ダークサイド


アメリカのDCコミックに登場するヴィラン(悪役)。
初出は、1970年の『Superman's Pal Jimmy Olsen #134』。以降も度々登場する『スーパーマン』世界の有名ヴィランの一人である。
一応名前のスペルは「Darkseid」なので、暗黒面とは関係ない。
SFCで出ていた格ゲー『ジャスティスリーグ』では、「ダークシード」と訳されていた。これだとDarkseedに見えてしまう。悪の根源ではあるが。
でも「ダークセイド」と訳すのもちょっと……というわけで「悪役側」と一発で分かるこの表記が一番妥当なのだろう。

惑星アポコリプス(Apokolips。断じて「Apocalypse」ではない)の女王ヘグラの次男として生を受ける。幼名はユークサス(Uxas)。
彼ら王族はニュー・ゴッズと呼ばれる若い神々の1人で、そのため彼もまだ10000歳代との事。
兄のドラックスが「オメガフォース」と呼ばれる伝説の力を欲したため、彼を殺害して奪い取る。
その後、アポコリプスの女性スリと恋に落ち、息子カリバックを設けるが、母の愛人であるデサードにスリを毒殺される。
さらに政略結婚としてティグラと再婚させられ、二人目の息子オライオンを得る。
最終的に彼は母親を殺すこととなり、ティグラとオライオンを追放してアポコリプスの王となった。
彼の最終目的は、宇宙の全てから自由意志を奪って自分の望む世界を作ることで、その一環として地球のオリンポスの神々の力を奪おうとした。
彼らの居場所の情報を巡ってアマゾン族と殺し合い、アマゾン族の半数はこのときに絶滅した。
このことで、彼はワンダーウーマンから相当に憎まれている。

能力は、種族が「神」なだけあってとんでもなく高い。
スーパーマンすら圧倒する非常に強力なパワーやスピードは元より、テレキネシスやテレパシーも使いこなす
特に顕著なのがオメガフォースの力「オメガエフェクト」で、目からビーム状に照射できる。
自在にコントロールが可能で、時には曲がりくねった異様な軌道を描きながら相手を追尾していくことも。
これを使うことでありとあらゆる物質(生命体含む)を分解・転送・再構築できる
当然直接攻撃にも使えるし、一定期間たって戻すなら懲役刑代わりにもなるし、瞬間移動のように使うことも可能である。
この力によって、彼は現在の青い石像のような姿となった。
ブームチューブという輝くゲートを開いて時空間を越える事もできる。
ちなみに「オメガエフェクトの最大出力を喰らって耐えられる生物はいない」とは本人の弁だが、
この人達は耐え抜いた(クロスオーバーではこの人にも効かなかった)。流石である。
+よく分かるオメガエフェクトの脅威(Youtube)

彼は「アンチライフエクエージョン(反生命方程式)」という宇宙の解のようなものを長年追い求めており、
「ファイナルクライシス」というイベントではこれを手にしたことによって世界を悪で汚染してしまった。
だが、最終的にはオメガエフェクトでバットマンを殺害する(と見せかけて時空のかなたへ吹き飛ばす)も、
相打ちの形でダークサイドが自身の息子であるオライオンを殺害するのに用いた神殺しの能力を持った銃弾を撃ち込まれたうえ、
自身の「死」から走って逃げ続けていた二代目フラッシュにその死を押しつけられたことで命を落とした。

ちなみに、マーベルコミックとのクロスオーバー企画・アマルガムコミックではサノスと融合して「サノサイド(Thanoseid)」となっている。
…大人の事情でサノス分は手袋とブーツの装飾程度になっているが。
『モータルコンバット VS. DC』ではシャオ・カーンと融合し、ダーク・カーンとなってプレイヤーに最後の戦いを挑んでくる。
いずれも相手方の最強の悪役と融合するあたり、DCユニバース最大の悪役キャラと言えるだろう。

部下はもちろん圧政下のアポコリプスの民からすらも忠誠を誓われるような絶対的なカリスマ性を持っているため、ただの暴君というわけではない。
作中で度々見せる手を後ろで組むポーズ(本ページ冒頭の画像)は只ならぬ威圧感を漂わせ、王者の貫録十分。
しかしヒーローの自宅に先回りして出迎えるという謎の行為やレジ打ちや歌唱力の披露など、カリスマとはほど遠い行動も多い。
パラレルだが学校の給食のおばちゃんだった事まである。
無表情のまま怒ってサンタにオメガエフェクトを撃つといったギャグシーンもこなす。
しかしそれでもダークサイドは(なぜかは不明だが)カリスマブレイクとは完全に無縁であるため、一見カリスマブレイクしそうな行動を何度も何度も起こしても一切問題ない。
それこそが常に冷静沈着で非情なオーラを漂わす彼の人徳(貫禄?)かも知れない。
+ダークサイド「家に先回りしてスタンバってました」

