天馬星座の星矢


「燃え上がれ俺の小宇宙(コスモ)!!」

+ 担当声優
古谷徹
TV版、『邪神エリス』『神々の熱き戦い』『真紅の少年伝説』『最終聖戦の戦士たち』『天界編序奏』
『冥王ハーデス十二宮編』『聖闘士星矢Ω』
江森浩子
TV版(幼少期)
森田成一
『冥界編』以降の作品全般
石川界人
『LEGEND of SANCTUARY』
吉永拓斗
『LEGEND of SANCTUARY』(幼少期)
森下由樹子
『Knights of the Zodiac』(幼少期)

森田氏は先立って『リングにかけろ』でも主人公の高嶺竜児を演じており、車田原作アニメで主演二冠を達成している。
なお『ジャンプフォース』でも森田氏が演じているが古谷氏も別口で出演しており、
「なんで星矢もやってくれないんだ」と思ったファンも少なくない模様(『Ω』はあくまでTVアニメ独自の続編だからだろうか)。

車田正美氏の漫画『聖闘士星矢(セイントセイヤ)』の主人公。名前の読みは「ペガサスのセイヤ」。苗字は不明。
作中では自ら名乗る時も含め専ら「ペガサス星矢」と表記されており、アニメではそちらが正式名称となっている。
アニメ化が早かった事も一因だろう。
単行本の目次でも、『ジャンプアルティメットスターズ』でもそちらの表記になっている。
しょっちゅう間違えられるが聖闘士(セイント)」で、「星矢(セイヤ)」である。「聖矢」でも「聖夜」でもなければ、
「星闘士」でも「聖戦士」でもない(後者は小宇宙的な概念もあるので混同されても已むない処はあるが)。
勿論必殺技の掛け声でもない。

+ オタク業界における『聖闘士星矢』の影響力
本作の(女性オタクを巻き込んだ)世界的大ヒットにより所謂「鎧モノ(鎧物)」と言うジャンルが生まれ、
『鎧伝サムライトルーパー』や『天空戦記シュラト』、『スーパービックリマン』、
美少年とは言い辛いがアニメ版『桃太郎伝説』(原作ゲームは普通のRPGで鎧モノではない)が作られた。
鎧モノでは無いが、主役5人を美少年で固めた(そしてオタク女子に人気が出た)
新機動戦記ガンダムW』(『W』のキャラデザはOVA版『サムライトルーパー』と同じ村瀬修功氏)や、
勇者指令ダグオン』『超者ライディーン』(これらは変身ヒーローなので鎧モノに近い)等も本作の影響下と言えよう。
近年においても正当後継作である『聖闘士星矢Ω』をはじめ、『マジンボーン』や『ガイストクラッシャー』等と多数作られ、
所謂「美少女鎧もの」を本家に逆輸入した『セインティア翔』まで登場している。
これらの事実から美少年・美少女問わず「鎧もの」は未だ人気の衰えないジャンルだと言えよう。
まぁ「美少女鎧もの」は脱衣KOが目的なんですがね。

他にもパロディネタとしても親しまれており、
ギャグ作品で戦闘シーンになるといきなり仰々しい鎧が飛んで来たりする事も(黄金聖衣なデザインの方が多いが)。
更には玩具『聖闘士聖衣大系(セイントクロスシリーズ)』のヒットを基に、社内でパクったガンダムクロス』や『ディフォルメクロス』『ビックリクロス』
(そもそもクロス(cloth)とは「布」「布の服」「僧衣(聖衣)」と言う意味なので、
 「鎧(アーマー)なのにクロスを名乗っている」時点でパクリを認めたようなもの)、
ウルトラマン超闘士激伝』
(ただし、ウルトラシリーズの『アンドロメロス』は『星矢』より古い。尤も見た目はこいつだし、鎧を着脱を出来る玩具は発売されなかったが)、
技術が活かされた『装着変身シリーズ』『アームズチェンジシリーズ』、美少女鎧モノ等を商品化した『アーマーガールズプロジェクト』が発売される等、
オタク業界に多大な影響を与えている。
一方、『聖闘士聖衣大系』の系譜を受け継ぎ正統進化を遂げた、
聖闘士聖衣神話(セイントクロスマイス)』『聖闘士聖衣神話EX』『聖闘士聖衣皇級(セイントクロスクラウン)』『聖闘士聖衣伝説(セイントクロスレジェンド)』も発売されている。

