手に互角に渡り合ったが、
この頃から、ゼクスの反応速度にトールギスの性能が追いつかなくなる。
最後はゼクスがウイングガンダムゼロへ乗り換える時間を稼ぐため、トーラス複数機を道連れに自爆させている。

漫画『敗者たちの栄光』ではバーニアの位置が変更されるなどのデザイン変更がされたほか、大型ヒートランス「テンペスト」といった追加武装が登場。
宇宙に上がってからは、スラスターがウイングガンダムゼロカスタムのものを思わせるウイングバインダーに換装された
「トールギスF(フリューゲル)」となった。その機動力はガンダムデスサイズヘルに匹敵する。
こちらではゼクスの反応速度に追い付かないといった描写は無いものの、長年コルシカ基地に死蔵されていた為、
地中海からの潮風によりあちこちの部品が傷んだ状態となっており、ハワードの判断によりオーバーホールという形で封印。
その後、半壊状態で回収されたウイングガンダムプロトゼロに上記のバインダーを移植し、本作上のウイングガンダムゼロとなった。

『EPISODE ZERO』で語られた張五飛の過去において、
後のゼクス機とは別のトールギス「トールギス始龍(シロン)」が登場している。
『敗者たちの栄光』では色が濃紺、頭部がリーオーの新デザインが設定された。
L5コロニー防衛のため、老師Oの手によってシェンロンガンダムに先行して建造されたこの機体には、
L5コロニーがOZによる襲撃を受けた際、張五飛の婚約者であった竜一族の当主の孫、竜妹蘭が搭乗し、
Gに耐えられず命を落としてしまっており、機体の方もリーオーの特攻からシェンロンを庇って失われている。

なお、アニメの設定書ではリーオー同様に首は回らない構造に見えるが、トップ画像の通り劇中やプラモデルでは旋回可能になっている
(リーオーも設定画やプラモデルでは首と胴が一体構造のようだが、劇中では同じ位置で旋回している描写がある)。

TVシリーズ終盤では世界国家軍元帥に就任したトレーズ・クシュリナーダが、
ゼクスのトールギスの予備パーツを用いて組み上げられた「トールギスII」に搭乗している。
この機体は頭部がよりガンダムタイプに近いフェイス形状となり、
胴体やバックパック、シールドのカラーがブルーに変更された以外は、ゼクス機と全くの同型機である。
劇中では地球軍の陣頭に立ってゼクスことミリアルド・ピースクラフト率いるホワイトファングと交戦し、
幾多のビルゴIIを撃破した後に、五飛のアルトロンガンダムと一騎打ちに臨む。

「貴様のために、何人の人間が死んだと思っているんだ!」
「…聞きたいかね?昨日までの時点では、99822人だ」

この手の質問に素で答えた人間はそうそう居ないであろう。
更にこの後のやりとりから判明するが、この御仁、死んだ人間の名前を全て暗記している。正にエレガント。
+ さらに…(『スパロボ』ネタバレ注意)
『第2次スーパーロボット大戦Z再世篇』では、人数が上記の数の人数の10倍近く増えているにも拘らず、ちゃんと覚えているようだ。
エレガントにもほどがある…。

もちろん五飛は素で答えられる事など想像しておらず、MS戦で勝っても敗北感に苛まれる事となる。

ファイティングアビリティで見れば、量産機と大差ない機体で(と言っても本作のアビリティレベルはあまり参考にならないのだが)、
最強クラスのアルトロンガンダムを相手に接近戦を中心とした戦闘で互角以上に渡り合うも、最後はツインビームトライデントで胴体を貫かれ撃破されている。
…どうも五飛は青いトールギスと関わる宿命らしい。
ちなみにときた洸一氏の漫画版では、トールギスIIではなく「ブラック・トールギス」として登場している。名前の通り色は黒。
細かな部分はシーンごとに一定しないが、トサカを除いてトールギスの配色を反転したような配色である。
ときた氏に設定資料が間に合わなかったとの事で、放映直前当時の雑誌記事にもこの名前で紹介されており、
これはトールギスIIの初期案だったようだ(これに限らず、漫画版は初期設定の名残と思える描写がある)。

