広瀬康一


「お前はバカ丸出しだッ! あの世でお前が来るのを楽しみに待っててやるぞッ!」

ジョジョの奇妙な冒険』の第4部『ダイヤモンドは砕けない』に登場する人物。 第5部『黄金の風』にも一時期登場している。
名前の由来は仙台市の広瀬川からきており、第四部の舞台となった杜王町も仙台市がモデルとされている。
『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』(以下ASB)及び『アイズオブヘブン』(以下EOH)での声優は(『黄金の旋風』ではジョルノ・ジョバァーナを演じた)朴路美。
TVアニメ版では『ASB』『EOH』でジョニィ・ジョースターを演じた梶裕貴。

主人公・東方仗助の同級生で第4部の語り部的存在。第4部は彼が承太郎と出会うところから始まる。
当初は一般人だったが、虹村形兆によりスタンド能力を引き出す弓と矢で射抜かれてしまったことでスタンド能力を身につけた
最初はどこか頼りない性格だったが、自分で窮地を乗り越えていく度に人間的に成長していき、仗助たちから厚く信頼されるようになる。

+ヘブンズ・ドアーッ!
1984年3月28日午前6時27分、S市内赤十字病院で生まれる。2325gの未熟児で7日間カプセルに入っていた。
両親と姉の4人家族で、犬の「ポリス」を飼っている。母親は愛想の良い性格で、行きつけの美容室は『サロンまなざし』。
姉の名前は『綾那』。ぶどうヶ丘高校とは別の女子高の3年生。たっ食べごろじゃあ~ん、キヒヒヒヒ。
なおアニメ版のエンドクレジットでは最後まで名前は明かされず終始『 康一の姉 』(CV:武田華)であった。

スタンド能力に目覚めた以降は、仗助、億泰の3人で行動することが多くなった一方、
返り討ちにしたスタンド使いの小林玉美や間田敏和、やはり一度対決した漫画家の岸辺露伴らとも交流関係を持っている。
加えて同級生のスタンド使い、山岸由花子とは紆余曲折を経て恋愛関係にあるのだが、
日本漫画史上では初のヤンデレな彼女に、一度 拉致監禁 され拷問まがいなことをされた挙げ句
ションベンたれのチ○ポコひきぬいてそこから内臓ブチまけてぶっ殺すとまで言われ、実際(その台詞通りのやり方で)殺されかけた。
にも関わらず最終的にその一途な想いを受け止めて付き合い始め、可愛いとまで言ってしまう辺り・・・・すごい漢だ。
+よぐもぉ! くおの! ションベンちびりがぁぁぁぁ
ただまぁ彼女が康一を好きになったのは、スタンドに関わって急速に精神面が成長したことに気付いたから、である。
(具体的には「顔つきがグッと引き締まってきた」という事らしいが)
そして拉致監禁に関しても、世間一般には不良で バカ な仗助、億泰と関わり、成績が落ちてきた康一を心配して
彼を より成長させようとして 、日常的に勉強できるよう様々な工夫を凝らした別荘へと拉致監禁したのである。
康一自身、拉致監禁中とはいえ、由花子の作った料理を心から美味しそうと思ったり、
最終的には対決し別荘から脱出したものの、それ以外の点では満更でもないような描写が見受けられる。

その後、美容整形を施すスタンド使いのエステティシャン辻彩との遭遇から、由花子の顔が(自業自得とはいえ)
崩れてしまった際、2人ともが自分の犠牲を厭わず、相手の事を想って行動した為、由花子の顔を復元してもらう事に成功。
これをきっかけに相思相愛となった2人は、付き合うようになったのだが……。

「その性格なんだよ……… その性格…… なんか好きになっちゃって……」

案外、お似合いなのかもしれない。

周囲に奇人変人が異常に多く(ジョジョだから仕方ないが)、その誰からも慕われているため、変人ホイホイと呼ばれることも。
ジョジョASBではかつて敵同士だった音石明からもアプローチを受けている。・・・・すごい漢だ。