実は某漫画家E氏によると、
連載初期(聖域編の初期辺り)までは、良くも悪くも車田氏の漫画にありがちなマンネリズムにより人気はさほど高くなかった。
だがアニメ化から上記の『聖闘士聖衣大系』が大流行を起こし、漫画のほうも人気が跳ね上がったという、
昨今の漫画&アニメ業界とは全く逆のパターンでメガヒットシリーズへと成り上がっている
(何で不人気作がアニメ化?とも思えるが、『侍ジャイアンツ』『人形草紙あやつり左近』など似たようなケースがあり、
 関係者の大人の事情、いやさ売り方の上手さ鑑識眼の高さが窺える)。
とは言え車田氏は打ち切りの代名詞として有名な前作『男坂』の打ち切りを教訓に、男児受けする聖衣のギミック、
及び女性受けする美形キャラ同士の華麗な戦闘(尤もこれはアニメ版のキャラデザである荒木伸吾氏の功績が大きいが)を心掛けたそうで、
氏にとっては「計画通り」らしい。
まぁ『星矢』がヒットしすぎた所為でその後の車田氏は『サイレントナイト翔』『B'T X』とマンネリ化するのだが

グラード財団総帥の城戸光政の非嫡出子として産まれる。
アニメではこの設定は無かった事にされ、城戸光政の人となりも変更されているが、
ゴールデンタイムで放送するには仕方ない変更だったのかもしれない。
孤児として育ち、自身も暗黒聖闘士(ブラックセイント)戦まで自身の出生の事実を知らなかった。

幼少時は唯一の肉親である姉の星華(セイカ)と共に孤児院・星の子学園で暮していたが、
聖闘士養成のためにグラード財団に引き渡される際に星華と生き別れとなり
(この際集められた100人の異母兄弟(!)の殆どが父親について気付かなかったため、苗字は全員母方もしくは孤児院名と思われる。
 なお男児のみで100人なので女児を含めればもっと居ると思われる(星華の父親が光政なのかは不明)。
 また外伝小説では光政の嫡男・盟が居る事になった(異母兄弟達に引け目を感じて自ら聖闘士に志願、髪の毛座(コーマ)の聖闘士に成っている))。
聖衣を日本へ持ち帰れば姉に引き合わせると財団に約束され、聖闘士への道を選ぶ。
7歳にして聖闘士の総本山であるギリシアの聖域に送られ、白銀聖闘士(シルバーセイント)鷲星座(イーグル)魔鈴(マリン)のもとで6年間に亘って過酷な修行を積む。
同じく天馬星座(ペガサス)の聖闘士候補生のカシオスを倒した末、聖域より見事天馬星座の聖衣(クロス)を授けられ、アテナの聖闘士となった
(ちなみに各地に送られた異母兄弟の内90人は行方不明(恐らく死亡)となっている。聖衣は88着しかないはずだが……兄弟で争った地もあるのだろうか?)。
その後のゴタゴタでカシオスの師匠であり女性聖闘士の蛇遣い座(オピュクス)のシャイナさんと闘い、その素顔を見る事となる。

聖域から日本へ戻ったばかりの頃は、消息を絶った姉を捜す事を第一目的として闘い続けていた。
また暗黒聖闘士、白銀聖闘士との連戦後、幼い頃からの不信感により沙織ら城戸家との関わりを断とうとした事もあったが、
城戸沙織の真の姿(アテナの化身)と聖域での異変を知ったのを機に、次第にアテナの聖闘士として目覚めてゆく。

どんな強敵にぶつかっても倒れる度に甦ってきたものの、ハーデスとの決戦では心臓に剣撃を受けた事で、遂に瀕死の重傷を負う。
この際のハーデスの言葉によると、かつてハーデスに一度だけ傷を負わせた聖闘士もペガサスであり、星矢の顔はその男と瓜二つなのだとか。
また、そのハーデスとの決戦後・前聖戦を描いた新作『聖闘士星矢 NEXT DIMENSION 冥王神話』にも車椅子に座った星矢が描かれている。
ストーリーは心臓に剣撃を受けた星矢を救うため、アテナと瞬が共に過去の聖戦へと飛び立つ話である。
週刊少年チャンピオンで連載中のこの新作、単行本がオールカラーで作業量が半端ないために連載が不定期になっている。

