ミッフィー


「でも、へっちゃらよ。ミッフィーちゃんって、なんでもたのしくかんがえるてんさいなんです」

オランダのデザイナー、ディック・ブルーナ氏が描いた絵本の主人公。
日本では「ミッフィーちゃん」または「うさこちゃん」と呼ばれているが、本来の名前は「ナインチェ・プラウス」という。
プラウス家の一人娘で、両親とペットとの3人+1匹暮らしだったが、後に第二子が生まれてお姉さんとなる。
寒がっていた小鳥のために小屋を作ってあげたり、転校生のダーンをたれみみくんと呼ばない様に呼びかけたりするなど正義感が強く、純真無垢で前向きである。
いたずら好きな所もあり、シーツでお化けごっこしたり、お店のキャラメルを盗んでしまったこともある(結局堪え切れなくなってママに打ち明けた)。
宝物はおばあちゃんから貰ったクマのぬいぐるみで、一時無くした時は、無表情なミッフィーには珍しく泣きながら一日中探し回っていた。
おばあちゃんが亡くなった後も大切にしているようだ。

口元が×(バッテン)で描かれており、これが元なのか昨今の他のウサギキャラの表情バリエーションとしてよく用いられるようになっているが、
これは鼻と口が合体したものである。簡単に描けるし、ウサギの顔の特徴をよく捉えた中々巧い表現と言えよう。
決して兎は黙れという意味ではない。
また、口が四つにがぱっと開くと思われがちだが、四つにがぱっと開くパペットが市販されていた時期があり、
ファンの間で誤解が広まったのだろう(実際の絵本やアニメでは口が丸く開いている描写があるのだが、開く際、鼻が消えている)。

ブルーナ氏の絵本は特徴的で、少ない色数でシンプルに描かれ、話も基本的に淡々と進んでいく。
そして何よりミッフィーをはじめとするキャラクター達は、常にこちらをまっすぐに見つめている
これは、ミッフィーちゃんがカメラ慣れしているとかいうわけではなく、
「キャラクター達はいつも、本と向き合っているあなたのことを見ている」という、ブルーナ氏の深い愛情のこもった意味があるからだそうだ。
なのでこっちみんなとか言わないであげていただきたい。

+ 客演?
「月刊コミックボンボン」に連載されていた本山一城氏の漫画『SUPER DONKEY KONG withマリオ』では、
バナナを奪ったクレムリン軍団から取引場所として「ミッフィーちゃんの丘」と呼ばれる丘が指定された。
もちろん、原作にはそんな場所は存在しない。


MUGENにおけるミッフィー

ミス氏の製作した手描きのミッフィーちゃんが存在していた。
infoseek無料HPサービス「iswebライト」終了と共にキャラ公開サイトが削除されたため、現在は入手不可。
所謂ちびキャラであり、しゃがんだりはできないようだが打点の高い攻撃は避けられるかもしれない。
らしく(?)蹴りでローキックを放ったり、3連続で攻撃する技や昇竜技も持っている。
参考動画

出場大会



最終更新:2021年06月05日 12:15