4人制タッグ

概要

MUGENのタッグモードは通常2対2が上限であるが、新mugenではバイナリエディタで一部を書き換えることで 4対4に上限を引き上げる事が出来る ことが発見された。
これにより計8体のキャラを同時に戦闘参加させることが可能となる。
タッグモードの仕様を変更するという点では「TAG TEAM MODE」と同じだが、あちらがキャラ側の記述のみで実現可能なのに対し、4人制タッグはMUGEN本体を改造しなければならない点が異なる。

ロイヤルランブル大会』の投稿者であるkanajlo氏が発見、及び下記の動画で実際に戦う様子を紹介している。

方法自体は非常に簡単で、mugen1.0の「mugen.exe」内のアドレス「3C37F」の「02」を「04」と書き換えれば実現可能。「03」にすれば3対3になる。
1.1(タイトル画面の下部に『M.U.G.E.N 1.1.0 BETA 1 P1 』と表示されている方)の場合はアドレス「57F0」。
ただし、新mugenリリースから8年以上経った後も依然として国内で主流であり続けるwinmugenと同じく、 Elecbyte非公認のハックシステムである ということは念頭に置いておこう。
なお、winmugenで同じことが可能という報告はされていない。


問題点

  • 5P~8P(両タッグの3、4人目のキャラ)のライフが表示されない。
  • 2R目以降開始時やイントロをスキップした場合の5P~8Pの立ち位置が不規則(直前の位置を継続)で、場合によっては開幕時点で挟み撃ちが成立するなど、片方が一方的に有利な配置になることがある。さらに向きも右向きスタート固定となる。
    • 1.1では5P~8Rの位置もリセットされ、1R目と同じ配置になる。ただし向きはそのままで、イントロをスキップした場合は1.0と同様。
  • プレイヤー側は全てのキャラがプレイヤー操作扱いになる。
  • 4対4という特殊な仕様上、ゲームバランスを取ることが非常に困難。
  • キャラによってはmugenをフリーズさせることがある。
  • Helpermaxは最大で56、この内4つは5P~8Pの分になるので実質 52 となり、Helper使用数が1人平均6.5個を超えるだけでHelper不足による不具合が発生する。
  • wavchannelが初期値の16や32のままだと、1.0や1.1の仕様上音が上書きされずに新しい音が重ならなくなりやすい。
    • wavchannelを128や255などの高い数値に変えればある程度は解消される。
  • 8人のキャラを同時に動かすためキャラによっては重い。
  • EnemyNearは5P~8Pには適用されない(P2Distなどは有効。また、Enemy(2)やEnemy(3)で3・4人目の指定は可能)。
  • 5P~8Pに対してはデバッグによる体力操作やAI切り替えが使えない(体力全回復は有効)。
    • ただし1.1ではコンソール機能(日本語キーボードでは「ctrl+半/全」で入れる)の他、「setlife 2(1) 0(1)」「toggleai 1(2~4)」などと書かれている部分を「toggleai 5(6~8)」に変えれば、5~8PのAI切り替えが可能になる。
等の問題点がある。

また、 4人制タッグで使用されることを前提にキャラやAIを作成している製作者はおそらく存在しない ため、自分のPCで試す際も動画を視聴する際も、 不具合は当然起こり得るもの と考えよう。
そもそも通常の2対2の時点でバランス崩壊や不具合の温床となっており、タッグ戦での使用はサポート対象外としている製作者も多いのだから当然の話ではあるが。

大会動画の特殊ルールやストーリー動画の演出として大きな効果を発揮すると思われるが、上で挙げた問題点があることや、国内で新mugen自体がさほど普及していないこともあり、このシステムを使用している動画は海外が大半である。

国内においては、kanajlo氏の動画の3日後に『色々なキャラで色々する大会』の種目の一つとして採用されているが、これ以降見かける機会はほとんど無い。


4人制タッグを使用している大会動画