ボスパイダー


CAPCOMのアクションゲーム『ロックマンX』及びそのリメイク『イレギュラーハンターX』に登場するボスキャラクター。
シグマステージ1の最深部で待ち構えるクモ型メカニロイド。クモのボスだからボスパイダーって…
これが後に『X4』のウェブ・スパイダスの原型になったのかは不明だが、画面外から小グモ型のメカをばら撒く所が共通している。

部屋の天井からランダムで決まる道をアミダクジを伝うかの如く下降しては天井に戻る、というパターンを繰り返す。
床に着いた瞬間に露出する赤いコアにのみダメージを与える事が可能。
ちなみにこのコアは、本来如何なる時でもカバーは完全に閉じ、弱点の無い完璧なメカニロイドになるはずだったのだが、
設計ミスで落下の衝撃でカバーが開いてしまうらしい。
ダメージを与えるごとに移動速度が上昇し、また下降前に小グモをばら撒いてくるようになる。

シグマステージ1にはVAVAゼロのイベントがあるためあまり目立たないが、
体力を減らすにつれてスピードが上がり攻撃を避けにくくなる&ダメージを与えにくくなるため、慣れない内は苦戦必至。
ボスパイダーが降りて来るルートを即座に見極めるためにポーズをかけながら戦えば少しは楽になる。
それまでの8ボスと違い、弱点武器を当ててもパターンにハメられない点も苦しい。
弱点武器「ショットガンアイス」はエックスバスターと似た感覚で使えるので、当て易い事が救いか。

……というのは『ロックマンX』での話。
フルポリゴンでリメイクされた『イレギュラーハンターX』では動作が非常に緩慢になり、
体力を減らした後でも簡単に攻撃を避けられるため、中ボス程度の強さに成り下がった。*1
こちらは初見でもまず負ける事は無いだろう。
ちなみに、VAVA戦はシグマステージ3に移されたため、今度は同ステージのボスであるD-REXの影が薄くなった。
しかもVAVA編ではエックス&ゼロがラスボスを務めるため、出番すらない事が影の薄さに拍車をかけている。

『ロックマンXDIVE』にも登場するが、バグだらけの世界という設定からスプリット・マシュラームのステージで戦う事になる。
両側の壁に茨状の棘があり、シグマやマグマード・ドラグーン等の大柄なキャラは入る際に棘に接触してダメージを受けやすい設計になっている
(即死じゃないだけまだ有情だが)。
また、「ショットガンアイス」は実装されているが、本作は弱点武器の概念が無いため、
他の武器で攻撃した場合とダメージ量に差がなく、育成要素がある事から攻撃力はプレイヤーのレベル=キャラと武器のレベルに依存する。
特殊なステージ「ヤコブ」ではヴァジュリーラ・FFとタッグを組み、『アニバーサリーコレクション』のエックスチャレンジの如く襲い掛かる。
ここでも壁に棘があり、更にはヴァジュリーラの突進斬と二種類の飛び道具(追尾弾と麻痺効果のある「ヴァジュリング」)が加わる事から、
回避と対処が難しくなっている。

2021年と2022年に開催されたハロウィンイベントではボスを務めるのだが、なんとイエローデビルの仮装で登場。
分裂はしてこないが、被弾すると一定時間拘束する蜘蛛の糸を使用する。


MUGENにおけるボスパイダー

marktwo氏によるものが公開されている。
CPU専用キャラクターであり、プレイヤー操作は不可能。
原作の行動パターンを始め、コア露出時のみにダメージを与えられる仕様もしっかり再現されている。
エックスやロックマン系のキャラで挑むと原作の雰囲気を味わえる事だろう。
参考動画

出場大会

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削除済み


*1
実際はそこまで遅くなっていないのだが、フルポリゴン+高速移動+子グモを撒き散らす…という処理の多さが仇となり、
自機が弾を連射するとほぼ確実に処理落ちが発生するようになった。
結果、ボスパイダー戦ではほぼ確実にゲームスピードが低下し、本来の動作速度以上に遅く見えている。


最終更新:2023年02月27日 20:47
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