ルイーゼ・マイリンク




「人間が触れてはならないものが、まだこの世界にはあるのよ」

 格闘スタイル:シュメッターリング闘舞術
 出身地:ドイツ
 誕生日:6月6日
 身長:175cm
 体重:58kg
 スリーサイズ:82/56/83
 血液型:O型
 好きなもの:ウィンナーコーヒー
 趣味:天体観測、オーケストラ鑑賞
 大切なもの:アンティークなオルゴール
 嫌いなもの:蜘蛛、携帯電話
 得意スポーツ:ソシアルダンス
 好きな音楽:クラシック
 特技:語学(10ヶ国語以上はぺらぺら)、楽器

THE KING OF FIGHTERS MAXIMUM IMPACT2』で登場した謎の美女。綴りは「Luise Meyrink」。
声の担当はロサマチュアと同じ 辻裕子 女史。
左眼に泣きぼくろが二つあり、頭部には特徴的な蝶の髪飾りを付けている。
かなり謎めいており、本人によれば「人間ではない」らしい。*1

旧家の令嬢として生まれ、裕福な家庭で育った。父親はロケット工学の権威であるデートレフ・マイリンク。
ごく普通に暮らす大学院生だが、誰もが魅了されずにはいられない程の美貌を持ち、
全ての古典楽器を巧みに弾きこなし、10ヶ国語を話す語学堪能な才女。
誰からも愛されているらしく、母や友人からは「ルー」という愛称で呼ばれている。*2
おしとやかで落ち着いた性格だが、それが行き過ぎて冷徹な面を持ち合わせており、
身内ですら客観的に見る事しか出来ない自分を不本意に思い悩んでいる。
薄情となじられても否定できないと自嘲する一面もあり、本来は温厚であるが、戦いでは容赦しない。

行方不明になった(『MI2』のラスボスのジヴァートマ*3に拉致された)父を探すために戦いに赴く。*4
父の事を抜きにしてもジヴァートマとは宿敵の関係。
格闘技経験は皆無であり、実際は全くの素人であるが、その身に宿す不思議な力を駆使し、
軽やかな身のこなしで舞うように闘う。
本人は「シュメッターリング闘舞術」と名乗っているが、あくまで我流である。

メイラ兄弟に隠された秘密を知っている模様で、彼らの味方らしい。
ジヴァートマに拉致されかけたアルバを助け出し、彼を導くような言動をしている。
ジヴァートマからは「ラキア」と呼ばれている。

MIシリーズにおけるルイーゼのストーリー参考動画

デザインコンセプトは「」。
キャラクターデザインを担当したFALCOON氏の発言により、メネラウスモルフォをモチーフにしていた事が明かされた。

(以上、Wikipediaより引用・改変)

必殺技の名前には様々な音楽用語が盛り込まれ、その1つ1つに枕詞が付いている。
例:天使のアド・リブ、忘却のカルテット、胡蝶のレクイエム、
  希望のファンファーレ、断罪のメヌエット、別離(わかれ)のオーバチュア、など
ちょっと辺りとセンスが近いかも知れない。

+ 『DOM』でのルイーゼ
SNK公式ギャルゲー『Days of Memories』シリーズでは、病院が舞台の第6作『純白の天使たち』に攻略対象として登場。
「植物の音楽反応」なる物のレポートのために病院の「バイオスフィア」によく訪れている。
考える事に対して熱心で、いつもミステリアスな雰囲気を醸し出すが常識人である。
+ ...
  
...が、一方でCGイベントでは、
ハングリーウルフ」なる植物の生態をいい香りをさせながら主人公に思い切り顔を近付けて説明したり
全裸になって自然と「対話」しながら歌っている姿を主人公に覗き見られたり(不可抗力)、
などといった奇妙な振る舞いを時折見せる事がある。

大学生である事や音楽に関わっている事など原作の設定を生かしてはいるものの、
正体が原作でも不明なため、本作でも曖昧に匂わせる程度になっている。


原作中の性能

格闘技に関しては素人という設定、そして細身の見た目に違わず地上での通常技は火力が低く、発生も遅め。
無敵対空技反射技飛び道具当て身などは一通り持っているがいずれも威力が低い上に、
判定が弱かったりクセが強かったりとイマイチ頼りにできず、安定性にはやや難がある。
しかし、その実態は地上における弱さの代償に空中での立ち回りに特化した空中戦の鬼とも言えるキャラ。
その強さを支える技となるのが「天使のアド・リブ」。
所謂空中ダッシュであり、空中でコマンドを入力すると前方・後方・手前側・奥側の四方向のいずれかに移動できる。
移動距離こそ短いものの、なんと一度のジャンプで三回まで発動でき、さらにはジャンプ攻撃をキャンセルして出せる。
つまり、ジャンプD→「天使のアド・リブ」(前)→ジャンプD→「天使のアド・リブ」(前)→ジャンプDなんて芸当も可能。
この技のおかげでどこぞの武侠よろしく、ジャンプ攻撃をガードさせ続けて固めたり、
攻撃を出すと見せかけて地上での下段や投げにもっていく等の択を迫れる。
ジャンプ攻撃がヒットすればそこから空中必殺技の「天羽のワルツ」に繋いでコンボへご招待。
ガードされても再び天使のアド・リブで移動すれば逃げられるのでローリスク。
もちろん相手の攻めに対する回避としても使える。飛び道具が強い本作で防御手段を持っているのは非常に重要な点。
同じ方向への移動は二回までという制限こそあるが攻めにも守りにも利用でき、
さらにはフワフワと飛び回っての幻惑や逃げにも使える万能さからルイーゼの立ち回りの中核を担う重要技。
これを駆使することでまさしくキャラのコンセプト通り「蝶のように舞い、蜂のように刺す」ような攻めが可能となる。

