本部以蔵


「それがし…本部以蔵と申す者です」

板垣恵介の漫画『グラップラー刃牙』シリーズの登場人物。名前の読みは「もとべ いぞう」。
アニメ版の声優は小室正幸氏。外見のモデルは将棋棋士の升田幸三、もしくは格闘家の堀辺正史とも。
ファンからは「史上最高の解説者」「公園最強の生物」とも呼ばれる。

柔術家。どの流派にも属さず、超実戦流柔術を磨き上げた本部流柔術の元締め。
空手家潰しには定評があるらしく、愚地独歩からは「この男に壊された空手家は10人や20人ではきかんぞ」と評されている。
弟子にプロレスラーの花田純一がいる他、2014年から連載の『刃牙道』では伝説の傭兵ガイアも弟子筋だった事が判明した。後付けとか言っちゃダメなんだから!

その無闇やたらと深い知識に基づく詳細な解説ぶりと、超実戦流柔術という設定、
「生きる伝説」と呼ばれる登場当初の存在感に対して作中の闘いでは全く勝ったことがないという看板倒れぶりから、
親しみを込めて「解説王」「本部流解説術」「史上最高の解説者」と呼ばれた。

+ 作中での活躍

……本部以蔵の徒手の実力はどうなんだ?
60点?70点?……どう甘めに採点しても、80点は越えねェ。

ところがだ……剣、槍、杖、鎌、縄、忍に至るまで……
全て合わせりゃ300点は下らねェ

メタな事を言ってしまうと、彼の場合 現実世界及び作劇上の事情に応じてモデルがコロコロ変わっていく ので
当人や流派のモデルが特定できない、というのが本当の所である。
彼の流派もまた然りであり、元々は骨法をイメージに置いた「我流の柔術」だったのだが、
その後、現実世界で骨法の有効性に疑問が呈されるに従い「古流の流れを汲む柔術」に変わり、
柔術に関してはほぼ上位互換の「達人」渋川剛気が登場して以後は「武器まで含めた古流武術の達人であり、
格闘家として使っている徒手の柔術はあくまでその一部」という形に落ち着いている。

彼の強さや言っている事の主旨が支離滅裂と言っていいほどコロコロ変わる原因もここにあり、
作者の気まぐれや作品外の事情に振り回された結果、ひたすらネタ度が高まっていくという
ある意味当作品で一、二を争うギャグキャラであるとも言える。

「ここまで変わってしまうともはや別のキャラじゃないのか?」と突っ込みたくなるだろうが、
実際ファイトスタイルも、キャラの人格も、ついでに外見もモデルが変わる度にほぼ別物と化しているので
現在の彼は登場当初とは実質別キャラと考えて良い。

その証拠…という訳ではないが、『刃牙道』における彼はガイアに師と呼ばれ、烈海王を(武器も 公園も 無しで)戦慄させ、
ジャック・ハンマーを圧倒し、そして主人公の範馬刃牙でさえも手玉に取った。
さらにあの範馬勇次郎からも「武蔵を一番理解している」と評価され、後に本部の説得に激昂するも煙幕で逃亡されて仕留め損ねる…と、
最強トーナメントの頃の「史上最高の解説者」とは別次元の強さを誇る。

愚地克巳曰く 「本部以蔵とはこんな水準(レベル)だったのか!!?」
…はい、僕らも同じ気持ちです。

だが、様々な事情に翻弄される彼のことである。次の週にはあっさり無様な敗北を喫しても不思議ではない。
本部以蔵とはそんなキャラである。


MUGENにおける本部以蔵


    「剛体術……
      打撃の瞬間、体を極限まで硬直させ、
      正拳突きの際に使用する全ての関節を固定する。
      極めて至難だが、成功させたなら自己の体重を
      そのまま拳に乗せることが出来る。
      くぐり抜けた修羅場だけがそのタイミングを教える……
      誰にも真似できん技だ……ッッ」

※ちなみに原作では勇次郎の台詞

キャベツ太郎氏による手書きのものがニコろだで公開されていた。
神奈子メラン子などの手描き東方キャラで知られる氏の新キャラが、まさかの本部
最大トーナメント編を再現した、恐らくMUGEN史上初の 解説キャラ
何をやるのかというとひたすら 背景で解説をするだけである 。基本的に戦闘力とかそんなものはない。
ただし最大トーナメント編で独歩が殺人技を連発した試合を再現した解説が5つ続くと、
相手が即死する 即死解説 が発動する。解説で即死ってどういうことなの…
あと解説と言っても 「逃げろー独歩ー!」「その手があったか!」 とか好き勝手言ってるだけで、
試合の解説には全くなっていない。

更にタッグで対決すると 解説が五月蠅すぎて もう何を言っているのか判らない。

sndファイルが 55.2MB もあるため見かけによらず結構重いが、
カッ昏倒氏によって13.8MBにまで軽量化された物がニコろだにて公開された。
また、有志によって作成された 「本部増殖パッチ」 も同じくニコろだで公開されていたが
同所の閉鎖によって、現在は本体・パッチ共々新規DLはできない。

ちなみにアナザーカンフーガールZの3ゲージ版「転蓮華」の解説にも赴いた模様(解説できてないが)。
15:38~

出場大会

出演ストーリー



*1
一応柔術は武器使用も含んだ武術であり、その旨を本部自身が解説している。
また柳や他の死刑囚は素手の相手にこれでもかと言うほど武器を使用しているのに対し、
本部の武器使用はこの柳戦と直後の勇次郎との立会い(持っていた刀を構えただけ)ぐらいなので遙かにましである。
さらにもう少し真面目に考えると、そもそも作中本部が武器を使用したのはこれが初めてであり、
彼は一度も「素手の相手に」対して武器の使用を敢行していない。
(これは長年に亘って勝利を望んでいた勇次郎相手でも同様である。
 その時の本部は自分から勝負を仕掛けており、武器を用意しようと思えば十分可能だった)
逆に柳は作中で素手の相手に対し武器の使用を一切躊躇っておらず(刃牙を襲った時など)、
この両者のスタンスの違いは武器に対し本部がいうように「頼みを置く」かどうか、
本部はあくまで相手と対等に戦うための条件として武器使用を解禁しているに過ぎず、
柳のように優位な環境を整えるため武器に頼っているのとは違うのだとも言える。
なお余談ながら、勇次郎戦で本部は柔術家である自分が有利な環境と言える、
コンクリートの硬い地面という条件も放棄している。
……と色々擁護しても不条理には違いなく、またこの発言の面白さの問題はそこではない。
本部が武器においても技量に勝る柳を圧倒できたのは見るからにそんな理由ではなく、
一歩間違えば自爆技の奇策で主導権を握ったことが大きい。 まぁ多分作者もそこまで深く考えてな(ry

なおそんな深く考えると(考えなくても)混乱しがちな本部VS柳戦であるが、
技量は相手が上だと認める余裕を見せつつ、刃牙すら独力で突破し得なかった柳の鎖鎌を、
状況を利用することで完全に制圧する本部は素直に強者臭を匂わせている。
そして見開きで今までの板垣先生にはなかったタッチで柳の腕を切り落とす本部のカットは格好いい。
……うん、だから細かいことは気にしないであげるといいんじゃないかな!せっかくの活躍だし!



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