そして2012年4月から開始したアニメ『聖闘士星矢Ω』において星矢は伝説の聖闘士(射手座(サジタリアス)黄金聖闘士(ゴールドセイント))として登場。
射手座なのに必殺技はペガサス流星拳のままかよ、と思いきや二年目になってから(TV版)アイオロスの技アトミックサンダーボルトを使い出した。
バンクのモーションが流星拳にライトニングプラズマを追加しただけなのは気にするな!
声優はTV版の古谷徹氏がナレーションも兼ねて再び担当する事となる。

+ 鷲星座の魔鈴について
鷲星座の魔鈴が星矢の師匠になったのは、星矢と同じ日本人だからという理由であった。
そして、魔鈴は生き別れの弟を探しており、そのため白銀聖闘士から魔鈴と星矢は姉弟ではないかと疑われ、
星矢も魔鈴の正体は自分の生き別れの姉ではないかと思うようになる。
さらにプロフィールによると魔鈴と星華は身長・体重・血液型・誕生日・出身地が全て同じ。
だったが、魔鈴自身が星華を探しだした事により、別人だと明らかになった。

……うん、まぁ、もし魔鈴=星華だったとすると、
「星矢がギリシャに送られた事を聞いた後でギリシャに先回りし、星矢が着くよりも前に白銀聖闘士になっていた」
という離れ業を披露した事になってしまうので、むしろもっと早く気付けという話なんですけどね。
ちなみにその時点で星華&魔鈴は10歳*1

魔鈴さん……一体何者なんだ……。

だが現在チャンピオンで連載中の冥王神話にて、とうとうその正体が……?
明かされるかもしれないし、このままスルーされるかもしれない。時空クロノス編?
一応、映画の『聖闘士星矢 天界編 序奏~overture~』で魔鈴の実の弟が(敵として)登場している。
「序奏」以降、続編が音沙汰無いので、それ以上が不明だが……。

ちなみに星華も星華で、星矢を追って自力でギリシアの聖域付近の村までは到着していたあんたも何者だ。

なお、本来聖闘士は男子がなるものであり、女性聖闘士(見習いも含む)は全て女を捨てるために仮面で顔を隠す事が義務付けられている
女性聖闘士にとって素顔を見られるのは裸を見られる事以上の恥辱であり、
見られてしまったらその相手を殺すか愛さなくてはならないという掟もある。
長年一緒に修行していた星矢にすら正体が分からなかったのも、ひとえにこの掟があったからである。
余談だが、魔鈴の仮面は作中一度外したのみで、その際も素顔は見られていない。
同じ女性聖闘士である蛇遣い星座のシャイナの仮面は何度も外れていたというのに

ただし後付けだが前述の「セインティア(聖闘少女)」は(アテナの着替えや入浴も手伝う)「アテナの侍女」と言う肩書もあるため、
女を捨てる必要は無いとされている。仮面をしたままじゃ「美少女鎧モノ」とは言えないしね
(元ネタの神話だと(アテナではないが同じく処女神である)アルテミスが自分の水浴びを偶々見てしまった狩人アクタイオン(人間の男)を惨殺している)
女性聖闘士達も聖闘少女を目指せばよかったのに…と言いたい所だが「アテナが降臨してない時代には存在しない役職」なんだそうな
(当時は偽教皇の工作で「射手座に暗殺されかけたアテナは教皇以外には会わない」事になっている)。
決して品が無さ過ぎて成れなかったわけではない。恐らく…多分…

(以上、wikipediaより一部抜粋、改稿)

能力は、主人公だけあって非常にオーソドックス。
簡単に言えば強い小宇宙と速いパンチ、それだけ。
必殺技

強敵との戦いを経て成長してゆき、聖域編のラスト辺りでは頑張れば光速拳も放てるようになった。
ただ、ペガサスの癖に最終盤になるまで空は飛べなかった。
尤も、白鳥座(キグナス)だろうが鳳凰星座(フェニックス)だろうが敵味方含め空を飛べる奴なんて終盤まで居なかったが。
乙女座(バルゴ)のシャカや、クリュサオルのクリシュナが座禅を組んで浮遊したのと、
 強敵補正があった頃(初登場時)の蟹座(キャンサー)のデスマスクが宙を歩いたぐらい。
 もしかしたら蟹座同様にサイコキネシスを持つ牡羊座(アリエス)のムウも浮けるかも。
 後、烏座(クロウ)のジャミアンが「お供の烏を使って」飛んでいた


