サン オブ サン

旧スクウェア(現スクウェア・エニックス)のRPG『クロノ・トリガー』に登場するボスの一体。球体に一つ目が付いた独特の姿をしている。
海外版での名前表記はSon of Sun(「太陽の子」の意)。『宇宙刑事シャリバン』の挿入歌に同名の曲があり、そこから取った可能性もある。
「サンオブサン」と表記される事も多いが、原作では「サン オブ サン」と半角空白を設けられている。
このページも原作での表記をページ名としているため、リンクする際には空白を入れ忘れてデッドリンクになってしまわないよう注意。

ゲーム後半のサブイベントの一つにおいて、作中の時代におけるA.D.2300の太陽神殿にて主人公であるクロノ達と戦う事となる。
その正体は陽の光を集め続ける石「太陽石」であり、倒すと光を失い暗黒石として本来の石の姿に戻る。
太陽石はかつて古代の時代(B.C.12000)より以前はエネルギーとして使われていたようだが、
ラヴォスのエネルギーが使われるようになってからはそのエネルギーの溜まりの遅さ
(具体的に言うと65000000年+2300年かけて蓄えたエネルギーで作中最強威力の銃とダメージ25%アップのアクセサリが作れる)
のせいか不要のものとされて使われなくなってしまった。
何故魔物のような姿になっていたかは不明だが、もしかしたら前述のように捨てられた恨みからかもしれない…。


原作での性能

このボスは本体の他にプロミネンスと呼ばれる炎を5つ従えている。
が、プロミネンスは基本的に何もしない(その役割は後述)。
サンオブサン自身は怪光線や火属性の全体攻撃魔法フレアで攻撃してくる。
そして防御面だが本体は物理攻撃完全回避+火水天冥属性魔法無効と完璧に近い耐性を持っており、
周囲のプロミネンスも物理攻撃でほんの少ししかダメージを与えられないという一見無理ゲーくさい性能をしている。
ではどうやって倒すのかというと実は5つのプロミネンスの内1つだけアタリがあり、
これに攻撃するとクイズの正解のような音とともにサンオブサンは210前後のダメージを受ける。
これを10回繰り返すと「サンオブサンが光を失っていく、、、」の文章が表示された後、プロミネンスが全て自滅し勝利となる。
ただし他の4つのハズレに攻撃すると反撃の炎が飛んでくる。
さらに一定時間ごとにルーレットシャッフルされるため、その度にアタリを探し直さなければならない。
だからといって全体攻撃すると大変面倒な事(プロミネンスの反撃の炎+サンオブサンの反撃のフレア。ついでに成功判定は無し)になるので注意。
もっとも、ほぼ火属性ばかりなのでレッドプレート(火属性吸収の防具)さえあれば全滅の危険は無くなるのだが。
ちなみに魔王のブラックホールを使ったり、エイラのごうけんクリティカルヒット(固定ダメージ9999)で3万以上のダメージを与えると、
プロミネンスを倒す事が可能。
…が、この時にアタリのプロミネンスを倒してしまうと、次にルーレットシャッフルが行われるまでサンオブサンにダメージを与える手段が無くなってしまう
(シャッフルの効果は存在しているプロミネンスの中からランダムでアタリを決めるという仕様のため。実質アタリのプロミネンスが復活する)。
また、存在する5つのプロミネンスを上記の方法を使って全て倒すと
サンオブサンにダメージを与える方法が無くなりほぼ詰み状態となってしまう。
救済措置として、とある方法を使って本体に無理やりダメージを与えて倒すという手段もあるが、
非常に効率が悪く時間もかかる上、連携技なので特定のキャラクターがいないと使えない。
このような状況になった場合(むしろ通常プレイでこのような状況になる事はまず有り得ないが)素直にリセットしてやり直した方がよい。
密かにDS版ではプロミネンスを全て倒すとその時点で本体も死ぬように修正されている。
プロミネンスを全て倒したが…
リベンジ(本体諸共撃破)

また、中世のサブストーリー「緑の夢」のボスとして、
サンオブサンを小型化したようなモンスター「メルフィック(コア)」が登場する(設定上サンオブサンとは無関係の別物)。
上半身と下半身(ジャンクドラガーの色違い)と合わせての戦いとなり、サンオブサンとはまた別のベクトルで撃破に苦労する難敵となっている。

