立華かなで


「…あたしは天使なんかじゃないわ」

2010年4月から6月まで放送されていたアニメ『Angel Beats!』に登場するキャラ。
物語の序盤では単に「天使」と呼ばれていたが、第5話で本名が明らかになった。
(ただしアニメゆえにその時点では表記は不明であり、名字の表記はアニメには出ていない)
苗字は「たちばな」と読むがおやっさんダディャーナザァーンとは関係ない。名前は漢字で「奏」と思われるが、ひらがなで表記されている。
担当声優は花澤香菜氏。

現世で理不尽な人生を体験し、青春時代をまともに送れずに死んだ者が住む「死後の世界」において異分子を排除する役割を担っている少女で、死後の世界にある高校「天上学園」の生徒会長を務めている。

死後の世界のマテリアルに干渉する事が可能なソフトウェア「エンジェルプレイヤー」を用いる事が可能で、多数の「ガードスキル」が最たる例。
基本的に攻撃的ではなく、敵対する者に対しても最初は口頭で注意を行い、攻撃された場合に限り実力行使する。
ただし模範通りに活動を行わなければ、逃げても追って来る上、先回りして行く手を阻んで来る事もある。
そのため戦線メンバーが学園のスポーツ大会や期末試験に参加していても、取り立てて排除することは無く自分も何食わぬ顔で参加している。
ただし「自分が死んでると証明してくれ」という様な事を言ってしまった主人公の音無に対しいきなりハンドソニックで心臓を一突きするという過激な行動をしたこともある。
まあ実際死なないし、論より証拠という事なんだろうが…。

理不尽な死を認められず成仏することを拒んでいる「死んだ世界戦線」は、模範的な学生生活を送ることを要求する彼女と敵対している(模範的な生活を送ったり、天使と一緒に学生生活を送ったものは消えたため)。
戦線のリーダーであるゆりは彼女が神の正体への手掛かりだと考えていたようだが…。

+ネタバレ注意
ゆりなどが所属する「死んだ世界戦線」メンバーによる中間テスト妨害工作によって生徒会長を解任させられるが、麻婆豆腐や直井の過激な行動をきっかけに音無との交流を深め、それをきっかけとして戦線とも親しくなりつつあった。
だが、その矢先に現れた川の主からメンバーを救う為に、ガードスキル「ハーモニクス」を用いて攻撃的で冷酷な自分の分身と分裂する。
分身は常時攻撃的でさらに自身もハーモニクスを使って増殖するという様々な問題を引き起こした危険な存在だったが、「アブソーブ」を用いて融合した。
しかし、無数に増えた分身の攻撃性が纏めてかなでに統合されたため意識不明となる。

意識を取り戻した際、かなではちょうど記憶を取り戻した音無に死んだ世界の仕組みを語る。
この世界は満足な青春時代を遅れなかった人間が充実した学生生活を送ることで心残りを解消するための場所であり、未練をなくした魂は次の生へ向け転生するのである。
それを知った音無は戦線メンバーが「満足して消えられる」ようにすることを決め、かなでは音無が行動しやすいように、あえて戦線メンバーの敵として再度生徒会長に復帰する。
ただし彼女自身は、音無との約束で戦線メンバーとは戦わない事を決めていた。
尤も、その後すぐに死んだ人間を取り込んで死後の世界に一生留めてしまう「影」の脅威を回避するために戦線メンバーと共闘、和解したのだが。

後半でゆりが感づいていたが(そもそも彼女自身最初から公言してたのだが)、彼女は天使などではなく他の登場人物同様死んだ人間であった。
戦線メンバーが満足して消滅した後、音無からこの世界に訪れるであろう「不幸な魂」を救済するために共に死後の世界に留まる事を提案されるが、彼女はそれを拒み、自身の過去を明かす。
生前は心臓病を患っており、死亡した音無の心臓を移植する事によって生き長らえる事が出来たが、卒業式を迎える前に死亡してしまったようである。
死因については、放送終了後も明らかになっていない。
生徒会長という「最も消滅しやすい」立場にいながら最後まで残っていたのは、「心臓のドナーにお礼を言う」という目的を果たすためであった。
そして彼女は望みどおりドナーであった音無に感謝の言葉を述べ、消滅した。

心臓を移植されたはずのかなでが何故先に死後の世界に来ていたのは公式に明確な設定はない。
死んだ順番通りにこの世界に来ているわけではないのではないか、本当は心残りのないはずの音無は記憶をなくしたために長い間彷徨っていたから、などと視聴者間では考察されているものの、「そう考えるより仕方ない」というレベルの仮説である。

+ガードスキルの種類
  • ハンドソニック
最も代表的なガードスキル。手甲剣を出現させる。
幾つかバージョンがあり、Ver.2では薄刃の長剣、Ver.3では本人曰く「無粋」なトライデント型、Ver.4は蓮の花の形をした鈍器のフォルムというヘンテコなデザインで、Ver.5ではカニのツメのようなデザイン。

