ナイトクロウラー

「きっと僕がこんな姿でこの世に生まれたのは、神様の思し召しなんだ」

アメリカのマーベルコミックの人気シリーズ『X-MEN』に登場するヒーロー。
初出は、1975年の『Giant-Size X-Men #1』。名前を直訳すると「夜に這うもの」。

本名はカート・ワーグナー
生まれた後、心臓発作で死んだ両親と共に道ばたにいたところをサーカス団に拾われ、そこで育つ。
(ただし、この両親は本当の両親ではない。理由は後述)
そこで幸福に成長したが、次第にミュータント能力に目覚めてしまう。
ただ、彼の母親代わりは占い師でもあったこともあり、周囲にも好意的に受け入れてもらえたようである。
容貌もかなり変わってしまったが、舞台上ではコスチュームということで押し通していた。

その後、サーカス団が買収されてフリークショーに出されそうになったため脱走。
ドイツのウィンゼルドルフにいた兄のステファンを頼るが、彼は発狂していた。
罪もない子供の命を奪う兄を止めるべく格闘し、ついにはステファンを殺してしまう。
その結果吊されかかったところをエグゼビア教授に拾われ、X-MENに入ることになった。
一時期はイギリスのヒーローチームであるエクスカリバーに所属したりもしたが、現在ではX-MENに戻っている。

能力はとにかく多彩だが、直接的に戦闘に役立つ物は少なめ。どちらかというとサポート向きか。
比較的初期からあったのがテレポーテーション
最初期では自分自身にしか使えなかったが、成長するにつれ自分以外のメンバーもつれてテレポートできるように。
最終的には大型車程度の大きさの物ならその範囲にあるものを纏めてテレポートできるようである。
またこのテレポートをする際には硫黄の臭いがする煙が起こるという特徴があり、
これはナイトクロウラーのテレポートは空間に魔界に通じる穴をあけ、その魔界を通って別の場所に出現するという仕組みで
マーベル世界の魔界は硫黄が含まれる大気で構成されているため、空間にできた穴から魔界の空気が漏れ出し硫黄の臭いがするという仕組みだったりする。

他に肉体の変異が進むにつれ、暗視、陰にとけ込む、壁上りなどの能力も身に付いていった。
また、人間離れした敏捷性や、自由に動く尻尾といった肉体面での能力も持っている。
ただし、パワーは人並みである。

また切り札として相手の体の一部を掴んだままテレポートし、相手の物理特性に関係なく
相手の肉体をもぐという荒技も使える。
これで並行世界のデッドプールの首をもぎ、さらにはもいだ首をそのまま火山の中へ捨てる事で殺害している。
しかしX-MENが基本的に不殺を心がけている事や本人の性格的な問題でほとんど使う事は無い。
能力の他に、二刀流のレイピアを用いた剣術を得意とする。

尖った耳や青い肌、黄色い目や先述した尻尾などの外見から悪魔にも見えるが、
これはミスティークと、悪魔であるアザゼルの子供だからであるという後付設定(2005)がついた。
母親と違って偽装できないので、外付けの認識操作装置を使って外見をごまかしている。

+ 当初の設定予定

性格はともかく「良い奴」の一言に尽きる。風来坊で皮肉屋のウルヴァリンですらすぐに心を打ち明け、
ほぼX-MENの全メンバーが彼に信頼を置いていたと言っても過言ではない。
同時に周りをうまく気遣いつつも自分の意見を言える芯の強い部分も持ち合わせている。
また熱心なカトリック信者であり、神父になる勉強をしていたこともあった。

+ 近況

また、格闘ゲーム『MARVEL VS. CAPCOM 3』では、デビルメイクライシリーズのトリッシュのEDに登場。
彼女に悪魔だと誤解されて襲われるという可哀想な役割での出演となってしまった。
勿論彼は前述の通り(悪魔の血を引く)ミュータントではあるものの一応人間の範疇であり、それを追い回すトリッシュは本物の悪魔だったりする。
つまり、この構図は人間が悪魔を狩っているようで、実は悪魔が人間を狩っているわけで…ああややこしい。


MUGENにおけるナイトクロウラー

Twinimage氏が制作したものが公開されている。
テレポートや剣を使用して戦う他、3ゲージを使う超必殺技の「エクスカリバー」で、
エクスカリバーのメンバーを呼び出して一緒に攻撃することができる。

出場大会