OVA『Endless Waltz』では、トールギスIIと共に製造された発展型の「トールギスIII」が登場。
「火消しの風(プリベンター・ウィンド)」を名乗るゼクスが搭乗した。
こちらはドーバーガンの代わりにメガキャノンを装備し、シールドはガンダムエピオンのものと酷似したヒートロッドを備えたものとなっている。
また、小説版によるとビームサーベルもガンダムが用いていたものと同出力になっているという。
こちらはゼクスの反応速度についていけないという描写はないので、その辺りも手を加えている可能性がある
(OSがエピオンシステムの試作品という設定も存在する)。
ちなみにこの三番目の機体の出所は媒体によって異なる。
登場後しばらくは情報が錯綜し、エピオンの試作型として先んじて作られたという説や、
トレーズがゼクスとの決戦時に渡すために作らせたなどという説まで現れた。

また、『機動戦士ガンダム00』に登場するグラハム専用ユニオンフラッグカスタム(通称「カスタムフラッグ」)も高機動性を実現したが故に、
パイロットに殺人的なG負荷がかかるという設定で、トールギスを彷彿させる設定となっている(『00』は『ガンダムW』を彷彿させる点が散見される)。
パイロットのグラハム・エーカーも当初はややGに苦しむ程度だったのだが、マジギレして本気を出した際は吐血してしまっている。

+ SDガンダムにおける活躍
IかIII準拠の差で陣営が異なり、敵の場合はヴァイエイトとメリクリウスを引き連れて中盤辺りに登場する事が多く、
『SDガンダムフォース』ではプラモ化が実現したが、ガンダムではないためほぼサブキャラ止まりだった。

そんな中、三国志の世界を基にした『SDガンダム三国伝』では、なんと呂布として登場。モチーフはトールギスIIIがメインだが。
第一部の大トリとして、バイクに変形する赤兎馬等が付属した豪華ボリュームのプラモデルが発売され、
劇中でも劉備曹操孫権と並んで四神を模したパワーアップ形態が与えられるなど、過去のシリーズに無い大幅な優遇措置が与えられた。
ただ、パワーアップ形態のモチーフは元のMSがサポートメカ・追加パーツと合体した形態という縛りがあるのだが、
トールギスにはそんなものはないためか、呂布の場合天玉鎧(召喚される追加パーツ)の上に乗るだけである。
そのままクラッシュイントルードみたいな技かますしこれってテッカマンブレードのペガス…
まあSDガンダムで他作品のネタを取り入れるのはよくある事だけど。無印テッカマンな銀河貴公子シルバクラスターとか

「魂ィィィィ!!」


だが外伝漫画では貂蝉キュベレイ相手にここでは書きづらい行為をやらかした
エレガントもへったくれもない

SDガンダム外伝の第7シリーズ『鎧闘神戦記』では、電光騎士ゼクスが乗る機兵「雷迅機トールギス」として登場。
理想世界をもたらす神を求めて考古学者トレーズが発掘した古代の神バロックガンによって、力を与えられた3体の機兵の1体。
他2体の機兵は「熾炎機ヴァイエイト」と「瀑水機メリクリウス」。
3体で敵を囲む事で石化させる能力を持ち、前作のシャッフル神機5体を各地で石化していった。
第2弾では神からさらなる力を与えられて「雷迅将トールギス」にパワーアップ、
さらにヴァイエイトやメリクリウスと三機合体して「重将ギガトールギス」になった。
第3弾では敵組織の総帥の座を追われたトレーズが、
雷迅将トールギスの残骸から新たな機兵「麗機エレガントールギス」(トールギスIIがモチーフ)を作り上げて自ら乗り込み、
「騎士エレガント・レーズ」という偽名で味方として登場。
一方、トールギスの操者だった電光騎士ゼクスは新たな総帥になり、神の力で騎士ガンダムエピオンに変化、
さらに機兵サイズの鎧闘神エピオンへと巨大変身(ソウルアップ)する能力を得た。
最終弾では、騎士ガンダムエピオンの洗脳が解けて主人公「守護天使ヒイロ」の兄「守護天使ミリアル」としての意識を取り戻し、
スペリオルドラゴンの力で神風騎士ウインド(トールギスIIIがモチーフ)に変化。
バロックガンに取り込まれた「天使リリーナ姫」を弟と共に救出した後、融合(ソウルユナイト)を果たして超鎧闘神ウイングとなり、最終決戦に突入する。
また、麗機エレガントールギスも四博士によってヴァイエイトとメリクリウスも組み込んだ3人乗り機兵「皇機ブリリアントールギス」へと改修され、
最終決戦時も味方としてシャッフル神機5体や守護機神4体と共に参戦。超鎧闘神ウイングを援護した。