ジャンプアルティメットスターズ』での性能

4~8コマまであり、扱いとしては孫悟空ルフィナルトなどとほぼ同格。属性は力。
8コマで黄金聖衣を纏うが、特に性能に違いは無し。
ただし、相性のいいキャラクターが変わり、何故か両津と相性が良くなる(両さん曰く「うおおお!!金だあああああああ!!」オイ、売る気か)。
性能は…と言えば、ラッシュと対空性能に長けており、概ね原作のイメージ通りである。
近~中距離での戦いが得意で、挙動も素直なため、全体的に言えば可もなく不可もなく扱いやすい。
飛び道具こそないが、使い手の実力がダイレクトに反映されやすい、良くも悪くも燻し銀なキャラである。
原作でのシンプルな戦いぶりを反映してか、必殺技が実は3パターンしかない(4と5コマ、6と7コマ、8コマのそれぞれで必殺技が共通で威力だけが上昇する)。
8コマの必殺技B、「サジタリウスの矢」は真上に飛ぶ独特な軌道だが、全キャラクターの必殺技中最高クラスの威力になる。

バトルコマとしての性能は悪くないが、Wi-Fi対戦で見る機会はあまりないかもしれない。
理由は至極簡単。星矢のサポート3コマ、「空中ペガサス流星拳」が、
発生速いわ、持続時間長いわ、威力も高いわでサポートとして抜群の性能…というか半ば壊れ性能と化しているため。
特に同じく厨性能のトランクス3コマと一緒に入れたデッキは「パンツとシャワー」として忌み嫌われている。

星矢を使うミッションでは、「小宇宙を高めろ」というミッションがかなり高難易度。
星矢7コマを中心とした指定デッキで、ステージの壁を全て壊すミッションだが、
壁が相当固く「瞬」を出現させる条件である「1分以内にクリア」は意外と難しい。
コツとしては、必殺技を上手くフルヒットさせる事だろうか。


MUGENにおける天馬星座の星矢

海外の製作者によるものが複数存在する模様。

+ Claudio Ricci氏(MIM氏)製作
  • Claudio Ricci氏(MIM氏)製作
MicrocosmoチームのClaudio Ricci氏が2000年に製作した模様。
ただしMicrocosmoチームは2002年に新しいプロジェクトを行うためにMUGENから引退したらしい。
聖衣の形状はアニメ版初期の物。
所々挙動に怪しい部分はあるものの非常に愛の籠もった出来となっており、技や演出は豊富。
脱衣KOも搭載されている(と言うか脱衣KOしかない)が、これはれっきとした原作再現なので何の問題も無い
(後の「美少女鎧もの」は脱衣KOのために存在するようなものである)。
流星拳や彗星拳、ローリングクラッシュの他、
3ゲージ消費で射手座の黄金聖衣を纏って放たれる矢は普通のキャラなら即死(攻撃力1650)
また、1ゲージ版流星拳はごく微量ではあるが自分の体力を消費するため、事前にF2キーを押していたりすると放った瞬間に死ぬ
暗転して何か叫んだと思ったら突然聖衣がブッ壊れて頭から血を流して倒れる姿は中々シュール。
ボイスも搭載されているが、海外版のもの。AIは搭載されていない。

