更木剣八

「お前になら―――…
全力で戦っても良さそうだ!!!」


『週刊少年ジャンプ』連載、久保帯人によるオサレバトル漫画『BLEACH』の登場人物。
「ざらき・けんぱち」と読む。「サラキ」ではなく「」。死神らしいネーミングと言えなくもない。
身長202cm・体重108kg(後に発行されたオフィシャルキャラクターブックでは90kg)の大男で、CVは立木

尸魂界(ソウル・ソサエティと読む)守護する「護廷十三隊」における十一番隊の隊長。斑目一角の上司にあたる。
流魂街で最も治安が悪い北流魂街80地区「更木」出身。そこから自身の力のみで戦い抜いた経緯ゆえか己の力を第一に考える。
元々名前はなく出身地の地名を姓とし、最強の死神に与えられる称号「剣八」(幾度切り殺されても絶対に倒れないという意味)を名前とした。
入隊試験を受けず、前十一番隊隊長を決闘で殺害し、いきなり隊長の地位に就いた(決闘で倒す事自体は選出方法として認められているが…)*1
なお、零蕃隊候補であった七代目の剣八や投獄された八代目の剣八も十一番隊隊長である。
隊長になった後も無敗を誇っており、あまりの強さに彼自身が戦いを楽しめなくなってしまったため、両目とも健在でありながら右目に眼帯をして視界を防ぎ
髪の毛を11本に束ねそれにを編み込んで音で常に自分の位置を相手に知らせる(セットにかかる時間は3時間)という手段をもって常に相手とのハンデを付けている。
加えて眼帯は無限に霊力を喰らう生物であり、通常の状態ではかなりの量の霊力を眼帯に食わせている。
敵を真に全力で戦える相手と認めた時のみ、眼帯を外し、本気で戦う。
なお、この眼帯は剣八が未だに成長し続けているため何度かバージョンアップされている。

性格は上記からわかるように強い相手と戦うことをなによりも愉しむ戦闘狂。
「いくらハンデを課しても敵が脆すぎて戦いを楽しむ暇がない」ため、常に加減して斬る癖が染み付いているほど。
また自身が負傷する事への恐怖心や躊躇が全くなく、敵の攻撃を受けたり予想外の事態に陥っても、
全く動揺せずに平気で立ち向かっていくために相手の方が逆に恐怖してしまう。
死すらも戦いを楽しむための代償」とまで言い放つ一方で、「死んだら何も斬れなくなってつまらない」とも思っている。
また、戦いそのものを愉しむのが行動理念のため、職務には重きを置かず、戦闘不能になった相手にトドメを刺す事にはあまり拘らない。

以上のように大義や正義とはかけ離れた位置にいる性格のため、東仙要からは忌み嫌われている。
とはいえ、自分と互角の戦いをした一護を気に入ったり不始末を起こした部下を庇ったりするなどどことなく人間臭いところもある。
その他にも「名前がないこと」へのコンプレックス(本人曰く名前の無い苦痛)を持っていた時期もある。
また、多少は分別があるため、同僚の死神達とは基本戦っていない。
例外は旅禍である一護達に肩入れした際に敵対した東仙と狛村左陣、挑発にのりやすい白哉である。

斬魄刀は死神になる前から持っていたということ以外不明、
そもそも己の力のみを信じる剣八は刀を理解する意思がないため斬魄刀の名前すら分かっていない状態だった。
(「八千流」という現在まで謎の人物を尊敬しているという描写があるのでそれが名ではないかという説もあったが、草鹿やちる参照)
形状は刀身がボロボロに欠けた長刀で、柄にも鞘にも晒が巻いてある。
歴代全隊長の中で唯一【卍解】を修得しておらず、なおかつ自身の斬魄刀の名前すら知らない異例の存在であり、
インフレの激しいこの作品でも特異なポジションにいるキャラクターである。
体力・攻撃力等の肉体面は作中でもトップクラスなのに対し、鬼道(魔法のような技術)は全く扱えず、
また細かい霊圧察知も不得手としているなど極端な特徴を持つ。
そのためオフィシャルブックでの能力数値化において、合計値が全隊長中ぶっちぎりの最下位である。
体力・攻撃力はMAXの100であるのに対して鬼道・霊圧は貫禄の0
他の隊長は苦手分野でも40~50程度はキープしているため、一人だけ合計値がガクッと下がってしまっている。
ここまで読んで、始解の一護と互角だったり合計値が低かったりと「実は強くないのでは?」と思った人もいるかもしれない。 とんでもない
更にアニメやゲームでは強大な霊圧に物を言わせ、
敵の特殊能力を撥ね退けるのもお茶の子さいさいと、かなり何でもありなジョーカーと化している。

