トーア・マタ


+ 担当声優(『BIONICLE マスク・オブ・ライト ザ・ムービー』より)
タフー: 楠大典
ガーリ: 朴璐美
レーバ: 森川智之
コパカ: 菅原正志
オワツ: 藤原啓治
オヌー: 梁田清之

レゴブロックでおなじみのLEGO社が2001年に発売した玩具のシリーズ『LEGO BIONICLE』の登場キャラクター。
テクニックシリーズにアクションフィギュアの要素を追加したもので、様々なパーツを球体間接で繋いでおり、従来のレゴブロックとは異なる構造になっている。
また、シリーズにストーリーラインがあり、2010年までの10年に渡って展開され一旦完結した後、設定を一新し2015年から2016年にも展開された。
また、後に『ニンジャゴー』と『フレンズ』が登場するまで、レゴのオリジナルキャラクターコンテンツで最も長く続いたシリーズだった
(『ニンジャゴー』は2011年、『フレンズ』は2012年に展開開始し、共に2024年2月時点でも続いている)。

「トーア」とは、「勇者」を意味する接頭辞であり、それぞれ自然の元素を操る事ができるトーアが目的を持って集まり、通常6人1組のチームで行動する。
その中で、邪悪なマクータと戦い、マタ・ヌイを目覚めさせる使命を帯びた戦士が「トーア・マタ」である
(かなり専門用語が多いので、ストーリーは自分で調べる事をおすすめする)。

彼らのチームも6人から構成されており、
  • 熱血漢で炎を操る「タフー」
  • 体は青いが紅一点で賢い水を操る「ガーリ」
  • 勘が鋭くお調子者で風を操る「レーバ」
  • クールな一匹狼で氷を操る「コパカ」
  • 優柔不断だが親切な岩石を操る「オワツ」
  • ちょっとオヤジくさい大地を操り高速で地中を掘り進む「オヌー」
の6人である。

『バイオニクル』はチャプター毎に違う土地、違う時系列、違うトーア達の物語が展開されるが、
基本的にはそれぞれのトーア達は6人で1つのチームを組んでいる。

+ 彼ら6人の来歴について
ストーリーの発表順では最初に登場したトーアチームであるため、彼ら6人は当初は単に「トーア」と呼ばれていた。
しかし後に「トーア」は作中世界においては一般名詞であり、
時系列的には彼らが現れる以前にも多数のトーアが存在していた事が判明、また以降も新たなトーアが誕生している。
これらのトーアチームには個別のチーム名が付いており、彼ら6人も区別のために後から「トーア・マタ」というチーム名が付けられたのである。

トーアは通常、この世界の一般住人の種族であるマトランが力を与えられる事で変化するものであるが、大昔には最初からトーアとして創造された者もいる。
トーア・マタはこの後者のパターンで誕生した割と例外的な個体達であり、
そもそもがマタ・ヌイが危機に陥った際にそれを打開する使命のため用意された戦士である。
誕生後訓練を受けた後に必要とされる時が来るまで眠りに就かされていたが、
睡眠装置による障害と10万年に及ぶ睡眠期間の影響で、本編最初期の目覚めた当初は全てを忘れてしまっていた。
そのため伝説の存在でありながら、この世界における歴史や島の外の事情については、ストーリー全体の割と後半になるまでよく知らなかったりする。

画像の姿は開始当初の初期形態であり、最初のマクータとの決戦時には全てのグレートカノイを収集した末に手に入れたゴールデンカノイを装着している。
更にその後に出現した敵ボロックの親玉バーラッグ・ツインズとの戦いの後にエネルギー・プロトデルミスを浴びた事で、
銀の鎧を纏った「トーア・ヌーヴァ」へとパワーアップしている。

第七のトーアの探索と再びのマクータとの決戦後はストーリーの描写の主体が別の時代や別のトーアチームに移ったが、
カーダ・ヌイ島を舞台にしたエピソードなどで再びトーア・マタ(ヌーヴァ)が活躍している。

+ カノイについて
この世界の住人はいずれも「カノイ」と呼ばれるマスクを顔に被る習慣がある。
通常はただの装飾品だが、「グレートカノイ」や「ノーブルカノイ」は装着者に特殊能力を与える不思議な力があり、形状によって能力が異なる。

トーア達の顔も素顔ではなくこのカノイで、いずれもグレートカノイである。
察知した物理攻撃を防ぐバリアを張るタフ―の「ハウ」、水中呼吸ができるガーリの「カウカウ」、空中浮遊ができるレーバの「ミル」
透視ができるコパカの「アカク」、高速移動ができるオワツの「カカマ」、怪力を発揮できるオヌーの「パカリ」がそれぞれの標準装備だが、
マタ・ヌイ島内には各トーア用の標準以外のグレートカノイ(各形状の色違い)が隠されており、
これらを見つけて手に入れればそのカノイの能力も使用できるようになる。
また、状況に応じて瞬時に使用するカノイを切り替える事ができる。
マクータに対抗する戦力を得るためにこの島を捜索しグレートカノイを収集する事が、最初期のストーリーの目的である。
これら以外に、長老であるツラガ・ワカマから時のカノイ「ヴァヒ」をいつからか預かっており、緊急事態にのみ使用している。

なお、物としてはこれら以外にもカノイは多数の種類が存在しており、光のカノイ「アボーキー」や命のカノイ「イグニカ」の探索など、
特別なカノイがストーリー展開のキーアイテムとなる場合も多い。
後にストーリーに登場した他のトーアチームは1種類のカノイのみを使う者ばかりで、
カノイを切り替えて使う戦法は結果的にトーア・マタ特有のものになっている。

+ 合体!
トーア・マタは3体ずつ集まり、強力な力を持つトーア・カイタと呼ばれる大型形態に(無論生身のまま)合体する事ができる
(ブロック玩具的には、3体分の部品を組み合わせた大型モデル)。
タフー、オワツ、オヌーが戦士の道を行くカイタ・アカマイ、ガーリ、レーバ、コパカが賢者の道を行くカイタ・ワイルアとなる。

ストーリー中ではマクータとの決戦前に合体し、2体のカイタでその配下のマナスの軍団を蹴散らした。
しかしこの戦闘後にマクータの力の影響で合体が解除されてしまい、マクータ本人との決戦は通常の状態で挑む事になる。
本編中での出番はこれっきりである。
その後はヌーヴァにパワーアップした後にワイルアヌーヴァが1度登場したが、
そこから後はトーア・カイタは他のトーアチームも含めて一切ストーリー中に登場しなくなってしまった。


MUGENにおけるトーア・マタ

サベージ・パンプキンなど、ちょっと変わったキャラに定評のあるこぜに氏が製作した物が公開されている。
基本的にはタフーを操作するが、1ゲージを消費する事で他のメンバーを呼び出す事もできる。
他のトーアはタフー同様に操作する事ができ(ジャンプ・しゃがみ・防御は不可)、同時攻撃や固有の必殺技を繰り出す事が出来る。
そのためか、6人の必殺技のコマンドには被りが一切無い。
また、特定の2人がいる状態の合体技、6人全員の合体技を繰り出す事も可能である。
ただし、他の5人が受けたダメージは共有なので注意が必要である。
プレイヤー操作(7:32~)

出場大会

プレイヤー操作



最終更新:2024年02月15日 09:39
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