キョン




──全世界が、

  停止したかと思われた。






  …ていうのは嘘ぴょんで、

    俺は入学式のハルヒの第一声を

     思い出していたんだがなぁ


ライトノベル『涼宮ハルヒシリーズ』及び、アニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』の主人公(語り手)。SOS団のヒラ団員その1。
涼宮ハルヒが(時には無意識のうちに)起こすトラブルに嫌々ながら巻き込まれてしまう苦労人。
ちなみにキョンというのはあだ名であり、劇中では正しく呼ばれることも自分で名乗ることも無いので本名は不明*1
あだ名の名付け親は彼の祖母であるが、何故「キョン」なのかは語られておらず由来も不明。
祖母が女性 アイドルのファンだったのだろうか?
少なくとも台湾北部や伊豆大島に生息する鹿の一種、キョンのことでもないだろう。
(古いオタクには『ガキデカ』の一発ギャグ「八丈島のキョン」で有名。尤も植物園で飼育されているだけで、別に八丈島に生息していたわけではないそうだが…)
当然、ミョンとかキャンとかキュンとは言わない。

アニメ版での中の人は『銀魂』の坂田銀時や『Kanon』(京アニ版)の相沢祐一氏や『仮面ライダーキバ』のキバットバットIII世・II世、
格闘ゲームでは『BLAZBLUE』のラグナ・ザ・ブラッドエッジを演じた杉田智和氏。
GUILTY GEAR 2』では「あの男」の声を当てており、どこぞの悪男に追われそうな声である。
家庭用ゲーム『北斗無双』でシンの声も演じている。
また、実写映画版『KOF』の草薙京の日本語吹き替えも担当した。

+その正体は…?
能力も経歴も完全に普通の高校生。

だが性格面では、多少のトラブルには簡単に順応し、常に自分のペースを崩さないまま、
冷静に状況を解説する(小説は彼の語り口調で書かれている)という常人離れした適応力を持つ。
文中においては、面倒くさがりで醒めた人間を自称しているが、実際の行動を見る限り、面倒見が良く
友達を放っておけないという熱い性格のようである(この矛盾から、ハルヒに負けず劣らずのツンデレとも)。
また、相手がどんな異常な経歴を持っていても1人の人間として接する、広い器の持ち主でもある。

その性格と、裏事情を知るのにいずれの陣営にも属していない立場もあり、
周囲の宇宙人未来人超能力者から信頼され、相談ごとを受けたりする。
もちろんヒロインであるハルヒからの信頼も篤く、結果的に世界のバランスを背負っている一般人。
初期の頃は、ハルヒの起こす騒動に渋々参加しているような言動を繰り返していたが、
ある事件がきっかけでSOS団の活動を楽しんでいた事を認め、ハルヒの暴走を食い止める存在である事を受け入れた。

もう一度訊くぞ。これで最後だ。はっきり答えろ。

俺は、迷惑神様モドキなハルヒと、ハルヒの起こす悪夢的な出来事を楽しいと思っていたんじゃないのか?言えよ。

「あたりまえだ」

俺は答えた。

「楽しかったに決まってるじゃねえか。解りきったことを訊いてくるな」


二次創作ではその性格のためか、あるいは原作の「主人公視点で進む」形式がそれっぽいためか、
『あらゆる登場人物(男の古泉を含む)から性的に好かれる』というギャルゲ的主人公と化す事もある。
ただし原作小説においては、多くの人と信頼関係を築いていても付き合い方はわりとあっさりしており、
ハルヒ以外との恋愛関係を匂わせる描写は殆どなく、キョン本人も「モテた試しなし」と自称している。

尤も語り手のキョンが鈍いだけかもしれない。少なくとも妹の友人(小学生)からは好意を寄せられていたが、
本人は「ただの遊び相手としか見られていない」と思っていた。
また、中学時代の「親友」である佐々木からは明らかに好意を寄せられているのだが、それにも気付いていなかった。

スピンオフの『涼宮ハルヒちゃんの憂鬱』では一般人かつ常識人というよりも、
ツッコミキャラとしての面が大きく出てきており、ハルヒが口に出してない言葉にすら反応できる「ツッコミセンサー」を持っていたり、
古泉からは「そのツッコミが世界を救う」等と言われたりしている。
他にも夢の世界で、神人によく似た「キョンバーストモード(ツッコミのリアクションが大きくなるらしい)」なるものに変身したり、
ある一言で世界を滅ぼしかけたりとなかなか大変な事をしている。
ハルヒ、古泉、長門、キョンの妹、鶴屋さんなどにしょっちゅう振り回される苦労人。
長門にギャルゲーを借りて喜ぶ(そのシーンでは直前までテンションが低かった事もあって「キョンが元気になった」と書かれている)など、
年相応の反応をしたりもしている。
また妹から理不尽なほどの攻撃をされているものの、頼まれたプリンを買うために店を何軒も回る良いお兄ちゃんである
(尤も、買ってこなかったら攻撃される事を見越したのかもしれないが)。
因みに妹の攻撃力は「男子だったらアメフト選手を狙えた」発言があったり、
キョンの夢の世界では牛妹ちゃん状態で「ハ○ケーン○キサー」が使えるなどかなり強力である。
またハルヒに対しては、吹き矢で至近距離で風船を割られた仕返しに、吹き矢をハルヒ本人に命中させたり(人に撃ってはいけません)、
「MK5(マジでキレる五秒前)」になったりもする。
アニメ版では声優の杉田氏のアドリブにより、もともとカオスだった漫画版のセリフがさらにカオスになっている。

