ガイガン


東宝映画の『ゴジラ』シリーズに幾度か登場した怪獣
1972年の『地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン』を初め、映画作品には3作品に登場している。
昭和のガイガンは身長65m、体重2万5千t。
別名は「サイボーグ怪獣」の表記が多いが、「未来怪獣」「宇宙怪獣」の別名で呼ばれる事もある。
間違ってもどっかの軍人が使う必殺技ではない。

頭部に備えたゴーグルの様な単眼と大きな角、肘から先にある大きな鎌状の両腕が特徴。
「サイボーグ怪獣」という別名の通り、腹部の回転鋸と額の光線砲、背中には翼状の鰭を3枚持ち、
手足の付け根や胴部にあるプロテクターらしき物など、東宝怪獣の中でも特異なデザインをしている。

昭和シリーズに登場した敵怪獣のなかではキングギドラに並ぶ人気を誇り、現在でもファンが多い。
鳴き声も特徴的であり、後に『ウルトラマンメビウス』に登場する怪獣・ディノゾールの声に流用されている。

名前の由来は「ナイスガイ」と鳥の「ガン(雁)」。後述の水氣氏によれば、デザイン上の仮名として付けたものが正式採用されたらしい。
どちらもデザインモチーフからの命名で、「ナイスガイ」の方はバイザー状の目のアイデアソースとなったサングラスをかけていた、
俳優の石原裕次郎氏のイメージからだという。


各シリーズでの設定、活躍

昭和シリーズでのガイガン

M宇宙ハンター星雲人によって宇宙恐竜がサイボーグ改造を施された怪獣。
星雲人がアトラクションに偽装して設置した「ゴジラタワー」と言う司令基地から放たれる特殊な磁気テープの信号で操られ、
キングギドラと共に東京を襲撃。その後、世界子供ランド(宇宙人の本拠地)でゴジラアンギラスと戦った。
鎌状の両手や腹部の回転カッターでゴジラ、アンギラスに傷を負わせるなどして苦しめたが、
人類の手でゴジラタワーが破壊されると形勢逆転され、キングギドラと共に宇宙へ撤退した。

続編の『ゴジラ対メガロ』ではシートピア海底王国の応援要請を受けてM宇宙ハンター星雲から送り込まれる。
メガロとのタッグでジェットジャガーを苦しめたが、ゴジラとジェットジャガーのタッグの前に敗走する。

なお、格好良さで定評を得ているガイガンのデザインは、少年誌のイラスト等で活躍していた水氣隆義氏によるもの。
しかし2008年になって本人から公表されるまでは「ガイガンは『講談社のミズキ』がデザインした」という情報しかなく、
"水木"しげるがデザインしたなど諸説あった。
興味のある人は水氣氏のサイトにデザインについての話があるので行ってみて損は無いと思われる。

+ その他の説明や活躍
他、TV番組『流星人間ゾーン』にも登場。ゴジラと戦うが格闘戦の末敗北、
死んだかと思われたが「ガイガン忍法生き返りの術」によって復活、ゾーンファイターとも戦った。
劇中の説明によるとこのガイガンは腕の爪が健在な限り不死身らしい。
しかし最後はゾーンのビームを爪に受けて不死身でなくなり、流星風車からの流星ミサイルマイトを食らって息絶えた。
ちなみにガイガンは映画だとよくタッグを組んでいるため、ガイガンがゴジラと1対1で戦ったのはこれが初。
さらに言うと映画だと毎回最後に逃げているため倒されたのもこれが最初だったりする。

大きな鎌状の両腕は刃のような形状に反して鈍器の類であり、書籍によっては「ハンマーハンド」という名前が付いている。
また、資料によっては目から光線、口から熱線を放つなどといった記述があるが
額の光線砲を含めいずれの映像作品にもそのような飛び道具を使うシーンはなく、
むしろ戦闘機をハンマーハンドで叩き落としたり、メーサー戦車の攻撃にたじろぐなど遠距離戦は苦手であるかのような描写がされている。
一方で、後述の『怪獣大決戦』などのゲーム作品においてはこれらの飛び道具類を使用可能になっている。

そして2022年、生誕50周年を記念して昭和版ガイガンのスーツを新造する企画が始動。
クラウドファンディングの結果1100万円以上の金額が集まり、同年開催の「ゴジラ・フェス2022」において新規撮影の短編が上映された。