SDコマンド戦記の後継作である『Gチェンジャー』では、物語後半の敵組織リーダー「キャリバートールギス」として登場。
惑星Gアースの連邦軍の宇宙軍デス・スペーシーズの指揮官。
人々を洗脳して軍を私物化するジェネラル・デスマスターガンダム&配下の陸軍・海軍・空軍をたった5人の主人公チームが打倒した後、
宇宙軍の5人の精鋭を率いて、反逆者として指名手配されている主人公達を抹殺するため現れた。
実は、ジェネラルマスターガンダムを煽動した黒幕「デビルエピオン」の腹心であり、
凶行に及んだジェネラルマスターガンダムを主人公達に倒させるのも計画の内であった。
これまで主人公達を鍛え導いてきた謎の人物「シャドーシュピーゲル」の正体も彼である。
そしてデビルエピオンは空白化した権力を人並み外れたカリスマ性によって掌握していった。
用済みになった主人公達の始末も彼に任されていたが、デビルエピオンがただの野心家ではない邪悪な本性を秘めている事に気付き主人公達と和解。
11人でデビルエピオン&Gアース連邦軍に立ち向かった。

+ 『ガンダムビルドファイターズ』における活躍
『ガンダムビルドファイターズ』ではアメリカのガンプラファイター、グレコ・ローガンのガンプラとして、
トールギスの改造機「トールギス・ワルキューレ」が第8話に登場。
こちらは色がホワイトからモスグリーンになり、トールギスIIIの装備であるメガキャノンを装備している。

(以上、Wikipediaより一部転載、改変)

上記の通りトールギスの主なパイロットは、ライバル役であるゼクス・マーキスが務めている。
彼自身もこの機体に非常に強い愛着を持っており、トールギスを失った際にはそれを悼む発言を残した。
直後にウイングゼロに乗り換えると途端に大ハッスルした?何の事かな
また、第一話からリーオーでウイングガンダムを相討ちとはいえ撃墜するなど、操縦技術は非常に高い。
更に正式に軍人としての訓練を受ける事で戦略眼を養っている上に、亡国の王子であるというカリスマ性から、
指揮官及び指導者としても有能。…とまぁシャア・アズナブルのオマージュが多分に含まれたキャラクターであるが、
シャアと比べると生真面目な節が散見される。と言うか精神まで完成されすぎて完全に「迷いを捨てたシャア」
TV版におけるゼクスの行動は1st~『逆襲のシャア』を詰め込んだ感じだが、
最後に私情を口に出し始めたシャアと違い、ゼクスはあくまで大義に準じていた辺りも真面目。
また、女性関係でも数多の女性と関わり、浮き名を流したシャアとは逆に、
仕官学校時代の同期(シャアで言えばガルマポジション)であるノイン一筋だった辺りも真面目。
ちなみに初期設定によるとニュータイプだったらしい。
それが反映された漫画版では中盤で、ゼロシステムを操れるのはNTのみという会話があり、
ゼクスはNTであると明言されていたが、結局初期設定消滅の影響を受けてそれっきりニュータイプなんて単語は出なくなったが
(単行本では「ニュータイプ」の単語は「エースパイロット」に差し替えられている)。

しかし真に恐るべきは、ゼクスが19歳であるという事。1st時点のシャアどころか、ドモンより年下である。おかしいですよ!
とてもそうは見えないし、彼の行動はとても19歳ができるものではない……。*1

『ガンダムエース』連載の小説『Frozen Teardrop』ではノインとの間に娘と息子がいる。
訳あって彼と同じ顔に整形したノインの実兄に「ミリアルド・ピースクラフト」を騙られたり、
「ガンダムエピオンを駆るゼクス・マーキス」のホログラムを独立勢力の旗印にされたりしていて、
本人は「キュレネの風」と名乗りアンチMDシステムを持つ後継機トールギスヘブンを駆っている。
シャアほどではないが名前が多い所も共通している。


格闘ゲームにおける性能

SFCソフト『新機動戦記ガンダムW ENDLESS DUEL』にて登場機体の一体として登場。
接近戦に優れた近距離型パワーキャラで、かなり出の早い弱武器攻撃や→+強パンチ攻撃、
下に向かっての攻撃判定が強い、空中↓+強パンチ攻撃などが強力。
遠距離においてもドーバーガンやMSスラッシャーの性能が良いので、距離に関係なく戦える扱いやすいオールラウンダーである。
ホバリング性能は高く、長い間空中に留まる事が可能。

