オメガモン



属性:ワクチン
種族:聖騎士型
世代:究極体
必殺技:ガルルキャノン、グレイソード

バンダイから発売されている『デジタルモンスター』シリーズに登場する、
架空の電子生命体デジタルモンスターの一種。

プロフィール

ウイルスバスターであるウォーグレイモンメタルガルルモンが、
善を望む人々の強い意志によって融合し誕生した“ロイヤルナイツ”の一員である聖騎士型デジモン。
2体の特性を併せもつデジモンで、どんな状況下でも、その能力をいかんなく発揮する事のできるマルチタイプの戦士である。
ウォーグレイモンの形をした左腕には盾と剣が、そしてメタルガルルモンの形をした右腕には大砲やミサイルが装備されている。
背中のマントは、敵の攻撃を避ける時や、飛行するときに背中から自動的に装着される。
必殺技は、メタルガルルモンの形をした大砲から打ち出される絶対零度の冷気弾で敵を凍結させる「ガルルキャノン」。
また、左腕には無敵の剣「グレイソード」が装備されている。

(デジモンウェブ、デジモン図鑑より)

1999年当時放送されていた、デジタルモンスターを原作とするテレビアニメ『デジモンアドベンチャー』の劇場版、
『デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!』のために新規に制作されたデジモン*1
テレビアニメでも出番が多く人気の高かった2体のデジモンが融合して誕生した事、
さらに劇場版自体の評価や作中でのオメガモンの活躍のインパクトの大きさもあって、ファンから非常に高い人気を誇るデジモンであり、
強さのインフレにより、オメガモンと同等以上の実力を持つデジモンも多数登場している中でも「最強のデジモンは誰か」というと高確率で候補に挙がるなど、
非常に思い入れを持つファンが多いデジモンである。
ガルルキャノンは冷気弾という説明が付いている場合が多いが、映画では大爆発を起こす砲撃だったりビームだったりと安定しない。
撃ち分けが可能と言ってしまえばそれまでだが。

育成ゲームのシリーズでも、ウォーグレイモンとメタルガルルモンを、
ジョグレス進化(2体以上のデジモンを融合させる事で行う進化)させる事などで入手出来る作品もあり*2
オメガモンに育てるのは非常に難しい反面、強力なデジモンとして登場している。

非常に人気が高い事や、デジモンの世代として最終形態の「究極体」が2体融合して誕生しているという別格さから、
デジタルモンスターを原作とする各メディアでの活躍の幅も広い。
また、各作品の主人公のパートナーデジモンの最終進化形態がオメガモンを意識したデザインや進化形態だったりと、後のシリーズにも影響を与えている。
ただ強いだけでなく、別世界の移動やシャウトモンというデジモンに伝説の「進化」の力を与え、「オメガシャウトモン」へ進化させるなど、
特別な能力も持ち合わせている。
また、自身の力をインペリアルドラモンへ託し、
新たなる武装オメガブレードを与え「インペリアルドラモン:パラディンモード」へモードチェンジさせたりもしている。
大抵の作品で「別格」扱いされているが、実は意外と敗北シーンも多かったりする。
また、『デジモンクロスウォーズ』においてオメガモンは「ただの合体」と言われており、
ジョグレスによる超究極体の様な次の段階への進化では無いとされていた。

+ ロイヤルナイツとは
デジタルワールドのネットワークセキリティの最高位である13体の聖騎士型デジモン達。
ネットワークを守る立場にありながら、ワクチン種・データ種・ウィルス種など種族や性質に関わりなくメンバーは集まっている上、
絶対的な“善”というわけではなく、各々がそれぞれの信じる正義の元に動く。
オメガモンを含め彼らの強さは究極体の上級クラス、あるいはそれに匹敵する強さであり、
並大抵の強さの究極体クラスのデジモンでは全く歯が立たない。

