ポーキー・ミンチ


「◆シーユーアゲイン! ほんとにカッコイイのはどっちかな?!!」

原作でのキャラクター

ポーキーとは、MOTHER2・MOTHER3に登場したキャラクターである。
オネット郊外、ネスの家の隣に住むミンチ家の長男。強いものの味方である。
太め体型で、意地汚い。無人販売所の食べ物を(お金も払わずに)全て平らげてしまうくらいである。
…の割には、嫌いな食べ物はゲーム開始時にネスの大好物としてプレイヤーが登録したものなので、
デフォルトでは「ハンバーグ」の為、お子様でミンチなくせにハンバーグが大嫌いな事になってしまう。
性格はお世辞にも良いとは言えず(どちらかというと自己中心的で悪い)、平気で人の心が張り裂けそうな事を言ったりする。
また調子もよく、年上の人間には愛想よくする。 ただ臆病な面もあり、
弟のピッキーを連れて隕石を見に行った時は怖さのあまりピッキーを置いて逃げ出してしまった。
隣人のネスを(無理やり)ピッキー捜索に加えて隕石の元へ向かい、頂上で彼らが見たものとは…
+ここからはMOTHER2およびMOTHER3のネタバレ含む
隕石のふもとに現れた未来人・ブンブーンに世界を救う少年達の一人であることを告げられたネス。
その場にいたポーキーもその内の一人かと思ったら そんな事は全然なかった。
普通に帰宅して普通に家を抜け出た罰として親から弟共々尻叩きを受け、ネスの旅立ちを見送る(?)立場となる。

しかしポーキーにも何か思うところがあったのか、ある時は新興宗教の教祖の右腕として、
またあるときは悪徳不動産の大社長の右腕として、何度も事件の黒幕のごとくネス達の邪魔をし暗躍する。
このポーキーの豹変については、「人に幻を見せて、邪悪な心を増し、悪魔のパワーをもたらす」という性質を持つ
金の像「マニマニの悪魔」を偶然にも手にしてしまった事が切っ掛けではないかと示唆されている。
(この像を手にしたが為に悪の道に走ってしまった善良な人間が数人おり、しかも その背後には必ずポーキーがいた 為。)
ちなみにこのマニマニの悪魔だが、その正体はギーグが地球侵略の為に用意した幻影マシンであり、
ある意味ではポーキーもギーグの被害者と言える。
ただし、他の被害者達はマニマニの悪魔を手放した途端に改心しているのに対し、
ポーキーは悪魔破壊後も行動が変わらなかったところを見ると、一概には片付けられない。
その為考えられる理由としては、他の者達よりも長く悪魔を所有していた事・元々悪に堕ちる素質があった事などが挙げられる。

道の突き当たりに、たしか……。あいつがいたんだ。あいつ……誰だったっけ?
ずっとボクにつきまとっていた、いやな感情はあったんだ。
そのときのボクも、そいつが誰だかわかっていた。
だけど、あまりにも非現実的で信じたくはなかったのかもしれない。

終盤でどせいさんが作った時空移動装置・スペーストンネルを盗み、宇宙人のギーグと組んで過去から攻撃を仕掛けて地球征服を企むが、
結局ギーグはネス達に敗れ、ポーキーも1人時空間に脱出した後に消息不明となってしまう。

その後彼は幾多の世界と空間を渡り歩き、その度にその世界にちょっかいを出すが、その性格ゆえに誰からも必要とされずに、
行く先々で世界から追いやられ続け時空移動の末にMOTHER3の舞台であるノーウェア島に流れ着く。

+MOTHER3におけるポーキー

「◆わらうのか。
  ゴホン ゴホン。
 ◆ぼくを わらうのか!」


その場所で自らをキングPと名乗り ブタマスク軍 を結成、島中の動物をオモチャのようにキマイラ(キメラ)に改造したり、
ある事情により現代文化を拒絶していたこの世界唯一の居住地帯・タツマイリ村に無理やり科学文明を広め、
果てには大都会「ニューポークシティ」を創り上げて自らがその長として君臨した。

なお過去と未来と異世界の行き来をくり返した結果、普通の人間のように歳をとることができず*1
自力で動けないほどに老衰した不死身の肉体に自制心の欠落した子供の心が収まるという、非常にバランスを欠いた状態となり果ててしまっている。
そして退屈しのぎに弄んできた世界にも飽きてしまったため、自分を必要としない全ての世界を消すことを望み、
世界を変える力を持つ「闇のドラゴン」の封印を解き、世界を消滅させようとする。
しかし今度はリュカ達に敗れ、全ての攻撃や物事から身を守れる「ぜったいあんぜんカプセル」に逃げ込むが…
+...
それは一度入ると二度と入ることも出ることもできない「カプセルの 外からも中からも絶対安全 」仕様だった。
永遠の命を持ってしまったポーキーは、永遠にカプセルの中で生き続けなければならない状態となってしまったのだった…
+...
尤も、エンディングでは 「嬉しそうに揺れている」 あたり、ポーキー自身何か思うことはあったのかもしれない。
+没データについて
「MOTHER3」にはROM内に大量の没データが残されている。その中に詳細は不明だが「 マシンから落下して死亡する 」彼のショッキングなアニメーションが残されている。
開発中の仮タイトルが 『豚王の最期』 だったことからして、恐らくGBA版開発時には、 彼は死ねたのだろう

