シェンロンガンダム

「目標捕捉!行くぞナタク!」


サンライズ製作のTVアニメ『新機動戦記ガンダムW』に登場するMS(モビルスーツ)。

形式番号 XXXG-01S
頭頂高 16.4m
本体重量 7.4t
材質 ガンダニュウム合金

老師Oが、オペレーション・メテオの中核として開発した5機ガンダムのうちの一つ。
中華系の移民が多く居住するL5コロニーで開発され、古代中国の戦士を髣髴とさせる意匠が機体デザインに取り入られている。

右腕の「ドラゴンハング」(伸びる腕)や「ビームグレイブ」(薙刀)など近接格闘に特化した装備を持ち、格闘能力は同時期のガンダムタイプMS中最高を誇る。
尚、両肩アーマー前面の円形状のパーツで形成されるファティングサイトにより、相手の情報をいち早く読み取ることが出来るなど分析能力にも長けている。
反面、射撃兵装は頭部のバルカンのみと、遠距離火力の低さが欠点。まるでゴッドガンダムの様である。というかドラゴンガンダムだろう、中華だし。
(なおドラゴンガンダムのドラゴンクロウは謎のシステムで腕が伸びていた(二の腕の蛇腹の数自体が増えていた)
 シェンロンガンダムのドラゴンハングは「肩ブロックの中に延長用の腕を折りたたんでいる」と言う実現可能な設計になっている。
  それ以上に伸びていた?気にするな! このシステムは次回作である『ガンダムX』のガンダムヴァサーゴにも採用されている。)
しかし、機動性、運動性など単体のMSとしてはバランスの良い基本性能を持ち、汎用性ではウイングガンダムに次ぐ能力を持つといえる。

パイロットは張五飛。読みは「 チャン・ウーフェイ 」。声は石野竜三氏。
誰だよごひとか言った奴は出てこいよ!海へ叩き落してやるよ俺が!!
直情的で自分勝手とも取れるような性格で、正義に生き悪を憎むと共に、弱い者が戦おうとする事も嫌う。
そんな性格ゆえに、他のガンダムパイロットと行動を共にする事も少ない。
ただし直情的でありながらも、戦いにおいては非常に冷静。むしろ冷徹とも言って良い程である。
卑怯とも揶揄されるような作戦を行ったり、5人のガンダムパイロットの中でただ一人OZの罠を見抜く等、高い戦術眼をも兼ね備えている。

弧高を愛する男だが、ヒイロ達とピースミリオンで合流して以後はデュオとトロワのチェスの勝負に割り込んだり、カトルの作戦指揮に従う等、
意外にも上手くメンバーに馴染んでおり、小説版では「仲間では無い」と言ってはいたがまんざらでも無い一面を見せている。

機体名の「シェンロン」はパイロットの張五飛自身が名付けたものだが、彼は普段は本機を「ナタク(哪吒)」の愛称で呼んでいる。
これは本機を守り亡くなった妻・竜妹蘭(ロン・メイラン、ナタクを自称)の影響からである。五飛は本機に彼女の魂が宿っているとしていた。
ただし本編中はでナタクの名前の由来や五飛の妻については特に言及されていない。

+ なお、ナタクとは道教の少年神のことである。

+ ネタバレ注意

揚子江でOZ艦隊を壊滅させると南下し、インダス補給基地、更にアフリカのヴィクトリア湖基地を次々に襲撃し、ガンダムデスサイズばりの神出鬼没ぶりを見せつける。
しかし、右腕のドラゴンハングを失った状態でOZの月面基地を襲撃し、集中攻撃を受けて投降・回収されてしまう。だがこれは、より強い力を得ようとした五飛の計算によるものだった。

その目論見通り、鹵獲された本機は「 アルトロンガンダム 」として改修・強化されていた。
宇宙戦に対応した強化が為され、背部左右にスラスター内蔵の可動翼ランダムバインダー、両スネにサブスラスターを追加し空間機動力を強化。
武装もアルトロン(二頭龍)の名の由来となった両腕の改良型ドラゴンハング、
ビームグレイブに代わり装備されたツインビームトライデント、背部の2連装ビームキャノンと、大幅に強化されている。
機体色もグリーンに変わり、より竜のイメージに近くなっている。
奪還当初は最終調整が間に合わず完成度70~80%程での出撃だったが、新型モビルドール・ビルゴを圧倒する活躍を見せる。
その後L5コロニーで最終調整が行われたが、五飛の単独行動が続いた事で一度中破してしまう。

その後の『新機動戦記ガンダムW Endless Waltz』では、ヒイロのウイングゼロと激闘を繰り広げている。

なお、『Endless Waltz』では5機のガンダムがリデザインされて、商品化の際は商品名に「カスタム」と付けることでTV版と区別をすることになったのだが、
アルトロンガンダムのみ「ガンダムナタク」という商品名で販売された。資料によっては他のガンダムと同様「アルトロンガンダムカスタム」ともなっている。