超必殺技光の剣を振り抜く「希望のファンファーレ」が早い発生にやたらめったら広い攻撃範囲、剣に食らい判定が無いなど高性能。
2ゲージ技の超必殺コマンド投げ「断罪のメヌエット」は移動投げ版と1フレーム投げ版の二種類があるという変わった技。
前者は長い距離を移動し、出始めから長い打撃無敵時間があり、立ち、しゃがみ共に掴むことが可能。
後者は立ち状態の相手しか掴めないが1フレーム投げと差別化されている。
どちらも技の成立まで暗転しないなどかなり優秀だが、
移動投げ版は「←→↓↑↓+AorC」、1フレーム投げ版は「↓↑↓→←+AorC」非常に特殊なコマンドを要求されるので、咄嗟に出すには練習が必要。
地上でのスタイリッシュアートが独特なモーションでさばきが取りにくく、わからん殺しが強力など長所は多い。
欠点として信頼できる切り返し技が希望のファンファーレや断罪のメヌエットなどのゲージ技しかなく、
無敵対空技の「胡蝶のレクイエム」はカス当たりしやすい上に技後の隙が大きいので外すと反撃確定
このため相手にペースを握られると苦しく、地上技が弱いことも相まって何もできないうちに完封されることもしばしば。
火力が低いために超必殺技のぶっぱが強いキャラが多い本作では爆発力で劣ってしまうのも難点。
ようするに攻めている時は強いが、一度守勢に入ると脆いキャラと言った所か。


MUGENにおけるルイーゼ・マイリンク

+ Blue_Blood氏 & Le@n氏 & Churky氏 & Thedge氏製作
  • Blue_Blood氏 & Le@n氏 & Churky氏 & Thedge氏製作

海外の製作者である上記四氏によって製作された。現在β版。
アルバ・メイラと同様に、原作での3Dを使っていない2Dドットキャラ。
登場演出や勝利台詞など非常に丁寧に作られている。
ボイスの割り当てがややおかしい所があるような気がするが外国製なので致し方無し
効果音は「KOFM」のものを使用。性能も原作再現されているようである。
また、ストーリーも同梱されている他、Nori氏による外部AIが公開されている。

+ FLAM氏製作
  • FLAM氏製作
上記のルイーゼを改変したもので、MAX発動、ゲージ溜め、地上受け身などが追加され、
10段階に調整可能なAIもデフォルトで搭載されている。
ただし、勝利デモは英語のままである。

出場大会

出演ストーリー



*1
アルバと同じく宇宙人(の生まれ変わり)であるとファンの間では推測されている。
本編中では断片的に語られるのみだが、どうやら彼女達は「ゾア」と呼ばれる存在であるらしい。
尤も、『MI』シリーズの開発が中止になったので真相は闇の中であるが……。

*2
当初、ルイーゼは「ルー・メーリンク」という名前だった。
しかし「ルー」ではお嬢様という設定なのに他人から呼ばれるには馴れ馴れしすぎるのではないかと思われたため
「ルイーゼ(Luise)」に変更、家族からの愛称が「ルー(Lu)」になった。
姓の「メーリンク」もこれでは表記にドイツ語特有のウムラウトという記号が必要になるなどの理由から「マイリンク」に変更された。
ちなみに「ルイーゼ」というのは、ドイツやデンマークなどの中欧風の名前で、これがフランス語や英語風になるとルイズになる。
またさらにイタリア語の男性名だとルイージ(女性名にする場合はルイーザ)になる。

*3
謎の組織「アデス」の総督で、下部組織「クシエル」を統べるリーダー。アデスの最高幹部会「コカベルの子供たち」の1人。
”闇の爪”と呼ばれる。不気味な容姿とは裏腹に丁寧な口調だが、その本性は非常に冷酷で残忍。
自らの格闘スタイルを「弱者への制裁」と豪語し、腕を自在に伸縮させるという常軌を逸した身体に加え、異様に高い戦闘能力を持つ。
また非常に長い時を生きており、服部半蔵との交戦経験がある。やはり宇宙人らしい。
なお、姿はゴキブリをモチーフとしている。

ある目的のために、世界各国の有能な科学者達を誘拐・拉致している。

*4
ジヴァートマはルイーゼの父親以外にもマキシマをサイボーグへと改造した巻島博士も拉致している。
なお、ルイーゼの母は父が行方不明になったショックで精神を病んでしまい、
夫は学会での発表のために今はアメリカにいると思い込んでいる。


最終更新:2023年12月22日 23:40