  • ディストーション
体表にバリアのような特殊な力場を発生させ、弾丸や爆風を弾く。
ビームは弾かないがコレのようなものである。
弾道を歪ませている可能性も考えられる。

  • ディレイ
ディストーションで対応できない近接戦で使う。
残像を残すほどの高速移動を可能にし、非現実的な速度での攻撃や回避を繰り出す。
簡単に言えば瞬間移動。

  • オーバードライブ
今のところ判明・確定している唯一のパッシブ(常時起動状態)なガードスキル。
厳密な説明・描写はないが、単純に身体能力のブースト機能だと思われる。

  • ハーモニクス
独立した意識をもつ分身を生み出す、分身はオリジナルと同様にガードスキルを使用可能。
一時的な意思を強く受け継ぎ凶暴化、自動的に消えない、オリジナルに危害を加えるなど未完成なスキルであったようだ。

  • アブソーブ
ハーモニクスによって発生した分身を戻すスキル。
発生条件が不明だったため、ゆりによってハーモニクス発動から10秒後に発動するよう設定された。

  • ハウリング
両手のハンドソニックを擦り合わせて発生させる広範囲の音波攻撃。
相手を気絶させたり、風が起こる、瓦礫が浮かぶなどの現象も起こる。
ただし耳栓で防げる。

  • エンジェルズウィング
天使の翼を付けた装飾用スキル。音無の提案で誕生した。
飛ぶ事が出来ないのでただの飾りに見えるが、着地の瞬間に羽ばたいて衝撃を弱めることは可能。

体格は小柄で、白く長い髪が特徴的。
無口かつクールで感情をめったに表さず、自分で考えるよりも誰かに命令されて動く方が性に合うタイプ。
男と二人っきりの状況で睡眠を取って隙を晒すなど、残念なまでの天然ボケ。
音無曰く「不器用で世間知らずなところがある(前者は本人も自覚している)」。
また麻婆豆腐が大好物で、名前を出せば色々な事を忘れるほど話に喰いついてくる。
麻婆豆腐を食べたいがあまり、校則を完全に忘れてしまう事すらあるほど。
しかもそれだけ大好きでありながら人に指摘されるまで麻婆豆腐が好き、と考えてなかったとのこと。
辛すぎて誰も食べないという食堂の不人気メニューで、よほどの辛いもの好きの猛者でも単品では食べないという「激辛麻婆豆腐」を、顔色一つ変えず美味しそうに食べる姿は必見。早食いも披露している。

(以上、Wikipedia等より転載、一部改変)

『Angel Beats!』(天使の鼓動)という題名からもわかるように同作を象徴するキャラクターであり、ミステリアスかつインパクトのある第一印象、健気な性格、ヒロイン的立ち位置から、作中キャラの中でも屈指の人気を誇る。
どの位人気だったかというと、とある雑誌が付録としてこのキャラクターのねんどろいどぷちをつけたところ、なんとその日のうちに殆どが完売してしまったほど。ありえん…
その天使のような愛らしさを称えて、誰が言ったか「天使ちゃんマジ天使」というフレーズと共にファンから愛されている。本名が明かされた後も。
『Angel Beats!』自体は色々と賛否両論というか、毀誉褒貶が激しいアニメではあったのだが、作品自体の評価は別として「天使ちゃんはあり」という人も多い。

余談だが、雑誌記事によると、ガードスキルを使い戦線メンバーと戦っている時に「今の私、ちょっとかっこいいかも」などと思っていたらしい。


MUGENにおける天使ちゃん

ネンミン氏が製作。様々なガードスキルを用いて戦う。
原作では基本的に攻撃された時だけ攻撃していたが、MUGENでは攻撃されてなくても普通に攻撃する。
主にハンドソニックによる接近戦が主体で、ハンドソニックのバージョンに応じてリーチなどが大きく異なってくる。
扱う場合は5種類あるハンドソニックそれぞれの特性を理解し、うまく使いこなせる必要があるだろう。
「ディレイ」による当身や、広範囲に攻撃判定を発生させる「ハウリング」、10秒間だけ分身を生み出し自動攻撃させるハーモニクスなども搭載。
(ただしハーモニクスは発動から10秒後にライフの3割程度のダメージを受けてしまう)
中でも「ディストーション」は、使うと一切の飛び道具が効かなくなるという非常に有用な性能を持つ。
しかも解除される事が無くラウンドで引き継ぐため、東方などの弾幕キャラに対して無類の強さを持つようになる。
おまけにノーゲージ。ただし攻撃力が30%ほど減少するというデメリットがある。
この他にもパチンコや爆撃機級の攻撃など原作を意識した技が幾つか存在する。
AIは更新に伴い簡易のものが搭載されている他、ぽや氏の外部AIが公開されている。

出場大会

出演ストーリー


「お前のギターのせいでバンドが死んでいる」



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