裏表のない正直な性格で、怖がりだがイザとなったら恐怖を克服できる勇気を持っている。
危機的状況でも冷静かつ大胆に行動し、決して友人を見捨てない心根などから、
仗助や承太郎からの信頼は厚く、露伴からは一番の友人だと公言されている。
『ジョジョの奇妙な冒険』全体の中でも数少ない、恋愛描写の存在するキャラクターである事に加え、
吉良吉影の身元を掴んだり、最後の切り札を封じたのも康一であったりと、
ここ一番の局面で非常に重要な役割を担っており、仗助と並ぶ第4部の主人公的な存在である。
実際、露伴からも「ぜひ君を主人公にして漫画を描かせてくれ!」とまで言われている。

ある意味でジョナサンの再来に近い存在とも言える。
血族こそ違えど、一人称が『僕』で、苦難や障害が訪れた際には『黄金の精神』で乗り越えていることに加え、
登場当初こそ敵役だった人物が彼と戦いを交えた後は改心した例が数多いという共通点がある。
(ジョナサンは元ゴロツキだったスピードワゴンを改心させた前例がある)

+彼の背丈について
デフォルメ含めて長身の多いジョジョシリーズではあるが(そもそもジョースターの家系の男が基本195cmの巨漢である)、
彼はびっくりするぐらい頭身と背丈が小さく描かれており、 承太郎と並ぶと膝丈とほぼ同じくらい になる。
これは『クレヨンしんちゃん』の園児たちのようなディフォルメ要素もあるのだが(後述)、 体重が39.5kgしかない のを見る限り、やはりかなり小柄なようである。
(正確に言うと、この体重が劇中で明言されるシーンはないのだが、露伴の「ヘブンズ・ドアー」で康一自身の記憶や情報のページを破かれた後、体重計に乗ったら「19.5kg」と表示され驚くシーンで「体重が20kgも減ってしまった」とナレーションで言われている。=19.5+20=元の体重は39.5㎏ということに…)
ちなみに、2011年度の16歳男子の平均体重は61.3kgであり、40kg以下が平均体重となるのは11歳以下となる。
この体重でBMIが標準22なら身長134㎝、やせとの下限の18.5でも身長146㎝である。
彼はマジで、小学生(下手すると低学年)程度の体格しかないのだ。食生活とか大丈夫なのかしら……。

もっとも序盤の頃は小さいなりにもそれなりの背丈・頭身で描かれていたのだが、話が進むにつれてどんどん小さく描かれるようになってしまった。
前述した小林玉美と間田敏和もまた、初登場時はそれなりの身長があったのだが、
康一と仲良くなるにつれて見る見るうちに背丈が縮んでいった人物達でもある。
特に玉美などは初登場した回では仗助や億泰より少し低いぐらいの長身に描かれていたのが、
登場後 僅か4話で 完全に康一と同じサイズの3頭身ぐらいになっていた。
その為よくファンから 「背が低くなるのが康一のスタンド能力」「ACT4」 だとか言われる。
なお、アニメでは両者共に初登場から戦闘後の低身長で登場している。ちなみに最終話のエピローグではお互いにイチャモンを付け合う微笑ましい(?)場面で登場。

+スタンド「エコーズ」
当初卵の状態で出現し、敵との戦いで殻を破ってその姿を現した。
康一の精神的成長に合わせて脱皮するように進化していくスタンドで、
基本的に一つの能力しか使えないというのがスタンドの大原則であるにも関わらず、
複数の姿と能力を使い分けられる 非常に珍しいスタンドである。
(尤も、形態ごとに一つの能力しか使えない為、状況に合わせて変化させていく必要があるのだが)
ACT2の登場後は、初期のエコーズはACT1と命名され、最終的にはACT3にまで成長した。
進化直後は進化前の姿・能力を使用できず狼狽する場面もあったが、
後に進化前・進化後のエコーズの姿・能力を任意で使い分けている。

