アミバ


「どうやらおれが求める北斗神拳が完成の時を迎えたようだな!!」
「ケンシロウ、おまえの体で北斗神拳究極の秘孔を試させてもらうぞ!!」

+ 担当声優
土師孝也
TVアニメ、PS『世紀末救世主伝説』、パチスロ(4号機)、『激打』シリーズ、『CR北斗の拳』
佐々木誠
『パンチマニア』
堀内賢雄
『ぱちんこCR北斗の拳』、パチスロ(5号機以降)、『LEGENDS ReVIVE』
興津和幸
PSP『天の覇王 ラオウ外伝』
関智一
『北斗無双』シリーズ、『DD北斗の拳』

TV版では最初はすました声で話していたが、形勢が不利になると鼻をつまんで喋ったような声に変化していった。
PS『世紀末救世主伝説』では口調まで含めてTV版の演技とは大きく異なりゲス小物悪役としての風格が増している。
偽者と見抜けず騙されるケンシロウの眼力の評価は落ちたが
TVアニメが古い作品で、かつ世紀末シアターの存在が広く知れ渡っている事もあり、
PS版のアミバに馴染みがあるというファンも多いのではないだろうか。

また、堀内氏と関氏もトキと兼役である。
この様に、設定などもあってアミバの声はトキと同じ声優が演じている事が多い。
どれもこれも明らかに声質や喋り方が違っていて、本気で騙す気があるのかは疑問だが。
ちなみに興津氏はジャギ役の青木強氏同様、アニメ版でモブやザコを多く演じているので「その他大勢」に放り込まれた感が否めない

+ ボイス比較
アニメ版。演技の変化に注目
PS版。未使用音声もあります
パチスロ4号機でもPS版を踏襲
堀内賢雄氏(LEGENDS ReVIVE)。甲高い声が特徴

声優ネタ

言わずと知れた『北斗の拳』の三大小物悪役の一人。
その正体はトキ……ではなく、トキに変装して悪事を行っていた男。
通称「偽りの天才」「悲しき天才」。元南斗聖拳の修練者にして、北斗神拳の非正統の使い手。
なお、髪色は原作では上図のようにベタが塗られて暗い色だったが、
アニメ版だとトキに関する回想シーンと時系列的に矛盾が生じるためか白髪(元の髪色は金)になっていた。

下記に挙げる様々な特徴から様付けするファンも多いのだが、基本的に悪党である為、嫌う人も多い。
なお、原作においてはトキの名で部下を集めていたためアミバ自身を様付けしたキャラはいない。
TVアニメ版においては、死後のみ、かつての部下から様付けで一度だけ呼ばれていた。

かつてはレイと共に南斗聖拳を学んでいた事もあった。
アニメ版ではネバダというオリジナルキャラがおり、このネバダと悪事を働いていた設定になっている
(原作で言うとレイの到着シーンで吹っ飛ばされてきた手下)。

+ 原作ネタバレ
「おれはどんな拳法でも、だれよりも早く習得できる天才だ!!」

己をどんな拳法でも誰よりも早く習得出来る「天才」だと称するが、誰にも認められず、どこからも奥義を授けられる事は無かった。
そんな中、北斗神拳を医術に応用して病人の治療を行なうトキの評判を聞き、彼は「奇跡の村」に訪れる。
自分も同様の事が出来ると老人の足に秘孔治療を行なうが、


「ん!?まちがったかな…」

失敗した所をトキに発見され、顔を叩かれた(実際は運悪く顔に手が当たっただけ)上に実力不足を公然と突き付けられ、
歪んだ自尊心を傷付けられた彼はトキに対し異常なまでの恨みを抱く。
しかし力の差が大きい事も悟ったため、トキになりすまして悪事を働き、罪と悪名を擦り付けようと企む
トキを騙り、「奇跡の村」の村人達を木人形(デク)と呼び、彼らを実験台にして新秘孔究明のための研究を開始。
村人が死に絶えると部下(アミバを本物のトキと信じていた)に命じ、「木人形(デク)狩り」と称して近隣より民を拉致しさらに秘孔究明を続けていく。
「トキ」の悪名を広め、かつ秘孔の研究が出来るという一石二鳥の計画である。

+ 補足的な話
当初は「優しかったトキが突然豹変し、奇跡の村で人体実験を行うようになった」と言われていたが、後の話と少々矛盾する。

ある日トキが村に戻ると、留守中に現れたモヒカン連中によって村は荒らされ、村人達は虐殺されていた。
怒りに我を忘れたトキはモヒカン共を皆殺しにした。
彼は絶望し、それ以来医学よりも暴力を追及するように……

……まぁ後半部分はさておき、この話が本当だとすると、「ある日突然トキが豹変したと語る奇跡の村出身の男」の話が嘘になってしまう。
切っ掛けが明白すぎて「ある日突然」ではないし、そもそも村人はほとんど残っていないのだから。
第一、トキが大勢の患者を放置して行方をくらますはずがない。
しかし「トキが豹変して村人に人体実験」はその人体実験を受けた大男がケンシロウに全面降伏した状況で話していて、直後に説明通り死亡しており、
また「村人がモヒカンに皆殺しに」も、既に正体がバレ嘘をつく必要の無いアミバが、
この村を襲った悲劇は本当だ。奴も運の無い男よ」と言い切っているので、どっちかが嘘とも考えにくい。

そのため、説明不足なこの部分に関しては漫画『トキ外伝』にて大幅な描写が加えられ、以下の流れとなっている。
  1. トキにより復興した「奇跡の村」にアミバが来訪、「ん?間違ったかな?」のアレをやる
  2. 自尊心をいたく傷付けられて怒るアミバとジャギ率いる軍勢が偶然遭遇
  3. 紆余曲折を経てアミバとジャギが互いに承知の上で利用しあう関係となる
    (この際、ジャギが「アミバがトキとなる」という策を提案し、アミバもこれを快諾する
    それに伴い、アミバの背中に「トキの背中の傷」と秘孔の基礎と「練習台」がジャギによって与えられる)
  4. 「奇跡の村」の薬剤が切れたため、トキは留守を任せる事に不安を残しながらも「奇跡の村」から離れる
  5. アミバの策により、「奇跡の村」の防衛における最重要施設の破壊と野盗の群れの侵入が同時に行われる
  6. トキは「奇跡の村」の危機を知って引き返すも、ジャギの情報により拳王親衛隊も「奇跡の村」に呼び寄せられていたので
    これと遭遇、激しい戦闘により病人のトキは力尽き倒れる
  7. 野盗が暴虐の限りを尽くす中、大勢の村人の前でトキの姿をしたアミバが利用していた野盗を秘孔を用いて一掃する
  8. トキ、拳王親衛隊によりカサンドラに送られる
  9. アミバ、トキの表舞台からの退場と生き残った村人を騙して得た信頼により「トキ」となる

