ユウナ


「私、『シン』を倒します。必ず倒します」

旧スクウェア(現:スクウェア・エニックス)のRPG『FINAL FANTASY X』の登場人物にしてヒロイン。
声の担当は 青木麻由子(現・青木まゆこ) 女史。
同女史は『FFVIII』と『FFIX』でもヒロインのモーションアクターとして参加している。

ビサイド島に住む召喚士で、父親は10年前にナギ節をもたらした大召喚士ブラスカ。母親はアルベド族の娘。
ハーフであるためか、左右の瞳の色が違うという特徴(オッドアイ)があり、左目は父・ブラスカと同じ蒼青色、
右目はアルベドの特徴である翠緑(エメラルドグリーン)色の瞳である。
父のガード(護衛)であったジェクトの息子ティーダを気にかけている。
自らが『シン』を討ち果たし大召喚士になった後は、ティーダの面影を求め、飛空艇でスピラの空を駆け巡る。
RPGとしては珍しい和装のキャラクターとして注目された。

(以上、Wikipediaより一部加除)

+ ネタバレ注意
『FFX』の舞台となる世界「スピラ」には『シン』という巨大なモンスター(?)がおり、遠い昔から人々を苦しめ続けている。
その『シン』を倒し、「ナギ節(『シン』が居ない期間のこと)」をスピラにもたらすのが召喚士の役目である。
この役目を全うした召喚士は「大召喚士」と呼ばれ、英雄として後生に語り継がれることとなる。
つまりスピラの人々にとって召喚士とは希望そのものであり、
とりわけユウナは大召喚士の娘ということもあって、人々の期待を一身に受ける存在。
その期待に応えるため、つまりユウナも父と同じように大召喚士となってスピラにナギ節をもらたすために旅へと赴く……
というのが『FFX』の本筋となるストーリー。
考えてみれば、旅の目的が最初から「世界を救うこと」というのは『FF』シリーズにしては珍しいかもしれない。

性格は至って真面目で責任感が強く、召喚士としての責務を何よりも重んじる。
が、お堅い性格というわけではなく、会話の節々では年相応の女の子らしい一面を覗かせることも。
とりわけ朗らかでお調子者の主人公、ティーダとの遣り取りでは歳が近いこともあってか意外にお茶目な表情も見せてくれる。
しかし、その裏ではとてつもなく重い使命を抱えていて……。
+ ユウナの使命
『シン』を倒すための手段「究極召喚」とは、強い絆を持つガードを召喚獣に変えてしまい、
さらに『シン』を倒したと同時に、召喚士自身も命を落とすというものであった。
しかも『シン』を倒した究極召喚獣は、『シン』の本体であるエボン=ジュに乗っ取られ、次の『シン』となる宿命を持つ。

『X』ではあんなに清楚だったのに『X-2』ではどうしてああなった…
+ ユウナイメチェン劇的びふぉーあふたー
FFX FFX-2
ちなみに乳も小さくなった(リュックも)。何故縮んだし。もしや…

まあなんというか、この画像を見ただけで言いたいことはそれとなく分かって頂けると思う。
それまでずーっと世界の脅威だった『シン』が消え去って、召喚士という立場の重圧もほぼ無くなってハジけちゃったんだろう…多分。
……等と一応の理由付けをすることもできるが、本当の所はと言うと、
『FFX-2』というゲームの持つ特質に依る部分が大きいと思われる。気になる人は調べてみよう。

+ ネタバレ注意
ユウナ自身が自分を変えようとして、従姉妹であるリュックを参考にしてハジけた結果、件の結果になった。
ただし、衣装自体はあの世界では普通に見られるものであるし、実は前作でも自分を変えようとしていたのだが、失敗に終わっただけである。
ちなみにユウナの変貌振りについてはプレイヤーだけではなく、ゲーム内の登場人物にも驚かれているが、
ゲームを進めていくと、前作でPTを組んでいたルールーから上辺だけで変わっていないことが見抜かれており、
本人もそれを肯定している。

