ペルソナ3主人公


「どうでもいい」

女神転生』シリーズの外伝ないしパラレルワールドを描く作品としてアトラスが発売したRPG・ペルソナシリーズの『ペルソナ3』の主人公。
前作の『ペルソナ2罪・罰』と違い、主人公のデフォルトネームが設定されていないため、ファンの間では「キタロー」のあだ名で呼ばれている。*1
また、『Million KNights Vermillion』のキャラクターデザインを担当した曽我部修司氏による漫画版での名前は「有里湊(ありさと みなと)」。
舞台版『PERSONA3 the Weird Masquerede ~青の覚醒~』では「汐見朔也(しおみ さくや)」。

ゲーム版アニメ版のCVは石田彰氏が担当した。
氏はドラマCDにおいて初代ペルソナの主人公も担当したことがある。
舞台版では蒼井翔太氏が演じている。

作中のイメージカラーは青。

キャラクター概要

高校2年生の春、物語の舞台である「月光館学園」に転入してきた少年。
外見的特長としては、前述の髪型の他、あまり生気のない目、常に身に着けている携帯音楽プレイヤー。

転入の際、学生寮で『影時間』に巻き込まれ、更に異形の怪物シャドウに襲われた事からペルソナ能力に覚醒。
シャドウと戦うペルソナ能力者チーム「特別課外活動部(SEES)」のリーダーとして、仲間たちと共にシャドウと戦っていく事になるのだが…

+ ペルソナとは?

本編登場キャラクターの中では唯一、複数のペルソナを保有し交換が可能な「ワイルド」と言う能力の持ち主で、
ペルソナ使いご用達の施設ベルベットルーム(精神の世界と物質の世界を繋ぐ場所で、素質ある人間のペルソナを創り出す人物が住む部屋)に入室出来るのも本編では彼のみである。
また、全ての武器種を装備する事が出来、自由に武器を選択する事もできる(移植版のP3Pではシステム上武器変更がなくなっており、片手剣に固定となった)。
それまでのペルソナでも複数のペルソナを扱う事は出来たが、基本的に自分自身の本質から遠いアルカナのペルソナを扱う事はできず、
ありとあらゆるアルカナのペルソナを自在に操り、交換できるのは彼が初めて。

シリーズ恒例の感情移入度を重視した無口タイプ主人公だが、実はこのこと自体が物語の重要な鍵となっている。
その背負った悲劇的運命からか、本作主人公にして屈指の人気キャラクターである。
会話型の選択肢として「どうでもいい」と言う選択が頻出する傾向にあり、これが口癖と考えられている。
無気力系のキャラクターだが、選択肢によっては割とボケ要員になる事も可能。
どんな場面でも基本的に冷静沈着だが、割と変人と言える面もある。
一説には人間らしい感情を把握しきれておらず、演じている部分があるとも。

シリーズ主人公としては恋愛関係に発展できるキャラクターが非常に多く設定されており、
同級生、先輩、後輩、眼鏡っ子、女教師、女子マネージャー、近所の小学生、美少女アンドロイドとバリエーション豊富。
また二股三股も(バレるが何とかなるので)ヤりやり放題と、おとなしそうな外見に反してシリーズ屈指のタラシとファンの間ではネタにされる。
と言うか、リメイク版から登場する最強の隠しペルソナ「愚者/オルフェウス・改」の解禁条件が全ての人間関係をMAXにする事なので・・・。

その他、やりようによっては学園や街中の著名人たちからも慕われる人気者になることもでき、
更には学年一位の学力、突出した魅力、何者も恐れない勇気を併せ持つ、 モテない方がおかしい完璧超人 になる事も可能。
しかもそれが攻略の役に立ってしまう(仲良くなったキャラに対応するペルソナが強くなる)為、
慣れたプレイヤーは大概共通してそんな感じの人物になってしまう事も本来無個性であるはずの彼のキャラクターを形作る一因になっているようだ。

初期ペルソナは「愚者/オルフェウス」。 *3
愚者は力と可能性を持つが、未だ何者でもない者を象徴するアルカナである。
ペルソナを付け替えて戦うと言う能力特性上後期ペルソナは存在しないが、パッケージにも登場しストーリーでも活躍する「死神/タナトス」、
そのタナトスとオルフェウスを合体させる事で手に入る「審判/メサイア」、前述の隠しペルソナ「愚者/オルフェウス・改」のいずれかと認識する人が多い。

最も、リメイク前の作品では、タナトスとメサイアはスキルが微妙でオルフェウス・改は存在しない為、
実際に使う分にはいまいちと言う悲しい扱いだったが。
FESではスキルが改善された上オルフェウス・改が追加、P3Pではスキルカードが登場し、格段に使いやすくなっている。
(以上ニコニコ大百科より転載、改変)