後にメインストーリーのラストダンジョン「黒の夢」においても、
サンオブサンやメルフィック(コア)の色違いとして「さまようもの」「たゆとうもの」が登場(同じく設定上は無関係)。
さまようものが一体、たゆとうものが二体もしくは四体のチームで出現する。
さまようものは戦闘開始直後に「オールロック」でこちらの技・連携とアイテム使用を封じてくるため、通常攻撃のみで戦わなければならない。
たゆとうものは攻撃手段を持たず、一定時間後またはさまようもの撃破後に逃走する。
その前に撃破できれば豊富な経験値を得られる、所謂メタルスライム系のモンスターである。


MUGENにおけるサンオブサン

プチラヴォスラヴォスコアを製作したアフロン氏による、SFC版ほぼそのままのグラフィックのものが存在。
ただしプロミネンスの形は原作と異なっている。
上記の特殊な性能が再現されており、5つのプロミネンスと共に常に中央に陣取っている。
原作通り1つだけ存在するアタリを攻撃すればいいのだが、プロミネンス達は原作と違い常に本体の周りを回っているため、
アタリを見付けても少々手こずるかもしれない。
なおアタリを攻撃しても大してライフバーが減らず絶望する人もいるかもしれないが、
原作通り10回アタリを攻撃すればちゃんと光を失うため安心していい。
サンオブサンが変化した暗黒石を拾うまでが試合なので、きっちり回収しよう。
ちなみに、アフロン氏によると同キャラ対戦、タッグ戦は非推奨の模様。
プレイヤー操作(7:38~)

AGGLI氏のAIが公開された…と言っても元が全部オート操作なので厳密には改変だが。
これを導入するとアタリの位置が分かるようになるので、プレイヤー操作だとやりやすくなる。
具体的には6P、12P時にアタリのプロミネンスがメルフィック(コア)に変化する
(以前は1~5Pでも透過度の違いでアタリが分かったが、フライング共々修正された)。
ただしハズレに攻撃した場合の反撃が強化され、本体の攻撃力も時間と共に上昇するため一筋縄にはいかない。
あと動く。
AGGI氏による参考?動画

ちなみに、スタートを押しながら選択するとカラー及びプロミネンスがそれぞれ前述のさまようもの、たゆとうものに変化する。
かといって必殺技を全て封じたり、さまようものが倒れるとたゆとうものが逃げ出すなどの性能の変化は無く、
あくまでただ色とプロミネンスの外見が変わるだけである。
ちなみに上記の改変パッチを適用した場合、アタリがプロミネンスに変わる。

+ 技解説
  • シャッフル
    • 原作におけるルーレットシャッフルであり、アタリのプロミネンスが分からなくなる。
      使用間隔はランダムであり、シャッフル直後にまたシャッフルする事もある。
  • 攻撃
    • サンオブサンからの攻撃で、地面に当たると火柱が上がる炎と地面に沿って走る炎の二種類を繰り出してくる。
      後者は下段判定なので少々厄介。
  • はずれ 反撃の炎
    • はずれのプロミネンスが攻撃されると発動。
      また、はずれを攻撃してから反撃の炎までの間に続けてプロミネンスを攻撃しても正解の判定がされないようなので焦らず一つずつ攻撃しよう。
      ちなみに、この攻撃は回復能力を持ってる相手の回復量分だけダメージが増える。
      この仕様のせいかたまに10割持っていかれたりするので注意。
  • 反撃 フレア
    • サンオブサン本体に攻撃すると発動。通常よりも大きな火柱が上がる炎。
  • ペナルティ 反撃の炎
    • 二つ以上のプロミネンスに同時に攻撃が当たると発動。
      下から上へ大きな炎が上がる。ガード不能の上に画面全体を覆うので要注意。
      プロミネンスに攻撃を当てる時には慎重に。

この他にも軟骨カレー氏によって改変パッチが公開されている。
性能調整スイッチが搭載され、強~狂上位まで弱体化や強化が可能。

出場大会

削除済み
更新停止中
凍結

プレイヤー操作



最終更新:2023年06月10日 00:55