オルバス







「私は誓ったのだ

  水の世界に恒久の和をもたらすと」

 初出作品: ヴァンパイア The Night Warriors
 出身地: ブラジル
 生年月日: 1953年 誕生日は不明。
 身長: 184cm
 体重: 62kg
 種族: マーマン

「水の英雄」「激流をまとう帝」

+ 担当声優
うえだゆうじ
ゲーム作品全般
置鮎龍太郎
『電撃CD文庫EX ヴァンパイア 〜ザ ナイト ウォーリアーズ〜』
三木眞一郎
『ヴァンパイア・ナイト 〜お笑い夜の祭典〜』『ダークネスミッション 〜特選バター醤油味〜』

ゲーム中では言葉を喋らず、鳴き声(?)を発するだけなのだが、ドラマCDにおいては普通に言葉を話す。

ヴァンパイア』シリーズに登場する半魚人(マーマン)。
半魚人を統べる王だけあって気品に溢れ、矜持の高い性格であり、勝利メッセージなどからも絶対的な自信や尊大さが窺えるが、
横暴ではなく、民や家族を思う優しく誠実な面も見せる。

海外名は「Rikuo」。水の英雄なのにリクオとはこれいかに。*1
もっとも、日本名の「Aulbath」も向こうの人から見ると「石鹸の商品名みたいだ」と不評らしいのでどっちもどっちか。


キャラクター設定



「これが試練だとするなら
 私にはまだまだ学ぶべき事があるな」

かつて、オルバスが治めていた国には、3万の同士がいた。
パイロン襲来の際に地底湖は海底火山の噴火によって崩れ、ほぼ全ての仲間達が一瞬にして闇の淵に飲みこまれてしまった。
現在、マーマン族(&マーメイド族)はオルバス、妻アクエリア、息子のアルバの3人。それに加えてもうすぐ孵化する12個の卵たちがいる。
彼らは王国再建のために新境地「海」に住処を移した。

オルバスの当面の仕事は、仲間の探索であった。
まだ仲間がどこかで生きている可能性はある。この広大な海に投げ出され、助けを求めているかもしれない。
現在、オルバスらが住処をかまえているのは広い大陸棚に走る深さ150mほどの亀裂の中。
海流が入りこまず、外敵の目から外れており卵を護るのに具合のいい地形である。
ここを拠点に半径200km圏内を仲間の姿を求めて探索する。近くにかなり深い海溝があり、速い海流帯がかすめている。
ここに落ちこんだら、オルバスとて流れには逆らえない。また、深海探索にも限界はある。
外皮を球状に変化させて耐圧構造を保ちながらの潜水も1000mがリミットだ。
途方もない仕事だが、オルバスは仲間の生存を確信していた。
この海に居を移してから、非常に微弱ではあるものの同族のものとおぼしき生存反応を感知していたからだ。

探索は日に日にその範囲を増していき、家族と過ごす時間も少しずつ減っていった。
アルバが失踪したのも、長時間家を留守にしていた際の出来事だった。
「家族を守れない者が、国を守れるのか」
王国再建ばかりに躍起になり、大切なものを見失っていたのでは……深い反省と自戒にかられるオルバス。
魔次元での戦いは、彼の胸中になにをもたらすだろうか。

+ 妻アクエリアとの出会い
アクエリアはごく普通のマーメイド族の少女である。
王国崩壊の際、偶然王国の外れを遊泳していた彼女は、地底火山の噴火が起こした爆流にのまれる。
気づくと彼女はたったひとり、未知の世界、地上に放り出されていた。
そこはアマゾンの密林だった。家にもどる方法もわからず、とにかく水のある場所を探してさまよった。
半日ほどで水たまりのような池を見つけ、ようやく落ち着く(そこはよくオルバスが訪れる淡水湖であった)。
数日間様子をみるが、仲間が助けにきてくれる気配はない。
意を決して、かすかな匂いを頼りに湖底につながる地下水脈への入口を見つけ、王国への帰路を辿る。
そこで彼女は、巨大な黒い亀裂に飲み込まれた無残な王国の跡を見る。
直感的に仲間との死別を悟った彼女は、言葉を失い崩れ落ちた。
それでも彼女は希望を捨てなかった。とりわけ彼女は、国王オルバスに強い信頼を抱いていた。
彼ならば、この災難をも切り抜け、どこかで生き延びているにちがいない。そして必ず、救いにきてくれるはずだ。
信じ続けたアクエリアの思いが通じ、半年後、―少女と国王は再会する。
それは新たな愛の芽生えであり、新国家誕生の瞬間であった。