また、この星矢のパレットを変更した上で一部の必殺技を削除した、暗黒(ブラック)ペガサスも存在している。
+ 暗黒ペガサスについて
銀河戦争編の後黄金聖衣を強奪した鳳凰星座の一輝(フェニックス イッキ)の部下、暗黒四天王(ブラックフォー)の一人として登場し、星矢と戦った。
元はデスクイーン島に巣を張った暗黒聖闘士の首領ジャンゴの部下で一輝に敗れ部下になった。
聖衣のデザインだけでなく容姿もどことなく星矢に似ているが、この事について説明は特に無い。
必殺技は「暗黒(ブラック)流星拳」。拳自体も新しく復活した聖衣でなかったら危なかったと星矢に言わしめる威力だが、
恐ろしいのはこの技が別名「黒死拳」と呼ばれ。防御しても肉体に黒く浸透し、やがて全身が黒くなって死ぬという事である。
尤も、「効果が出るのが遅すぎて相打ち狙いが精々だろ」とツッコまれていたのは置いておくとして
龍星座の紫龍星命点を突く事で汚染された血を抜くと同時に生命力を活性化した事で呆気なく治してしまったが……。

余談だが、暗黒四天王の残り三人はそれぞれ紫龍、氷河、瞬に敗北した後、
「聖闘士の力を私利私欲に使った」として星矢達を粛正に来た白銀聖闘士に対し彼らの死を偽装するために、
教皇懐疑派であった牡羊座のムウに利用されてしまったが(星矢もこの事を知った時は遺体に向け手をついて詫びている)、
星矢への刺客として送られた師の魔鈴も教皇懐疑派であり、星矢の死を偽装する必要が無かったため
(読心術の使い手が居たため魔鈴の嘘は直ぐにばれたが。なお魔鈴の性格からして、教皇懐疑派でなかったら容赦なく星矢を粛清していたであろう)、
何気に暗黒ペガサスの死亡は確認されていない。
双子コンビだった暗黒ドラゴンも一人しか死亡が確認されておらず、もう一人富士山の中で生き埋めになっている者がいる。
たぶん死んだだろうと言う状況だが、こういう漫画のお約束として「実は生きていた」可能性があるかもしれない……?

+ Claudio Ricci氏(MIM氏)、Sarednab氏、Gouketsu氏、Tux氏共同製作
  • Claudio Ricci氏(MIM氏)、Sarednab氏、Gouketsu氏、Tux氏共同製作
Claudio Ricci氏とSarednab氏がスプライトを、Gouketsu氏とTux氏がcnsを担当した模様。
恐らく上記のClaudio Ricci氏の星矢の改変と思われるが、スプライトは全面的に変更されている。
聖衣の形状および下記のオーディーンローブから、アニメオリジナルのアスガルド編をベースにしたものと思われる。
フォルダ名は「Seiya de Pegaso II」となっており、即ち「星矢二番目の聖衣」という意味であろう(アニメ準拠)。

技や演出は更に豊富になり、聖衣が黄金化する3ゲージ流星拳や、オーディーンローブを纏ってバルムングの剣を振り下ろしたり、
瀕死時限定で仲間達の事を思い出すやたら長い演出の後ガード不能の突進(根本の方から当たれば即死)を放ったり、
相手が瀕死時限定で、射手座の黄金聖衣を纏って矢を放ったりする。
脱衣KOや1ゲージ版流星拳は自分の体力を消費するのは相変わらず。また、ゲージ溜めが追加されている。

ボイスも搭載されているが、やっぱり海外版のため日本人的にはちょっと辛い。
そしてこのボイスがとてつもなくうるさい
特にイントロの聖衣装着時やゲージ溜めの「ンォアアアーーーーーー!!!!」はかなり耳に残る。
AIもデフォルトで搭載されてはいるが、かなり簡易的なもののためあまり強くはない。
ちなみに、日本語化するとこんな感じになるようだ。

+ chuchoryu氏製作
  • chuchoryu氏製作
WinMUGEN、MUGEN1.0以降共に使用可能。
氏の製作した『聖闘士星矢』のコンプゲーのプレイアブルキャラの一体として公開中。
手描きのスプライトが使用されており、海外製だがきちんと日本語で喋る。
描写的に初期の頃の星矢を意識したキャラのようだ。

若干癖があるものの、主人公らしくオーソドックスな性能。
弾速が遅いが画面端に届くまで消えない飛び道具の「流星拳」や相手を打ち上げた後に流星拳を叩き込む昇竜拳のような技が存在する。
AIは対人用のごく簡易なものが搭載されている模様。
紹介動画