『北斗の拳』が実写ドラマ作品として製作された世界を描くスピンオフ『世紀末ドラマ撮影伝』では、
当初アミバは本物のトキとして撮影されていたという設定になっており、
回想シーンでもトキは悪人面のメイクの予定だったのが治療される子役が怖がり、ケンシロウが慕う人物としての違和感も激しかったため、
回想シーンは役者の素顔で撮影した所現在のシーンとの齟齬が大きくなってしまい、
人格と人相が変わる理由付けとして用意されたのが奇跡の村の悲劇、という事になっている。
つまりは「当初は過酷な情勢故に人格が歪んでしまったという設定のみだったが、その理由を後付けしたために些末な矛盾が発生してしまった」
という事だろう。
ちなみにこの理由付けのために脚本家は過酷な徹夜をしたそうだが、
読者視点ではこの「トキ」が「アミバ」となる事でその努力が水泡に帰す事が分かっているので、なんともやるせないものがある……。
そして、その不安は所属事務所から「次回出演予定作がポシャったのでトキを退場させずにレギュラー化して欲しい」と要請が出た事で現実のものとなり、
脚本家は再び徹夜するハメに…。

北斗四兄弟末弟にあたるケンシロウをしてなおトキと信じ込ませた程完璧な変装(顔、声、身長、背中の傷等)を果たし、
ケンシロウさえも「こ・・・この技の切れは・・・!!」と見紛う程北斗神拳を巧みに使いこなすなど、「模倣の才覚」という点では天賦のものがあった。
また、習得している拳法も北斗神拳だけにとどまらず、かつて修行していた南斗聖拳を始めとし、
原作でボクサーの攻撃を無効化した謎の流派の技など多岐に亘るようだ。
というより、一子相伝で長年かけて教え込まれる北斗神拳を、南斗聖拳の伝承者になれないと決まってからのわずかな期間に習得している事、
敗北の切っ掛けとなった秘孔封じについても、
ケンシロウと対峙した時点で「解除の秘孔を突く事無く自力で秘孔を破らせようとする」という酷似した目的の人体実験を始めていた事、
一時的にとはいえ伝承者であるケンシロウを追い込むにまで至っている事から、
「人格的な問題で伝承者になれないだけで、本当に天才なのではないか」という説もある。

闘いの序盤では再現度の高い北斗神拳でケンシロウを苦戦させ、新たに究明した秘孔を見せ付けた。
この時に見せた秘孔の一つ「激振孔」は、北斗神拳二千年の歴史の中にもなかったもので、更にケンシロウですら破る事が出来なかった
その効果は「相手の心臓を血管すら破るほど急速に活性化させ死に至らしめる」というもの。
こうした面からも、並の拳法家を大きく上回っているのは間違いないだろう。
しかし、ケンシロウが暗殺拳の本領を発揮し出すと、

「え!?えひゃい」
「みみみみえない!!ま・・・まったく・・・そんなばかな!!」

と次第に追い込まれて行き、女性を盾にするなど卑劣な作戦に出る。
この戦法により秘孔を突いてケンシロウを不動にする事に成功すると、勝ち誇って意気が高揚、とどめを刺す事を怠りケンシロウを傷め付けはじめる。
この直後、レイが現れ、ケンシロウにトキが偽者である事を伝えると、奥義"秘孔封じ"で反撃され、立場は一気に逆転。
彼を本物のトキだと信じていた部下達にも見捨てられる
(「本物のトキだと信じていたから非道な人体実験にも協力していた」部下達は良く突っ込まれるが、
 後年のスピンオフでは元々本物のトキに命を助けられた恩があって逆らえなかったとされている)。
この時に放ったアミバ流北斗神拳究極奥義「鷹爪三角脚」は伝説となっている。

「トキ!トキ!トキ!どいつもこいつもトキ!
 なぜだ!なぜやつを認めて、このおれを認めねえんだ!」

「鷹爪三角脚」もケンシロウにあっさり迎撃されると、奥の手として自分に新秘孔を使いマッチョ化、さらに強靭になった身体で逆襲を狙うが、
直後に指が爆ぜたうえ筋肉も元に戻ってしまい文字通り手も足も出なくなる
(なお「人体実験をして発見した秘孔の欠陥に何故気が付かなかったのか?」という疑問をよく言われるが、
 ケンシロウは「その指で(オレの)秘孔が突けるのか」と言っているのみなので指爆発が新秘孔の結果なのかははっきりしていない。
 ジャギの手下の北斗神拳使いのように油断した所をケンシロウに別の秘孔を突かれていた可能性もある。
 PSの『世紀末救世主伝説』では、戦闘後ケンシロウに殴り飛ばされた直後に指が吹き飛んでいる)。
最期は北斗神拳奥義「残悔積歩拳」を受けて勝手に後ろに歩き始め、アミバは解除方法は知っていたようだが指が無いので解除する事も出来ず。
トキの居場所との交換条件をちらつかせながらの必死の命乞いも叶わず、自分が天才でありながらも何故敗北したのかを理解出来ぬまま死亡する。
そして断末魔の叫び「うわらば」もアミバを語る上で欠かせない伝説となった。

+ グロ注意
残悔積歩拳を受けたアミバは足が勝手に後ろに動き、そのまま高層ビルから落下し……
地面に着く前に破裂、死亡した。きたねえ花火だ
わざわざ恐怖感を煽る殺し方をしたのはケンシロウの趣味だろう、恐らく。
まぁ、尊敬する兄だけでなく北斗神拳までも最悪な方向で貶めたアミバに対するケンシロウの怒りは察して余りあるものではある。
アミバ死亡時にケンシロウが言い放った下記の台詞からも、彼への怒りが少なからず見て取れる。

「貴様の事を一番知らなかったのは 貴様自身だったな!!」


「うわっ うわああ」

「うわらば」


後にトキ(本物)の台詞から拳王の配下であり、開発した新秘孔は全て拳王の元に伝えられた事が後付けで判明した。
ケンシロウがトキ(実はアミバ)の人体実験を知る切っ掛けとなった男が実験された秘孔の効果が似ているため
ファンの間では「秘孔新血愁はアミバが開発したものではないか?」と言われる事もある。

(戦闘初期の)圧倒的強さ、(半分捏造だが)悲しき過去、(完璧逆恨みな)激しい憎悪に加えて、正体発覚からのヘタレっぷりも魅力。
さらには最後まで天才である事を信じ続けるその頑なさ。そしてアミバ様の台詞全てが名言。
あの強烈な個性を持つ完全無欠の名当て馬、ジャギ様の次の敵役という非常に困難なポジションを見事務めて見せた。
特に戦闘中の変身や断末魔の叫びは、後の漫画界に多大な影響を与えたといっても過言ではない。