+ 国家構成について
オルバスらの国は、いわゆる王政とはやや異なる。
王族という概念はなく、前代の王がつぎの王を指名し、全国民の納得を得て王位を交代する。
全国民には能力ランクが定められ、高い結束力と信頼関係を保っている。
能力ランクとは身分階級の区分ではなく、どちらかというと「それぞれが得意とする仕事の役割分担」というイメージである。
食料を調達する者、外敵から仲間を守る者、住処を作る者、育児をする者。
様々な仕事がある中で、得に育児は、オス種の重要な仕事である(ちなみにメス種の育児は母親の担当)。
オス種の場合は端的には、「擬似能力」が強さを表すもっともわかりやすい指針となる。
これを幼い頃から教えこむのが育児担当者の課題なのだ。
擬態は、単純に外見を変化させるだけでなく、その能力も会得しなければならない。
この能力に特に秀でた者こそが万人から敬われ、高い人望を得る。
その中でもオルバスは、擬似能力を含めたあらゆる仕事を最高レベルでクリアできた。
彼の息子アルバにとっては、正に史上最強の教師と言えるだろう。

+ 産卵と繁殖
彼らには産卵期と呼ばれる周期的な繁殖期間がある。
人間年齢にして16~22歳ごろがそれにあたり、1年に2回、卵を産む。1回の産卵で約10~20個。
通常、1組の夫婦から生まれる卵は生涯に60~120個。
ただしそのうち孵化できるのは1割、成体まで育つものは0.2~0.5割である。
強力な外敵がいないため、年々出生率も下がる傾向にあるようだ。
また、彼らの住んでいた地底湖は数百年前までは完全な淡水であったが、ここ数十年の間に海水が流入し、塩分濃度が高くなってきていた。
このお陰(?)で、オルバスらは海水にも抵抗がなかったわけだが、あるいはこれも出生率低下の一要因と言えるかもしれない。

(電波新聞社『ALL ABOUTヴァンパイアセイヴァー』より)

+ ストーリー
アマゾン奥地の地底湖にあるマーマンの王国のだったがパイロンの来襲によりマグマが活発化し、
大地震を引き起こし王国は水に呑まれ一瞬にして滅亡。マーマンという種族もオルバスを除き死滅してしまった。

ただ一人生き残ったオルバスは邪悪な思念を感じ取り、怒りに震えながら未知なる地上へと足を踏み出す。
亡国の王、そして最後のマーマンとして、国の崩壊をもたらした姿なき敵を倒すべく。
「我が一撃は水の民の怒りと知れ!」
「大いなる水の意思が おまえの罪を裁くだろう」

『ハンター』までのエンディングでは生き残っていたマーメイド「アクエリア」と再会、一人息子の「アルバ」を授かる。

『セイヴァー』では王国復興の為に新境地を求め海へ乗り出すが、アルバが魔次元へ迷い込んでしまう。
オルバスはアルバを探すために魔次元へ飛び込む。
「守るべき者、愛する者のため 私は戦う……あくまで気高く!」
「我が息子よ……無事でいてくれ!」