+戦績(まったくあたらしいいんふれ)
尸魂界篇にて、一角を倒したという事で興味を持った黒崎一護と交戦。
互いに死力を尽くした結果痛み分けになるが、剣八本人は負けたと思い、直後自身の斬魂刀のことを知ろうとするなど更なる高みを目指す。
一護の強さを認め気に入ったため再び会うべく、部下達と共に織姫ら主人公組に協力。反逆者として東仙、狛村と対峙する。
事態収拾後、何かと一護と戦いたがるも、一護本人からは戦いをしようとする度に敬遠されている。
というか、もう二度と戦いたくないとさえ言われている。…そりゃそうだ。
一護は余程トラウマだったのか、精神世界の中で唐突に剣八の幻覚に襲われたことがある。

なお、彼もインフレ作品のご多分に漏れずやばい敵と戦ってきたのだが、
  • の技で視覚も聴覚も嗅覚も奪われた!
  • でも反撃は出来ないからこのままじゃジリ貧だ!
 →全力の刺突をわざと受けてそのままぶった斬る→一撃で相手が瀕死に
  • 敵の必殺技で光の中に閉じ込められた。このままだと光に圧縮されて消滅してしまう!
 →眼帯を外し開放された霊圧で光を消し飛ばす
  • すごい硬い敵が出てきたよ!
 →硬さに慣れてきたので斬れるようになった
  • 敵が本気出してきてさらに硬くなった上腕が6本に増えた。このままでは死にそうだ!
 →剣ってのは片手で振るより両手で振った方が強いから両手で振る→相手戦闘不能に
  • 敵が自分に変身した。強さも自分と全く同じだ!
 →自分がもっと強くなればいいだけの事
  • 敵が空間と融合した
 →空間ごとたたっ斬ればいいじゃない

といった、正攻法かつキ〇ガイ染みた方法で勝利してきている。
(他の作品に前例があるので斬新と言うほどではない*2。流石に一人で全部こなしたキャラは居なかったが)
おまけに斬魄刀の解放を未だに引っ張っているため、本体のチートっぷりに磨きがかかっている状態である。…ありえん(笑)
というか小説版に於いて実質戦闘力が無制限であるとされた。
その小説では、一護との戦績を元に「自分>朽木白哉>更木」と判断していたチート級能力の持ち主(後述)が能力を小出しにした結果、-最終的に神々の黄昏もかくやという有様となった。
この小説は別作者の手によるものだが、更木の設定については原作者が後書きで「気づく人だけ後で気づけばいいと思って本編では伏線だけ張っていたのを当てられて非常に驚いた」と語っている。
もう全部こいつ一人でいいんじゃないかな
ただし、ギリギリの戦いを楽しむために無意識に相手のレベルに合わせて戦闘力を調整しているため、一護に負けたりノイトラに苦戦したりしている。

+剣八
前述のように、剣八とは最強の死神の称号である。
本編には更木剣八のみしか登場していないが虚圏編~死神代行消失篇の間を描いた小説版では彼より前の剣八も登場した。

