アンギラス

東宝製作の特撮怪獣映画『ゴジラ』シリーズに登場する怪獣の1体。別名「暴竜」。主に昭和シリーズで活躍した。
ゴジラと同じく恐竜の生き残りが水爆実験の放射能で怪獣化したとされ、無数の棘が生えた背中の甲羅が特徴。
映画では素早い動きを活かした肉弾戦を得意としており、飛び道具は使用していないが、
後述のように小説やゲーム作品では飛び道具で攻撃している作品もある。

『ゴジラの逆襲』のアンギラス(初代)

初登場はシリーズ第2作目の『ゴジラの逆襲』。
ゴジラにとっての初めての対戦相手であり、同時に日本の国内産映画最初の怪獣対決の相手でもある。
ゴジラと同様、1億5千万年前の恐竜(アンキロサウルス)が水爆実験の影響で怪獣化した姿とされている。
ただし元のアンキロサウルスが大人しい草食恐竜なのに対し、
アンギラスは肉食で他種に対して激しい憎悪を抱く凶暴性を持つという設定である。
脳が体中に分散しているため動きが素早く、それを活かして実際の獣のように相手の喉笛を狙う戦い方を得意とする。
主な攻撃手段は噛みつきで、甲羅は特に攻撃には使われていない。

映画では物語冒頭に岩戸島、中盤以降に大阪でゴジラと戦いを繰り広げた。
顔面への放射熱線の直撃にも耐え、ゴジラとほぼ互角の壮絶な死闘を展開するが、
激闘の末にゴジラに喉笛を噛み切られて絶命、放射熱線で焼かれるというオーバーキルを食らった。

小説版『ゴジラ 東京・大阪編』ではゴジラのように口から熱線を吐く場面が存在する。

上記の通り日本の映画で初の怪獣対決が描かれた今作だが、
この作品での戦いは後の昭和ゴジラシリーズやウルトラマン等で行われる、所謂怪獣プロレスとは異なり
ガッツリ相手に組み付いてお互いに相手の喉笛を噛み切ろうと必死に取っ組み合うという、
何とも生々しい戦いであり、日本の怪獣特撮の中でもかなり異色である。*1

『怪獣総進撃』以降の昭和のアンギラス(2代目)

初代と打って変わり、ゴジラとは友好関係にある。
顔つきも初代とは対照的で目が大きくなりどこか愛嬌を感じさせる。
性質そのものも、以前の個体のような好戦的ではなく、温厚で献身的になっている。
この頃のアンギラスが最も人気が高いと思われ、ファンの間では「ゴジラのよき相棒」というイメージが浸透している。

『怪獣総進撃』では初めこそキラアク星人に操られるものの、コントロールが解けた後のキングギドラとの戦いでは
首に噛みつくなどして奮闘ぶりを見せてくれた。
ここでも噛みつきが主な攻撃手段で、背中からキングギドラに踏まれてダウンするなど、
背中の甲羅と棘はあまり役に立っていない。

『ゴジラ対ガイガン』でもゴジラとタッグを組んでガイガン&キングギドラの宇宙怪獣コンビを相手に大立ち回りを演じている。
ゴジラの相棒というアンギラスのイメージが強く印象付けられたのはこの作品からであり、アンギラスが背中からの体当たりなど
甲羅を活かした攻撃を活用したのもこの作品が最初である。
この作品において、ゴジラと漫画の吹き出しで会話したのはある意味伝説となっている。
ゴジラ「おい、アンギラス!」
アンギラス「なんだい?」
ゴジラ「すぐ偵察にゆけ!」
アンギラス「OK!」