+ 必殺技性能
必殺技性能
  • ドーバーガン
ドーバーガンから弾を発射して攻撃。
弱で2発、強で5発放つ。
強は出が速く、削り性能も高いので牽制として十分な効果を持っており、使うなら強で使いたい。
空中で出すと斜め下に向かって弾を発射。

  • ブーストクラッシュ
バーニアを噴射して斜め上に体当たりする対空技。
判定はとても強いが着地後にスキを持つので、当たらなかった場合はブーストキャンセル必須。

  • リーサルハンティング
相手を掴んでパワーボムで攻撃する打撃投げ
弱では出が遅いので使うなら強を出したい。
立ちBからのキャンセルがおすすめ。

  • MSスラッシャー
超必殺技
ビームサーベルから巨大な衝撃波を出して相手を切り裂く。威力は低め。
非常に出が早いので暗転を見てからガードするのは難しい。
ダウンしている相手にもヒットするので、相手を転ばせた後に即座に発動して追い討ちを掛けたい。
ガードキャンセルとしても非常に優秀。相手の飛び道具をガードした即座に出してもOK。

+ その他のゲームにおけるトールギス
『スーパーロボット大戦』シリーズでも後継機共々、度々登場している。
原作設定上、味方になる事も敵になる事も多い機体だが、初代とIIは敵、IIIは味方である事が多い。

味方として運用する機会の多いトールギスIIIは、近距離、遠距離に対応可能な武装とMAP兵器を備え、
ゼロシステムが無い事以外はウイングガンダムゼロカスタムに匹敵する能力を与えられている。
また、『スーパーロボット大戦L』では、パートナーユニットに宇宙適応と移動力を付与する機体ボーナスがあったため、
火消しのスラスターモジュール などと呼ばれ、宇宙適応が低いユニットのパートナー要員として重宝された。

『スーパーロボット大戦α』では、フラグを立てる事でトールギスIIIが入手可能。
未改造でHPが2万もあるという敵ユニットの性能のまま自軍に加わわるため、スーパー系を含め自軍ユニットでトップクラスの耐久力を持つ。
『ガンダムW』系パイロットを乗せて「自爆」を使えば2万ものダメージを叩き出す事も可能であった。
なお同作にはトールギスIIも登場するが、ロボット図鑑にて「全長17.4mm」と誤記されていたりした。ガシャポン版SDよりも小さいぞ!

ちなみに『第2次スーパーロボット大戦Z』において『ガンダムW』と『ガンダム00』が共演するにあたり、
前述したグラハムとゼクスは「ガンダムを追う者」「主人公のライバルの美形キャラ」同士として、
(所属する国は違えど)親交を深めている。

前述の『SDガンダム三国伝』が参戦した『スーパーロボット大戦UX』では、
敵対時に呂布トールギスのHPが30%以下になると、精神コマンドの「魂」が掛かる。
「魂」は「一度だけ攻撃力2.5倍」と言うダメージブーストなのだが、精神コマンドが充実してない初登場時からやらかしてくる。
もちろん味方ユニットの装甲も強化しきっていない時期なので、無策で「魂」を掛けさせるとヒドイ事になってしまう。
17:52から「魂ィィィィィ!」

条件を満たすと貂蝉キュベレイ共々仲間になり、他の天玉鎧持ちとの合体攻撃もある。
「三候の魂」の代わりにHPが半分以下になると「魂」がかかる「修羅の魂」を持つ。もちろん素で「魂」を修得する。
このため最大火力は「三候の魂」を持ち、「魂」を修得する劉備と曹操に譲る事に。孫権?「勇気」ならあるよ
ちなみに彼の加入シーンは名場面……ではあるのだが、他のキャラの加入条件も満たしている場合、
エイサップとサコミズの合体攻撃で締める所をトドメを刺せず、呂布がトドメを刺す形となり、
更に「君は僕に似ている」をBGMに、歌詞を引用しながら石神を説得する場面が、
直前のSDガンダム勢の合体攻撃BGMである「三璃紗神話」で上書きされるという、名場面ブレイカーにもなっている。

『スーパーロボット大戦OE』では、珍しく初代トールギスが味方として参戦する。
機体性能はウイングゼロとほぼ横並びで防御力が劣る程度、リアル系ユニットとしては標準的な能力だが、
主力武器のドーバーガンが「気力制限無し、移動後使用可能、長射程、高威力かつ貫通と対大型属性あり、威力の割に低燃費」とやたら高性能。
本作は耐久力が高い大型雑魚敵の群れと交戦する機会が多く、包囲によりダメージが上昇するシステムもあるので、
気力上げの必要が無く、安定した高火力で敵を捌ける上にMAP兵器まで持つトールギスは屈指の強ユニットである。
おかげでヒイロとの一騎打ちシーンではウイングゼロが呆気なく撃墜され、ツメスパロボ同然の戦いを強いられ唖然としたプレイヤーも多いはず