+ 設定について
だいぶ前に何かの雑誌か本の原哲夫氏のインタビューで、ジャギの次の兄弟子としてトキも悪役として描いていて、
北斗神拳の伝承候補者がみんな悪者ばかりっていうのもどうかな~?トキのキャラクターも良いし別人にしちゃおうか」
的な話し合いが当時あったらしく、ジャギを倒す時点でシルエットのみ登場したトキとラオウは、
まだ名前も顔も決まっていなかったというのは間違いないので、キャラ設定も原作者の武論尊や編集者と話し合いながら変わったかもしれないようだ。
その前のレイもだが、ストーリーが定まっていない時は、
とりあえず悪者フェイスで登場させる方が謎めいてる…という手法だと思われる(結果として大正解だったのは言うまでもない)。

やはりアミバ編制作中に偽者設定が追加されたとみて間違いはなさそうだ。
登場当初は「本物のトキ」という設定だったため、ケンシロウでも正体が見破れなかったり、
ケンシロウを凌ぐ技の切れを持っていたりしたのだろう。
ただ、これ以前にもスペードの件(手負いにさせて放置→助けた人の村が報復で壊滅させられる)や、
ジャッカルの件(つい目の前で水を狙ってきた野盗がいたのに村を立ち去ったので村が襲われ(ry)など、
ケンシロウは冷静に見えて感情的になると先が見えなくなる描写もあるので、
この時もトキの話を聞いて感情的になっていただけと考えれば、意外と矛盾は無い……かもしれない。

(Yahoo!知恵袋より抜粋・一部改変)

さて、今までトキになりすましたように書いてきたので矛盾しているかもしれないが、
独学で北斗神拳を習得した上にアレンジまで施し、百裂拳を全て受け止める天才がわざわざトキに変装する理由が無い。
つまり彼はトキの偽物でなく、トキこそがアミバ様の偽物である事は言うまでもうわなにをするうわらば(ry

+ スピンオフ作品のアミバ
外伝作品にも幅広く登場。特に前述の『トキ外伝』ではこれでもかというほどトキへの憎悪が感じられるように描かれ、
ながてゆか女史の画風も手伝って見事な悪役オーラを醸し出している。

『ラオウ外伝』では既に拳王軍配下となった状態で登場し、トキへの恨みを晴らすために、拳王軍副官のウサが独断で決行したトキの暗殺を実行した。
その際、北斗神拳を元に自己流であみ出した「北蛇鍼拳」を自称し、トキの秘孔を突いて勝ち誇るが、あっさり「そのような秘孔は無い」と言われ、
挙句に本物の北斗有情拳を喰らってKOされてしまった。こんな扱いだからか、TVアニメ版では彼の出番は丸々カットされてしまった。
一方、PSPの同作を題材にしたゲームには、同じ境遇のジャギと共に出演し、しかも必ずストーリーモードに登場するという破格の扱いだった。
…のだが、必殺技として自分に激振孔を突いてパワーアップする技がある。強靭になる秘孔じゃねえからそれ!心臓がビクンビクンする秘孔だから!*1

ちなみにこちらでは上記の、「悲劇以前にトキが豹変した」という証言の矛盾について、
「村が野盗に襲われる以前から近隣の村でアミバがトキの名を騙って人体実験していた」と設定されている。

『レイ外伝』では、かつてレイと共に南斗水鳥拳を学んでいた時代の回想シーンで登場するが、
レイがいる限り自分が伝承者になれないと判断し、ユダにそそのかされて修行中のレイをボウガンで狙撃するというお約束のような立ち位置だった。
勿論、一度は谷底に落下したレイだが難なく生還し、その後アミバに格の違いを見せる事になるわけだが……。
さらに、現代ではサザンクロスのシンの元に現れ、南斗水鳥拳の先代伝承者のロフウが生きていた事を彼に告げた。
KINGの軍勢が全て健在であった頃のサザンクロス(直前のシーンでハート様を始め全員集結している)でシンの元まで忍び込めるとは、
何気にアミバにしては凄い事をしていると思うのは筆者だけだろうか。やはり腐っても天才だったか……。

アニメ版『DD北斗の拳』では詐欺師グループのトップとして登場。
「小さいばあさん」の話をでっち上げてラオウから大金を騙し取ろうとするも、
持ってきたのが千円札一枚だったため引き裂いた上でラオウを物凄くおちょくった。
これが原因でラオウの逆鱗に触れてしまい、怒りのデコピン&投げコンボで部下共々遠くへ飛ばされてしまった。
本作ではスペイン語混じりになっており、非常に胡散臭い。

『北斗の拳 イチゴ味』でも登場。
相変わらずトキの姿を騙っている…はずなのだが、特にトキの事を憎んでいる様子はなく
(そもそも本作では何故か一切喋らず、まともな台詞があるシーンが一つしかないのだが)、
むしろ吐血したトキの背中を擦る良好な関係を築いており、
そればかりかトキ不在の際には村の留守と診察を任せられるほど。
更にトキから「使い方を間違わなければ人の為になる男」と言われるまでの評価を受けており、
それどころか自身亡き後も人々の希望となるための全てを受け継いだ次代のトキとなれる人間と認められ直弟子となった。
現在は才能とトキの修行、負けフラグ回避のテンション沈静化が合わさった結果、
群将カイゼルを殺さないよう手加減しつつ瞬殺出来るほどにまで強くなっている。
恐らく北斗史上今まで一番報われている綺麗なアミバ。
ただそれでもコンプレックスは未だあるらしく、襲来した羅将ハンにトキと間違われた時は心底嬉しそうな反応をした。

+ そして…
なんと、アミバが主役のスピンオフ作品が開始してしまった。
その名も『北斗の拳外伝 天才アミバの異世界覇王伝説』。そう、まさかの異世界転生である
原作にて「うわらば」した後にどういうわけか異世界に転生。
元の世紀末と勝手が違う異世界に戸惑いながらもたくましく生きるアミバの姿が描かれている。
そしてどういうわけか北斗の拳キャラのそっくりさんがやたら登場する。
モヒカン共そのままのゴブリンとか見た目はリンだけど性格はケンシロウ並みに男前の魔法使いとか

基本的に原作パロディ漫画という事もあり、本編の最期のような情けない姿を晒す事がほとんど。
その一方で世話になった村の老人達に北斗神拳治療を行った所、度々間違えながらも見事成功して名声を得たり、
人間と肉体構造が違うため北斗神拳が通用しないまんまハート様魔物を南斗水鳥拳で斬殺したり(何気に明確に南斗聖拳を使う初のアミバ)、
過酷な修行の末に初級とは言え魔法を習得、その応用で実体の無い霊の秘孔を突いて撃破したりと、凄まじい天才ぶりを披露している。
天才アミバのファンは必見。
また、こちらでもジャギとは親しかったらしく、魔王剣士ロウ(ケンシロウ)が敵として現れた時は、
そっくりさんではなく記憶をなくした本人だと判断してかなり必死に説得を試みていた。