『セイヴァー』エンディングにて魔力に閉ざされた領域「サルガッソー」で自分達によく似た種族を発見し、彼らと共存する道を選ぶ。

余談になるが、オルバスは初期キャラクターの中でも最後の方にデザインが決定された。
初期案では黄色と青のシマ模様で、頭が魚そのものという毒々しいデザイン、
次案では全身が青色で頭のヒレが長髪風の形になった人型など、
デザインに関しては二転三転した後に今の形に落ち着いたという経緯がある。


キャラクター性能

初代『ヴァンパイア』から登場し、突進系の技が主体のスピードキャラクター。
水に関連した技や、相手を行動不能にする技を多く持つ。
その特殊な性能を活かし、水流で相手を飲み込むようなゲームメイクを楽しむキャラクター。
特にガードされても有利~やや不利の技が多い各種ダッシュ攻撃、出が速く判定も強いJ中Kや
固めからの発生まで無敵のコマンド投げ、ガード不能の「ウォータージェイル」による泡ハメなどが強力。
『初代』ではカニパンが猛威を振るい、『ハンター』以降は泡ハメが猛威を振るったことから、
「シリーズでは常に強キャラ」という扱いを受けることも多く、実際キャラランクも上位に付けていることが多い。

ただしオルバスは「相手の攻撃を防御していなす」能力はそこそこあるのだが、
「相手の攻撃を封じて受けずに済ませる」という手段が乏しい。
強力な対空も牽制も持たず、ガードキャンセルさえも大して頼りにならない。
そのため、防御面には不安な点が残り相手の行動にあわせて対応する能力が求められる。

  • 『ヴァンパイア』
何よりもオルバスを語る上で外せないのが、通称「カニパン」こと屈強Pの「ダイレクトシザース」だろう。
この技は「しゃがんだ状態から手を蟹のハサミにし、相手を挟んで攻撃する」という一見どこにでもあるような屈通常技なのだが、
バグなのか設定ミスなのか、何故か初期出荷版では中段判定(屈ガード不能、強制ダウン)になっている。
オマケに発生は8Fと異常なまでに早く、これで一度転ばせれば屈強K(下段、強制ダウン)とで、
延々二択を仕掛け続けられるというとんでもない性能となっていた。
さらに重ね可能な技の「ソニックウェーブ」も当初から持っていたため、「ソニックウェーブ」で保険>二択で鬼のセットプレイが可能。

しかもこの「ソニックウェーブ」、GC対応技な上に潰しにくくなおかつ出が早い、
ヒットすると相手はしばらくしびれて動けなくなるという鬼のような性能をしており、
ソニックウェーブがヒットしたら追撃で転ばせて二択に持ち込める。

独特のダッシュ性能は『初代』から存在していたが、
真に恐ろしいのはダッシュ中の弱攻撃で、ダッシュ弱攻撃からなら出の早い技に繋がり、
そこからごっそりとコンボで相手の体力を持っていくことが可能である。
コンボ火力に関しても同タイプのザベルとは比較にならない、ノーゲージ4割+起き攻めのおまけ付きという高さを誇る。

また、当て投げの強い『初代』において一応コマ投げを持っているが、
オルバスの場合コマ投げよりも通常投げの方が強いため、「お手軽に当て投げで得を取れる」ということになっている
(オルバスの通常投げはダメージが高くコマ投げに僅かに劣る程度であり、レバーを倒す方向で投げる方向を選べる)。

以上の事を総合して、本作においてはかなりの上位キャラとされる場合が多く、実際にそのポテンシャルも非常に高い。

  • 『ハンター』
前作で猛威を振るったカニパンが修正され、しゃがみ中段などの理不尽な技は削除された。
性能全般に関しても修正が入ったため、相対的に弱体化…と思いきや、
新技の「ウォータージェイル」を使った通称「泡ハメ」(後述)や新たな連携の登場により、
一時期「ダイヤグラムはぶっちぎりの一位」とされるなどかなりの強キャラとなっていた。