良く言えば多様性があり、様々な危機に対応出来ると共に、時には主の意向に背いてでも弱き者を助ける事もある。
悪く言えば自己中が多くまとまりにイマイチ欠け、所謂内ゲバし放題の困ったちゃんの集まりでもあり、
実際に各作品の主人公達と敵対する事が多く、このオメガモンも例外ではない(それでも何だかんだで最終的には協力してくれるパターンも多いが)。
現時点で最初からロイヤルナイツが味方として登場する作品は、漫画版『デジモンクロスウォーズ』のみである。

デジタルワールドが危機に陥った際に予言の元に集う存在…
…とされているが、13体のメンバー全員が揃って登場した事は長らく無く
(後述の作品では13体中5体しか揃わず、ガラガラの円卓の席で会話している光景も見られる)、
それどころか最後のロイヤルナイツ「ジエスモン」が発表されたのが2014年になってから。
「ロイヤルナイツ」という組織の存在が明かされた2001年から13年も経った後である。
そしてようやく全員揃って登場したのが2015年発売のRPG『デジモンストーリー サイバースルゥース』で、
それまでは「果たしてデジモンシリーズが終わる前にちゃんと全員出演出来るのか?」と心配半分、諦め半分の目で見られていた組織であった。

ちなみにアニメシリーズの(映画を含めて)8作目『デジモンテイマーズ』から生まれた後付け設定であるため、
後付け的にメンバーに加えられたデジモンも何体か存在する。
4作目『デジモンアドベンチャー02』が初出の「マグナモン」と、3作目『ぼくらのウォーゲーム』が初出のこの「オメガモン」がそれに該当する。

オメガモンX抗体


オメガモンが「X抗体」と呼ばれる因子を取り込む事でX-進化(ゼヴォリューション)した姿。
かなり角張った姿に変わったが、Xデジモンにはよくある事なので問題無い。同僚のデュナスモンX抗体に比べればこれでも十分丸い。

X-進化を果たした事で基本能力の向上の他、グレイソードに触れたものを消し去る「オールデリート」、
戦闘時に一瞬にして先を読み対応出来る究極の力「オメガインフォース」を会得した事で、理論上は無敵の存在と化した。

…まぁ『デジモンクロニクル』では、登場してすぐにオメガインフォースを使った結果、敵が規格外過ぎて「削除出来ぬ!」と悟る羽目になるのだが。
理論上最強(笑)って言った奴は表に出(ry

オメガモン マーシフルモード

劇場版『tri』で初登場したオメガモンの超究極体。「マーシフル」は「慈悲深い」という意味。
全身が白一色になり各部に水色のラインが伝っている他、背中から羽が生え、グレイソードが日本刀のような刀「虜玲刀」に変化している。

+ 各作品でのオメガモン
  • デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム
主人公達の内の二人である八神太一と石田ヤマトのパートナーデジモンである、
アグモン、ガブモンが進化したウォーグレイモンとメタルガルルモンが融合進化して登場。

+ 『デジモンアドベンチャー』でのデジタルワールドとパートナーデジモンの設定について
『デジモンアドベンチャー』及びその続編である『デジモンアドベンチャー02』でのデジタルワールドとは、
携帯機などの原作『デジタルモンスター』の設定とは異なり、 ネットワーク上の電脳世界では無い

『デジモンアドベンチャー』シリーズでは並行世界の概念が用いられており、同世界にして位相が異なるその中には「人の想いを具現化する世界」や、
クトゥルフ的な世界である「暗黒の海」など様々な異世界が存在する。
その中に人間の住む世界からデジタルデータなどの情報や人の心が流れ込み、
人の想いを具現化する世界の力を受けて実体化する異世界こそがデジタルワールドなのである。
そのため、プログラムなどがコンピュータの外でも働くなど、デジタル的な性質を強く持ちながら、
人間やデジモンの心の働きよる精神的な影響も強く受ける世界になっており、
パートナーデジモンとは人間と特殊な繋がりを持って生まれたデジモンであり、精神がデジタルとの結び付きで生まれた「もう一人の自分」でもある。
だからこそ人間(特にパートナー)の心の成長や想いの強さに影響を受け、本来デジモンには有り得ないような一時的な進化を遂げる事が出来る。