格闘ゲームではSFCソフト『新機動戦記ガンダムW ENDLESS DUEL』でも登場。

格闘戦特化のガンダムという設定どおりバルカンと超必以外の飛び道具は無いが、リーチが長く使い勝手のいい通常技を多く持つ。
全体的に通常技のリーチが短いこのゲームでは立ち回りで圧倒的優位に立てるため自分から近づく必要がなく、
中間距離からチクチクと武器攻撃で削り、我慢しきれず前に出てきた相手の攻め手を潰していくのが主戦法という
ダルシム的な立ち回りキャラ。ナタクの強さを支えているのは、何といっても薙刀を振る「 立ちA 」である。
牽制、対空、ブーストジャンプ防止など様々な場面で役立つ上、ダウンまで奪えるという驚異の性能を誇る。
相手を追い詰めている場面や、めくり気味の攻撃も返してくれるのでほとんどのジャンプ攻撃は怖くない。
この技のおかげで、エピオンを含めた他のどの機体にも不利がつかないという、驚異の高ランクを維持し続けているのである。
ナタクを使う場合、これをどんなタイミングで振ったらいいかを覚えさせておく事が絶対条件になる。

それ以外でも通常技は武器はおろか 手足にまで一切喰らい判定が無い という神性能である。
判定が強いとかいうレベルじゃねーぞ!(※ちなみに原作ゲームでは他のキャラも大抵こんな感じの判定をしている)
しかし、通常技が強い半面、必殺技はあまり使い道が無いので、通常技の振り方が重要になってくる。

弱点は、防御力が低いこと。
せっかく苦労して与えたダメージが相手のコンボ1回で逆転を許してしまうこともよくある事。
これが原因で思い切って相手のガードを崩しにいけないことも難点で、ここぞというときに弱みを見せると一気にやられてしまう。
普段の立ち回りの強さとは裏腹に、常にミスしたらやられるような状態が続くのである。

必殺技の性能

ドラゴンハング
腕を伸ばして、弱では相手を突き飛ばし、強なら掴んで投げる技。
強で掴んで投げた後、相手のバウンド中に普通の投げのように追い討ちが出来る。
その場合は自分が画面端にいる状態でなければならない。
また、しゃがまれると当たらない(トールギスには当たる)。
ハンドレッドグレイブ
ビームグレイブを連続で突き出す技。
ヒットさせても相手がダウンしない上、出も少し遅いのであまり使い道は無い。
ドラゴンハングファイヤー
超必殺技。前方に火炎放射を放つ。空中で使用可能。
威力としては低めだが、出もそれなりに早くガードキャンセルには十分使っていける。
相手をダウンさせることが出来ないが、連続技に狙える場面では積極的に使っていってもいい。

+ その他のゲームでの活躍

MUGENにおけるシェンロンガンダム

CGH氏が作成。
大垣氏のエピオン同様、烏賊氏の原作再現ガンダムデスサイズを改変したもの。
概ね原作再現仕様だが、ボイス追加・イントロ・勝利ポーズの演出面でのアレンジがある。
7P以降を選択すれば、演出も原作のものとなるので使い分けるといいだろう。
デフォAIも搭載されており、結構強い。
また改変元のデスサイズと同様にデミトリミッドナイトブリスに対応した専用やられを持っていたりもする。

なお、原作再現で試合開始時に3ゲージ持っている。これはコンフィグで変更も可能。

また、Gundam mugenのサイトにおいても公開されている。
こちらもENDLESS DUELの画像を使用しているが、バトルマスター(Battle Assault)仕様になっており、
避け動作が追加されている。

出場大会

削除済み
凍結

「貴様らは正しいのか?貴様らは正しいのかと聞いている!」



*1
これは敵の謀略だとかそういうわけではなく、その後の戦いで五飛の足手纏いになった竜一族が
即座にコロニーごと自爆して一族全員で死ぬ道を選んだ だけである。
妹蘭の死によって戦士となった五飛も流石にここまでするとは予想できなかったらしく、呆然としていた。
気性の激しい妹蘭だがこういったメンタリティは彼女に限った話ではなく、竜一族そのものがかなりネジの外r……
もとい、強い意志を持つ一族だったのだ。

そんな唐突かつ無茶な自爆だったので当然、五飛が守ろうと思っていた妹蘭の墓に対するフォローもない。
後付けとはいえ、幾らなんでも酷いんじゃなかろうか。

*2
なお、これは明らかに五飛が妻帯者であるという裏設定を活かしたものであるし、この後のあるシナリオで 条件を満たせば実際に妹蘭の名前を口に出す。
『L』同様に、以前の状態を改善してネタ成分抜きのクロスオーバーをやらせようとするスタッフの姿勢が見える。

ちなみに、「結婚とは永遠の約束だ」と述べる五飛を茶化す役割を担当したのは よりにもよってデュオ
……「Frozen Teardrop」のヒルデが聞いたら手足を全部へし折るであろう。