+ 劇場版

+ 『ペルソナQ』での彼


『P3P』女主人公


「がんばろっ!」

PSPへの移植版、通称『P3P』から主人公の性別が選択可能となったために新しく登場した女性主人公。

キタローと同じくデフォルトネームは存在しないが、公式スクリーンショット等の名前が「主人 公子」であったことから、「公」の字を分解して「ハム子」と呼ばれることが多い。
舞台版『PERSONA3 the Weird Masquerede ~青の覚醒~』では「汐見琴音(しおみ ことね)」。
男主人公版と交互に日替わりで上演が行われ、それに伴ってエリザベスとテオドアも交代されていた。

CVは井上麻里奈氏が担当した。また、舞台版では阿澄佳奈氏が演じている。

バックストーリーや作中で果たす役割はほぼ変わらないものの、無気力な印象が強いキタローに対してこちらは「がんばろっ!」や「バッチリ!」等のポジティブなセリフが多めの明るい性格。
その一方で大変な毒舌家でもあり、思った事はストレートに言ってのける。
イメージカラーはキタローの青に対して赤(ピンク)。それに合わせてオルフェウスも女性的なデザインに変更されており、あらゆる面から正反対のキャラクター付けをされている。
キタローの武器が片手剣に固定になったのに対し、薙刀を固定武器として使用する。
余談だが、舞台版で演じた阿澄佳奈氏は愛着のあまり殺陣で使う薙刀に話しかけるようになってしまったとか。

キタローが多くの女性キャラと恋愛関係に発展可能なのと同じく、ハム子は男性キャラクターと恋愛関係になることが可能。
そのため従来の女性ユーザーから喝采を浴びただけでなく、新規ユーザー獲得にも貢献したようだ。
守備範囲はキタローに負けてない…というか、 ガチで小学生と恋人になったりあきらかに百合な関係になったり とキタロー以上にフリーダムである。
また、容姿だけでなく若干天然ぎみ(KY?)な言動も可愛いと男性ユーザーからも好評で、主人公でありながら他のヒロインを食う勢いの人気キャラとなっている。
欠点はアティと同じく「プレイヤーキャラであるため攻略対象にならない」ことで、これを嘆くプレイヤーも多い模様。
また、主人公という立場での追加キャラであるうえストーリーの結末はキタローと変わらないためキタロー以上に客演に恵まれない。
『劇場版』『P4U』をはじめとして、3ポータブルから追加されたテオドアすら出演した『ペルソナQ』でも存在が仄めかされることすらない。


MUGENにおけるペルソナ3主人公

UN氏によって男主人公が、通り雨(氷雨)氏によって女主人公が製作されている。
どちらもスプライトは自作のものを使用している。

  • UN氏製作 ペルソナ3男主人公
フォウルも手掛けたUN氏によって完全手描きドットで製作されたキタロー。
通常技は剣から弓バス亭などなど様々な武器を振り回し、必殺技は各種ペルソナでのスキル攻撃を行う。
ペルソナの画像も当然全て手描きなのだが、そのクオリティは非常に高い。中でもアリスの「Die for me!」や、タナトスの「空間殺法」は原作ファン感涙もののかっこ良さ。
さらにあの カリスマ的ペルソナ も搭載されており、その雄々しい姿は多くのファンから絶賛されている。
君もマーラ様のご立派な姿を自分の目で確かめよう!

高性能な各種設置技や超必が揃い、ゲージ本数も多く回収率も高いので攻撃面はかなり優秀。
その長所を生かし、設置技を置き相手が手を出したら発動、設置が効かなくてもゲージがあればタナトスで迎撃するという戦法が非常に強力になっている。設置をかいくぐれないキャラなら封殺も可能。
反面、切り返しはガーキャンぐらいしかないので、設置技が効かない高速移動技を持つキャラや、ハイパーアーマー等を持ってるキャラ相手ではゲージがない状態では少々分が悪い。
故に設置技の「ゴットハンド」と、「ハマ」を如何にうまく使いこなせるかが鍵となる。
「ハルマゲドン」は9999の固定ダメージを与えるという大技だが、発動まで349Fかかる上に無敵などは一切存在しないロマン技となっている。
さらに、発動モーションに入った時点で設置技が消滅してしまうので注意。

カジャ系魔法で一定時間性能を強化することも可能で、「タルカジャ」は攻撃力1.2倍(持続360F)。
「ラクカジャ」は2Hit目以降の被ダメージを20%カット(持続420F)。
「スクカジャ」は移動速度UP+バックステップの無敵延長と着地硬直短縮(持続480F)となる。

特殊システムの「ワンモアプレス」は、相手をダウンさせる毎に最大4個まで増えるアイコン一個につき一回、必殺技→必殺技、超必殺技→超必殺技のコンボが可能になるというもの。
ただし超必殺技→必殺技のような組み合わせや、同じ技同士のキャンセルは不可能。