この作品のために作られたデジモンだけあって大活躍し、コピーを繰り返し数千体、数万体に増殖し続ける敵デジモンの一斉攻撃と、
世界中の子供達のウォーグレイモンやメタルガルルモンを応援するメールが届いた事による処理落ち によりフルボッコされ、
瀕死状態になった後からの圧倒的な強さによる逆転などで非常に高い人気を得た。

  • デジモンアドベンチャー02 ディアボロモンの逆襲
『デジモンアドベンチャー』から3年後が舞台で、設定は繋がっている。
前作で倒した敵デジモンの生き残っていたデータが増殖し、オメガモンやそのパートナーである太一やヤマトを誘き寄せた事で再び融合進化した。
CVは前作及び本作のアグモン役の坂本千夏氏とガブモン役の山口眞弓氏で、融合元と同様のキャストが演じている。

前作では世界中から届いたメールが光で出来たタマゴのようになり、その内部で融合進化するという非常に神々しい特異な進化であったが、
今作ではそういった特殊な条件は無く、パートナーデジモンを一時的に進化させるためのアイテムであるデジヴァイスを用いて、
自分達の意思で融合させる事が可能になっている。
ただしその反面、前作のような圧倒的なパワーは無くなったような描写があったり(前作とは違い普通のジョグレス進化のため)、
新たに産み出された敵デジモン・アーマゲモンの圧倒的な強さの前に敗れるなど、前作のような圧倒的な活躍は無くなった。
とはいえ、出番は一番多い上に戦闘シーンも動きが多く非常に枚数も使われており、前作と比べるならともかく、
少なくとも「弱い」という印象を与える事は無いという優遇もされている。
倒された後は「初期化(イニシャライズ)」能力を持つオメガブレードとなって力を託し、
『02』の主人公達のパートナーで、ジョグレス後に究極体に進化したデジモンである「インペリアルドラモン」に新たなモードを発現させた。
この剣で攻撃された相手は構成データを初期化され、文字通りタマゴや幼年期になってしまう。

ちなみに携帯機では、このオメガブレードを持った「インペリアルドラモンパラディンモード」(名前長い…)がロイヤルナイツの始祖となった、
という設定があるが、この映画に登場した個体がロイヤルナイツを創ったわけでなく、
そもそもこの映画が上映された頃はまだロイヤルナイツの設定が無かった(次作『デジモンテイマーズ』のデュークモンの設定で初出)ので、
あまり関係は無かったりする。

  • デジモンテイマーズ 冒険者たちの戦い
別世界のデジタルワールドから『テイマーズ』の世界に逃げ込んだメフィスモンを追うデジモン。
相手が完全体という事もあり終始優勢に戦うも、『テイマーズ』の世界へと取り逃がしてしまう。
『テイマーズ』の世界そのものには入り込んだり干渉する事が出来ないため、『テイマーズ』の主人公達を空間を経由して敵の元に送り届けたりしている。
基本的にゲスト出演のようなものなので出番は少ない。ぶっちゃけタクシーみたいな扱いである
ガルルキャノンは前作までの大爆発を起こす砲撃からビームになった。
なお、詳細は不明なものの、前作と同様にCVが坂本氏と山口氏だったり、
メフィスモンが『アドベンチャー』のラスボスであるアポカリモンの残骸から生まれたという設定だったりと、
前作・前々作の世界からやって来た事を意識させる設定になっている。

  • デジモンフロンティア

  • デジモンアドベンチャーVテイマー01
世界を滅ぼす可能性がある超究極体「アルカディモン」のテイマーに選ばれた少年・彩羽ネオのエイリアス(分身)、藤本秀人の育てたデジモンとして登場。
ウォーグレイモンのオーグ、メタルガルルモンのメルーガが秀人の想いに応えて進化したデジモン。
テイマーである秀人の指示やデジヴァイスの力により、ガルルキャノンを収束や拡散して撃ち出したり、
体力を消耗するが元の2体のデジモンに分離する「パーティション(分裂)」や、再びジョグレスを行う事で体力を回復するなど、多彩な能力を持つ。