平成シリーズでのガイガン


「ガイガァアアアアアアアン!!!!
 起動ぉおおおおおおおおお!!!!」

『GODZILLA FINAL WARS』に登場。本作ではX星人によって操られる。
こちらのガイガンは他の怪獣同様、身長120m、体重6万tと大分スケールアップしている。
デザインがアンデッドワームイマジンをデザインした韮沢靖氏によって
非常にカッコよくリファインされており、ソフビの初版が出来の良さも相まって即座に完売したほどの人気を誇っている。

モノアイから放つ拡散光線「ギガリューム・クラスター」と、
フック付きのチェーンを仕込んだ両手の鎌「ブラッディ・トリガー」、腹部回転鋸「ブラデッド・カッター」が武器。
胸部からは小型の丸鋸状の武器「ブラデッド・スライサー」を発射できる。
かつてX星人が地球に収穫に訪れた際にモスラと戦って勝利し、古代文明を滅ぼした後ミイラとなって眠っていた。
地球防衛軍本部の地下に収容されたが、X星人の再襲来時に統制官の指令で再起動した。

+ 『GODZILLA FINAL WARS』での活躍の詳細
そのまま東京を壊滅させ、更にゴジラを蘇らせようとする新轟天号を妨害するべく南極まで追撃してくるも、
策に嵌り回避したミサイルでゴジラを封じ込めていた氷塊が吹き飛んでしまう。
復活直後のゴジラと戦い、チェーンで引き寄せてブラデッド・カッターで攻撃しようとするも、
至近距離からの放射熱線を浴びて頭を吹き飛ばされてあっさり撃破された。

その後頭部を新造し、さらに両手の鎌を「ブラッディ・チェーンソー」(その名の通り巨大なチェーンソー)に変えて、
東京での決戦に出撃。モンスターXとのタッグでゴジラを苦しめ、ゴジラの援護に駆け付けたモスラとも再戦。
空中戦でも圧倒しブラッディ・チェーンソーで羽を斬り裂き、ブラデッド・スライサーを躱した所に、
「ギガリューム・クラスター」を撃ち込むという連携で倒したかに見えたが、実は起きた爆発はモスラが直前に撒いていた鱗粉に引火しただけであり、
更に鱗粉の力でブラデッド・スライサーの軌道が狂わされており、爆発をバックにかっこよくポーズを決めた所で、
戻ってきたカッターによって自らの首を切断される。
さらに、爆発のエネルギーを纏ったモスラのファイアーヒートアタックによって完全に破壊された。

映像だけ見るとモスラが捨て身の体当たりで止めを刺した相打ちにも見えるが、
エンドロールにてモスラは何事もなかったかのように無事インファント島に帰還している
実際はモスラが海に飛び込む事で体に纏った火を消すシーンがあったがカットされたというのが真相らしい。

+ 映像作品以外でのガイガン

アメコミ作品『ゴジラ:ルーラーズ・オブ・アース』版ガイガン


2013年刊行開始のアメコミ『ゴジラ:ルーラーズ・オブ・アース』では侵略宇宙人クライオグの配下の怪獣として登場。
敵側の主要怪獣として準レギュラー級に出番が多く、勝利には恵まれなかったが、
高い知能と退き際を見極める生存力に優れており、多くの怪獣といい勝負を繰り広げた。
当初は昭和版の姿だったが、侵略宇宙人の改造でFW版の姿に強化され、
オルガとのタッグでゴジラとMOGERA、途中乱入したジェットジャガー相手に戦った。
その後も侵略宇宙人の宇宙船を襲撃したスペースゴジラと交戦。
どちらの戦闘でも飛行能力と全身の武器を活用し、見応えのある戦いを繰り広げたが、最終的には片腕を失い敗走している。
その後も腕を「ブラッディ・チェーンソー」に強化改造され再度襲来、ジェットジャガーとの1対1でのリベンジマッチを繰り広げる。
本作は2017年に株式会社フェーズシックスより日本語翻訳版が刊行されており、ガイガンは日本語版では1、2、4、5巻に登場する。

小説作品『プロジェクト・メカゴジラ』版ガイガン

「医官どの、ガイガンは、どうなりましたか? ガイガンはゴジラに勝ちましたか?」
「勝ったぞ。オレたちのガイガンがゴジラに勝ったんだ」

アニメ『GODZILLA』3部作の前史小説第2弾『プロジェクト・メカゴジラ』にも登場。
海底で眠っている所を引き揚げられ、怪獣同士の闘争が起きた事を切っ掛けとして、
怪獣の中でも驚異的な力を持つゴジラに対抗する生物兵器として投入される。
ちなみに野生体が出たのはこれが初めてであり、作中ではその特徴が記されている。
曰く「猛禽類と鱗とヒレを持った水棲恐竜を合わせたような」「前肢の爪はまるで鎌のように大きく鋭い」「まるで悪役のような面構え」との事。