動画では無理矢理相手の秘孔を突いたり、「剛の拳よりもストロングな柔の拳」でやりたい放題のトキをしばしばこう呼ぶ事がある。
また、格闘ゲーム版『北斗の拳』における「那戯無闘鬼(なぎなしとき)」(北斗無想流舞を使わないトキ)の事をこう呼ぶ事も。

PS版の『世紀末救世主伝説』では、北斗と南斗のスタイルを自在に切り替えて戦うテクニカルキャラになっている。
さらに強靭になった体は単なる別コスチューム扱いで性能は変化しない。
覇者決定戦セリフ集(1:59~)
「強靭になった体」コスチューム(7:38~)

コーエーの『北斗無双』にも登場。顔グラは終始トキのフリをしていた時の顔である。
残念ながらNPCであり、モーションは完全にトキのコンパチ。コンパチ故天翔百裂拳も使える。だが咳き込む動作までは真似しない。
前述の通りトキと同じ声優だが、普段の自信過剰ぶりやピンチの際のビビリっぷりなどトキよりもアミバの方が似合ってると言えるくらいである。
オリジナルストーリーである「幻闘編」にて、ジャギ様と夢のタッグを組む(作中の2人の掛け合いは必見)。
この作品ではマッドサイエンティストな面が強調されており、事あるごとに相手を木人形にしたがる。でかいババァだけは嫌がったが
体格のいい男にばかりに反応するので、相方からそっちの気があると疑惑を持たれてしまっている。隠し通した方がよいだろう*2
それどころかジャギがアミバを救助して「俺にはお前が(ケンシロウとトキに勝つためには)必要なんだ!」と単独行動を咎めた際には、
「ジャギ、お前、そんなにも俺の事を…」とか言い出し、
「ケンシロウとトキを二人で各個撃破する作戦を忘れるな」とあくまで友情よりも作戦重視のジャギに「あぁ…そうだったな」となんだか物凄く落胆している
『真・北斗無双』ではDLCという形で遂にプレイアブルキャラに昇格
アミバ流北斗神拳も使うものの、攻撃タイプ自体は見切り攻撃を持つ南斗スタイルというトキとはかなり性能の異なるキャラとなった。
北斗と南斗の拳を同時に乱れ撃つ奥義「アミバ流百裂拳」など、アミバ1人で破裂も斬殺も楽しめるという天才振りがウリ。
ただ回転しながらの切り裂き攻撃をやりすぎると目を回して倒れるなど、やっぱりどこか抜けている
(ちなみに固有技でさらに強靭になっていると倒れた衝撃で攻撃出来る)。
性能面では通常攻撃の巻き込み性能が優秀な反面、見切り後の強化攻撃の方は途中でこぼしやすく非常に扱い辛い。
そのため見切り効果無効となる難易度「修羅」で強みが死なないどころか逆に強化される唯一の南斗闘士という変な所で評価の高いキャラとなっている。

サミーの『パチンコCR北斗の拳』ではとりあえず闘っただけで激アツどころか大当たり確定というある意味本人にとっては認めたくない待遇。
そのため、しばしば「客の救世主」と呼ばれる事も。
パチスロの演出を移植した2作目【伝承・強敵】ではアミババトルに発展した時点でうわらば確定。
3作目【ケンシロウ・ラオウ】では後半に発展すれば当確(そのためアミバリーチのほとんどが前半ハズレ)程度になったが、
4作目【剛掌】では再び当確に。しかも彼のステージに移行するだけで当確なんなんだアンタ
確変のバトルモードでも勝利確定のレアキャラ。だが、当然出現率もすこぶる低い。
だが、これは裏を返せば彼の圧倒的弱さを意味しているので、彼としてはどうなのかという話ではある。
そして6作目【拳王】ではまさかの「アミババトルモード」が登場した
しかしこのアミババトル、どう見てもギャグである。BGMはディスコ調の曲に乗せてラップみたいに、
「俺は天才だぁー!」「突いてみろおケンシロウ!」「へっはっは♪」などアミバの声が入っており、
バトル中も敵の攻撃を空き缶にけつまづいた結果避ける(そもそも攻撃が飛んでくる時の顔が見事なビビり顔)という、
笑わせにかかっているとしか思えない演出。

まぁそもそもが勝利確定のネタキャラ扱いなのだから止む無しか。
ちなみに敵キャラは危険度の高い順にトキ>ケンシロウ>レイの3人。
ラオウ相手でも期待度50%以上のジャギとは対照的に、
アミババトルモードのトキは期待度40%弱でラオウバトルモードのリュウケン並に強く、本物と偽物の力の差を思い知らせてくる
ちなみに復活演出では木人形隊のギュウキとハブの「救世主様ぁ~!」で復活。

「アミバ様」と言わない所が何気に忠実である。演出でハブが殺されまくってるが気にしない
ぜひ降臨成功(1日2回各5分のアミバ降臨タイム中に当たりを引く必要があるか、毎月6・8日にとにかく確変を引く)の暁には、めくるめく天才の雄姿を拝もう。
単発でも仕方なく思えるだろう。
なお、『6【覇者】』のMAX版は2017年現在、ホールでは稼働出来なくなったため、
打とうと思うなら777TOWNでバーチャル上で打つしかなくなってしまい、打ち手達は哀しみを背負う事となった
(甘デジ版は現役であるが、バトルモードは存在しない)。

また、あまりのアミバ様愛にこれほどのものまで作った御仁も現れた模様。

ちなみに『龍虎の拳外伝』のラスボスであるワイラーもアミバと呼ばれる事がある。何故なのかは見れば分かる。

+ オタク文化での余談
『ファンロード』誌の人気投稿コーナー(尤も誌面の9割が投稿だが)「シュミの特集」(今風に言うなら箇条書き形式のアンサイクロペディア)では、
特集の内容に関係なく(バトル要素が一切無い作品の特集であろうとも)常に彼の項目がある。
50音順で掲載されるこのコーナーで頭文字が「あ」は巻頭を狙える可能性はあるが、二文字目が「み」なので、
ほぼ確実に他の頭文字「あ」に阻止される事となる。
それどころかアミバのトップを阻止するためだけに項目が作られる事もある。要するに自称天才である彼を揶揄した出オチ担当である
(ただし何度かトップを取った事はある。そしてアミバの項で「阻止出来なかった」と悔しがられる)。
とはいえ、流石に古い作品である事もあり後年では投稿数も減り、カットを担当するイラストレーター諸氏も「パス」をする事が多くなりがちである。
それでも様式美として「アミバ」の項目が途絶える事はなく、
おかげで若い世代には「アミバは知っているけど北斗の拳って何?」という妙な形で知られている。
更に「頭文字「あ」だがアミバより後ろになる」キャラは「アミバのトップを阻止出来ない」と言う有り難くない肩書きを頂戴する。
代表例はアムロレイ。だからどうしたと言う話ではあるが、まぁネタなので。
この影響からか、ネット上のオタク向け辞典(用語集)でも特に意味もなく彼の項目が作られている事が稀によくある
クイズマジックアカデミー』でも「正解:ファンロード」となる連想クイズのヒントとしてアミバの名前が登場するほど。