主人公である八神太一の育てたエアロブイドラモンの「ゼロマル(愛称「ゼロ」)」の必殺技が直撃してもほぼダメージを負わないなど、
圧倒的な強さを見せ付けたが、自分を見失った秀人を諌めるため、そして太一とゼロの絆や信頼を見て自らの負けを認め、
敢えて無防備でゼロの新必殺技を受けて敗れる。
その後は和解し、秀人の友人であるネオを秀人と共に止めようとするが、
暴走を重ねるネオが究極体にまで育て上げたアルカディモンの必殺技「ドットマトリックス」の、
「不可視・探知不能かつノーモーションで放て、あらゆる物体・エネルギーを瞬間的に0と1に分解して吸収する」
という反則的な性能の前に全ての技を破られ敗北する。
しかし、その後も辛うじて生存し、デジタルワールドを守るためにネオと止めようとするデジモン達と共に戦い、
秀人とのコンビーネーションでアルカディモンのドットマトリックスの発射口を見極めるなど、
太一とゼロのドットマトリックス攻略の手掛かりの一つとなった。

  • デジモンクロニクル
ロイヤルナイツの一員として登場。
ホストコンピュータ「イグドラシル」の意向に従い、新デジタルワールドに逃げてきた旧デジモンを全滅させようと粛清を開始する。
主人公である堂本コータのパートナーであるドルモンが進化したドルゴラモンに追い詰められるが、
自らも異分子となり粛清される覚悟でX抗体を取り込んでX-進化を果たし、ドルゴラモンを討つ。
しかし、ドルゴラモンは「死のX-進化(デクスリューション)」によりデクスドルゴラモンと化し、
さらにそこから実体の無い破壊プログラム「デクスモン」へと変貌。
その圧倒的な力の前には、X-進化したオメガモンでさえ為す術が無かった。

  • DIGITAL MONSTER X-evolution
CVは 田中秀幸 氏。後に『クロスウォーズ』でアポロモン役を演じ、ドルモン役の高山みなみ氏と再び共演している。
基本的に上記の『デジモンクロニクル』の世界観を原作としている(ただしこちらは人間は登場しないが)作品であるため、開始当初の役割は一緒である。
しかしこちらでは映像作品だけあって粛清の現場がしっかりと描写されており、
抵抗の意思を見せず必死に逃げようとした成長期デジモンを背後から撃ち抜く事は序の口、
旧デジモンを通報した新デジモン達を旧デジモン達ごと抹殺、多数のデジモンを地形ごと吹き飛ばし、
辛うじて生き延びた瀕死のデジモンも踏み潰して殺すなど、
「あれ?デジモンって基本子供向けじゃなかったっけ?」と言いたくなる事請け合いの非情さを見せ付けた。

しかし、Xデジモンの生きたいと願う意思、戦友であり同じロイヤルナイツであるデュークモンの意思と行動により、
次第にイグドラシルの真意に疑問を抱くようになり、その答えを知るためにドルモンの進化したアルファモンと共にイグドラシルの元へと赴く。
だが、デクスドルゴラモンというデジモンを相手にした際、アルファモンが相討ちとなってしまう。
最終的にはアルファモンから受け継いだX抗体でオメガモンXに進化を果たし、イグドラシルを討った。

作中では自分のジョグレス素材であるウォーグレイモンとメタルガルルモンのX抗体との戦闘や、
同僚であるデュークモンとの一騎討ちのシーンもあり、いずれの戦闘も勝利もしくは圧倒している。

  • デジモンセイバーズ
イグドラシルに仕えるロイヤルナイツとして登場。CVは 高橋広樹 氏。
ロイヤルナイツの中でも一目置かれているような描写はあったが、
今作ではロイヤルナイツのメンバーが歴代で一番揃っているため、あまりオメガモンの出番は無かった。
しかしそれでもメンバー全員の代表としてイグドラシルに離反宣告をするというリーダーらしい活躍を見せた。
『X-evolution』同様、時には主の意向に背いてでも正義を貫くオメガモンの特徴を表している。