そんな名実共に超大物悪役の彼だが、意外な事に実写映画に登場したことは今の所無い。
同じくスーパーマンの宿敵であるハゲレックス・ルーサーは何度も登場し、
2016年の映画『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』でもメインのヴィランとして活躍してるのに…。
挙句マーベルの宇宙ゴリラに先を越される始末。
+だが、しかし
『~ジャスティスの誕生』では登場こそしなかったものの所々に伏線が張られており、
ルーサーがアポコリプス関係者と思しき謎のヴィランと接触するシーンも存在する。 …劇場公開版ではカットされてるけどな!
次回作の映画『ジャスティス・リーグ』ではアポコリプスの軍勢が襲来することが確定しているため、ダークサイド様の銀幕デビューもそう遠くはないだろう。

2013年4月ごろに発売された格闘ゲーム、インジャスティスにも登場したが、出番はステージ間の移動時のギミック(4強攻撃による吹き飛ばし打撃を、ステージ中特定の場所で当てるという物)のみという冷遇ぶり、しかもストーリーにも一切出てこない。
ギミックの詳細について書くと、吹き飛ばされてやってきた相手に冷遇の腹いせでコンボと必殺技を華麗に当てて2割強以上のダメージを与えて別ステージに吹き飛ばす、というもの。
iOS版では使用可能キャラの一つとして登場する予定で、一通りキャラクターとしては完成していたみたいだったが、
DLCは8キャラで「完成」してしまったようで、せっかくの参戦の話がおジャンになるという悲しみも背負ってしまった。(しかも最終調整版も来てしまったため登場する理由が消失してしまった)
ただ、背景移動中の演出に使われるキャラは、そのキャラを使用した場合の演出の代替案を考えないといけないので、その故に参戦を見送ったのではないとも考えられている。
(ちなみに同じ背景組出身のマーシャンマンハンターはDLCで参戦している。なんでだ。

そんな冷遇ぶりを嘆いたファンの声が届いたのか、続編のインジャスティス2において遂に参戦が発表された。
これにより、ようやく超大物ヴィランの面目躍如となった。 よかったね!
+ダークサイド様の勇姿(Youtube)
ニュートラルポーズがなんだか某宇宙の帝王を彷彿とさせるが、オメガエフェクトなどの技がしっかりと搭載されている所に注目。



MUGENにおけるダークサイド

海外製のものが数体確認されているが、現在正規入手可能なのは恐らく下記の3体。
内2体はSCRUFFYDRAGON TEAMにて公開されている。
  • Iela氏 & Twinimage氏製作
Buyog氏が製作したキャラ作成テンプレートを基に作られている模様。
MVC』のシステムを基本としているようで、出が早い連撃でコンボを組んでいける。
また、オメガエフェクトもきちんと搭載されている。……まんまオプティックブラストだが。
AIは対人レベルのものが搭載されているが、タッグ戦だと時々オメガエフェクトを連発しだして意外な活躍を見せることがある。
ただし、現在SCRUFFYDRAGON TEAMで公開されているものは下記の大会動画に出演しているバージョンではなく、
ダウン時のスプライトが下書き状態になってしまう未完成版なので注意。

  • Wucash氏製
こちらもMVCベース。
モンクヒューゴーのスプライトが素体となっており、縦にも横にもデカい。
オメガエフェクトの曲がりくねった独特の軌道も再現されている。しかも原作よろしく相手の位置によって追尾してくれる。
また、その応用技である「死よりも恐ろしい生を与える」という「オメガサンクション」や、アポコリプスの兵士「パラデーモン」軍団による攻撃、
果てはどこぞの宇宙ゴリラ悪魔合体してサノサイドに変身したり、と多彩な技を搭載。
+ダークサイド様直々の実演(Youtube)

非常に見栄えが良く、中々の強さを見せてくれるAIもデフォルトで入っているが、少々難点がある。
このダークサイドは攻撃を受けると常にバリアっぽいエフェクトが出る仕様になっているのだが、
どうやらこれに問題があるらしく、ゾンビ化等の様々なバグを誘発する模様。
そもそもこのエフェクト、ダメージを軽減してくれる訳でもなく、かと言ってアーマー効果がある訳でもない。
厳密にはアーマーよろしく仰け反らなかったり、怯まず通常技を繰り出そうとしたりもするのだが、何故か途中で止めたり攻撃判定自体が無かったりする。
そのため、対AI戦では 「殴り合っているように見えて実は一方的に殴られており、気付いたら死にかけていた」 という事態が多々ある。
また、上記のエフェクトが関係しているかは不明だが、しゃがみ小足等の小技を連発してくる相手と戦った場合、
何故か硬直してしまい 死ぬまで小足を喰らい続ける 、といった珍事が発生することも…。

  • kamekaze氏製作
新MUGEN専用。
アクレイム・エンタテインメント発売の対戦格闘ゲーム『ジャスティス・リーグ Task Force(SFC版)』のドットを使用している。
原作と違い、通常技からキャンセルをかけられる様になっていたり、超必殺技が追加されるなどのアレンジが施されている。
だが元が元だけに、ダークサイド様にしては 妙にこじんまりとしていて やや威厳に欠けるのが難点か。
AIもデフォルトで搭載済み。


この他、前述のサノサイドもZVitor氏によって単体キャラとして製作されている。

出場大会


出演ストーリー