PSP用ゲーム『DISSIDIA 012 [duodecim] FINAL FANTASY』にも登場。
コンセプトは「サモンマスター」で、攻撃の際に召喚獣を召喚して戦うのが特徴。
召喚獣は一度に一体しか呼び出せない(EXモード時は2体呼び出せる)が、全体的に癖が無く扱いやすい。
フォームによる衣装変更のバリエーションには天野絵カラーや原作のイベントで着用した衣装に加え、DLCとして『X-2』のガンナー衣装がある。

この他、『KINGDOM HEARTS II』や『いただきストリート』、『ワールドオブファイナルファンタジー』といった作品にも客演している。

原作中の性能

従来のFFシリーズにおける白魔道士+召喚士のような性能。
基本的に回復をメインにしつつ、攻撃の際は召喚獣を中心に戦うのが基本となる。
召喚獣がそれまで魔法・必殺技扱いだった従来のFFシリーズと異なり、
呼び出した召喚獣をバトルメンバーとして使役できるのが本作の特徴であった。
オーバードライブ技「マスター召喚」は通常の召喚よりも時間はかかるが、
呼び出した召喚獣がオーバードライブゲージが最大になった状態で出現する為、
開幕からオーバードライブ技を使うことが出来る。

奥の手として、予め全ての召喚獣のオーバードライブゲージを満タンにし、
「ボス戦で召喚獣を出してオーバードライブ技し、すぐ召喚獣を戻して別の召喚獣を召喚してオーバードライブ技」
という行動を順番に繰り返す「召喚ボンバー」というテクニックが有名。
ただし、一部の敵は召喚獣を即死させる専用技で対策してくるため通用し難い。

同一の召喚獣は誰が召喚しても同一の祈り子によって召喚されるため、同時に同一の召喚獣が複数召喚されることはない。
なので、召喚士同士の戦いでは、相手が召喚しているのと同じ召喚獣を召喚することは不可能となる。
この理屈では別のどこかにいる召喚士が召喚しているせいで呼び出したい召喚獣が召喚不可能という事例が起きそうなものだが、
少なくとも通常エンカウントでそのような現象は起きないのでご安心を。
設定では、召喚士の数自体が非常に少ないため、ダブることが非常に稀なためらしい。


MUGENにおけるユウナ

+ FantasyFT氏製作
  • FantasyFT氏製作
『X-2』の3Dグラフィックをキャプチャしたものを使用しているようである。
3段階に調整可能なAIがデフォルトで搭載されている。
レベルNormalでゆ~とはる氏の初音ミクと好勝負をするぐらいの実力を持っており、結構強い。
また、火力も高くコンボ1回で3割ぐらい奪ったりする。ゲージ技も含めればコンボ1回で8割ぐらい削ることも。
恋するドラゴンといい勝負である。

AIをHardにすると更に強くなり、『シン』ならぬシンビオート・オンスロートすら倒せてしまう。
最終更新がかなり前であるにもかかわらず、インフレが進んだ現在でもかなり強い。
それでも出番が少ないのは、やはりグラフィックが浮いているからであろうか……?

+ ragnarok_333氏製作
  • ragnarok_333氏製作
MUGEN1.0以降専用。
海外製作者のragnarok_333 氏による、手描きと思しきユウナ。海外製故にボイスは英語。
現在は海外サイト「The Mugen Multiverse」にて代理公開されている。

銃を武器にしているが基本的にリーチは短く、中~近距離向けの性能。
通常時は『X-2』の服装をしており、射撃や格闘を主な攻撃手段とする。
超必殺技では『X』の姿に戻り、召喚獣で攻撃する他、各種コスチュームを使った乱舞技などを使う。
なお、呼び出す召喚獣はランダムで変化する。
デフォルトAIは搭載されていない。
紹介動画(公開先のURLは古いものなので注意)

出場大会



最終更新:2023年09月10日 19:02