  • デジモンクロスウォーズ
伝説のデジモンとして登場。
元々は、デジタルワールドの正義の意志を守護する騎士団(ロイヤルナイツとは別の組織)の一員だったが、
バグラ軍の戦いの最中、人間界のデジタル技術の発達でデジタルワールドと人間界の距離が縮まり、
その影響でコードクラウンに歪みが発生しデジタルワールドが分裂。仲間と共にデジメモリとなって散らばってしまった。
そしてオメガモンだけが唯一人間界に落ち、そこでデジモン達のメロディを聞き取れる資質のある者を探し続け、
主人公・工藤タイキと出会って彼にクロスローダーを託し、デジタルワールドへと導いた。
後にタイキ達が再び人間界に飛ばされた際に直接再開を果たし、上記の経緯を話した。
人間界で実体化出来ないシャウトモンを実体化させたり、人間界から人間をデジタルワールドに戻すなど、
伝説のデジモンだけあって特殊な力を持っている。しかし残された力は少なく、
工藤タイキとシャウトモンのみしかデジタルワールドへ戻す事が出来ず、仲間の陽ノ本アカリと剣ゼンジロウは人間界に残る事になった。
以降出番は無かったが、二章最終回でエグザモン、ウォーグレイモンの提案で全員のデジメモリの力で復活。
他のデジモンと協力し、タイキとアカリをダークストーン内部へ送り込み、「シャウトモンX7 スペリオルモード」のデジクロス素材となるなど、
戦いに貢献している。

  • デジモンクロスウォーズ(漫画版)
アニメ版とは展開を大きく異にしている為、個別に記入する。
実際の出番は無く、過去の人物として登場。デジタルワールドが幾つものゾーンに別れてしまった過去の大戦の初戦で行方不明となっていた。
その存在は僚友のアルフォースブイドラモンなどの口から数度話に出た程度。
その中で主人公シャウトモンに、オメガモンのデータの一部が受け継がれている事も語られた。
しかし、その後バグラモンの回想で衝撃の事実が発覚する。オメガモンは過去の戦いでバグラモンとタクティモンの2体によって倒されていたのだ。
アニメ版しか知らないと「え? バグラモンとタクティモンなんかにやられちゃったの?」と思うかもしれない。しかし漫画版では話が違う。
タクティモンは蛇鉄封神丸を開帳した本気状態。その実力はロイヤルナイツ3体を同時に圧倒し、アルフォースブイドラモンの両目に癒えない傷を負わせ、
シャウトモンX7を真っ向勝負で倒したほど。ついでに言うと、デジタルワールドを分断した実行犯
そしてバグラモンはイグドラシル・システムによって相手のデジモンのデータを解析し、肉体どころか思考の自由をも奪ったり、
魂を取り出して別のデジモンに移し変えたり、必殺技をクラッキングまでも可能
この2体が秘奥義「オメガインフォース」をクラッキングした上で、2体掛かりで何とか勝てたのである。
どう考えてもこのオメガモン、強過ぎである。
実際、バグラモンも回想でオメガモンを指して「最強騎士」と呼んでいる。
そりゃアルフォースブイドラモンも最終決戦までオメガモンの死を信じられなかったはずである。

  • デジモンアドベンチャーLAST EVOLUTION 絆
今回はそこそこ出番が多く、エオスモンの大群と何度か交戦している。
最初の戦いでは優勢ではあるが異変により動きが止まってしまいアグモンガブモン揃って幼年期にまで退化してしまう。
2度目の登場ではエオスモンの猛攻に劣勢となり脚や腕がもげるなど、珍しく敗色濃厚な姿が描かれた。