+アニメ版『ハルヒちゃん』のキョン語録の一部
  • 恵方巻きを食べる時に「凄く…大きいです…(発音的には「凄く、大きいです!」だが)」と叫ぶ(因みに本当にかなり大きな恵方巻きだった)。
  • 漫画では「よしっ、断る!」の部分を「だが断る」に変える、ノックしてもしも~しなんてのも…。
    しかも何の因果か、後者については後に元ネタで言った本人を杉田氏が担当するという事態になった。その元ネタの部分はカットだけどな!
  • 直接の描写はないが「俺に汚い花火になれってか!?」と言っていたら本当になった。
  • 夢の中で出会った鶴の格好をした鶴屋さんが「どうも、鷹です」と言えば「ツルダドンドコドーン!」とオンドゥル語で返す。
  • 空中長門チョップで空に散る際に「光になるぅ~!」(本来なら「光になれ!」だが自分が喰らったので)という。
  • 子どもに対して「ボウズ、僕の二の舞は踏むなよ」と言ったりしてる。
  • 極め付けには「オッス!君長門」(「オッス!オラ悟空」の他人に言う版)という一見したら何のネタかすらわからない言葉まで言っている。
原作漫画で作者から「ツッコミのレパートリーの多さからオタクっぽい」と言われているが、
アニメでは上記を見てもらえれば分かる通り、どう考えてもオタクでうわなにをするやめ(ry
また杉田氏の趣味のせいかガンダムネタが比較的多い。お前はどこぞの駄狐か。

他にもたまにメタ発言を行い、長門が作ったゲームに「これ消失だ!」と突っ込んだり、
実際に消失展開になった際には弁当を食べながら、「やっぱ消失か!」とどうでもよさそうに発言した。
OP「いままでのあらすじ」とED「あとがきのようなもの」では歌詞を歌うシーンがほぼ無いものの、合いの手で異常なほどの存在感を示している。
「あぁ~朝比奈さんっ、鍋は止めて、空鍋は!」「切り札は最後まで取っておくものだよ」等。一応言うと他の四人の壊れ方も相当である。
余談だがこのOPとEDはSOS団が初めてフルメンバーで歌った曲であり、そのせいか特にEDはイントロから無駄に壮大である。

こういった要素からか、登場人物紹介では「一応主人公」などと言われ、周囲は彼自身よりもっと濃い面子が揃っているのに「主人公(笑)」にはならず、
周囲からもしっかり「主人公」として扱われている。あくまでさり気無い発言なのがミソである
(ハルヒの「主人公がしちゃいけない顔をしている」という発言や、古泉と国木田の「主人公が言っちゃいけない台詞が出た」という発言など)。

余談だが『ハルヒちゃんの憂鬱』のキョンが上記の通り「オタクっぽい」と言われていたり、
もうひとつのスピンオフ作品の『にょろーんちゅるやさん』でも、
ヒーロー人形を複数入手するためにちゅるやさんとあしゃくらさんを巻き込んだりとオタクっぽい行動をしている。
…これも中の人のイメージからなのだろうか…?

更にリビルド作品『長門有希ちゃんの消失』にも登場、主人公の座は長門に譲ったものの、相変わらず主要キャラである。
本作では全ての登場人物が一般人となった事に加え、異常な事件には巻き込まれない為か、原作より穏やかな人物として描かれている。
長門に対しては特に優しく振る舞っており、時にはバカップル同然の言動を繰り広げている事もあるが、
出会って間もない初期の時点では、不安げな彼女を「手のかかる妹」のように案じていただけで、異性として意識してはいなかった。

+しかし……(以下ネタバレ)
事故によって発生した「別人格の長門」から告白され、彼女がそのまま消失した事件を切欠に心境が変わり始める。
一方、本来の長門が健気にアプローチを続けていたこともあり、文芸部入部から一年を経て、遂に長門への恋愛感情を自覚。
そして二度目のクリスマスパーティーで長門からの告白を受け入れ、晴れて恋人同士となった。



MUGENにおけるキョン

  • minoo氏制作のキョン
手書きキャラ。なかなか特殊な性能を持っている。
肉弾戦用と飛び道具用のカウンターを搭載し、遠~近距離と幅広い対応力がある。
肉弾戦用カウンターはバットで相手を画面端までぶっ飛ばし、飛び道具用カウンターはバットで相手の飛び道具を跳ね返す
この他、相手のゲージを0にする技やガード不能攻撃、飛び道具、ストライカー等々のバランスの取れた万能キャラ。
火力や防御力に少々乏しいのが欠点。あと投げ技に弱い。
ストライカーの谷口と国木田があまり役に立っていないのは秘密である
(なお、kyon_n.cnsをテキストで開けば発動中にキャンセルして動けるようにできるかを選べる場所がある)。
一部の音声には坂田銀時の台詞が使われているが、違和感を感じさせない。