11Pと12Pは特殊カラー。
11Pのブラックカラーはゲジマユ+全カジャ永続という強化が施される。また、単に色が変わるだけでなく、カットインが変更されるなどの原作ファンなら思わずニヤリとさせられる演出も加わる。
12Pのゴールドカラーはさらに各種攻撃が大幅強化され、狂下位クラスまで手が届くほどの性能を得る。

イントロや勝利時にはチームメンバーの美鶴や風花のナビが入り、敵の規模(シングル、タッグ、多人数キャラ)や勝利時のライフ残量などでナビが変化する他、モハメド・アヴドゥル=「魔術師」やジャスティス=「正義」など、アルカナを連想させるキャラには特殊イントロが設定されている。
さらにミッドナイトブリスでハム子に変身(もちろん手描き)したり、『北斗の拳』の七星ゲージにも対応している等、小ネタや演出面も豪華。

+ 現時点で搭載されているペルソナ(括弧内は技名)

キャラ本体にAIは搭載されていないが、剣悪氏とKELN氏によって外部AIが製作されている。
剣悪氏のAIはがんがん攻めるタイプ。距離が在れば各種カジャ系で強化を行う。
5段階のAIレベルの設定が可能な他、設置技の使用率も5段階の調整が可能で、設置技のレベルを5にするとハマに掛かった先からハマを追加で出す、かなりのトラパーとなる。
最新版の本体には未対応。

KELN氏のAIは12Pカラーにも対応しており、12Pカラー専用レベルや超反応レベルなど設定可能な項目が非常に多いのが特徴。
ワンモアプレスコンボやカジャ系での強化も積極的に狙い、優れた立ち回りを見せる。
また、ディスプレイネームがデフォルトの「P3 HERO」から「Kitaro」に変更されているのは氏のAIパッチ恒例の仕様。

+ 動画ネタバレ

  • 通り雨氏製作 ペルソナ3女主人公
UN氏のキタローと同じく、ペルソナを召喚しながら戦うキャラ。キタローを参考にして製作した部分も多いようだ。
スプライトに関しては、先に作った3Dモデルを元にドットを打ち直している模様。

+ 旧版の仕様

最新版はver1.31。
ドット描き直し、システム・技構成の変更がされている。

その他、ルーネス氏によって『ペルソナ3』の「タルタロス屋上」をモチーフにしたステージが製作されている。
キタローやハム子の専用ステージとして設定してみるのも良いだろう。


出場大会

+  【男主人公】
+  【女主人公】

出演ストーリー

+ 一覧


*1
由来は「青髪のオサレなゲゲゲの鬼太郎」とでもいうべき髪形に加え、主人公をサポートするキャラが目玉おやじと同じ声優だからだろう。
加えて苗字が必要な際は、その成長性と女性関係から「コナミ」とされることもあり、フルネームとしては「コナミ・キタロー」という名前になる。

メガテンシリーズの主人公は、キタローや4の「番長」のようにデフォルトネームが設定されていないキャラが多く、ゲーム中で正式な姓名が存在するキャラの方が珍しい。
「人修羅」や「葛葉ライドウ」も通称や役職名のようなものであり、本名は別に設定可能。

*2
キャラクターデザイン的には「全員が共通したものを持つ事でメンバーの一体感を強調したい」という思惑があったそうで、それが味方全員が持っている召喚器と腕に付けた腕章ということなのだろう。キャラによっては銃型ではないが。
このコンセプト自体は後作のペルソナ4にも受け継がれ、此方では共通装備としてメガネが登場している。
また、3ではメンバーのペルソナは基本的にギリシア・ローマ神話関連から選ばれており、シリーズ伝統のデザインコンセプトとして「仮面」を被っているイメージで描かれている。

*3
ギリシャ神話に登場する吟遊詩人。オルペウスとも呼ばれる。
カリオペーとオイアグロスの子であるが、名義上は太陽神アポロの子として生まれる。
アポロより授けられたといわれる竪琴の技は、冥界の番犬ケルベロスや魔鳥セイレーン、冥界の王ハーデスをも魅了させた。
オルペウスはハーデスに毒蛇に噛まれ死んだ妻エウリュディケーの返還を求めるが、ハーデスの課した「後ろを向いてはならない」という約束を破ってしまい、エウリュディケーは冥界の深い闇へと消え去ってしまう。

最愛の妻を喪ったオルペウスは一人故郷トラキアへ戻り、妻に操を立ててあらゆる女性からの愛を拒絶した。
その後しばらくはオルペウス教という密儀教を広めて過ごしていたが、トラキアを訪れた豊穣神ディオニュソスを敬わなかったため、彼を信奉する狂乱女性の集団マイナデスに生きたまま八つ裂きにされ、殺される。
そうして肉体を失ったオルペウスの魂は、冥界へと流れ着いてエウリュディケーと再び結ばれたという。

このオルペウスとエウリュディケーのエピソードは「日本神話のイザナギとイザナミの黄泉国のエピソード」と類似しており、度々比較される。



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