「スベテ・狩ル!!」
カプコン製傑作ベルトアクション『
エイリアンVS
プレデター』のプレイアブルキャラの1人。
天性のカンで獲物の気配をいち早く感じ取る、野性味溢れるプレデター。
種族の中でも若いせいか、歴戦の勇士で冷静沈着な
プレデター・ウォリアーに比べると、言動が粗暴。
人間風情にすぎない
少佐や
リンには平気で悪態をつく。でも先輩であるウォリアーには割と素直だったり。
色合いや性格の対比から、ウォリアー=
リュウ、ハンター=
ケンのイメージで捉えられることもある。
因みに、ハンターの方は原作映画『プレデター2』に登場したプレデターがモチーフで、ウォリアーは一作目に登場したプレデターをモチーフとしている。
区別のために『2』の方は
「シティ・ハンター」という名称で呼ばれることも。
それはそれでごっちゃになりそうだが
『AVP』の監督によれば映画に登場した二人ともが
成人ではない若者で、地球にやってきた理由は「経験を積むため」。
尚、経験を積んだ長老クラスである「エルダー・プレデター」ともなると、
エイリアン・クィーンを単独で狩るとか何とか。
当然のことだがハンター、ウォリアーともに映画のプレデターと同一人物ではない。
あくまでモチーフ元というだけなので誤解しないように。
むしろ、ストーリー中ではエイリアンの集団を相手取っても動じるどころか、
子供を殺され怒り狂った状態のエイリアン・クィーンと対峙しても
ウォリアー「来イ!! ワタシノ・獲物・ダ・・・」
ハンター「シカシ・ウレシイゾ! 何度デモ・狩ッテヤル・・・」
などと終始余裕を崩すことはなく、
ゲーム的な補正を抜きにしても
映画のプレデター達とは一線を画す、相当の実力者であることを窺わせている。
+
|
セリフで知るハンターさんの性格 |
- ex1.エレベーターはコントローラーを壊せば動くと学習した時
ウォリアーさん →「モウヒトツノ コントローラーモ. 壊シテ・ミルカ・・・。」
ハンターさん →「モウイッコ.ブチ壊セバ マタ・動クダロウ?」
少佐orリンに下がれと言われたら →「サシズハ・スルナ。」
ウォリアーさんがサガルって言ったら →「ワカッタ。」
|
原作での性能
一見するとウォリアーの
コンパチキャラだが、そこはカプコン、実際に使うとしっかり別キャラに仕上げている。
最もわかりやすい違いはレバー↓↑+Bで出る
必殺技。
ウォリアーが突進技「ダブル・キック」なのに対して、ハンターは
昇龍拳タイプの「
ライジング・アッパー」。
モーションは
サガットのタイガ-アッパーカットに近く、入力から上昇し切るまで完全無敵。
さらに、地面から離れる前にショルダーキャノンを撃つことで、モーションを
キャンセルできる。
このショルダーキャノンは強制ダウン技だが、銃ゲージをオーバーヒートさせておくと、
何も撃たずにキャンセルだけかかる(通称「オバキャン」)ので、相手をダウンさせずに攻撃を繋ぐことが可能。
連続オバキャンアッパーは「
昇龍裂破」と称されることもある。
もう一つの必殺技は空中から丸まって突撃を仕掛ける「サプライジング・ロール」。
喰らい
判定が割と大きく、跳ね上がりの制御が面倒なため、上級者ほどあまり使わない。
一応、タッグ時のサポート技としては光るものがある。
なお、初期状態ではナギナタを装備しているが、この武器はリーチこそあれ振りが遅く、
ハンターの持ち味であるスピードを殺してしまい、攻撃中に割り込まれることもあって、実は重りでしかない。
このため上級者になると、わざと一撃くらって武器を落としてからプレイするようになる。
プレデターには敵と認めた相手に対してステゴロをしかける風習があるし、むしろ正しいスタイルかもしれない。
武器無しハンターは一部の地上・空中技が変わり、より連続攻撃を繋げやすくなる。
機動力が高すぎるため制御も格段に難しくなってしまうが、そのポテンシャルは作中最高のものとなる。
※真似する時は安全のため指に包帯巻くか手袋をして、レバーぶっ壊したらお店の人に謝ってね!
