表向きは伝説の英雄エックス自身とされ、ネオ・アルカディアによる世界統治などの役を担っていた。
しかしその思考はオリジナルとは著しく異なり、悩むということを知らず、人間至上主義を掲げレプリロイドへ圧政を強いることに何の疑問も抱かない。
また、性格も自身がオリジナル以上の英雄であり正義であると断言する、傲慢なものとなっている。
「かつてキミやオリジナルのエックスでさえ
きずく事のできなかった真のパラダイスがこの世にたんじょうしたんだ!
このボクのおかげでね」
アーマー装着能力も持っており画像のアーマー(設定資料に「アルテミットアーマー」と表記)を装着して戦う他、
「シャイニングトランスフォーム」を発動することで更に強力な戦闘形態(というか シグマチックな巨大変形)へ変形する。
『ロックマンゼロ』においてはラスボスとしてネオ・アルカディアでゼロと決戦、敗北して大破する。
『ロックマンゼロ3』では バイルに修理・改造を施され、コピーエックスMk-II(- マークツー)として、再びネオ・アルカディアの指導者に君臨する。
非戦闘時の目の色がオリジナル同様青(以前は常に赤)になった一方で、喋る言葉には機械音が混じるようになる。
さらに「バイルを無条件に信頼する言動を繰り返す」「人間を危険に晒す様な作戦も厭わなくなっている」など、バイルに都合の良い傀儡と化していた。
「カチなんてどうでもイいんダよ‥ ネオ・アルカディアのやっテいることはたダしい‥
そのセイギのショウメイになればそれでいイのさ!」
そして再びゼロとの決戦に挑むも、バイルの策略によりコピーエックス自身も知らない内に内蔵されていた 自爆装置が発動し、
コピーエックス自身も理解する間もなく大破してしまう。
(以上、Wikipediaより抜粋・一部改変)
人類にとっての理想郷を作ったのは確かであるし部下からの信頼も厚いのだが、話が進むにつれどんどん小物化が進んでいった。主にバイルのせいだが。
オリジナルのエックスとは最後の最後に出会うことができたが、結果はオリジナルの忠告も届かないままバイルにハメられて消滅……悲惨だ。
続編の『4』で、人間達からは結構慕われていたことが描かれたのがせめてもの救いか。
ちなみに、彼を作ったのは当然ながらエックスを解析したシエルである。
要するに『ロックマンゼロ』とは、 シエルが作ったレプリロイドをシエルが発掘したレプリロイドが倒しに行く物語である。
そのせいでシエルは腹黒とか黒幕とか言わr アカルイミライヲー
『ゼロコレクション』公式サイトの本人及びオリジナルのキャラ紹介によると、
エックスがダークエルフ(バイルの項等参照)を自らのボディに封印した際、彼のサイバーエルフ(魂)は弾き出された上に5つに分裂してしまう。
ネオ・アルカディアはこれを隠蔽するために、シエル(当時9歳)にエックスのボディを新造させ、
そこにエックスのサイバーエルフを入れようとしたが、エックスはこれを拒絶。結局、代替品として新たなサイバーエルフが組み込まれる。
5つに分かれたエックスのサイバーエルフの内、1つは失踪、残り4つが後の 四天王である。
実は『ロックマンゼロ』開発当初は
オリジナルのエックス本人がラスボスになる予定であった。
そのためエックス『4』や『5』に伏線らしきものがエンディングに存在していたが、
「進行中のシリーズの主人公をラスボスにするのはどうよ?(意訳)」というスタッフの見解により、
開発終了間際になって「ラスボスはエックスとは別人(コピー)」となった経緯がある。
つまり設定的にもメタ的にも、失踪した前任者(エックス)の仕事(ラスボス役)を押し付けられた無名の誰か、だったということになる。
そりゃ好き勝手しなきゃやってられんわな。
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