また、高性能な小技に関しては修正が入っておらず、
屈弱攻撃は「GC無効」と言われるほどモーション全体が早く、至近距離での攻めに事欠かない。

オルバスのお約束の前ダッシュに関しては、
本作より追加された「トリックフィッシュ」の存在によりさらに暴力的な代物と化している。
今までの通り高い飛び道具や高い打点の攻撃は潜れるという性能に加えて、
「立ち中Kをバックダッシュでキャンセルしてトリックフィッシュを出さずに前ダッシュ」という、
やや難易度の高い操作(コマンド的には中Kの硬直中に4466)を行うことができれば、「立ち中Kをダッシュでキャンセル」することができる。
つまり、手元こそ忙しいが立ち中K>前ダッシュ>弱Pという構成が可能になるため、
弱Pから立ち中Kまでチェーンコンボを繋げて立ち中Kをまたダッシュキャンセルを行えば、
とんでもなく脱出するのが難しいラッシュ攻撃を組み立てることができる。

+ 泡ハメ
EX必殺技「ウォータージェイル」を用いた戦術。
登場したのは『ハンター』以降であり、カニパンに取って代わったオルバスの主力戦術。
ガード不能の泡を発生させ、相手がそれに触れると取り込まれ一定時間行動不能になる。
ここに「ソニックウェーブ」や「ポイズンブレス」を当てて再度行動不能にし、そこにコンボを叩き込み、
再びダウンした所に起き攻めとして「ウォータージェイル」を重ねる…という一連の行動のこと。
下手すると回避される事もあるが、ゲージがある限りずっとオルバスのターン!が可能。3ループされれば1本取れるほどの威力があるため、
どうにかしてゲージを溜めてこのパターンに持っていくのがオルバスの勝ちパターンとなる。

ただし、「ハメ」という名前が付いているものの確定連携ではない
ビクトル・ガロン・アナカリスレイレイあたりは非常に重ねやすくハメやすいのだが、
フェリシアなどの移動起き上がりの距離が長い相手にはきちんと動いて位置を合わせないと重ねることができず、
サスカッチビシャモンはダークフォースでゴリ押しで脱出可能
(しかも、この二名に関しては非常に攻撃力が高くダークアーマーが付いた状態になるので、
 ある意味で最悪のパターンにもつれこむこともあるため注意が必要)。
オルバス・ザベルに関しては移動技なども絡んでくるため読み合いになり、負ければ逆に反撃を食らうこともあるためリスクを伴う、
モリガンはバルキリーターンで1ゲージあれば無傷脱出安定…と、
「泡ハメやってれば100%勝てる」というキャラ(と、ゲーム)ではないことを肝に銘じた上で実行しないと、
反撃で逆に痛い目を見るので注意が必要。

弱点といえば、守りの性能が若干劣る点。
対空技に使えそうな技は食らい判定が非常に大きく、今一つ頼れるものがない。
GCは威力は大きいが隙が大きいため、読まれていると致命的になるのも弱点である。

他キャラとの相性的な所では、フォボスが致命的に苦手で、「当たったら詰み」とさえ表現されることがある。
というのは、フォボスの持つ「マイトランチャー」をばら撒かれるとオルバスの主軸であるダッシュを全て潰されてしまう上に、
接近戦の主軸になる弱攻撃に対しても、GCの性能が高いフォボスは余裕を持って反撃が可能であることと、
対空の苦手なオルバスに対してフォボスは上から幾らでもかぶせ殺せること、
そしてオルバスのGCが読まれた場合見てからめくりJ強P>コンフュージョナーが入ることが原因として挙げられる
(コンフュージョナーに関してはフォボスの項目を参照)。
攻めの手段を奪われ、平気で割り込まれ、GCが読まれたら即死という非常に厳しい相手である。

なお、本作で別のモーションと差し替えが入った「カニパン」だが、
初代オルバスカラーを選択した時のみEX必殺技として使用可能となっている。
ただし、性能も修正されており発生は非常に遅く威力は低い。
しかもEX必殺技なので、ゲージはキッチリ一本使うためとても実用には耐えない魅せ技、趣味技と化した。