戦闘デモ
『α』版
『第2次Z』版

ガンダム作品オールスターが登場する戦略SLG『Gジェネレーションシリーズ』では、
ほぼ全作品共通で「機動性・移動力に優れたオールラウンダー」という位置付けになっている。
もちろん、殺人的加速でパイロットが死亡する事はない。
また、多くの作品で設定通り5機のガンダムや、上位機種であるトールギスII・IIIを開発・設計する事ができるため、
発展性の高さもお墨付き。多くの場合は序盤で入手できるリーオーから開発出来るので入手性も高い。
なお冒頭で記されているようにトールギスからリーオーが作られたので開発というより先祖返りである。
(開発によって上位の機体に組み替えていくGジェネのシステム上仕方無い事だが。)
『WORLD』ではドーバーガンが実体属性とBEAM属性を撃ち分け可能になり、攻撃面の隙が減った。
更に、『SDガンダム三国伝』の呂布トールギス(パイロット)を搭乗させる事で専用機である「呂布トールギス」に変化。
見た目や武装は完全に別物となり、威力の高い格闘武器と必殺武器のみというモビルファイターのような構成。
射程が短いという欠点はあるものの、機体・パイロットともに能力が高水準かつ非常に相性が良いためこちらも強力なユニットである。
『三国伝』系ユニット共通の気合の入った戦闘アニメは一見の価値あり。

『ガンダムvs.』シリーズにおいては、『ガンダムvsガンダムNEXT』『GUNDAM VERSUS』に参戦。
また、『EXTREME VS』よりトールギスIIIが、『EXTREME VS. マキシブースト』にてトールギスIIが参戦。
+ 『vs.シリーズ』での扱い
『ガンダムVS.ガンダムNEXT』ではガンダムやF91と同様のコスト2000機で参戦。
「中コスト帯の射撃寄り万能機」という特性を与えられている。
特徴的なのは、ブーストボタンで発動する「スーパーバーニア」であり、
トールギスは本作の特徴である「ネクストダッシュ」と呼ばれる殆どの動作をダッシュでキャンセルできるシステムを持たない代わりに、
スーパーバーニアという特殊な移動システムを搭載している。
SBはブーストボタン一つで殆どの動作をキャンセルして8方向に移動する事ができ、
トールギスはそれだけでなく、上昇・下降でも行動をキャンセルする事ができる。
このSBのおかげでトールギスの機動性能は2000帯中トップクラスに位置しており、
SBを絡めてのトリッキーな機動は、他の機体には真似できない強力な武器となっている。
反面武装には秀でたものは少なく、判定は太いが発生が遅く銃口補正も弱いドーバーガン、
スタンを誘発し爆発すると一定時間爆風が残留するミサイル、中距離戦のダメージソースであるドーバーガン照射、
アシストで召喚するエアリーズのミサイルなど豊富ではあるのだが、
どれも一概に優秀とは言えない性能であり、加えてトールギスはロック距離が短い。
格闘も低コスト級の性能で、当てていけるような格闘は少ない。
スーパーバーニアを含めて色々と癖のある機体であり、原作通り「じゃじゃ馬」としてプレイヤーを振り回す機体である。
「トールギスは相方ゲー」とも呼ばれるくらいタイマンや近距離での乱戦を苦手としており、
いかにして相手を近付かせず、かつ相方に合わせて動くかがどうかが勝利の鍵を握っている。
その特異な操作方法と圧倒的機動力に振り回され、
この機体にはじめて触れる人は、SB連発>気付けばブースト残量空で無防備に自由落下&着地硬直を晒すというミスをやらかすのがお約束になっている。
勝つためには他機体よりも習熟は必要だが、慣れれば手数に秀でた支援機として、ゼクスの台詞通り「ガンダムに勝てる」強さを発揮するだろう。
そしてその機動力の高さや持っている射撃武装はNEXTのゲームで低コストに求められるものとしてマッチしており、
機体の評価はコスト2000の中では上位5機の中に入る高評価となっている。
余談だが、要であるSB使用時一定確率で「殺人的な加速だ!」とゼクスが叫ぶため、
ただ移動するだけで「サツジンテキナカソクダ!」と連呼するゼクスを見る事ができ、度々ネタにされる。
さらに余談だが、この作品ではガンダムエピオンターンX、アカツキが参戦しているため子安祭りができる。
1人プレイではこの子安氏搭乗機が総出演したステージも出てきたが、こちらはネタに反して同作屈指の難関として知られる事にもなった。