スタンド名の由来は英国のプログレバンド・Pink Floydの代表曲の一つ「Echoes」。
当時のこのバンドの作風ならではの、LPレコードのB面すべての収録可能時間を1トラックにつぎ込んだ23分31秒の大作で、
曲の調子が前半‐中盤‐後半と3つに変化してゆくのも、このスタンドのアイディアに生かされていると思われる。

「いいや…… 『音』は消さない その逆だ 『音』を出す!」


ACT1(アクトワン)
【破壊力 - E / スピード - E / 射程距離 - B / 持続力 - B / 精密動作性 - C / 成長性 - A】

卵から孵った、虫の様な姿のエコーズ。射程は50m程度。パワー、スピードは殆ど無いが、
「物体に文字(擬音)を貼り付け、その音を繰り返し響かせる」能力を持つ。
また、康一の気持ちを文字にして相手に貼り付ければ、相手の心に直に想いを強く訴える事ができる。
ただし、異常なほど思い込みの激しい人間には通用しない。

「『新しいエコーズ』! 『エコーズACT2』!GO!」


ACT2(アクトツー)
【破壊力 - C / スピード - C / 射程距離 - B / 持続力 - B / 精密動作性 - C / 成長性 - A】

「ACT1」が進化した姿で、やや小型化したエコーズ。射程はACT1と変わらない。
ACT1よりスピードが格段に上昇し、尻尾を切り離して文字にして「しっぽ文字」を作り出し、
それに触れた者に文字に応じた「擬音の効果」を体感させる能力を持つ。
(風の吹く音を貼り付けた物で相手を吹き飛ばしたり、物を熱する音で実際に熱を発生させる等)
文字はACT1同様、物体に貼り付けることも可能。
原作では、「ACT3」の登場と共に使われなくなった。

「すごいぞッ ぼくの『ACT3!!』」


ACT3(アクトスリー)
【破壊力 - B / スピード - B / 射程距離 - C / 持続力 - B / 精密動作性 - C / 成長性 - A】

「ACT2」が更に進化した姿で、それまでのエコーズとは異質な姿・能力をしている。
自意識を持ち会話もでき、従順で丁寧な言葉使いだが「S・H・I・T!」と叫んだりとたまに口汚い
射程は短く5m程度だが、その分身体的強度とパワーが増し、肉弾戦が可能となった。
姿は小柄な人型に近く、殴った物質を重くする「3 FREEZE(スリー・フリーズ)」の能力を持つ。
スタンドが地面にめり込み殆ど動けなくなるほど重く出来るが、同時に一つの物しか重く出来ない。
また射程から出ると効果は消えてしまうが、逆に近づけばさらに重くすることも可能。
スタンドが重くなるという事は、当然その本体にもかなりの重量がかかることになる為、スタンドと本体を同時に封殺することすらできる。
なお、第5部では破壊力がAに格上げされているが、コレは彼自身の精神が成長した為と思われる。
男は女の子と付き合うと大きく変わるものなのだ。

なお、ACT1、ACT2が「音」のスタンド能力なのに対して、「物を重くする」ACT3は今までとは質の変わった能力を持つ。
これについては、『フリーズ』と言う命令を聞かせる事が出来る「言霊」のスタンドだとか、
『スリー』・『フリー』ズと言う掛け言葉になっているから「音」の発展形である「言葉」のスタンドだとか、
そもそも「音」ではなく「成長」のスタンドなのだとか、様々な説が存在する。

+第5部以降の活躍…
第5部においても序盤から登場する。複数部に渡って登場した数少ないキャラの一人である。
承太郎からの依頼により、第5部の主人公であるジョルノを調査するためにイタリアへ赴くが、
接触した少年がジョルノだと気付かず、旅行カバンを騙し取られてしまう。
一応ジョルノは後で返すつもりだったらしいが…(金以外)。
その後、承太郎に彼がスタンド使いではないかと報告すると安全のために調査を打ち切られるが、
カバンを取り返す為に再びジョルノを探し、ギャングの入団テストの最中だったジョルノを冷や冷やさせたり、
「ブラック・サバス」に苦戦するジョルノに自身の経験から助言を与え、撃破の手助けをしている。
その際、彼にジョセフ、承太郎、仗助に連なるジョースター家の黄金の精神を見る。