MUGENにおけるプレデター・ハンター
ハリウッド映画キャラだけに、古くからDesh氏など海外製作者のものが確認されていたが、
現在入手可能なものは、それとは別のSergeus氏製ハンターである。
ベースはHSR氏の
プレデター・ウォリアーに付属するハンターモード。
武器投げ等の技を継承しているが、いわゆる原作モードは無く、ガードその他の操作は普通の格ゲータイプ。
初期状態でディスクを装備しており、ディスク投げ専用のボタンも割り振られている。
オバキャンはガンゲージ回復速度が早めなのであまり繋がらないが、
超必殺技にキャノン乱射モードがあり、これを使用した後はガンゲージが回復しなくなるため、
その気になれば相当な
コンボが組めそうである。
Sergeus氏のオリジナル要素としては、2ゲージ技「health kit」が目立つ。
体力2分の1以下で使用可能で、体力を全回復する。
映画だと、薬に鎮痛成分が含まれてないとかで、使用すると回復するどころかむしろ激痛に呻いていた気がするが。
それはともかく、モーションが何故か原作ゲームでのマッド・プレデター切腹シーン。
ハラキリで攻撃するならともかく、回復というのは中々斬新である。
標準で搭載されている
AIは、空中キャノン→オバキャンで固めていくタイプ。
ゲージの溜まりは遅いものの、溜まれば躊躇無く切腹するので、相手にした場合は中々厄介。
ホルン氏による外部AIも公開されており、コンボや
立ち回りの他、切腹の有無や
メガクラッシュの設定も可能。
ニコMUGENでは「英雄」と讃えられる先輩に、追い着き追い越すことはできるだろうか?
+
|
Sergues氏のプレデター達 |
Sergeus氏は他にも多数のアレンジ・プレデターを製作しているのでまとめて紹介しておく。
だが現在は調整中と言うことなのか、残念ながらこれらのプレデター達は WIP表記となっておりDL不可。
ゲームの6面ボス。 軍に捕獲され、エイリアンの幼体を植え付けられてしまった。
せめて戦士として散るべくプレイヤーに戦いを仕掛け、敗れた後は切腹して果てる男気溢れる個体。
性能的には槍の無いウォリアーで、ショルダーキャノンやディスクはハンターに準ずる。
原作の演出を意識して、2ゲージ以上だと残像が付いたり(特に効果は無い)、
体力4分の1以下で自決可能だったり、敗北時デモが6面終了後のイントロになっていたりする。
格闘プレデター。技やコマンドなどは リュウを意識しているらしい。
武器が無い上キャノンも故障中らしく、しけた弾しか出ない。
6ボタンそれぞれに遠近攻撃が割り振られているが、どれもキャンセルできず、チェーンコンボも無い。
竜巻旋風脚というか オトコプター系統の必殺技が追加されている。
名前の通り、ガンマ線に冒され巨大化したプレデター。ジャンプの度に地響きが鳴る重量タイプ。
しかしながら本家と違い、アーマーも掴み投げも無い。 地雷震っぽいのはあるけど。
ウォリアー/ハンターのモード切替が可能だが、今のところさしたる意味が見出せない。
また、殆どの技でゲージを消費するため、燃費が悪いのもマイナスである。
「長老プレデター」。モデルは映画『AVP』のラストで、女主人公レックスに槍を渡した個体か。
プレデターの社会構成はまだ解明されておらず、族長というより 母船の艦長に近いのでは、という推察もある。
まだβ版とのことで、投げモーションの打撃技など怪しいところもあるが、動かす分には問題ない。
ゲージを1本消費しプレデターたちをストライカーに使う「長」らしい攻撃が特徴だが、
自身の1ゲージ超必殺技がガード不能で5割減らすので、殆ど呼び出す意味が無い。
このへんが今後の調整部分であろう。
共通して、地上通常攻撃にリーチが無く繋ぎにくい、ゲージ依存度に比して回収率が悪い、という印象。
ゲジマユとかゲジマシで活躍するタイプであろうか。
……そういや映画でもゲームでも母船でお留守番するだけの奴がいたなぁ……
「我々・ハ・常ニ・宇宙最強ノ・ハンター・ダ」
|
出場大会
出演ストーリー
「虫ハ・狩リタイ時ニ・狩ル ソレダケ・ダ」
最終更新:2023年02月25日 23:06