『EXTREME VS』ではトールギスがリストラされた(というかTV版『ガンダムW』枠自体が消滅した)が、
EWよりトールギスIIIがオンラインアップデートにより参戦。Ζガンダムゴッドガンダムなどと同じコスト2500機。
稼動当初から機体ごとの出撃前ムービーで姿を見せてはいたものの、登場は稼働から約半年後と遅い参戦となった。
そのムービーでは、ゼロカスタムと背中を合わせてローリングバスターライフルをするなどはっちゃけているので必見。

機体としては準高コストに昇格した事もあり、前作とは打って変わって格闘から射撃まで器用にこなす高機動型のオールラウンダーに仕上がっている。
ミサイルこそ失ったが、引き換えにアシストにノインのトーラスを獲得し、格闘も万能機相応に強化されている。
その結果ハイレベルな総合性能を獲得し、「高機動高火力万能機」とまで呼ばれるようになった。
前作同様のSBは顕在であり、仕様変更を受けたもののそのじゃじゃ馬っぷりは相変わらず。

射撃面で特筆すべきは、やはりメイン射撃のメガキャノン。
ターンエーのお兄さん同様の「太いビームライフル」であり、こいつの場合はそれに加えて弾速・威力も高い。
射撃が強い傾向にあるEXではこのメインの性能が脅威で、射撃からのコンボダメージは同コスト帯でもずば抜けている。
特射の照射撃ちやローリング撃ちも顕在で、前作では殆ど収束しなかったローリング撃ちはちゃんと一点に収束するようになっている。
特格で呼び出せるノインの白いトーラスも、当たるとスタン(しびれ)状態になるという破格の性能で、
弾数制限こそあるものの発生が早く、メインキャンセルで出せばダメージを奪いつつ相手を放置できる。

前作では弱点とされた格闘性能も強化されており、全体的に万能機レベルの性能に強化されている。
またサブ射撃には新技としてヒートロッドを振るう格闘攻撃(通称「鞭」)が追加されており、
マスターガンダムのように伸ばして攻撃・左右に振り払う(通称「横鞭」「横サブ」)事ができる他、
空中に向け振り上げる3パターンの攻撃を行う事も可能。
主力となるのは横サブで、近距離での敵機迎撃に力を発揮する他、当てた後は各種キャンセルで射撃・格闘で追撃が可能。
他の鞭系の技よりも追撃が容易な代わりに、リーチが短く振りも遅いという点で差別化が図られている。

このように万能機らしいオールラウンドな高性能を誇っており、
細かい部分でも「耐久力はコスト帯平均レベル」「覚醒技のメガキャノン照射が実用的かつ超威力」とスキがない。
一応弱点として、強力なメガキャノンの弾数管理やそのじゃじゃ馬っぷりが挙げられるし、
鞭も多機と比較すると性能自体は低いものの、他にも迎撃手段は多いのでそこまで致命的な弱点とは言えない。
またSBの特性で「後退するときは正面を向きながら後退する」ため振り向き撃ちをせずにメガキャノンをキャンセル連射可能となっており、
迎撃能力は非常に高く、一部の格闘機は鞭と合わせれば何もさせずに封殺可能とまで言われている。
基本万能機なので相方を選ばないという点も大きい。

こんな強さのため、辛辣な評価が下される事も多い機体ランクスレでもその地位は揺らがず、
下方修正が入るまでは「最上位コスト(3000)に上がったとしても余裕でやっていける」とまで言われていた。
その強さを最大限に活かせるダブルオークアンタと共に戦場を蹂躙しEXVSシリーズ最初の全国大会を制するまでに至った。
流石に下方修正が行われたもののそれでも強機体の位置に留まり続け、続編の『FULLBOOST』稼働まで一定の使用率をキープし続けた。