……相棒どころかただのパシリという声も根強い。

『ゴジラ対メカゴジラ』ではニセのゴジラをいち早く見抜いて戦いを挑むが返り討ちにされ、顎を裂かれてしまった。
この作品では地底移動能力も披露している。

平成シリーズ以降のアンギラス

+ 平成シリーズ以降について


ゲームにおけるアンギラス


ゴジラ 怪獣大決戦』にも登場している。
このゲームに登場する怪獣で唯一飛び道具の類を持っておらず、
その代わりか他怪獣よりも身軽な動きを持つスピードタイプのキャラとなっている。
また、しゃがみとダッシュ動作の姿勢が低いので多くの飛び道具はこれで避けることが可能。
ポートレートや専用ステージなどからモチーフは『ゴジラの逆襲』の初代と思われるが
技としては2代目アンギラスが使った甲羅での体当たりも持っている。
劇中でも敏捷な印象を与える動きをしているためゲーム中の軽快な動きも他怪獣に比べてあまり違和感がないとの声が多い。
当時の映画に無かった*2攻撃として、アルマジロのように丸まって回転しながら
甲羅の棘で攻撃する「急降下体当たり」という超必殺技がある。
『ゴジラ対ガイガン』の甲羅体当たりのイメージを発展させたような技なので違和感も無く、
アンギラスに似合う見栄えの良い技だったせいか、前述の「暴龍怪球烈弾」として映画に逆輸入された。

アタリの3D格闘ゲーム『ゴジラ 怪獣大乱闘』シリーズでは
力強く吠えた衝撃で相手にダメージを与える「咆哮衝撃波」という技を持っている。
第一作では「咆哮衝撃波」の攻撃範囲が狭い等、パッとしない性能で下級キャラ扱いであったが、
第二作になると「咆哮衝撃波」の削り性能が高くなったり、優秀なダメージ耐性を持っていたりで中堅以上の実力に。


MUGENにおけるアンギラス


現在は『怪獣大決戦』のドットを使用して作られた、muu氏製作のキャラとk氏製作のキャラ、くねくね氏のキャラが存在している。
他にも愛茶氏製作のキャラが存在していたが現在はDLできない上、 大会での使用はできればご遠慮いただければ幸いです。』 とreadmeに明記してある。
muu氏製作版は『怪獣大決戦』再現仕様の一般キャラ、k氏製作版とくねくね氏版は調整とアレンジがされた一般キャラ、愛茶氏製作のものは完成度がα1版の凶悪キャラになっている。

muu氏製作版はデフォでAIもあり動画使用も問題ないので、こちらを使うといいだろう。ただし飛び道具を使う相手に苦戦しやすいので多くの強キャラの相手は厳しいだろう。相手の飛び道具の有無には気をつけよう。パワーゲージを使用しないのも特徴。
k氏製作版はAIこそ無いが、対一般キャラ向けの調整がされており、原作ゲームを知らない人でも理不尽に感じにくい性能である。人操作では使いにくい面も多く、こちらも飛び道具には弱いのでそこには注意。
くねくね氏版は並~強キャラ向けに現代ゲーム風のアレンジのされた一般キャラとなっている。まだα版でAIも無いが、相手の飛び道具を防ぎながらの接近を狙いやすい性能なので、他のアンギラスに比べて使いやすい性能になっている。

愛茶氏製作版はまだ調整段階で、現在のサイトでは動画使用自由にはなっているが、そうなったのは使われている動画が存在したという要因あってのことで、上のようにreadmeでは大会使用は控えるように明記されている。動画に使う時にはよくそこを踏まえてから使うべきだろう。

+ muu氏製作版、原作再現仕様の一般キャラ

+ k氏製作版、1~6Pはアレンジ仕様の一般キャラ

+ くねくね氏「現代格ゲー風アレンジアンギラス」、並~強キャラ

+ 愛茶氏製作版、凶~狂キャラ

出場大会

muu氏製作版

出演ストーリー

怪獣王 王座復権への道(超番外話2において初戦闘)
境町狂奏曲! 主人公
地球防衛隊「X」
ネクサスまてぃっく(EX6話に登場、戦闘においてはほぼかませ)


*1
+ 当時のモンスター映画などと比べた時の戦闘シーン演出

*2
映画ではない作品なら、このゲーム発売以前の漫画『怪獣王ゴジラ』にて、
アンギラスが手足を引っ込めてボール状になって攻撃するシーンが存在する。
なお、同漫画のアンギラスは、展示されていた化石から復元されたアンキロサウルスを、
更に進化させて怪獣アンギラスとなった設定である。