円谷プロの特撮作品『
ウルトラマン』第29話「地底への挑戦」に登場した、
科学特捜隊の地底戦車。
イデ・ミツヒロ隊員が設計し、科学センターで開発された機体で、スペックは以下の通り。
全長:7m
全幅:1.2m
重量:1.6t
最高時速:20km(地中)
乗員:3名
先端に削岩用ドリルを備えており、それ以外にもビーム砲と地底魚雷といった武装を持つ。
原作では地底怪獣
ゴルドンに対抗する為に出撃し、ゴルドンと戦うも操縦系統を破壊されてしまう。
しかし、最後に残った地底魚雷によって、ゴルドンを地上へと追いやることには成功した。
映像作品以外では、小説『ウルトラマン VOL.1 ゴールドラッシュ作戦』にも登場している。
名前の元ネタは『
ターザン』の作者で知られるエドガー・ライズ・バローズが書いたSF小説『地底世界ペルシダー(Pellicider)』。
流石にまんまなのは憚れたのかこちらは「
ベルシダー」であり、英字表記もしっかり「Bellucider」である。
当然本編でも「ベルシダー」と呼ばれているのだが、
元ネタに引きずられて「ペルシダー」と
誤記されることが多く、勘違いしたまま記憶している人も多いようである。
というかムラマツキャップもうっかり「ペルシダー」と言っちゃってたりする。
ちなみに『
ウルトラマンタロウ』に、これの後継機らしいドリル戦車「ベル
ミダーII世」というのが登場するが、
こちらも名前の表記は「べ(BE)ルミダー」である
(
「シダー」が
「ミダー」になっている理由は不明。シとミは乱雑に書くと似たような字になりやすい(
シャレ→ミヤレのように)ので
誤読か?)。
余談だがこのベルミダーII世、ドリルユニットとして『サンダーバード』の「ジェットモグラ」(のプラモ)を2台そのままの形でくっつけている。
バレないとでも思ったのか?
また、『
ウルトラセブン』以降の防衛隊の基地や装備の描写はサンダーバードの影響を受けまくっている。
『セブン』の企画書では名指しまでされていたとか
(『ウルトラマン』が影響を受けていないのは、日本での『サンダーバード』の放映がウルトラマンと同年だから)。
MUGENにおける地底戦車ベルシダー
科学特捜隊も製作した、鋼鉄隊†定春氏による地底戦車ベルシダーが存在。
当初はニコロダで公開されていたが、同所の閉鎖後はカーベィ氏のサイトにて代理公開されている。
ワンボタンで攻撃ができるが、ジャンプは不可となっている。
2014年2月9日に小
ポトレが追加された。
出場大会
最終更新:2022年08月14日 02:44