MUGENにおけるアミバ

AC版には登場していないがトキのボイスパッチとして登場し、その後トキのドットを改変したものが製作された。
性能の方は那戯無闘鬼であったり鷹爪三角脚が追加されたりしつつ、基本的にトキをベースにしている事が多い。
元々強さに波がある事に定評のある北斗キャラであるが、
その中でも彼は勝てば「流石天才」「天才過ぎる」「天才ならしょうがない」など持て囃され、
負けても「まあアミバだしな」「誰かトキ連れてこい」「これはいいアミバ」とこれまた期待に応えた形となるという大変お得なポジションに収まっている。

+ ヅァギ氏製作 アミバボイスパッチ
  • ヅァギ氏製作 アミバボイスパッチ
残念ながら、長きに亘ってまともなアミバは作られていなかった。
しかし、ヅァギ氏によってトキの声がアミバのものになるアミバボイスパッチなるものが作成され、
スレは核の炎に包まれた(大喝采的な意味で)。
現在、配布先がうわらばしており残念ながら入手不可。

姿や強さはトキのままなのでやや不気味だが、天才だから無問題。
ちなみに「死ねぇ!!」というボイスは実はアミバではなく、スペード(ハート様と同じシンの部下の一人)のセリフである。
何故そんなトキやアミバと無関係の雑魚キャラのボイスが混ざっているのか。これは恐らく「 真・世紀末死あたぁ伝説 」シリーズが元ネタであろう。

+ Ts氏製作 トキ(アミバモード)
  • Ts氏製作 トキ(アミバモード)
現在はフリーティケットシアター終了による公開場所の消滅で入手不可。
Ts氏のトキは.defファイルの登録を変える事で「アミバモード」になる。
見た目こそトキだが、ボイスは正真正銘のアミバ様。
ただし、ポトレがトキのままなので入れ替え作業が必要。
面倒な人向けにsffファイルだけを変更するパッチも別途公開されている。

声だけがアミバ様になるのかと思いきや、無想流舞が封印され性能までアミバ様になる。
要は那戯無闘鬼なのだが、これによってトキモードとは大きな性能の差が付いてしまう。
那戯無闘鬼の提唱者曰く「ジャギ様並」。実際のランクについては意見が割れる所ではあるが、少なくとも下位キャラになってしまう事は間違いない。

「移動技一つなくしただけでそこまで弱体化するの?」と思われるであろうが、
  • 基本コンボをはじめとしたコンボの多くが無想流舞に依存するため独自のレシピを組まなければならない
  • 無想流舞のキャンセル能力が異常であるため、それを使わないコンボは比較するとどうしても安くなる
  • コンボの継続力も落ちるため、蓄積が乗りにくい上にバスケの難易度も上がる(不可能ではないが魅せプレイの域)
  • 当身、投げ、刹活孔といった壁やられを誘発する技のリターンを取りにくくなる
  • 壁コンを決めても無想流舞がない分やっぱり安い
  • トキは下段技に乏しく(発生の遅い2Bのみ)、低ダによるめくりも強力でないため無想流舞による表裏択がないと崩しの択が大きく減ってしまう
  • 優秀な牽制技兼コンボ始動技だった2Dの隙を他の必殺技でしかキャンセル出来なくなるため、気軽に振れなくなる
  • 元々気絶しやすく設定されているトキだが、攻めの継続力が下がった事によってその弱点が浮き彫りになる
要するに火力が世紀末を生き抜くには致命的なレベルで下がり、立ち回りの自由度も大幅に下がり、
その煽りで防御面の弱点も浮き彫りになる
という踏んだり蹴ったりな有り様なのである。
それでもアミバ様にはトキから盗んだ優秀な技があるじゃねえか!と思われるかもしれないが、
その多くは上記の通り流舞の狂ったキャンセル性能に支えられての高性能なのである。

ちなみにこのTs氏アミバ様の6P以降のカラーはアレンジモードとなっており、
  • 屈み強K、通常投げ、へヴィーストライク、当て身三種をブーストでキャンセル出来るようになる
  • 秘孔・刹活孔(相手)の効果中はサウザーの鳳凰呼闘塊天と同じコンボ補正値になる
  • 各種当身がスカったとき、強制的に攻撃モーションが発生するように(対応した技に対するアーマー付き)
  • 無想転生の実装
と、上記の弱点をある程度克服出来る(ブースト依存ではあるが)調整がなされている。

まあ、トキのアレンジモードと共通する要素もあるのだが……。
さらに一撃必殺奥義が鷹爪三角脚になるというアミバファン感涙の変更点がある。
……のだがこの一撃、三段攻撃の突進技なのだが相手を特にロックしたりはせず、三段目を当てないと一撃必殺にはならない。
そのためカス当たりになりやすい。しかも判定がかなり弱く、小技であっさり潰される事もある。
なお最新版においては「演出方面が迷走してきたので暫く封印」との事で、鷹爪三角脚は使えない。

+ オキ氏製作
  • オキ氏製作
2009年8月、ボイスのみならず顔のドット・各種技までもアミバ仕様となった、
正真正銘本物の天才アミバ様が、オキ氏によってMUGEN界に降臨した。
氏曰く「なぜトキを作ってこの俺を作らねえ!」という事から製作に踏み切ったようで、
ドロウィン氏のトキを氏の了承のもと改変して製作されている。
各種技はもちろんの事、カットインなど細部へのこだわりもハンパではなく、アミバ様を崇拝する狂信者を思わせる出来の良さ。
上記のアミバ様とは違い画像や声もアニメ版がベースとなっており、見分けも簡単に付くだろう。

一撃必殺奥義は4種類も所持しており、1つは原作でお馴染み「激振孔」。
2つめは「レッツゴー・アミバ」。詳しくは 見れば分かる。 こちらは投げ判定。
残念ながらよろけからは入らないので、相手の隙を突いて決める必要がある。
3つめはアミバ流「何本目に死ぬかな~?」こと「ん!?間違ったかな…」。
最後は当然「スマイルビーム」。しかもこの技「ビームの方が本命で、あとの衝撃波はおまけ」という
本家とは違う、正に天才ならではの技である。挙句の果てに、この技以外は七星ゲージが回復しない(!)というトンデモ仕様である。
つまりスマイルビーム以外の一撃必殺奥義を決めても、次のラウンド開始時は相手は星1個だけという状態。これも天才の器と言うべきか!?
さらには伝説の究極奥義「鷹爪三角脚」、まさかのウワラバーまでも実装と至れり尽くせり。流石は天才、スケールが違う。
+ ウワラバーの星全回復対応について
シンのサラダバーと実質的に同じ演出であるため、対応している製作者も存在する
(しかし、対応している製作者は現在の所たったの4名と非常に少ない)。

