バーン・ディノレックス


「戦って、スッキリしようぜ!いつものようにな!」

CAPCOMのアクションゲーム『ロックマンX5』に登場する8ボスの1体。モチーフはティラノサウルスで火炎を使い戦う
蛮勇で名を馳せたレプリフォースの災害対策部隊の一員だったが、火山に秘密のアジトを作り、
マグマエネルギーを利用した武器を密造・密売して大儲けしている。
結果、衛星撃墜のためのロケットブースターを接収しに来たエックスらと戦闘になった。
二つ名は「ジュラシックインフェルノ」。だがティラノサウルスはジュラ紀でなく白亜紀の生物である。アロサウルスなら間違ってなかったんだが
まあ某有名恐竜映画でも同じ「ジュラシック」と言いつつ、アロサウルスはほとんど出ないし

戦闘では、画面に長く残る炎を噴射したり突進してきたりとオーソドックスな戦い方である。
体のサイズがかなり大きいのにスピードは速いので、うっかり当たってしまわないように注意しよう。
ライフが少なくなってくると、炎をまき散らしながらの突撃もしてくる。隙間はあるので、落ち着いて回避しよう。
スパイラル・ペガシオンから手に入る「ウィングスパイラル」「疾風」で弱点を突けるが、
いずれも当てにくい上に、何故か異常に喰らいモーション(=無敵時間)が長いため、
エックスバスターやゼットセイバーの方が圧倒的に手早く倒せるという、何とも本末転倒なことになってしまっている。
まあ『X5』では他のボスも大体同じ仕様になっていることが多いのだが…。

倒すとエックスなら「グランドファイア」を、ゼロなら「断地炎(だんちえん)」を入手できる。
前者は地面に向けて炎の塊を発射し、着弾すると一定時間燃え続けてそこから8方向にランダムで計3回、火の粉を飛ばす武器。
チャージ版は左右に炎の塊を放つ。モーションは『X4』の「ダブルサイクロン」(チャージ版)に酷似している。
後者は刃を炎で纏い、着地するとその場にしばらく爆発し続ける炎の塊が発生する技。
モーションは『X4』の「氷烈斬(ひょうれつざん)」と同じだが、攻撃判定が横にやや広くなっている。
X8』の「焔降刃(えんこうじん)」も炎を纏ったセイバーで真下を攻撃するが、こちらは落下速度がやや遅く、着地後の爆炎が発生しない。
また、装備した武器によっては斜め下に攻撃する。

ステージはマグマに満ちた火山になっており、即死のマグマをさけるために岩陰に隠れながら進んだり、
マグマの海の中を上半身露出のライドアーマーで進んだりと全体的にハードである。
結局マグマで死ぬのか死なないのか、どっちなんだエックス…(マグマの中でライドアーマーから降りると即死)。
ちなみにこれに関してだが、ライドアーマーのコックピット部分は透明のバリアで覆われているというロックマンXシリーズ全体の公式設定があるため、
ライドアーマー搭乗時ならマグマの中に侵入しても大丈夫なのだろう。
無論、プレイヤーからするとマグマに入った際にはその透明のバリアを視覚化して見えるようにしてくれと言わざるをえない。


余談だが、弱点を当てた際や撃破時の顎を開いて目を見張ったやられ顔がやたらとマヌケに見える。

『アニバーサリーコレクション』の「エックスチャレンジ」ではブリザード・ヴォルファングとタッグを組んで登場。
どちらも巨体な上に動きが機敏なため、弱点武器無しでは攻略が難しい。
そもそもヴォルファングが誰と組ませても鬼畜なのだが
前記した通り、「ウィングスパイラル」が当てづらいため、チャージ版「マグマブレード」ついでに攻撃しつつヴォルファングを先に倒す戦法が無難。



MUGENにおけるディノレックス

Snowwolf氏によるものが公開されている。
氏の他のキャラと比較すると原作に近くなっているが、画面に長く残る炎のブレスなどが追加されている。
また、ほとんどの技の炎のエフェクトなどが原作よりも派手なものに置き換えられ、爆発なども追加されている。
使ってくる技は炎に身を包んでの体当たり攻撃口からの火球など。
他にもゲージ技としては、火球を落として周囲の地上一帯を爆発で攻撃する技や、火炎放射攻撃がある
基本的に火球や火炎は口から吐く。
体当たり攻撃や火炎放射攻撃などの一部の技の使用中は食らい判定が完全に消失して無敵になる。
戦い方としては、地上で中距離や遠くから火球や炎のブレスで攻撃する戦法が向いている。

3ゲージ技は同作者製作のロックマンボス同様に一撃必殺技になっており、
宇宙まで飛び上がったディノレックスが口からのエネルギー弾で地上を壊滅させる、という演出になっている。
使われている映像は恐らく1998年の映画『アルマゲドン』(原題:Armageddon)の流星群による都市破壊シーンである。
どっちかと言うとデザインモチーフの恐竜的に、逆に隕石で滅びそうな気がしてならない

またゲージ溜めも搭載されており、使用すると凄まじい勢いでゲージが溜まる。
前述のようにゲージ技は強力なので、戦う時には何とか妨害して使わせないようにしよう。

AIもデフォルトで搭載されているが、以前は新MUGEN専用でWinMUGENではAIが起動しなかった。
しかし現在はWinMUGENで使用するためのパッチがDL場所で公開されており、それをあてることでWinMUGENでも問題なくAI付きで使用できる。
AI付きで使用した場合は、無敵の有る技や強力な攻撃で暴れ回る文句なしの凶キャラと化す。
隙を見せなければゲージ溜めも使って来ないし、基本的に1ゲージ技などでゲージを消費するので3ゲージ技はな中々出さないのだが、
下手にコンボなどで追い込んで、相手に1ゲージ技を使わせる隙を与えないと、溜まったゲージを使って一撃技を放ってきたりする。


出場大会

出演ストーリー

Transfer Avengers(レポート13、電脳空間のバグデータ)


最終更新:2023年12月25日 18:13