異星人エクシフ及びビルサルドの技術力で改造されたガイガンは、
機動性こそゴジラを上回っていたものの、決定打も持たず逃げ回るしかなく、それを観ていた兵士達も呆れるばかりだった。
だがこの時彼らが投入されていた「オペレーション・ロングマーチ」はゴジラを抹殺する超兵器の完成まで人類総出で時間を稼ぐという作戦計画であり、
その点でガイガンは足止めと味方兵力の損害を減らすという任務自体はしっかりと遂行していた。
補給も乏しい中で自分達の盾となり、何度敗れても改造を加えられゴジラに挑んでいく姿にやがて兵士達は信頼を抱くようになり、
本来は怪獣であるガイガンの事を「戦友」とまで呼ぶようになる。

しかし、戦いを重ねる毎にガイガンは次第に生身の部分を失っていく。
両腕は超振動鎖鋸、両目はサングラス状の複眼サイバーアイ、腹部にはブレードランチャー、さらには収束型誘導弾ミサイルマイト……。
ビルサルドが開発しようとしている「メカゴジラ」へ投入する技術のテストも兼ねられていたガイガンは、
最終決戦に投入された際は、全身から水晶が生えたような金属の体を持つ、異形の存在と化してしまっていた。
未知の金属により周囲のあらゆるものを取り込み、肥大化を進行させていくガイガンの苦しんでいるかのような姿に兵士達は心を痛め、
遂には「ガイガンを楽にしてやってほしい」とゴジラに対し祈り始めた、そして……。

ある兵士は語る。ガイガンと共に戦った兵士達は今もお守りとして彼の鱗を携行していると。

+ ゲームにおけるガイガン

ゲームにおけるガイガン

『FINAL WARS』公開以前の作品でも、昭和ガイガンが映像作品では使わなかった目からの光線が使用可能な事が多い。

ファミリーコンピューターの『ゴジラ』では5面からボスキャラクターとして登場。
目から光線を発射するほか、腹部の回転鋸を巨大化させて突進する能力を持つ。
特に後者は阻止が困難なうえに、ゴジラを一方的に怯ませてライフをガリガリと削ってくるので凶悪極まりない。

『ゴジラ 怪獣大決戦』にも登場しておりこちらがMUGENキャラのドット元になっている。詳細は後述。

セガサターンのSLG『ゴジラ列島震撼』ではX星人が操る怪獣として登場。やはり目からの光線が主力武器である。
ゴジラとモスラに挟撃されたり、仲間のはずのキングギドラと同士討ちしてしまう為、あまり苦戦する事はないだろう。

PS2の3D格闘ゲーム『ゴジラ怪獣大乱闘』にも登場。
昭和ガイガンの姿だが、目からの赤い熱線として直線的なレーザーとFW版のような拡散版が使用可能。
格闘戦力も高く、素早くバランスも良いので使いやすい。

『戦姫絶唱シンフォギアXD UNLIMITED』でのコラボイベント「大怪獣絶唱」では金子彰史氏の趣味で昭和版が登場。
コラボギアは切歌が装着する。


ゴジラ 怪獣大決戦』での性能

ゴジラの本来のライバルであるはずのキングギドラを差し置いて2Pの初期カーソル位置という座にいる。
このゲームで唯一の昇龍コマンド対空技「バックジャンプカッター」を持っており、レーザー光線や熱線といった飛び道具も持っている。
一見バランスのいい波動昇龍系キャラのように思えるが、レーザーや熱線は硬直や隙が大きいため使いにくく、
基本的にはしゃがみ強パンチや、威力が高い投げ技のジェットカッターなどを主体に攻める近接戦が得意。

また、体力が一定以下で使用できる必殺技として、流星人間ゾーン登場時に披露した「ガイガン忍法生き返りの術」を持っている。
コマンドが成立すると一瞬硬直状態になり、この時攻撃をうけるとKOされたかのようにスローがかかってダウンするが、
すぐに起き上がって少しの間無敵状態になる…という、格闘ゲーム史上でもかなり珍しい性能である。
なお、この技を使って死ぬわけではないので自爆技の類とは異なる。
※1分9秒あたりから