↓ウワラバーを実行した時のトリガー
[State -2, Varset]
type = Varset
trigger1 = (enemy,authorname = "Drowin hokuto" || enemy,authorname = "oki" )
trigger1 = enemy,name = "amiba"
trigger1 = enemy,animelemtime(36) >= 0
trigger1 = enemy,stateno = 220011
v = AorC ; A:七星ゲージ保管変数の番号 C:自分がテーレッテー成立させた時のフラグ変数の番号
value = Bor D ; B:星7個のときの変数の値 D:フラグ成立時の変数の値
※ABはそのラウンド内で死亡確定時にリセットさせる方法でCDは次ラウンド開始時にリセットさせる方法となる。
各製作者によって加算式で処理しているか減算式で処理しているかが分かれている。
参考程度に以下北斗キャラ及び七星ゲージを実装している製作者を掲載する。
ただし各キャラの改変は自己責任で行う事。

北斗七星ゲージを実装している製作者名一覧
製作者名 Aの値 Bの値 対応
加算式で処理している製作者
アフロン氏 4 0 ×
アフロン氏(ハート&はぁと) 28 0 ×
ゆ~とはる氏 51 0
Fixxxer氏 3 0 ×
KAZ氏 28 0
Ts氏 7 0
Cameron氏 4 0 ×
ドロウィン氏 24 0 ×
漆黒氏 7 0 ×
卵寒天氏(衣玖) 20 0 ×
卵寒天氏(天子) 35 0 ×
シュウ氏(下記のレイ仙を除く) 4 0 ×
barai氏 4 0 ×
オキ氏 24 0 ×
しーぽん氏 24 0 ×
BluishCat氏 50 0 ×
チユリ氏 49 0 ×
くんしょうも氏 4 0 ×
イクさん氏 20 0 ×
ロック魔理沙の人氏(MegaMari) 41 0 ×
ロック魔理沙の人氏(Nachel氏共作キャラ) 57 0 ×
すとれいりとでび氏 41 0 ×
熄癈人氏 57 0 ×
しもつき氏(saint_of_silver) 24 0 ×
しもつき氏(A-Rei) 31 0 ×
減算式で処理している製作者
霊柩なき者氏 55 7 ×
SAIKEI氏 (f)1 7
練り茶氏 20 7 ×
rei氏 27 7 ×
Ataru氏 8 7 ×
こんぺいとう氏(旧シン) 37 7 ×
こんぺいとう氏(現シン) 7 7 ×
シュウ氏(レイ仙) 20 7 ×
イヨ氏 20 7 ×
deretun氏 7 7 ×
mosa氏 53 7 ×

「俺は天才だ、天才はなんでも許されるんだ!!」

基本的な技はトキのものを踏まえているが、アミバ独自のアレンジ技ももちろん追加されている。
トキのヘヴィーストライクに相当する「とったあ!!」は、ガード不能な上に発生が異常に早く、暗転を見てからジャンプしても逃げられない。
おまけによろけ時間が99999F。さらに「よろけ→近B→とったあ!!→近B→(ry」と繋がるので、
どこからでも星七つ奪ってテーレッテーが可能。俺は天才だ、天才はなんでも(ry
あと、無想流舞に相当する技もちゃんと使える(原作でボクサーのパンチを避けた動き)。

Aiはデフォルトで搭載されている。
…が、改変元のトキ用に作られたAIをそのまま流用しているためか、時々ギクシャクした動きになってしまう事がある。
それ故に北斗キャラとしてはかなり有情な強さであり、公開されてしばらくの間は出番が無かった。

2012年には凱氏による外部AIが公開されたが、氏のOneDriveからは削除されており、残念ながら入手不可となっている。
壁コンを多少失敗はするものの、その高性能さを武器にあっという間に星をとって一撃を決める様は正に世紀末。さらに強靭になった動き!
なお、このAIを導入すると、先述の各種一撃必殺奥義を決めると七星ゲージが回復しないという不具合が解消され、次ラウンドで全快するようになっている。
こうしてこのAIのおかげで、MUGENでアミバが対戦相手を木人形にしながら活躍するという悲願が達成されたのであった。

「俺は天才だ!だれも俺には勝てん!」

+ とったあ!について
「痺れは卑怯だ」という意見に関して、オキ氏のコメントでは、
アミバは基本的に「相手を「木人形(デク)」にして楽しむキャラ」であり
「続けて7発当てて一撃したら即効死んでしまう」のは、基からそういうコンセプトで作ったものでして
痺れてる間に「さぁ~て、どこの秘孔から試してやろうかぁ~?」という「人体実験の時間をゆっくり楽しむ」のがこのキャラであり、
ゲームバランスを考えて遊ぼうとする方には「アミバ」というキャラは向いていないかもしれません。
どうしてもというなら、方法としてはtxtに書いてあるように「痺れの時間を調節する」しか方法はありません。
痺れの時間を調節して好みの時間に「痺れがとける時間を短くして」ください。
との事。それにこのアミバ、上記のように技の一つ一つを挙げれば高性能極まりないが、
そこまでに至る行程は並大抵の事では辿り着く事は難しい。
基本はトキの動きがベースであるが、トキ程は強くなく割と技に隙が多い事、
秘孔を突く動作は速くとも、相手は密着して弱Pを連打していたら簡単に封じる事も出来る。

それに「打たせない立ち回り」をされた場合、簡単に封殺される程の強さでしかない。
言うなれば、相手を木人形にするまではかなり慎重な立ち回りが要求されるキャラなのである。
実際、殆どの技に星取り能力がなく、木人形にしてからようやく安定して星が取れるくらいにチャンスはない。
また、キャラクターによっては木人形にすると、そこから更に星を取る為の攻撃が座点が高くて当たらないため、
折角木人形にしても再びそれを解除しないといけない場合もある。

「一見凄い性能に見えるが実際動かしてみると使いにくい」という、見掛け倒しな彼らしい良調整と言えるだろう。
人操作でAIばりに動いて仕留めるにはそれなりの判断と動きを必要とするテクニカルなキャラ、それがアミバなのである。

この他、ゼロヴァインCX氏により声をPS版にするパッチも公開されていたが、現在は公開先の動画が削除されており入手不可。

+ E-FRY氏製作
  • E-FRY氏製作
ケンシロウやレイのアニメ版ボイスパッチを製作した氏による、新たなアミバ。2014年9月14日にバージョン1.0が公開。
Ts氏のトキのアミバモードをベースにドットを改変し、PS版とアニメ版のボイスを搭載している。
現在は氏の他の製作物共々かまぼこサイハ氏によって代理公開されている。