開発時の死亡する彼と製品版の永遠に生き続けねばならない彼。一体どちらが幸せだったのだろうか?
+ま、いいよ。いつまでも仲良くやっていこうぜ、な。
5章、イカヅチタワーにある彼が滞在する部屋。
たくさんのオモチャに囲まれた中、一際大事に保存してその時点のレベルでは明らかにボスクラス以上の敵に守らせている「ともだちのヨーヨー」という武器がある(そのボスを倒す事で入手可能)。
彼のかつての友達でヨーヨーを武器にするのは一人しかいない。 何を思ってこのヨーヨーを持ち続けたのかは今となっては謎。
(以上、ニコニコ大百科およびwikipediaから抜粋・改訂)

「2」「3」の悪役サイドであり、 影の主役
RPGの悪役としては非常に珍しいが、ポーキー自身には特殊な力や能力は 何も無い 、小太りで意地汚く口のうまい、至ってごく普通の悪ガキである。
その彼が作中で歩んだ道を考えると どうしてこうなった! とプレイヤーは叫びたくなるだろう。
物語は完全に主人公視点であり、ポーキーの心情や行動理由をプレイヤーが探るのは難しいが、
両親に溺愛されている弟のピッキーだけが極めてまともな性格なのが歪んだ家庭環境をリアルに描写していたり、
なんとなく「こうだろうな」と わかってしまう 場面は両作品にいくつか存在する。
そんなバックライトや、なんだかんだでいい子が多い任天堂ゲームの悪役の中では珍しく「悲劇の小悪党」を貫き通しているその姿勢からか、
外道な所業が多い割にファンは決して少なくない。

少なくとも何の力も持ってない少年が、物語を大いに引っ掻き回し、選ばれた少年である主人公の前に立ちはだかったのだ。
「ほんとにカッコイイのはどっちかな?」という彼の台詞は、まさにその通りの疑問をプレイヤーに投げかけている。

+小説版「MOTHER2」におけるポーキー
小説版「MOTHER2」(久美沙織・著)にも登場。
ネス達の邪魔をする役回りはおおよそ原作と同じだが、本作ではギーグは寄生虫の様な性質を持っており、隕石を見に来たポーキーに寄生。
そのためギーグの部下はポーキーをギーグとして扱い、原作よりも黒幕感が強められている。
その他にも原作では描写されなかったポーキーの行動や心情もオリジナル設定で綴られ、ラスボスを兼ねたもう一人の主人公という扱いである。


原作中の性能

MOTHERシリーズおよび大乱闘スマッシュブラザーズXにおいて、ベッド型移動メカ(上画像)に乗って戦った。
前者では攻撃こそあまり描写されなかったものの、
『X』にてアドベンチャーモード「亜空の使者」にCPU専用ライフ制のボスキャラとして登場した際はハイパーアーマー持ちでかなり大型のキャラとして描写され、
歩行脚による攻撃(移動時に攻撃判定あり)や、それを素早く繰り出す攻撃、稲妻状のビームの照射
(飛び上がって真下に照射と頭上に光球を出してそこから一回転照射の2パターン)、少年期の自分を模した自爆ロボの射出等で攻撃してくる。
また、上記の攻撃のうち稲妻状のビームと、歩行脚を素早く繰り出す攻撃(一度でも当たると続けて食らう)がガード不能。
ただし本人も一切ガードできず、他にも縦に長い体形とアーマーが仇となって、多段ヒットする空中攻撃を落ちながら当てると一気に耐久力が削れる。


MUGENにおけるポーキー・ミンチ

fhqwhgads7氏の作成したポーキーが存在する。
MOTHER3のドットを使って作られており、原作ゲームを再現した性能となっている。
常時アーマー状態のため、コンボキャラで挑むのは厳しいかもしれない。
しかし、攻撃リーチの短い「スライス」以外のほとんどの技が飛び道具のため、反射できるキャラなら楽かも?
+技紹介
A - Slice
A,A - Slice, Slice
A,A,A - Slice, Slice, SLICE 歩行脚による連続攻撃
B - Melee Rampage of crude animation 
C - Three Bombs 放物線を描いて飛ぶ3つの爆弾。密着されると当たらない。
X - Ground Lazer 少し溜めた後、前の地面に向けてレーザーを照射。
Y - Aerial Lazer 一度上空に飛びあがり、上からレーザーを照射する。
Z - Porky Bots ポーキーロボットが現れ、相手を追いかけて自爆する。
66 - Charge 白く点滅しながら相手に突っ込む。


「ネス、お前はいいよな…。なんかお前のことがうらやましいよ。
 ……。おれなんかダメさ。だけど、ネス…ま、いいよ。
  いつまでも仲良くやっていこうぜ、な。」

出場大会



*1
2でネス達が過去に行くときは生身で時間を超えると魂が消えるという理由で機械に魂を移されていたが
ポーキーはどうしていたかは定かではない。
本当はポーキーみたいになるのを防ぐためにネス達の魂を移したのかもしれない。