+ olt-EDEN氏(旧・ゼータ氏) 再現YURI DI AAAAAAA
  • olt-EDEN氏(旧・ゼータ氏)製作 再現YURI DI AAAAAAA
海外の凶悪キャラである「YURI DI AAAAAAA」を再現した物。
日本製だが何故か外国語で喋る。あとうるさい。
分身を出したり「アンインストール」や「創聖のアクエリオン」を流すことが出来るので、再現ゴジータを意識していると思われる。
また、トムキラーも搭載されている。
想定ランクは狂最上位~準神となっており、設定次第で様々なランクに対応可能。

出場大会

更新停止中


*1
とはいえ聖闘士には年齢は関係無いらしく、この世代の黄金聖闘士達が7歳以前に黄金聖闘士になっていたり、
シャイナさん(16歳)の妹分の人が10年前に聖域を追放処分になっていたり、
氷河が弟子入りした当時のカミュは14歳だったり、アテナを救い出して戦死したアイオロスは14歳だったりする。

ちなみに聖闘士になる前の話ではあるが一番凄いのは一輝が瞬を抱えてパンドラから逃げるシーン。
この時、一輝2歳・瞬0歳・パンドラ3歳である。一輝が2歳にして完全に自我に目覚めてる上に、
鉛よりも重く感じる瞬を抱え電流のような衝撃を体感(2歳児がその比喩を知ってる事も驚きである)させられてもなお弟を放さずにいた。
もうホモサピエンスの定義に疑問を抱くレベルだが、いくらなんでも設定がいい加減すぎるこの世界の子供(幼児含む)達は凄いとしか言いようがないのだ。

尤も、当時の漫画(の中でも特に「番長物」(ちなみに本作がヒットするまでは車田氏の得意分野だった))なら普通にある設定である。
今時の漫画だってド素人のはずの小中学生主人公達がプロの軍人を出し抜く(武道キャラだと直接対決でも勝てたり)のは普通だし、
ラノベやギャルゲーでも生徒会風紀委員会が絶大な権力を持ち、
極端な場合は「都市一つが丸ごと学園であり都市整備計画まで生徒会に決定権があるので、生徒会長≒市長」と言うのは定番中の定番である。
既に先生から教わる物が何も無いし、学生やってる必要性あるのか?

*2
マッハ1とは即ち「3.4m離れた相手に対して1秒で100発のパンチを放てるという事」と劇中で説明されている。
「3.4m離れた相手にパンチが当たるの?」と思うかもしれないが、
この作品では基本的にパンチは飛び道具なので全く問題は無い。無いったら無いのです。
まあ、一応理屈っぽい考えからすると、パンチを打つ事によって発生する衝撃波が飛んでいく……
所謂ソニックブームが飛んでいくと考えると、飛び道具というのも有り得るだろう。
なお、「拳を戻す時間を計算に入れていないのではないか」というツッコミを受ける事もある。

*3
ペガサスローリングクラッシュはよく自爆すると思われがちだが、実際には自爆する事はほとんどない。
自爆の印象を高めてしまったのは黄金聖闘士の双子座(ジェミニ)のサガとの対戦時で、
  • 星矢も頭を下側に向けて吹っ飛んでいる(体勢を考えれば自然な事だが、両者ダメージを負ったように見える)
  • サガには全くダメージを与えていなかった(技が悪いのではなくサガの耐久力が尋常でなく高すぎるだけである)
  • 星矢は受け身も取れず床に倒れて満身創痍
    (これはそれまでの死闘によるダメージの蓄積と疲労によるもので、技の自爆ではない。
       ただ衝撃の大半をサガが受け持ったとはいえ、受け身が取れなかった事は結果的に星矢にも多少のダメージはあったであろうが)
……のだが、一見すると、「星矢とサガが両方床に頭をぶつけて吹っ飛び、なおかつサガは無傷で平気。ダメージを食らったのは星矢だけ=自爆」
という状況に見えてしまうのだ。
普段は流星拳や彗星拳で戦っている星矢にとってはほぼ最終奥義に近い技なので、出す時は満身創痍である事がかなり多い(つまり技の後で流血している)、
というのも自爆技っぽさを助長しているのかもしれない。

ちなみに本当に自爆したのは、死を司る神タナトスとの対戦時。
「落下中にテレポーテーションで抜け出す」という手段で回避され、流石にこの状況では自爆に終わった。


最終更新:2024年03月29日 18:39