  • 刳屋敷 剣八
七代目の剣八。故人。京楽や浮竹と同世代の死神。
好戦的だが裏表がなく風流を解する豪放磊落な性格で、十一番隊以外からも強い信頼を得ていた。
斬魄刀は巨大な口を持つ毛玉のような生物を無数に召喚する「餓樂廻廊(ががくかいろう)」。
卍解時は瀞霊廷を飲み込むほど巨大な口を召喚し、生物・非生物問わずあらゆるものを咀嚼・粉砕する。
ただし、加減が効かないため四十六室から使用を禁止されている他、反動で半年間始解すら出来なくなる。
  • 痣城 剣八
八代目の剣八。先代である刳屋敷を倒し称号を得た。
無感動で無機質な性格であらゆる「無駄」を嫌い、死神はただ無心に魂のバランスを調整する歯車たるべきという思想を持つ。
かつて人間の魂魄が虚になる要因を消す「魂魄改造計画」を四十六室の裁定を振りきって押し通そうとしたことから、
現在は藍染も収容されている牢獄「無限」に投獄されている。
斬魄刀はあらゆる物と融合する能力を持つ「雨露柘榴(うろざくろ)」。卍解が標準状態という珍しい刀。
始解状態では卍解状態で融合した霊子を凝縮した凄まじい一振りの刀となる。
融合した物体を持ち出して無数の義骸から鬼道を一斉発射したり、 戦闘ヘリに武装を山盛りにした奇怪な兵器を生み出したり する他
空気と同化して消える、同化した空間の相手の状態が手に取るように分かるなど、まさに最強の死神の名に相応しい能力となっている。
ただし、融合の特性上霊力吸収系の技に弱く、常人の数倍のダメージを受けてしまう。

ちなみに更木剣八は彼らより強い歴代最強の剣八である。零番隊に招集されないのは人格面で問題がありすぎるからだとか。
+そして…(ネタバレ注意)
  • 卯ノ花 烈
初代剣八。本名は卯ノ花 八千流。
恐らく、彼女が更木剣八の憧れる「八千流」なのだろう。

他の漫画から彼を満足させられそうなキャラを探すなら江田島平八範馬勇次郎アーカードあたりだろうか。

BLEACH DSにおける更木剣八

BLEACHの格ゲーは色々あるが、ここでは2Dの格闘ゲームであるBLEACH DSの2作目である『黒衣ひらめく鎮魂歌』について説明する。

基本体型より背が高く、若干攻撃が大振りな傾向にあるキャラクター。
通常攻撃にはモーションが独特なものは多いが、リーチは上位に入る部類。
移動能力に関しては一護より若干遅い程度で至って平均的な部類。

必殺技に飛び道具を備えていないため、根っからの近接型と言える。
中でも、相手の目の前へワープする「いつまでそっちを見てやがる」、
自身のリーチを上げたり各種通常攻撃がチェーンする様になる強化技「たまんねぇな」「まだ死ぬなよ」、
その場に残像を残して姿を消す「くだらねえ」といった特殊な性能の必殺技を備えるのも特徴。
その代わり相手に直接ダメージを与える技が少なく、超必殺技に至ってはゲージ全消費の「お前になら全力で戦っても良さそうだ」しかない。

全体的に癖が強いが、扱い慣れると徐々に味が染み出てくる玄人好みのキャラクターである。

ちなみに初代作である『蒼天に駆ける運命』では「いつまでそっちを見てやがる」が発生が早い上に隙もほぼ無かったので、
タッチパネル連打でほぼ完全無敵になるというとんでもない性能だったりする。お前は尖兵か。
後、ドット絵が何か小ぢんまりしていたり剣の振り方がなんかショボかったりと、ビジュアル面でもかなりツッコミ所満載。
そのためか、『黒衣ひらめく鎮魂歌』ではほぼ全てのドットが書き換えられた。


MUGENにおける更木剣八


+Yurichi氏製
『BLEACH DS2nd 黒衣ひらめく鎮魂歌』をベースにしたもの。完全な原作再現ではなく、一部の技の性能を使いやすいように変更したり、
全体的に動作をスピードアップさせたり、通常攻撃単発の火力を下げたりと、MUGEN用にアレンジを加えている。

中でも特徴的なアレンジがサポートキャラの存在である。
これは原作に登場するキャラクターを召喚し、個々の特殊能力を発動させる技だが、その数なんと 8人11種
松本乱菊の「唸れ 灰猫」や狛村左陣の「卍解 黒縄天譴明王」
井上織姫の「双天帰盾」に砕蜂の「弐撃決殺」と、バリエーションに富んだ技がそろっている。
ただし全体的に発動までに時間がかかり、ゲージを大量に消費してしまう技が多い。