  • 『セイヴァー』
ソニックウェーブとポイズンブレスがタメ技に変更されて弱体化したがそれほど影響はなく、
本作においても「泡ハメ」は健在なため、「いかにしてゲージを溜めて泡ハメするか」を主軸に置いたキャラクターとなっている。
相手を遠距離攻撃でじわじわと画面端に追い詰め、一度端に追い詰めたら泡ハメを中心にしたセットプレイでハメ倒す…という戦法を狙う。

前作までで強かった部分も大部分が受け継がれているため、高性能な部類に入る。
また、完璧に泡ハメが入った際の期待値も非常に高いため、キャラランクは現状のダイヤでも15キャラ中暫定5位という上位に付けている
(後述するように、「未だに研究途中」といわれるキャラでありまだ伸びしろは残っている)。

さりげなくジャンプ中の攻撃判定が物凄く強く設定されており、
地上ダッシュからの連携に織り交ぜて適当に飛び込み攻撃を仕掛ければ、警戒して屈ガードした相手にぶっ刺さると、至れり尽くせりの性能となっている。
また一部の通常攻撃は空キャンが効くため、遠距離攻撃で押し戻して戦いながら、攻撃をぶんぶん振りまくればモリモリゲージを溜められ、
ゲージを持ったオルバスのプレッシャーでじわじわ追い詰め…という戦法で相変わらずの強キャラである。

ダークフォースは「オーシャンレイジ」で、発動すると画面が水浸しになり、
オルバスが出現したカブトガニのような生き物、「マッハクラブ」に乗った状態になる。
このカブトガニに乗っている間はジャンプ、必殺技、投げ、ガードが使用不能になる代わりに、
レバー入力である程度上下にも自由に移動できるようになり、ハイパーアーマーが付加される(コレに関しては諸刃の剣でもあるのだが)。
発動中は出せる攻撃は屈状態の通常技(全て自由にキャンセル可能な上段技)とEX必殺技。
「オルバスのゲージは泡ハメに使うからダークフォースに使うのは無駄では?」という考察もあったが、
実際に蓋を開けてみればEX必殺技は発動可能なため、
泡を出してオーシャンレイジを発動→攻撃をぶんぶん振り回して泡に無理矢理押し込むという、
「一瞬にしてクソゲーと化す」とまで評された戦法が可能となっていた。
他にも例を挙げると端に追い込まれてどうしようもない場合にも2ゲージ確保してあれば、
オーシャンレイジ発動>すり抜けて裏周り>硬直中の相手にチェーンコンボという連携から、
シメの強Kをキャンセルして泡を出すことで無理矢理泡ハメ>固めという連携が可能。
途中で自由に降りることができ、しかも着地の隙は実質8Fしかないという隙の少なさ。
フォロー行動が豊富なオルバスにとっては実質隙がないようなものである。
「イマイチ使えない」とよく言われるダークフォース技が有効に使えるという点も、オルバスを強キャラたらしめいてる点だろう。
ただし、ハイパーアーマー系のDFの弱点である「補生が強くかかる技」にうっかり当たると、
補正がきっちり掛からなくなって凄まじい勢いで体力が減るので注意が必要。

小ネタとして、挑発ボタンを押したままダッシュをするとダッシュ中断が出来なくなる。
何に使うのかというと、「中断できないのを利用してタメを作る」というテクに使われ、
これを利用すればダッシュ>ダッシュ中P>即座にタメ技を出すという行動ができる。

前作での天敵であったフォボスが消えたためオルバスの天下と思いきや、本作ではQ-beeに対して致命的に相性が悪い。
というのも、Q-bee側が余程ミスをしたり余計な行動をしなければ、ほぼオルバスがQ-beeを地上で捕まえるという状況が皆無に等しいため、
オルバスのメイン戦術である泡ハメが非常に通用しづらいことが原因。
一応、ほぼ確実に泡ハメに押し込んでダメージを取る手段もあるが、前提がゲージ3本必要とQ-beeを相手にしている際には非常に難しいため、
どうしても苦戦を強いられることとなる。

