独狐残

   

台湾のゲームメーカーIGSの「武侠」対戦格闘ゲーム『傲剣狂刀~Killing Blade~』のキャラクター。
独狐残(とっこざん/ドゥー・フー・ツァン)と読み、英語名は「TSAN」。勿論「Tさん」と読んだりはしない。

雙劍を義足としている苦行武者。
15年前に大江南北で威名を振るい、名を上げる。
義理を重んじる血衣教であったが、血衣教との戦いで千幻邪魔に惨敗し両足を断ち切られる。
その後名を捨て長江三峽に身を隠し世俗を絶つが、血衣教の陰謀で足を失った恨みは大きく、
再度、復讐のため江湖へ向かうのであった。
15年洗練された剣術は、失った足を補い、身体的障害を克服し一代宗師となる。

…とまあ、ご覧の通り両足が無いというゲーム業界を見渡しても類を見ないキャラクター。
四肢の欠損というのは表現上自主規制が入ることが多く無いのが腕ならまだ誤魔化しようもあるが、足の場合は……。
台湾は規制が他国より緩いのだろうか?
ついでに肌の色も何故か緑色である。


MUGENにおける独狐残

台湾ゲーに定評のあるLord Skiff氏が製作したものが存在する。
フォルダ名は「Sword」となっているが、ディスプレイネームは英語名の「Tsan」。
ちなみにお供に虎を連れているが、この虎は同じIGS作品である『三国戦紀』のものらしく、原作には登場しない。

グラフィックの縮小の関係上、かなり横に伸びたグラフィックになってしまっており、気になる人は気になるだろう。
本人はまだ良いのだが、連れている虎などはもう、大変なことに
+ ダックスフン虎

また、何故か魔獣ジンメン(と、声優が同じ藤堂竜白)のボイスが搭載されており、
「お前も俺の甲羅に加えてやろう」だとか「カカカカカカッ、人間を!」などと口走ったりする。
……まぁ、雰囲気は合っているかもしれない。台詞の内容さえ無視すれば。「カカカカカカッ」で止めとけば良かったのに
原作と異なり、ハエがたかるようにアレンジされている。
これにより緑色の体は腐乱しているかのごとく見受けられ、ボイスの雰囲気と合わさり一層ホラー染みたキャラクターとなっている。
ちなみにハエのスプライトは鬼瓦寅男から拝借されている。

かなりの強さを誇るAIがデフォルトで搭載されている他、ペパーミント氏の外部AIが2016年3月に公開されている。
そちらは10段階に調整可能で、適用すると狂クラスに片足突っ込んだ強さとなる。

出場大会



最終更新:2022年09月23日 14:46