……以上で第5部の彼の出番は終了する。まあ、この後は本格的にレギュラーが増えるので康一君の出番は無いだろうしね。
荒木先生によると第5部で出番がなくなってからの彼の動向については「観光でもしているのでは」とのこと。

何気にジョースター家7名のうち4名と関わりを持っており、妙に縁が濃い。
第5部のゲーム『ジョジョの奇妙な冒険 黄金の旋風』にも登場する予定はあり、同ゲームのトリッシュ役や『MELTY BLOOD』シリーズの
シオンなどを演じた夏樹リオ氏によるボイスも収録されたが、最終的にはボツとなり、
ボイスドラマ部分にも一切登場しない。なんてこったい……(一応、サウンドトラック収録のドラマCDでは出演できたが)。
余談だが、既に第4部終盤でだいぶ縮んでいた背丈は更に縮んでおり、年下のジョルノの膝丈ほどしかない。
冗談抜きで大丈夫か。

他にも、乙一氏による第4部の小説『The Book』においても登場、漫画同様に語り部役のポジションを担っている。
本作は第4部終了より1年後を舞台としており、由花子との交際も無事続いている模様。

また、短編『岸辺露伴は動かない -六壁坂-』では、とある事情で財産も家も失った岸辺露伴を
自分の家に厄介させている(台詞で語られるだけで、本人は未登場)。
同作で露伴は27歳だと語られており、第4部本編と合わせると康一は23歳になっているはずである。

『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』においても仗助、億泰と共に少しだけ登場。本当に少しだけだが。
同作でも露伴は現在27歳だと語られているが、康一、仗助、億泰の3人は第4部当時の学ラン姿で登場している。
他にも本作の露伴は17歳の時点でまだ漫画家としてデビューしていなかったと語られており、
第4部本編での「16歳で既にデビューしていた」という設定と矛盾しているが、荒木氏はこれらの件について、
雑誌掲載時の解説で「 今回はルーヴル用のキャラで書いていて、『ジョジョ』用に描いてるのとちょっと違うんですよ
と述べているため、決してしたとか、一巡した世界の話という訳ではないと思われる。…多分。


MUGENにおける広瀬康一

あまりもの氏によって製作されたものがある。現在は公開停止。AIの製作や改変は自由とのこと。
他のジョジョキャラのように本体モードとスタンドモードがある。
act1は音で攻撃しact2はしっぽ文字で攻撃する。act3はラッシュで相手を攻撃する。といった感じになっている。
ボイスはPS2用ゲーム『ジョジョの奇妙な冒険 黄金の旋風』における、上述の没ボイスが使われている。
更新によりスタンドモードが削除される、『ASB』のプッツンキャンセル搭載など性能が変化している。
製作者のあまりもの氏本人、森ノ中氏によってそれぞれAIパッチが作成されている。


また、同じくあまりもの氏により『ASB』仕様の康一も公開された。ドットがASB風になっており、ボイスも朴路美。
氏の製作した他のASB仕様キャラ同様一通りの技やシステムが実装されている。
ACT3の重力状態も存在するが、流石にそのままでは強すぎるからか原作のしゃがみ固定からジャンプできなくなるだけに弱体化している。
更にエコーズの各形態を用いたオリジナル技も多数搭載されている。
デフォルトではASBのシステムに3部ゲーのシステムを弱体化させて搭載しているが、configで技やシステムをASB準拠にする事も可能。


出場大会

出演ストーリー


「康一くん… 君は本当に頼もしいヤツだ。
   この町に来て、君と知り合えて本当に良かったと思ってるよ」