MUGENにおけるガイガン

メカゴジラを製作したジロウガキ氏によって公開されている。
現在は『ゴジラ 怪獣大決戦』再現仕様のガイガンと、
『GODZILLA FINAL WARS』アレンジ版のFWガイガンの2タイプが公開されている。
どちらもデフォルトでAIもあり、普通の格ゲーキャラと充分戦える性能がある。
FWガイガンの性能解説動画。DL場所へもこの動画からどうぞ。

+ 『ゴジラ 怪獣大決戦』仕様(通常の昭和ガイガン)
  • 『ゴジラ 怪獣大決戦』仕様(通常の昭和ガイガン)
ゴジラ 怪獣大決戦』のものをベースにほぼ原作通りに作られており、2010/5/29の更新でAIが搭載された。
原作ゲーム同様接近戦が得意であり、近付かれても充分に戦う事ができる。

相手に組み付いた時に使えるマッハジェットカッターがかなり高威力なので、
人操作の時はダッシュで接近し、組み付いてこの技を狙って行ってもよいだろう。
デフォルトのAIは、相手に接近し得意の投げやコンボを狙うという戦法で戦い、接近戦にも強い。
飛び道具のレーザー光線も搭載されており、距離をとるとこの飛び道具の連発でしっかり固めてくる。

怒号状態になると使える必殺技であるハイパージェノサイドの使用頻度も高く、
直撃すれば普通の防御力の相手に5割近いダメージを与えられる。
とはいえ、飛び道具の性能はそこまで優れてはいないので、高性能な飛び道具や弾幕相手だと厳しいし、
飛び道具に対する対策の充実したAI相手には苦戦する事も多い。
ただ高威力の技が投げ技なのでこうしたAIのガードでも防ぎにくく、
他の飛び道具技が高威力な怪獣大決戦キャラだと苦戦する相手に有利になる事もある。

+ 『GODZILLA FINAL WARS』アレンジ版
  • 『GODZILLA FINAL WARS』アレンジ版
ディスプレイネームは「fw_gigan」
ドットは原作版と同じだがデフォルトカラーがFW版のような色合いになった他、
イントロが映画を再現してミイラから復活するもの(X星人統制官の例のボイス付き)になっていたり、
カットインが追加されるなど、演出面が大幅に強化されている。
とくに「ブラッディ・スライサー」発動中に勝利した時の演出はファン必見。
また、大・小・2段ジャンプが可能になり、ガードキャンセルやアドバンシングガードも追加されたので防御面にも不安がなくなった。
+ 変更または新たに追加された技
レーザー光線(214攻・空中可)
基本的には『大決戦』版と同様だが、最大まで溜めると「ギガリューム・クラスター」のように上下にレーザーが拡散する。
このため相手にとってはややジャンプで飛び越えづらくなっている。削り量もそこそこ。
フライングカッター(空中で623攻)
「バックジャンプカッター」の空中版でこちらは下方向への攻撃。出始めに無敵があり、強は相手をダウンさせる。
ブラッティ・スライサー(623攻攻orA)(1ゲージ消費):
一定時間相手にまとわりつく飛び道具を射出する。本体が攻撃を受ける(ダメージ・ガード問わず)か一定時間で消滅。
無敵は少ないが遠距離で出せばまず潰されない。レーザーと合わせて使えばかなり相手の体力を削れる。
ブラッティ・ドライブ(236攻攻orA)(1ゲージ消費):
チェーンソーを地面にあてがいながら突進する技。突進中は数発の攻撃を耐え、最後の一撃で壁際に吹きとばす。ガードされると反確なので注意。
ブラッティ・チェーンソー(426攻攻orA)(2ゲージ消費):
移動投げ。距離は短いが長めの無敵時間があり、威力も高い。判定が強く、空中の相手にも有効。
ガード硬直中の相手にもヒットし、小ジャンプ下強攻撃と合わせてガード不能連携が可能。
プレイヤー操作での使用動画。性能と演出はこんな感じ。
※最新版ではないので現バージョンとは色々異なる点も多い

2011/2/13の更新でAIも搭載された。
早いスピードとアドバンシングガードを活かした攻撃的な立ち回りが特徴で、近年のゲームスピードの速い格ゲーキャラ相手にも戦っていける。
X星人統制官になった気分で人操作で使ってもいいだろう。

2011/5/09の更新で自身のショックゲージが無効化、常時ゲージ最大、常時怒号状態になる12Pカラーが追加された。
このカラーだと高火力のゲージ技が使い放題になるので大幅に危険度が増す。
強さとしては凶下位あるか無いかといったあたりなので一般キャラや狂キャラとの対戦には適さないが、
相手に投げさえ効けば凶ランクの怪獣をかなり追い込んだり稀に倒す事もある強さである。
凶ランクの相手に挑戦したい時に使ってみてもいいだろう。
他にもイントロなどが強化され、最新版のバトラとの格好いい特殊イントロが追加された。