ちなみに上記の飛び道具を跳ね返すバット、本当になんでも打ち返す。
それこそ波動拳や東方勢の弾幕だけではなく、オロチ無に還ろう神オロチセレスティアルスターまで。
まあ、元ネタが原作中に登場した長門によるチート付加バットだからしょうがない。


また同キャラ戦の場合、この打ち返し弾を打ち返すことも可能なので、互いにタイミングを合わせると『高速ラリーのチキンレース』と化す。

功刀氏のAIが公開されている他、

ストーリー動画"何処かの魔境。"の投稿者であるak氏製作のAI追加を兼ねた改変パッチも存在しており、 
現在はパッチを適用させた改変版として改変元と同じ場所で公開されている。
だが、今は亡きピアキャスト支援サイト運営のアップローダーにあげられていた物(2009年7月ごろ更新のVer.2.00)より古いので注意
(具体的には2009年2月ごろ更新のVer.1.4)。
+少し詳しく紹介すると
少し詳しく紹介すると
ドット絵の打ち直し
視覚的に一番分かりやすい変更点。立ち絵の時点でだいぶ違う。
本体の性能の調整。技の性能の調整、変更
動かしてみると重たい感じに。技も恐らく全て調整されており、中には完全に違う技になっている物もある。
この辺りは文字で見るより実際に動かしてみることをお勧めする。
なお、踏みつけ攻撃がアッパーカットに変更されているが、どう見ても対空アッパーなのに中段判定である。無慈悲な中下段二択も迫れる。
普通の男子高校生とか絶対嘘だろこれ
新しい技の追加
自身の性能を強化する「ブーストモード」と、バット系の上位技「パーフェクトスラッガー」が追加された。
カラーパターンの増加+特殊カラーの搭載
6パターンから12パターンに増えており、11P(黒ネクタイ)が常時ゲージMAX、12P(金ネクタイ)が常時ゲージMAX+常時ブーストモードになる。
ブリス対応
言うまでもなくあの姿になります。ヤッタネ!
また影縫氏による「チートキョン」という改変キャラが存在する


  • rr氏製作のキョン子
minoo氏のキョンを改変した、女性化版キョン。ストーリー動画"Reality in Fantasy"で製作された。
ak氏のパッチで追加されたブリスを見て、突発的に作りたくなったとのこと。
ストライカーとして性別が反転したSOS団の面々が登場する。
必殺技もいくつか変更されており、バット系は削除されて、同じコマンドで出るのは飛び道具の野球ボールになっている。
これとは別にカウンター系の技も追加されている。
β版が公開されている。

+「キョン子」の元ネタについて
もともとは2ちゃんねるなどで行われていた妄想性転換ネタ。
らんま1/2」に見られるように性転換ネタは古くからオタクの間で存在していた。
それまでは誰かが画像をつくるわけでもなく設定や性格を妄想するだけの好きものどうしのちょっとした遊びだったのが、
ニコニコ動画に画像付きの動画が投稿されたことで有名になった。通称「涼宮ハルヒコの憂鬱」。
完成度がかなり高かったことから一大シリーズとなった。
中には声を当てる猛者まで登場し、これまたイメージ通りなためヒットした。
まあ、「平穏第一でクールでつっこみキャラで中性的なしゃべりのポニーテール」となったら、人気が出るのも当然なわけで……。
現在では専門のゴニョゴニョな同人誌も出るなど、ハルヒ二次創作で一大ジャンルを築いている。
一部メイン女性キャラより人気あるというなかなか歪んだ状況である。
他のキャラもなかなか素敵
朝倉涼がキモいとか言うな

ストーリー動画においては、大抵の場合ハルヒやその他のSOS団メンバーとセットで登場することが多い(ある意味、当然だが)。
ただ某ストーリー動画では声優が同じ人という理由から「相沢祐一」として出演している。

「俺って普通の男子高校生だよな?」

ミサイルだろうがバットで打ち返す時点ですでに普通ではないと言ってはいけない。

出場大会

シングル
タッグ
チーム
その他
wikiにページのない大会
削除済み

更新停止中
キョン子

出演ストーリー

+...

*1
実は原作において長門古泉は一度も彼の事を「キョン」とは呼んでいない(2人とも「あなた」と二人称で呼んでいる)ので、
この2人はキョンの事を本名で呼んでいる可能性もある。
ただし古泉が団員の位置を名前の頭文字を書いて表した際に、キョンの場所を「キ」と書いていた。
また『涼宮ハルヒちゃんの憂鬱』では作者の確認ミスか、小泉が「キョンくん」と呼ぶ場面があった。
(単行本の一部やアニメ版では「あなた」に修正されていた)
ちなみに、原作者は「最期まで彼の本名を明すつもりは無い」らしく、初めから考えていなかったか今更引っ込みがつかなくなったともとれる