性能面では、
  • 北斗翔輪脚、闘勁呼法、北斗流弧陣(対飛び道具)を削除。
  • 鷹爪三角脚、伝衝裂波、南斗獄屠拳(地上専用)、激振孔(一撃必殺技)を追加。
  • 秘孔・刹活孔(相手)の暗転直後にレバーを後方に倒せば(AIでも)ガードが間に合うように変更された。
  • 北斗有情破顔拳の衝撃波がロックした相手のみに当たり、タッグ戦での巻き込みが発生しなくなった。
といった弱体化・アミバ化(?)が行われている。
現行バージョン(2016年8月更新以降)では、リンク先のpart1の紹介動画とセリフや仕様が大きく異なっている点に注意。
更に、デフォルトカラーは原作アニメに準じた色に変更されている。

AIは未搭載だが全てのファイルが改変自由であり、かまぼこサイハ氏よる外部AIも公開されている。
ただし最新版には対応していない模様。また、AI製作がしやすいように一部改変を施してあるとの事。

この他に、(笑)氏による改変キャラ「超外道アミバ」も公開されている。
参考動画

+ ralhorn氏製作
  • ralhorn氏製作
E-FRY氏のアミバに更なる改変・性能調整を加えたアミバ。2023年4月27日公開。
現在は氏のOneDriveにて公開されている。
主な変更点として、
  • 闘勁呼法→伝衝裂波に変更
  • 北斗翔輪脚、北斗流弧陣の削除
  • 南斗獄屠拳、鷹爪三角脚(究極奥義)、激振孔(一撃必殺奥義)の追加
  • 北斗無想琉舞がキャンセル不可(技からのキャンセル・後隙のキャンセルどちらも不可)
  • 通常投げ、当て身二種のキャンセルブーストが可能
  • 防御力微弱化
  • 近距離弱キックを下段判定に変更
といった改変が施されている。
AIはデフォルトで搭載されている他、林育澤氏よる座標修正パッチも公開されている。

+ 萃香の夫氏製作 死の灰を浴びたアミバ
  • 萃香の夫氏製作 死の灰を浴びたアミバ
ネタと一枚絵キャラに定評のある夫氏によるアミバ。
このアミバ、何故かあぐらで空中に浮いており、しかも自由に移動可能ハイパーアーマー
技はたった一つ、北斗有情破顔拳(の衝撃波部分)だけである。
先出しすればスーパーメカ翡翠範馬勇次郎12Pさえも葬れるこのビーム、飛び道具なので当身を取られる事もない。
正に天才。さらにはアミバ様の知略を加える事で無限リザレクション持ちにも対応可能。

アミバ様が天才の片鱗をお見せになった動画
しかし飛び道具判定なので、アルティメットプリティ萃香ちゃんのように飛び道具無効のバリアがあると絶対に倒せない。
流石は夫氏、嫁の命を奪う相手には死あるのみ。
またRare Akumaだと攻撃は通るが、即死判定が出ずに普通のダメージになる。
これだけ見れば狂最上位はありそうに見えるが、技術次第ではスカーレットデビル(7P AILv5)などといった狂上位に敗れやすく実際は狂上位。

顔はトキのままだが、顔がアミバになるパッチが他の氏により公開されている。
他にもなすの氏がこのアミバを改変して作り上げた野獣先輩が公開されている。

+ MelvanaInChains氏 & The_None氏製作 ALTER AMIBA
  • MelvanaInChains氏 & The_None氏製作 ALTER AMIBA
defファイルにはMUGEN1.0用とあるが、WinMUGENでも使用可能。
珍しい?海外製の北斗アレンジキャラ。取り敢えず一言で言うなら色々とカオス。

ポトレから既に出所不明の謎の実写画像であり
(海外で実写版はいくつか製作されているものの、いずれにもアミバはおろかトキすら登場しない)、
持っている技もほとんど原形を留めておらず、最早トキはおろかアミバの姿をした何者かである。
ALTER AMIBA…いったい何者なんだ…。
とは言え、製作に関わったThe_None氏はシャドウ紅摩マジックギースといった、
ぶっ飛んだアレンジキャラに定評のある方なので、同氏からすればむしろいつも通りである。
魔法弾のような飛び道具を使ったり、何の前触れも無く戦闘機が墜落してきたり、「パワーウェイブ!」と叫びつつナギッのポーズで飛び回ったり、
果ては空中からレイのコスプレをしたような人に変身して飛び蹴りを放つ。
更に超必殺技は、モーコンのバラカを飛び道具代わりに何人も呼び出し、ヒットすると何故かこいつがフラッシュバックしたり、
「うわらば!」と言いながら前に倒れ込んで攻撃したりとやりたい放題。
また、空中で通常技を出すと、勝手にダウン状態になり落ちていく。いみふ。
そして勝利演出ではアミバとは何の関係も無い人々が現れて祝福してくれたりとやっぱりカオス。

AIはデフォルトで搭載済み。
立ち回りに隙が多いものの、カオスながらも性能が良い技を所持しているため意外と手強い。
他にはホルン氏が外部AIを公開している。
隙の大きい技はなるべく控えつつ、的確なカウンターやコンボを駆使する堅実な立ち回りを見せてくれる。
もちろん持ち味である数々の奇想天外な技も、要所要所でしっかり使ってくれるので安心(?)である。

対戦動画は主にYouTubeに投稿されている。
参考動画

+ Ataru氏製作 パーフェクト天才
  • Ataru氏製作 パーフェクト天才
ゆっくり魔理沙を改変して作られた、吹き出しではなく髪を手足の様に伸ばして戦う首だけのアミバ。
巨大なアミバの生首(モノクロ)が、妙に澄んだ目でこちらを見つめてくる様はシュールの一言に尽きる。
おまけにやたらヌルヌルしたアニメーションで瞬きしたり顔をしかめたりするので正直怖い。
搭載されている技が通常技が3つに必殺技が1つと極めて少なく、ジャンプ中は攻撃出来ないが、いずれも単発火力が高い上に非常に高性能。
また、ダッシュがナギッのごとき動きで非常に速く、攻撃をキャンセルして出す事も可能。
更にはブーストゲージも備えており、見た目とは裏腹にその機動力は極めて高い。
単なるネタキャラに見えるが、秘められたポテンシャルは中々のものである。
なお、ファイル名やdefファイルが「yukkuri」のままなので、登録する際には注意されたし。
AIは搭載されていない。
プレイヤー操作(8:45~)

+ Uwaraba氏製作 Dr.Toki
  • Uwaraba氏製作 Dr.Toki
ドロウィン氏のトキのPS版アミバボイスパッチをベースに改変して製作されている。
無想流舞の代わりに搭載されたノーゲージ刹活孔その他ステートを奪う技全般で様々な特殊やられを誘発するネタキャラ。
MUGEN関係うpロダのup0026で初公開され、同所の閉鎖後は弾丸マックス氏によって代理公開されている。
なお、ヘルパーに刹活孔が当たって分身を発生させてしまうなど、非常にバグが多いので注意。
参考動画。カンチョーと闘勁呼法が強い。
(4:01~、38:30~、52:55~、1:05:34~)

