糸色望






「絶望した!」

久米田康治の時事ネタテンコ盛りギャグ漫画『さよなら絶望先生』の主人公。「いとしき のぞむ」と読む。
自らの名前を横書きにすると「絶望」となることを非常に気にしており、
その他、なにかにつけて物事を後ろ向きに捉える超ネガティブ人間。
横書きにするときは「糸   色望」と離して書くのがマナー。
なぁにぃ~、このページのタイトルはそうなってない? 聞こえんなぁ~
アニメ版の担当声優は『Fate/stay night』の間桐慎二などを演じたアジアNo.1声優神谷浩史氏。


人となり

信州県蔵井沢の名家の四男で、東京都小石川区の高校(名称は毎回変わる)の二のへ組担任。
事あるごとに世の中に絶望して自殺未遂を試みるが、実際のところは死ぬ気など無く、
命の危機が迫ると華麗に回避したり「死んだらどうする!」と逆ギレたりする。

糸色家の一族は皆「先生」と呼ばれるような職業に就いており、兄は芸術家の糸色景、医者の糸色命、弁護士の糸色縁、
妹に華道家の糸色倫、父は政治家の糸色大、母は料理家の糸色妙と、 何人かはくっつけて書いてほしくない名前 になっている。
土地や資産は多く執事までいるほどなのだが、一方で奇妙すぎる伝統や家業を受け継いでいる変な家柄である。

基本的には誰に対しても敬語や丁寧な物腰で接するが、他人に対してあまり心を開こうとせず、
その一方で不幸ぶって同情を買おうとするなど中々厄介な性格。
しかし彼の生徒たちが彼に輪をかけて個性的であるため、漫画中ではツッコミ役や解説役、被害担当に回ることが多い。

毎回くだらないことや細かすぎる話題に対してネガティブに思考を発展させ、
中盤あたりで 「絶望した!◯◯に絶望した!」 と叫ぶのが決め台詞でありお約束。
アニメではこの台詞専用のバンクシーンまで作られている。
しかしポジティブな意見にも乗せられやすく、そこからひどい目に逢うことも多い。

基本姿勢は「権力には逆らわない」であり、PTA、世間様、国、外国、影響力のある団体、メタ視点での出版者や大手企業など、敵わないあるいは相手にすると面倒くさい相手に極力気を使い波風を立てない姿勢を崩さず、時には過剰なまでにへりくだる。
「権力者や自分の立場よりも生徒を優先する教師」という教師ものドラマの定番設定の逆の人物像という、これも一種のギャグ。
そのため、関内マリア太郎(せきうつまりあたろう)という、「男子生徒の戸籍を買って生徒になった少女」に対しては、女子であることを承知の上で男子生徒として扱っている。(学校が認めてしまっている戸籍売買など、明らかにやばい案件のため、学校に逆らわない様にしている)

また、意図せずして複数の女生徒たちから好意を抱かれているが、
自制しているのか単に好みではないのか、アプローチは基本的にスルーしている。
意志薄弱らしく、生徒との恋愛で社会的地位を落とすのを恐れているらしい。さかんに「PTAが怖い!!」と叫ぶ教師だし。
エロ本の類にも興味を示さず「枯れている」と評されることもあるが、大人の包容力のある女性はタイプらしい。

というか実家は名家で、本人は公務員、生徒には慕われ(?)……と、実際のところは絶望とは程遠いような境遇である。
まあ数話に一回は猟奇的オチを迎えるがな!

+終盤の展開(核心ネタバレ有)
最終話から数話手前の299話より、実は二のへ組(終盤で三のへ組に進級)における学園生活は
学校を卒業することなく死んでいった魂を、死後結婚同様に供養する為の儀式「死後卒業」だった事が判明。
ニのへ組の女子生徒達は、かつて自らの命を断とうとしながら助かってしまった自殺未遂者であり、
学校への未練を残した昭和時代の霊と波長が合い、霊達の依り代となって学園生活を送っていたというのが真相で、
望が首を吊る真似をしていたのも、霊と交信する為に死線をくぐり波長を合わせる必要があったが故と明かされた。

最終話、結果的に救われた女子生徒達が霊達の死後結婚を建前に、離島の学校に赴任した望に迫る。
岬の教会に逃げおおせた望の目の前に立っていたのは……

また単行本最終巻では、この最終回の後の「一つの可能性」としての後日談が掲載されている。
所謂ハーレムエンドを相当黒い視点で皮肉っていて、かつ最終回の余韻をぶち壊すような内容なので、
人によって賛否両論分かれるが、興味があれば一見の価値あり。*1


♪ 臓物島の血みどろ船長さん

     ♪ わが血がほしいか わけてやろう

            ♪ 明日は嫁入り うれしいな

+漫画『AUSDYN 〜オースダイン〜』での活躍
漫画『AUSDYN 〜オースダイン〜』では特別ゲストとして登場。
本作ではクロスオーバー企画『ヒーロークロスライン』(以下HXL)に登場する異能者であるノッカーズという設定であり変身すると何故か目が増える。
また同作に登場するヒロインのミス・サンデーのファンでもあり彼女がバツイチだと知った時は例によってあの決め台詞を言っていた。

ちなみに本作は週刊少年サンデーと週刊少年マガジンの50周年記念企画『サンデー×マガジン クロスライン』の片割れでありサンデーで掲載されているのだが望はマガジンのキャラである。
そしてマガジン側の『MINEZAAG 〜マインザーグ〜』では久米田がサンデーで連載していた『かってに改蔵』のキャラである坪内地丹が登場している。

余談ではあるがHXLがドラマCD化した際にドラマCDにも登場したHXLの作品の一つ『亡装遺体ネクロマン』のヒーローであるネクロマンを演じたのは望を演じた神谷浩史氏である。


MUGENにおける絶望

木目糸氏が作成した手書きキャラが存在していた。(管理放棄ユーザーのアカウントを凍結するOneDriveの仕様により入手不可)
元々戦えるようなキャラクターではないが、そこはMUGENにはよくあること

生徒や兄をストライカーとして呼び出したり、3方向に撃ち分け可能な飛び道具を持っていたりと
弾幕系キャラクターとして戦っていける。
ただし、突進技対空技も持っているので、スタンダードな闘い方も十分に可能。

判定が強い(ただし高確率で当てても反確)「絶望した!」や
その他どこかで見たような演出の超必殺技など、見ていて楽しいキャラクターである。
その他、ブリス謎ジャムといった特殊やられにも対応している。

AIも搭載されており、ストライカーを使いつつ、堅実な戦いを見せてくれる。
あと、とにかく絶望しまくる。それ故、高ゲージ技を使わない事も多い。
中々の強AIなので、MUGENで絶望的な活躍をする先生を存分に見ることができるだろう。
製作動画はこちらから
タッグでの動き

なおどないやバイトもしている。いいんですか公務員がバイトとk

「希望なんてない

世の中にあるのは絶望だけです!!」

出場大会

更新停止中
削除済み


*1
最終巻での作者のコメントによれば「本誌での連載終了後の不安定な時期に執筆したため、ギャグとして描いたつもりが
想像以上に不気味なものとなってしまった
」とのことで、
さらに「元々女の子をいっぱい出すハーレム漫画に対しての皮肉として始めた漫画だったので、ラストはマルチエンディング方式ではなく、
同時に全員とくっつける良い方法がないかと考え付いた結末がコレだった
」と釈明している。