なお、本作でのカニパンは「3ゲージ消費」のEX技とさらにそのネタ度を増しており、
ロマン技を通り越してマジメにやっている状態ならほぼ誰も使わない技と化した。

  • その他の作品
『ヴァンパイアハンター2』には登場するが、
『ヴァンパイアセイヴァー2』では「強キャラだった」という理由サスカッチ、ガロンと共に削除されるという扱いを受けている
(後にスタッフが容量が限界で誰かを削除しなければいけないため、
 泣く泣く強キャラだった上記3キャラを削除して容量を空け、ドノヴァン・フォボス・パイロンを入れたと語っている)。
また、『ハンター2』の方でもオーシャンレイジが削除されたので少し弱体化している。
DF強化EX必殺技もアクアスプレッドが2本になるだけなので地味。

PS移植版である『セイヴァーEXエディション』では、
その豊富な勝利アニメの種類を容量の都合で削減されていたり、スプライト枚数を大幅に減らされている。
代わりに、隠しで「ソニックウェーブとポイズンブレスが波動拳コマンドに戻った」裏オルバスが使える。

PSP移植版である『ヴァンパイア クロニクル ザ カオスタワー』において、
タワーモードに登場するボス性能の体が黒いオルバスは全体的に性能が強化されており、
カニパンをゲージが無い状態でも超高速で繰り出してくることがあることから、恐らく『初代』性能のカニパンが搭載されていると思われる。

また、格闘ゲームではないが、他の『ヴァンパイア』キャラ同様携帯アプリゲームとしてリリースされたアクションレースゲーム、
『オルバス ワイルドリバー』でプレイヤーキャラとなっている。


MUGENにおけるオルバス

3体ほど確認されている。
主に動画で活躍しているのはSplode氏のオルバスだが、操氏のものも出番を増やしつつあるようだ。
初代からあるEX必殺技の「シーレイジ」は、その様子から動画では「元祖ダム決壊」とコメントされることも。

+ Splode氏製作 MVC仕様
  • Splode氏製作 MVC仕様
現在はhamer氏によって代理公開されている。
MVC』仕様のオルバスで、海外製のため名前は「Rikuo」表記。
泡に包まれている状態の相手にソニックウェーブやポイズンブレスを当てることはできない。
そこそこ強いAIをデフォルトで搭載しており、人操作やAI戦で地味に活躍している。

+ Cyanide氏製作
  • Cyanide氏製作
こちらも泡に包まれている状態の相手にソニックウェーブやポイズンブレスを当てることはできない。
おまけの人氏による泡ハメやポイズンブレスを自重しない外部AIが公開されている。
氏曰く「泡ハメをするオルバスをMUGENで見たかった」とのこと。
ダウンしたら即ウォータージェイルと物凄く嫌らしい立ち回りを得意としている。
その後、遂に中段のカニパンが追加された。

+ 操氏製作 セイヴァー仕様
  • 操氏製作 セイヴァー仕様
『セイヴァー』原作再現のオルバス。
こちらは泡に包まれている状態の相手にソニックウェーブやポイズンブレスを当てることができる。
わくわく氏、yanagi氏による外部AIが製作されており、後者は泡ハメを的確に行うかなりの強AIとなっている。


他にも何故かイカ娘(強化パッチ)のストライカーとしても登場している。

出場大会

+ 一覧
シングル
タッグ
チーム
その他
更新停止中
凍結
削除済み
非表示

登場ストーリー



*1:これはかつての日本のオートバイブランド「陸王」からとっているらしい。







「何か思い違いをしているようだな 狩人は私、獲物は君だ」
「水を軽んじる者に救いはない すべての命の源は水なのだから」

最終更新:2023年07月15日 19:31