『FULLBOOST』では更に弱体化が行われたものの、あまりにも弱くなりすぎたため後に上方修正。
一時は弱機体とまで言われたものの、最終的には中堅上位辺りの評価で落ち着いた。
同作では回避のための基本テクニック(慣性ジャンプ、フワステ、ステキャン等)が強化された上、
各種自由落下系の行動を持つ機体も増加したため、SBによる機動力という優位はある程度薄れ、
逆にブーストボタンを使うとSBしてしまうという機体の仕様上慣性ジャンプ・フワステが非常にやりにくく
個性であるはずのSBが仇になってしまっている。
このため全体的に動きが固く、直線的になりがちで一部の高誘導・高弾速の武装の回避が難しく、『EXVS』時代ほどの高評価は失っている。
だが依然としてSBを絡めた追い込みや高火力のメインなど長所も残っており、『FULLLBOOST』でも一定の使用率をキープし続けた。

『マキシブースト』でも大きな変化はなし。
トーラス呼出がリロードされるようになったなど、いくつか変更点がある。
新システムのドライブシステムとの相性も良好。

『マキシブーストON』では細かい強化を受け、格闘モーションが刷新。
「踏み込みに射撃ガード効果があるN格闘」を筆頭に、モーションが素早く、動きのあるものに変化した。
大きく使用感に変わりはない。

『EXVS.2』では、なんと最上位コストの3000に昇格。
それに伴って大幅に仕様が刷新され、スーパーバーニアが後述のトールギスII同様のコマンドで出る方式になった他、
以前はコスト帯的に自重した性能だったサブ射撃のヒートロッドが格闘機顔負けの超性能に進化。
CSのローリング撃ちも発生が改善されて主力クラスの技に躍進、さらに弾速の速いダウン属性の単発撃ちが追加されて中~近距離の手数も増加。
さらにバーストアタックに、ヒートロッドで相手を捕縛してコンボ攻撃を叩き込む「無理は承知!」が追加されている。
これら追加要素によって機体の方向性は大きく変化しており、中~近距離においてまるでスキのない、正に「万能機」と呼べる性能に仕上がっている。

トールギスIIは『マキシブースト』にて参戦。
パイロットはトレーズ・クシュリナーダ。コストは2500。

これまでに参戦していたトールギス(III)と違い、足回りは通常のブーストダッシュ。
ただし完全にSBが削除されたわけではなく、サブ射撃と、特殊格闘発動時の移動コマンドに割り当てられる形で残っている。
コンセプトとしては「高機動万能機」とでも言うべき機体で、
弾が大きく当てやすいドーバーガン(メイン)、足は止まるが性能の良好な実弾ドーバーガン(チャージショット)、
レバーを入れた方向にSBを吹かしながらメインを撃つサブ射撃と、素直で扱いやすい武器が揃う。
アシスト系武装としてレディ・アンの乗るウイングガンダムを呼び出す事も可能。
格闘も粒ぞろいで、特に連続で切り抜けるBD格闘は、
「伸びが良い」「カット耐性が高い」「ダウン値が低くコンボへの応用も効く」
「斬り抜けながら相手を空中に運んでいくため、相手のダウンする時間を長く稼げる」
など、全体的に高性能。

最大の特徴は特格の「スーパーバーニア(出力切替)」。
一種のパンプアップ武装であり、発動時間は「4秒」と異様に短い代わりに機動力が異常にアップし、
トールギスIIIと同じ急上昇・急降下スーパーバーニアが使用可能となる。
発動時間の短さから使い所は問われるが、適切に使う事で攻め、逃げ、どちらも強化してくれる。

このように目立った弱点のない機体であり、実装直後からトレーズ自体の人気もあって使用者は急増。
『EXVS.』時代のトールギスIIIを思い起こさせる2500コスト屈指の高評価を受け、各地で猛威を振るった。歴史は繰り返す。
「射撃・格闘どちらにも一通り付き合える汎用性」「機動力の高さと特格の恩恵で、相手の攻めから逃げやすい」など、
3000コストの最適な相方として対戦シーンを席巻した。
その後は前作『FULLBOOST』の家庭用版にもDLCとして登場、『FB』基準の調整はなされたものの長所は相変わらずだったので、
いい具合にまとまっていた家庭用FBの対戦環境をフルアーマーユニコーン、バンシィ・ノルンサンドロック改など共に荒らし回る事に。
強いて言えば「メインとサブで弾数を共有しているため、弾が切れると仕事ができなくなる」という弱点はあるものの、
それを補う特射のウイングガンダムとCSがあるため、長所に比べれば些細な弱点という認識が殆ど。

しかしこの暴れっぷりを見逃してもらえるはずもなく、『マキシブーストON』では大幅に弱体化。
「メインの弾数削減・発生鈍化」「BD格闘が弱体化」「特格のSB切替が初期ゲージゼロに変更」などの弱体化を受ける。
特にメインの弱体化は響いており、より弾数管理に気を使う必要が出てきた。
しかし、弱くなったと言ってもその汎用性は未だ健在であり、評価は「中堅~中堅上位」といった所。