なおオリジナル技を含めて数多くのゲージ技が搭載されており、その数は 12個 (先述のサポートを含めれば 23個 )もある。

2008年春から公開されているキャラだが、AIがデフォのkfmほどの強さだったためか、動画で見かけることはなかった。
が、その後の更新によってAIが強化され、並キャラと互角以上、
デフォルトAIのゴッドルガールともある程度渡り合えるぐらいの強さになった。
斬り上げからの空中コンボや、必殺技「どこでも好きな所を斬りつけて来い!」による当て身をよく使うAIである。

ちなみにデフォでキャラサイズが少し大きく設定されているため若干荒く表示されてしまうが、
元々のドットが小さいため、MUGENではちょうどいいサイズになる。


+斑鳩氏製
『黒衣ひらめく鎮魂歌』ベース。現在は公開されていない。
瞬歩や原作の色々おかしい攻撃判定などを再現しつつ、通常の2D格ゲー風にアレンジされたもの。
また、「たまんねぇな」と「まだ死ぬなよ」の効果が変更されている。
具体的には、「たまんねぇな」はのようにボタンごとに各性能を強化する技に、
「まだ死ぬなよ」は「たまんねぇな」3種の効果に加え、瞬歩ゲージを全回復するようになった。
公開当初はデフォルトで高性能なAIが搭載されていたが、後に削除されてしまっている。

+DopeFiend氏製
『黒衣ひらめく鎮魂歌』がベースだが、音声は英語。
瞬獄殺のような3ゲージ技をはじめとするオリジナル技が多数追加されている他、通常技にも削り能力があったり、
「たまんねぇな」などの強化技が削除されていたり、「いつまでそっちを見てやがる」がボタン1つで発動出来たりと、性能面はかなりアレンジされている。
また、通常のパワーゲージとは別に独自のゲージを持ち、満タンになると眼帯を外した本気モードが一定時間発動出来る。
発動中は常時ハイパーアーマーとなり、更にガード不能の超強力な3ゲージ技(恐らくは原作でノイトラを撃破したアレ)が使用可能になる。

AIはデフォルトで搭載済み。
持ち前の削り能力を活かしてアグレッシブに攻めてくる他、
追い込まれると上記の本気モードを発動し、アーマーに物を言わせた猛攻を仕掛けてくるので要注意。
ハマれば中々の強さを見せてくれるのだが、舐めプしているのか動きに少々ムラがあり、どうにも強さが安定しない。

この他にAki氏(Akimoto氏)が製作したものが存在していたが、現在は氏のHP閉鎖により入手不可。
その上AIだけでなくsndファイルも同梱されていないので、動画で見ることはないだろう。
ちなみに同じ十一番隊の副隊長である草鹿やちるもMUGEN入りしている。

出場大会

削除済み

「なんだ、終わりか?」


+まさかのそっくりさん
全くの余談ではあるが、同じく眼帯のあの男に剣八のコスプレをさせると非常にそっくりになることが判明した。

(11分25秒から)

こらそこ、ヅラとか言わない
*1
小説版では八代目剣八が己が決闘を経ず投獄されたことを理由に『更木は十一番隊の隊長羽織の正当な持ち主ではない』旨の発言をしており、
十一番隊においては 決闘の方が正式な隊長選出になる らしい。

*2
例えば「態と攻撃を受けて」は昔から「肉を切らせて骨を断つ」の名で『男塾』をはじめ多くの作品で使われていた。
目を開いた時の霊圧なら乙女座のシャカ(聖闘士星矢)あたり。もしかしたらフェイスフラッシュ

ジャンプ以外にまで広げると
触れてから回避は『修羅の門』(ただし相手(主人公)の技は触れた時点で回避不能だったため失敗)。
『最遊記』(西遊記ではない。元ネタではあるが)では、コピー相手に最初は苦戦していたものの
「昨日集めたデータで作った」と聞かされた途端「昨日の俺に負けるわけねーだろ」とキレて瞬殺した。
(実は最遊記は最初から腐女子女性向け漫画だったこともありオサレバトル漫画だったりする。
 しかもBLEACHより古い。尤も当時はオサレバトルってジャンル名は無かったけど

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