2012/2/7の更新でループバグの修正や性能の調整が行われてるため、
それ以前のバージョンを使っている人は更新しておいた方がよい。

余談だが、相手のライフ残量が少ないと技の威力が下がる仕様がある。
そのためにチーム戦の二番手以降では本来の実力を発揮できない事が多いので、
チーム戦においては先鋒での起用が望ましいと思われる。


通常版、アレンジ版共にサイズを変える場合は少々特殊な作業が必要となるため、readmeを最後まで読んでおこう。

MUGENの中での強さは通常版が強の中~上位、アレンジ版が強の上位と言った所。
+ 具体的には
通常版は投げ技のマッハジェットカッターをはじめとして、技の威力が非常に高い。
通常状態でもマッハジェットカッター+追撃で6割をもっていき、
怒号状態であればマッハジェットカッターだけで6割を削ってしまう。
このように火力面であれば凶キャラレベルなのだが、他の怪獣大決戦キャラと同じく立ち回りの性能に難があり、
一度浮かされたり固められたりすると反撃の手段がほとんどない。
同じ強ランクのキャラクター相手に一撃も入れられないままストレート負けする事すらある。
また威力はあっても攻撃の範囲や無敵が優秀なわけではなく、相手に当てやすい攻撃とは言えない。
ある意味で、挙動の重い超パワーキャラと言える。

一方のアレンジ版は、火力が通常版から大幅に下げられた代わりに数々の技が追加されており、
火力・防御・立ち回りといった要素が高めのレベルでバランスよくまとまっている。
一般的な並上位~凶下位キャラと普通に戦えてほどよく勝てる性能であり、
挙動がが早くなった点や防御システムの追加などのおかげで極端すぎる相性差もなくなっている。
+ ここまで幅広い相手とドツキ合える理由は
なぜかというと、技の威力が状況によって極端に変化するためである(最低威力と最大威力には3倍以上もの大きな差がある)。
威力を決める条件としては、コンボ補正の有無、怒号状態、相手のライフ残量など様々なものがあるが、
基本的に自分に不利な状況であればあるほど絶大な火力が発揮される
(たとえば、一方的に殴られ続けたあとにカウンターで当てた場合などは最高の威力となる)。
つまり、相手が強ければ強いほど強烈なダメージを与えやすくなり、
逆に自分が有利な状況(相手が弱い等)ではマイナスの補正がかかってしまい火力を発揮しづらくなるのだ。
ショックゲージの存在でコンボ系のキャラにやや弱いのは相変わらずだが、
『怪獣大決戦』仕様のキャラに比べると防御面やスピードが改善されているため十分対抗できる。
ゴッドルガール相手にもなかなか互角の戦いをしてくれる。

基本的に「凶以上」「格ゲーの範疇を越えている」という印象を持たれる事が多い多い怪獣キャラだが、
MUGEN(ゲーム)上でのガイガンはいずれとも「格ゲーらしくまとまった怪獣」だと言えるだろう。 
怪獣の中でもよく動きしっかり格闘戦をしてくれる上、大会動画的にも丁度いい強さなので使ってみては如何だろうか。

他にもモゲラのストライカーとしてFC版『ゴジラ』のガイガンが登場している。

出場大会

+ 一覧
+ ガイガン(怪獣大決戦仕様)
【ガイガン(怪獣大決戦仕様)】
シングル
タッグ
チーム
その他
削除済み
+ FWガイガン(アレンジ仕様)
【FWガイガン(アレンジ仕様)】
シングル
タッグ
チーム
その他
凍結
削除済み

出演ストーリー

炎邪じゃー!!(42話)
東北文花帖:地下水路&どらごんズ(地下施設の最終ガードシステム)
怪獣王 王座復権への道 (FW仕様)
ネクサスまてぃっく(17話 ある人物の変身形態)
ホル・ホースの銃喫茶

プレイヤー操作

ガイガン、起動、MUGENにて(レギュラーキャラ、FW仕様)
無限で雑多な対戦記(part21、FW仕様。part22、『ゴジラ 怪獣大決戦』仕様)
色々な人達の挑戦(part33、FW仕様)
ブリジットと遊撃の旅(part484、『ゴジラ 怪獣大決戦』仕様)


最終更新:2023年11月07日 18:43