が、2017年のアップデートでは、
「メインの発生速度が高速化し、『マキシブースト』時代に戻った」「CSのドーバーガンが上方修正」など、上方修正されてパワーアップ。
中でも特格のスーパーバーニアが「効果時間を6秒に延長、リロードは短縮」と純粋に上方修正された点は大きく、
格闘は弱体化したままだが、往年の強さを取り戻して対戦環境に戻ってきた。
…余談だが同じアップデートでは、トールギスIIも含めて「前作『マキシブースト』では強かったが、下方修正されて下位に落ちぶれた機体」が、
一斉に上方修正を受け、一部は環境レベルにのし上がってきたため、プレイヤーからは同窓会と比喩された。


MUGENにおけるトールギス

MisTa-Mu氏製作によるものが存在していたが、現在は公開サイトの閉鎖により入手不可。
SFC版『新機動戦記ガンダムW ENDLESS DUEL』のドットを流用している。
ゼクスのボイスカットインも入っているが、絵はOVA『Endless Waltz』版になっているのはご愛嬌という事で。
ドーバーガンやビームサーベルを使った攻撃がメインだが、何故かハイパーボッのような投げ技も実装されている。
AIもデフォルトで搭載されており、これらの投げ技を積極的に狙い、中々の強さを誇る。

また、Kamekaze氏によるMUGEN1.0以降専用のものも存在。
こちらは現在も入手可能で、強上位クラスのAIをデフォルトで搭載している。

これ以外に、ビグ・ザムなどガンダムキャラを精力的に製作されているtaurusac195氏によるものもあり、
さらに同作者がトールギスのドット改変によって製作したリーオーも公開されている。
原作では量産機の宿命でぼこぼこ墜とされていた機体だが、MUGENではそこそこの強さのデフォルトAIが搭載されており、そう易々と倒されてはくれない。
尤も、有名キャラが乗った場合は異常な強さを発揮していたので原作再現と言えなくもない*2
そもそも第一話の時点でウイングガンダムを撃墜して海に沈める事に成功しているし(ただしウイングガンダムの損傷自体は軽微)。

この他、AKOF参戦キャラのG Ragingには「火消しの風」という異名が存在する。

出場大会

更新停止中
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【リーオー】
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出演ストーリー



*1
まあ1stシャアも『Ζ』ハマーンも20歳1stのブライトや『X』のフロスト兄弟も19歳なわけだが。
ちなみに『G』や『00』になると逆に年齢の割に容姿や行動が若く(幼く)なる。ガンダムの年齢設定がおかしいのはある種の伝統なのかもしれない
(例えばキシリア様とトレーズ様と『00』第一期のマリナ様が全員24歳。むしろこの面子を並べるとキシリア様が老け過ぎである。
 そのせいか『THE ORIGIN』では末弟のガルマ除いて兄弟もろとも10歳年上にされた)。

なお、『第2次スパロボZ』で仲良くなったグラハムは27歳。8歳差である。
それでいてお互い軍のトップエース同士として対等の立場で殆ど気兼ねする事もなく、仲良く会話していた
…ゼクスが若すぎるのか、グラハムが年長すぎるのか。

{*2
そのため視聴者からは、パイロットの「エレガントさ」で強度が変化する「エレガント装甲」と呼ばれたりしている。
完全にオカルト兵器の類じゃないか…
一応設定では、コスト削減の為に装甲にメリハリをつけたため、一般兵では装甲の薄い部分に攻撃を喰らってしまうが、
エースパイロットは装甲の厚い部分で受け止める様に操作している、と言う事になっている。
なんで一般兵向けの機体にそんな玄人向けの設計を…設計者がヒイロの義父だからしょうがない…のか?
……とてもそういう動きに見えない?設定と劇中の動きが乖離しているのはAMBACからの伝統だし
そもそも一般兵が乗っている場合は装甲の厚い部分でも普通に貫かれているのは内緒
元ネタは(日本語版が)8年前に発売されたTRPG『トンネルズ&トロールズ』だろうか?(戦士だけが鎧の防御力を2倍に出来る理由付け)
なお、スパロボのパイロットに「防御」の能力値が付いたのは6年後の話である
(ただし当時でも「気力(やる気)」で増減する仕様はあった。MUGENで言うなら根性値あたりか)。


最終更新:2024年04月11日 22:11