アルダー

「人は、いっぱい過ちを犯すわ。これからも繰り返すかもしれない」

「でも、必死に生きてるの」

「お願い、滅ぼさないで!」


アルダーとは、ヒンズー教の夫婦神シヴァとパールヴァティが合体した姿であるアルダーナリシュヴァラの
真・女神転生シリーズにおける名前。なぜ略したのかは不明。*1
右半身は男、左半身は女の体をした両性の神で、性力信仰における理想的状態を表した姿とされている。

「真・女神転生II」で最高位の魔神としてシリーズに初登場し、その後の「if...」や「ペルソナ4」にも登場。
この時点でのデザインはほぼ上の説明文そのままである。

そして大分たってから「DIGITAL DEVIL SAGA アバタール・チューナー2」にて再び登場。今作で主人公らが変身する悪魔の姿はいずれも金子一馬による独自デザインで、
アルダーのそれは上部の画像の通り、昆虫のような頭部を持ち無機的な形状の奇怪な羽を背負った人型。
外見はウルトラマンシリーズの怪獣を思わせるものとなっており、*2上半身の配色はゼットンを思わせる。

最後に仲間になるキャラであるセラフが変身した悪魔であり、「クラリオン(遠くに響く音)」のアートマによってアルダーに化身する。
男女の合一を果たした完全な存在であることの表れなのか、他の仲間の化身する餓えた野獣のような「阿修羅」とは一線を画すどこか超然とした佇まいを見せる。

同作に登場する主人公悪魔の中でただ一人弱点を持たず( 耐性も持たないけど。 武器は両腕が縦に開いて中から突き出てくる直剣で、開いた面には牙が生えていて口になっている。

+アバタールチューナー2について
2では前作では分からなかった謎がいろいろ分かる。
1の世界は電子世界で作られた世界でそれを作っていたのはセラの心の中にあった世界を媒体としていた。
そのため、サーフ達は本来ならばデータが消去された時点で消えるはずだったが何かの影響で現実に実体化することになったのが2の世界。

現実の世界はサーフたちが夢見ていた楽園(ニルヴァーナ)ではなく、黒い太陽によって荒廃した世界で
その中で一部の人間だけがドームの中で生活をすることを許され、それ以外の人間は地下で生活を余儀なくされている世界だった。
サーフたちの悪魔化能力はその世界で黒い太陽の下でも動けるようにするために作られていたものだったが、
悪魔化の能力を得る代償に人間を喰らう必要があるといった制約が存在していた。
そのため、ドームの人間は兵士に悪魔化ウイルスを導入すると同時にドーム外の人間を強制収用し、
その人間達を悪魔化した兵士達の食料にしているといった事を水面下で行っているような状態だった。

+1で語られていた現実世界のサーフたちについて(ネタバレ注意)
1からもほのめかされていたがサーフとその仲間達はセラと異なり現実世界にも自分達と同じ存在がいた。
他の仲間達も電子世界のキャラとは違った性格をしていたが、サーフはその中で一番違っていた。
現実世界のサーフは天才的な科学者だが、冷血でセラを実験動物のようにしか見ておらず
セラを実験の犠牲にすることで研究を成功させ自分は神になるといった狂気じみた発言をする人間だった。

しかしセラにとっては自分を必要としているやさしい人と思っていた。
そのためか、電子世界のサーフはセラの理想としている姿として登場し、セラの待遇に不満を持っていたヒートは
たびたびサーフと口論をしていたためか荒々しい性格でできあがってしまった。
しかも2ではツンデレからヤンデレに…どうしてこうなった。

後半でサーフは現実にいたヒートの意思を持った猫に事の発端と事件の結末を知り、
ヒートと共に現実にいたサーフの幻影と戦いそれを撃破し、パーティに戻る。
その後、黒い太陽と交信するためにセラを媒体としてサーフとともに二人は黒い太陽へと向かう。
精神体になった二人はその転送中にひとつになることでセラフへと変貌し、そこで死んだ仲間達とともに最後の戦いへと向かう。

実はこのゲーム前回と異なり仲間達が途中で死んでいくエピソードがある。
中盤から後半の間は特に仲間が次々と死んで離脱していくのであまり能力を上げていないと終盤合流したときが辛い。
また、1からのフラグを立てていないと習得できない技や仲間がいるので出来れば1からクリアしておくのがオススメ。

+ちなみに
このゲームはデジタル・デビル・サーガ、略して「DDS」とされているためか、
一部のアイテムにデジタル・デビル・ストーリー女神転生「DDS」の魔法の名前がついたアイテムがある。
女神転生からのプレイヤーの人は確認してみると面白いかもしれない。

MUGENにおけるアルダー

「DIGITAL DEVIL SAGA アバタール・チューナー2」のアルダーを、以前にも真・女神転生シリーズから
モコイさんを製作したはぐれ者氏が手描きで作成したものが存在する。
D4ドットで描かれており、システムはギルティギアや北斗の拳などをベースにしたコンボキャラとなっている。
原作のモーションや魔法攻撃を高い再現度で取り入れつつ、独自の解釈で追加された必殺技も多く完成度は高い。
原作では勝っても習得できなかった人修羅の「地母の晩餐」を使用できるなど原作ファンには嬉しいサプライズもある。
超必殺技・最終攻撃「三界輪廻」は青いパネルが出てる状態のみ使用可能。ブリス技にも対応している。

また、最近の更新でデフォルトAIも搭載された。5段階にレベル調整が可能。

出場大会

出演ストーリー



*1 真Ⅱ(SFC)からいるため、全部で11文字もある長い名前+魔神(種族名)が
文字数制限に引っかかるために省略され、その後恒例となったと思われるが、推測の域を出ない。
実際「アルダーナリ」など文字数制限に引っかからない別名がある。
なお「アルダー」だけだと「半分」という意味にしかならない。

*2 もっとも、本当にウルトラマンと似ていると言えそうなのは身体は紅白に塗り分けられていて、
そして頭部に二箇所、目のようにも見える形に黄色が配されているというカラーリングくらいで、モチーフにしたのかは不明。
実際には真剣に類似性を指摘してのことと言うより、他の荒々しいデザインの仲間と比べ、
ラスト附近の怒涛で難解な展開と、最後に登場したアルダーのデザインが変化球すぎる反動でファンにつけられた一種のあだ名と見るべきだろう。
ちなみにウルトラシリーズにも男女が合体し補い合って超越的存在になる、という似通ったテーマを持つ作品があるにはあるが、
元ネタ(ヒンドゥー教の神)が同じなだけであだ名との直接の因果関係はないと思われる。
あんまり知名度ないし、人気が出なくて途中から男一人で変身するようになったし。