+ 大会ネタバレ
トキ&アミバがトーナメントに参戦にて本格的なアミバのお披露目となり、トキと共に出場。
数々の世紀末級タッグを打ち倒し準決勝戦にてもやしタッグと対戦。
その結果については こちら を参照すべし。
この時はまだボイスパッチを当て若干の性能改変を加えた程度の半ばトキのコンパチ状態だったが、
オールスターゲージ増々トーナメントにて前述の完全なオリジナルとして生まれ変わったオキ氏制作のアミバが参戦。
5回戦までほぼ全員ストレートで勝ち抜くと言う世紀末らしい凄まじい性能を持って勝ち抜くが、
6回戦にて三宮紫穂と対戦。だが、トキとは違い飛び道具への対策を持たないアミバでは、彼女の銃へのカウンターがろくに出来ず、
また接近しようにもストライカーに阻まれ続けるというまさかの相性の悪さが露呈。
その後ようやくコンボに移行するも彼女の当たり判定のせいかコンボを繋げるための小パンがまるで当たらずバニコンもろくに命中しないと言う有様。
結局その後再び圧倒されパワーショベルで轢き飛ばされ終了という彼らしい結末を迎えた。
だが優に2000体を超えるキャラが参加しているこの大会にて、ベスト64という最上位と行っていい位置まで健闘したその戦績は評価されるべきであろう。

MUGEN祭 大盛りシングルトーナメントに出場した際もさらに強靭になった体で並み居る強敵をことごとく木人形にしながら順調に勝ち上がり、
遂に6回戦で本物との直接対決が実現。挑発や舐めプレイを全く自重しないトキを相手に世紀末ともコントともつかない熱戦を繰り広げた。
1ラウンド目は相手の破天荒すぎる立ち回りに苦戦しながらも鷹爪三角脚などを駆使して星を全部奪いレッツゴー・アミバで先取するが、
続くラウンドでまさかのぶっぱ破顔拳を浴びてしまう。
そして最終ラウンド。終始トキペースで試合が進み、体力残り僅かまで追い詰められるも……
「フッ奇跡か……それくらいの事オレにもできる!!」

こうして、彼は名実共にトキとなった。
しかし、続く7回戦ではベアトリーチェと当たり、前述通り飛び道具に弱いアミバは豊富なストライカーを駆使する彼女にほとんど何も出来ず敗北。
一瞬の栄華から一転、視聴者から「なんだやっぱりアミバか」と見限られる様はまさしく原作さながらであった。

余談ながら、カットインのあまりのインパクトのためか同大会で4回もサムネに抜擢されている。

+ 北斗の拳アミバ異伝
+ 秘孔・刹活孔編
トキと違って彼は刹活孔をそのまま利用しようとは考えてもいない。
あまりにも代償の大きいこの秘孔を改良してみせるという、一途な思いをそのままぶつけているのである。
改良版刹活孔の実践の第一歩は、自身を実験台とする事である。
自分の命も顧みず己の秘孔を突き、例え失敗しようとも決して弱音を吐かない彼の強い意志に筆者は零れ落ちる涙を隠しきれない。

「新秘孔によってさらに強靭になった!!」
「きさまの北斗神拳など足元にも及ばんわ!!」

上記の実験で一通り成果を見せたらいよいよ本番…他人への実践である。
そもそも、彼が刹活孔の改良に踏み出したのは「力無き者はノーリスクで剛力を得られないのか?」という疑問に起因する。
故に、あらゆる人物の身体で成功しないと秘孔の改良に成功したとは言えない。
そして、幾度も幾度も挫折しようとも、彼のひた向きな思いは何時如何なる時も揺らぐ事は無い。
そんな彼の信念を少しでも分けて貰いたい……刹活孔を相手に突く場合に、彼の名前が通称として用いられるのはそういう背景があるからである。

「新しい秘孔の究明だ!」

+ 北斗砕覇拳編
南斗聖拳すらも操る真の天才にとっては柔の拳、剛の拳の使い分けなど児戯に等しい事である。
あるいは最初から彼にとってその2つに差はないのかもしれない。現に彼が己の拳質に拘るセリフは無い。
トキが「柔」「剛」「激流」「静水」など常に己の拳に拘っているのとは対照的である。
この技で死兆星を輝かせた時の台詞はトキと大きく異なり、天を指さし相手に向かって時代の望むものを説く。
その姿は釈迦を彷彿とさせ、一拳法家の枠を遙かに超越した救世主の風格を漂わせている。

「時代が医学より、暴力を必要としているだけのことだ!!」


「媚びろ~!!媚びろ~!!おれは天才だ ファハハハ!!」

出場大会

+ 一覧
+ アミバ
シングル
タッグ
チーム
その他
更新停止中
凍結
削除済み
非表示
+ 死の灰を浴びたアミバ
【死の灰を浴びたアミバ】

出演ストーリー

+ 一覧
DIOの喫茶店
I can`t back to the yesterday
MUGEN STORIES INFINITY
MUGENでやれ(投稿者削除済み)
MUGENの星
Nの日常
S&S ~ようこそ、古明地探偵事務所~
暁家の悪魔(未戦闘)
居酒屋mugen(過去編に登場)
ウサギの大冒険(死の灰を浴びたアミバ)
金髪と蛇~Blondie&Snake~
幻想郷戦隊ハクレンジャイ(死の灰を浴びたアミバ)
こんな緋想天は嫌だ(アミバ、死の灰を浴びたアミバ)
こんな非想天則は嫌だ
サウザーの拳
紳士先生オズわ!(名前はトキ、しかしどうみても…)
紳士と少女
人造生物03RIA-紅
すごい漢シリーズ
南斗建設(株)
パーフェクトソルジャーは動かない
むげコン!
(第1回)└ 死神 (主役)
無限市吸血鬼事件
八意家の兎さん(化学教師、きれいなアミバ)
ロック魔理沙の探偵物語

プレイヤー操作

ローグでMUGENの武者修行 その20 、パーフェクト天才)


「死ねぇ!!」
「あわわわ!!」
「大丈夫…大丈夫だ…」

*1
ただし「心臓の運動を血管を破るほど急激に増加させる」という説明からすると、
激振孔を使用すると心拍数と血圧が上昇しているわけで、程度の違いを除けばこれは強心剤の効能と同じであり、
ある程度威力を調整出来たり、素の血圧が低いなどの条件があれば循環器系の強化に使える気がしないでもない。
実際、ゲーム『北斗の拳 ONLINE』では激振孔は「危険な秘孔だが、上手く突けば気力を回復させる」とされていた。
最大の問題は、『ラオウ外伝』のアミバが突いている位置が激振孔のある両肩ではなく、強靭になる秘孔のある両脇である事であろう。

*2
『ラオウ外伝』の小説版では有情拳を食らった時に美女に囲まれた宴を幻視してアヘ顔になっていたので、
性的にアブノーマルなわけではなく人体実験に熱中していただけだろう、多分。


最終更新:2023年10月26日 19:03