ザ・サイボーグ


アメリカのDCコミックの人気シリーズ『スーパーマン』に登場するヴィラン(悪役)の一人。
同社の『ティーンタイタンズ』にも「サイボーグ」がいるため、混同を避けての命名と思われる。
初出は1990年の『Adventures of Superman #466』。ただし、当初は名前が異なっていた(後述)。
この項では一番メジャーな名前で述べることにする。

本名はヘンリー(ハンク)・ヘンショー(ヘンショウ)。身長・体重は後述の理由により不定。
NASAの宇宙船「エクスカリバー」のクルーとして妻を含む3人のメンバーと共に宇宙へ行ったら太陽フレアによって宇宙船が大破。
彼自身は当初は無事だったが、後に肉体が腐敗。この事故の影響で電子生命体となり、機械の体を持つに至った。
スーパーマンの助力もあってメンバーの一人は助かったが、妻を含めた残りはショックで自殺してしまった。
後に自分の体を再構築するために、マトリクスチャンバー(スーパーマンが地球にやってきた時のスペースシップ)に
意識を飛ばして宇宙を彷徨うことになった。
だが、その過程で次第に精神を失調し、事故当時太陽近くで戦っていたことからスーパーマンを自分の事故の原因だと逆恨みし始めた。
結果、道中で出会ったモングルを利用してスーパーマンへの復讐を企む事になる。

ドゥームズデイとの戦いでスーパーマンが死亡した後、スペースシップの影響で外見がスーパーマンそっくりになったのを
いい事に「体を機械化して生きながらえた」と言って「サイボーグスーパーマン」として行動を開始した
スーパーマンの後継者の一人として描かれてはいるが、実質彼の名声を貶めるのが目的の偽者である。
結局企みは露見し、モングルと共に彼も撃退されたが、その後もダークサイドの尖兵として行動したりしている。
スーパーマンの偽物としてのアイデンティティを失って以降は「ザ・サイボーグ」を名乗っている。
この時は、機械の体と赤いボディが特徴的な姿をしている。

能力は様々だが、まず電子生命体として機械へのアクセス能力がある。
コンピューターから兵器まで一通り操ることができ、彼の普段の姿も機械の体を操っているものである。
また、スーパーマンの遺伝情報を入手したことにより、スーパーマンとほぼ同一の能力を持つに至った。
おまけに半分は機械なので、クリプトナイトに被曝しても能力低下は半分で済む。


MUGENにおけるザ・サイボーグ

VLADNESAS氏による「サイボーグスーパーマン(Cyborg Superman)」名義のキャラが存在するが、現在は正規入手が不可能な模様。
複数のカプコンキャラのドットを改変して製作されているらしく、
「ヒートビジョン」や「氷の息」といったスーパーマンと同じ能力に加え、サイボーグらしく大量のミサイルをぶっ放したり、
腕をどこかで見た様な武器に変形させたり、これまたどこかで見た様なロボを召喚したり、
やっぱりどこかで見た様な巨大ロボブロディアアアアア!!!!してみたりと多彩な技を繰り出す。
これらの技は全体的に発生が非常に速く隙も少ない上、LIFE2000、ATK・DEF300という狂った能力値のおかげで威力も半端ない。
というか、並の耐久力のキャラならワンコンボどころか数発掠っただけで致命傷なので、能力値の調整は必須と言える。

AIは未搭載だが、上記の異常な能力値もあって全く油断ならない。
Mammalman氏による外部AI&改変パッチも公開されており、導入すると能力値が調整される。
プレイヤー操作。AI無しでも油断すると…(3:04~)
Mammalman氏パッチ。お相手はXslaught氏のセンチネル

Orochi_Shin氏によるMUGEN1.0以降専用の改変版も某所で公開中。
改変元にあったバグが修正され、スーパーマン、レックス・ルーサーバットマンに対する勝利デモが追加されている。
こちらには程度の強さを持つAIがデフォルトで搭載済み。

出場大会

プレイヤー操作



最終更新:2024年01月08日 23:36