  • デジモンアドベンチャー:
『デジモンアドベンチャー』のリブート作品である本作では第2話で登場。
本作はデジモンが大幅に増えている事やネットが以前より身近な存在になっているため、それに合わせて内容もリメイクされる事は明かされていたが、
早々に最強形態が登場する展開は従来の視聴者を大きく驚かせた
(一応、太一達は勢いに任せてオメガモンに合体させただけで、まだこの時点で進化を制御出来たわけではない)。
そして最終回では本来は亜種であるAlter-Sへとスライドエボリューションするというサプライズが行われており、
その過程で両手が剣やキャノンになるという戦法も見せた。

+ デジモンテイマーズ バトルエヴォリューションにおけるオメガモン
対戦型アクションゲーム『デジモンテイマーズ バトルエヴォリューション』においては、隠しキャラとしてプレイアブル参戦。
最初から最終形態で戦うため、アグモンなどの試合中に進化を必要とするデジモンよりは明確に強くなっている。
基本攻撃はラスボス枠のゴクモンとオメガモンのみ4ヒットとなっており、ボスと同等の優遇を受けている。
必殺技は剣から衝撃波を飛ばす二段技の「グレイソード」と中程度の弾強度を持つ射撃技の「ガルルキャノン」、
超必殺技はガルルキャノンから放たれる冷気で氷結させた相手をグレイソードの熱気で焼き払う「ダブルトレント」。

基本スペックは非常に高く、技の発生も良好で弱点が無いように思えるのだが、言い換えれば「尖った所が無い」とも言える。
ギミックの一切無い平面の戦場で戦うゴクモンステージでの対戦ではその弱点が顕著に出てしまい、
インペリアルドラモンのポジトロンレーザーは弾強度の問題で遠距離砲撃戦は行い辛く、
デカい図体故にゴクモンの通常攻撃からのドクロランプ二連蛇炎煉獄コンボが非常に安定して繋がる。
超必殺技も性能が素直過ぎて、ウォーグレイモンのようにガードを破って無理やり命中させたりも出来ない。
総じて弱いキャラや進化前にはとことん強いが、性能が特化した部分で攻められるときつい、
「器用万能で高水準ながら癖が無さ過ぎる」という何とも言えない立ち位置である。


MUGENにおけるオメガモン

+ わたち氏製作
  • わたち氏製作
氏のサイト閉鎖により、残念ながら現在は入手不可。
手描きドットで製作されており、デザインとしては漫画やアニメの物が元になっている。
3ボタンで操作し、それぞれウォーグレイモンの腕側、メタルガルルモンの腕側、そして足技を放つ。
必殺技ではそれぞれグレイソード、ガルルキャノンを用いて攻撃可能。
移動技などは無いが、2段ジャンプや空中ダッシュなども搭載されており、機動力はやや高め。
AIは未搭載だが、下記の動画ではうp主操作で登場している。
3:40~

+ ogi氏製作
  • ogi氏製作
わたち氏のものとはまた異なるドットで製作されたオメガモン。
ストライカーとしてインペリアルドラモン・デュークモンなどを呼ぶ他、カットインには映画のシーンが使われている。
また、11P・12Pは特殊カラーとなっており、ハイパーアーマー追加などの強化が施される。
現在はリュウセイ氏のブログにて、AIパッチを適用した上で代理公開されている。

+ Tohru Sama氏製作
  • Tohru Sama氏製作
JUS』風ドットで製作された新MUGEN専用のちびキャラ
遠近共に攻撃が充実したキャラとなっているが、特にグレイソードによるコンボ性能が高め。
超必殺の全画面斬撃ではカットインの演出がある。
AIもデフォルトで搭載されている。
DLは下記の動画から


出場大会



*1
実の所はWSゲーム『デジモンアドベンチャー アノードテイマー』及び『カソードテイマー』において、
ヴァリアブル技で「ガルルグレイモン」という名前で登場したのが初出だったりする。

*2
一部作品ではジョグレス以外の方法でもオメガモンへと進化させる事は可能。
というのもデジモンは育成環境や勝率などで様々な種族に進化する可能性を持つという設定であり、進化ルートは完全には固定されていないため、
この様な事も頻繁に起こり得る。


最終更新:2024年04月05日 18:52
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