蘭丸


 性別:女
 年齢:22歳
 国籍:日本
 好きな物:ケーキ・フルーツパフェ
 嫌いな物:キムチ

バトルマスター 究極の戦士たち』に登場するキャラクター。
織田信長小姓と同名だが、女性である。


キャラクター設定

『バトルマスター』の主人公・の幼なじみで、子供のころに交わした結婚の約束を一途に信じるあまり、
翔を守るため格闘技を身につけ、愛の力で独自に必殺技を編み出し、
翔の所属する闇の防犯組織にまで入隊してしまった。
翔の手がけた難事件には蘭丸のおかげで解決したものも多く、現在は良きパートナーとなっている。
すごいぞ
だが当の翔はというと、内心満更ではないものの、あまりにも纏わり付かれるのと、
もう少し独り身でいたいという思いから、普段は迷惑そうに振る舞っている。

その愛の力であみ出した必殺技だが、ほとんどの必殺技が空中でも出せ、またキャンセルかけ放題。
連続蹴りの雷神脚は、最後の一発以外このゲームの特徴であるガーキャンや喰らいキャンセルを潰せる判定の強さを持つので、
途中で必殺技キャンセルをかけ再度雷神脚に繋ぐ事でひどい固めになる。
また空中コマンド投げが何故か2種類もあり、どちらも間合いが広く対空としてかなり優秀。
全体的に高性能で、どの相手に対してもオールラウンドに立ち回れる。
難点があるとすれば「側転真下パンチ」「空中膝当て身」といったネーミングセンスだが、
どうも良い名前を考える前に開発期間が限界に来てしまい、スタッフの仮称がそのまんま正式名になっちゃったせいだとか。

ちなみにドラマCD版での声優は 椎名へきる 女史。
…あと外見とか結婚迫る/逃げるの関係がどう見ても下駄を履いたあの人という声も聞かれなくはない。
尤も、作品の発売についてはこちらの方が後なのだが。
+ だがちょっと待ってほしい
確かに発売は『餓○2』は92年12月、『バトルマスター』は1993年11月である。
だが『バトルマスター』企画者の証言によると、企画自体は『餓○2』発売の遥か以前より進んでおり、
蘭丸のキャラデザインも早々に決まっていたらしい。
ところがS○Kに「ネ○ジ○でサードパーティー展開しませんか」と営業に行ったものの断られてしまい、
帰る際に企画書を置いて帰ったら数ヶ月後にあらビックリ!…というのが真相なのだという。
かといって新キャラを作り直すだけの時間的余裕も企業体力も無く、そのまま『バトルマスター』発売に至ったのだとか。
あのキャラが元々『餓○2』の構想には無く、本来登場する予定だった男の忍者キャラの代わりに急遽製作された、
という経緯と照らし合わせれば、信憑性のある逸話と思わざるを得ない

ただし付記しておくと、企画者自身は今や時効のネタ話と割り切り、格ゲー人気に貢献した事を誇りに思っているようである。
ならば真相はどうあれ、いまさら外野がどうこう口を挟む問題ではないだろう。

ちなみにこの企画の人は後に『神凰拳』も手掛けている。
言われてみればベンテンとは衣装デザインがそっくりである。あと空中膝当て身も。
偉い人の要望で蘭丸に下駄を履かせたのが心残りだったらしいので、リベンジマッチという事だったのだろうか。

勝てば外宇宙の技術で世界征服だろうと永遠の命だろうと叶えてやるという宇宙戦士ゼノの宣言を聞き、
翔に幼い頃の約束を果たさせるため戦いに赴く。
そしてEDでは、とうとうゼノに願いを叶えてもらう事になるのだが……。


「いやだ!オレは、まだけっこんしないんだ!!」
「おとこらしくないぞショウ!やくそくはまもれ!」

方法は鉄拳制裁である。外宇宙の技術全くいらねぇ
+ だがちょっと待って欲しい2
結婚式とは愛しあう二人さえいればそれで成立するものだろうか?
当事者は幼少からその日を待ち続けた蘭丸である。
やはりご両親や親族・友人・同僚など皆から祝福されながらのウェディングを夢見ていたのではないだろうか?
というかいきなり教会に行って挙式を申し込んで受け付けてくれるとは思えない。
そもそも翔は忍者コスのまんまではないか。こんな新郎では式どころではあるまい。
恐らく外宇宙の技術は二人の円満な即日挙式のために使われるに違いない。
多分タイムマシンとかどこでもドアとかきせかえカメラとかそんなのが。
いやぁよかったよかった。お幸せに。

「さあ!ショウ!きょうかいにいくわよ!」


なお、X68000用2D同人格闘ゲーム『女帝戦記』に「広恵(HIROE)」として登場している。……誰?
翔のものを流用した必殺技が追加されており、原作の蘭丸とは一味違った作りとなっている。


MUGENにおける蘭丸

にゃん☆鬼龍氏による蘭丸が存在していたが、現在は正規入手不可。
女帝戦記キャラ移植に定評のある氏だけに、原作と女帝戦記両方の要素が取り入れられ、
性能的にはどちらでもないMUGEN独自の蘭丸となっている。
『バトマス』の胡散臭い仕様は、流星打の後に空中必殺技が繋がるもののみ採用。
原作では超必殺技を持たないため、武内優香の究極気吼弾に似たビームや、
翔のそれから名前だけ借りた3ゲージ技の乱舞「V-MAX」が追加されている。
ちなみにポトレは女帝版のもの。

ポニテ杯の人ことピッコロ大魔王氏による外部AIが存在し、現在はhamer氏によって代理公開されている。
レベルを10段階に調節可能で、自称「マイルド設定」らしい。

また、過去にはSUGIO氏製作の蘭丸も存在したようだが、やはり現在は入手不可である。

出場大会



最終更新:2020年12月20日 00:42