アリス(女神転生)

「あのねー…死んでくれる?」


女神転生シリーズに登場する悪魔。種族は魔人だったり死神だったり外法属だったりと、作品によって異なる。
初登場は『真・女神転生』。
悪魔の性格や外見がコロコロ変わる女神転生シリーズだが、アリスのキャラクターは割と安定している。
外見は金髪に青のワンピースのあどけない少女。
(元ネタは同名のこいつと同じく不思議の国のアリスと思われる)
性格は子供らしく天真爛漫でわがまま。

初出の『真・女神転生』では、ICBMで世紀末状態となった東京の六本木で、
赤おじさんと黒おじさんの庇護のもとで暮らしていた。
不可思議な事に六本木は人々が平和に穏やかに暮らしており、
そこを訪れた主人公は、アリスのお願いを聞いていくつかのお使いをこなす事になるのだが……。

実は彼女はすでに死んでおり、神によって救われなかったその魂を哀れに思った2人の悪魔、
魔王ベリアルと堕天使ネビロスがゾンビとして蘇らせた存在であった。
六本木はアリスが寂しくないようにと、2人のおじさんが立ち寄った人間達を片っ端からゾンビにした死の街であり、
自分に良くしてくれた主人公と友達になるために、主人公もゾンビになるよう要求してくるのだ。
主人公が拒否すると、泣き出したアリスを宥めるためにベリアルとネビロスが襲いかかってくる。
それらを退けると、2人の悪魔によってその存在を維持されていた街と共に、アリスもただの屍になってしまう。
しかし、その後も2人のおじさんを復活させるために、おじさんの人形を抱えた魔人がマグネタイトを求め、
時空を超えて彷徨っている…………それが後のシリーズに登場する「魔人アリス」である。

ただ、シリーズでの登場を幾つか経た現在ではアリスの魂が無数に分裂して様々な時間や世界に拡散しており、
逆にベリアルとネビロスがそれらを回収するために様々な世界で奔走しているようだ。

当初はそれほど強くなかったが、現在では呪殺魔法のエキスパートという立ち位置を確立しており、主人公たちを死に誘う。
特に上記の 「死んでくれる?」 のセリフもアリス専用の呪殺最強スキルとしてアリスを象徴するようになっている。
ただ『デビルサバイバー2』では最強の隠しボスとして登場。
二人のおじさんを引き連れてくるうえ、万能属性の(対策しなければ)即死攻撃、更にMAP攻撃でガンガンこちらのHPを吸収してくる。
まあ遠距離攻撃で速攻すれば楽に封殺できるんだけど。

ここまで書くと中々に厄介な悪魔少女だが、彼女自身に悪意はない。
彼女にとって友達とは死人なのが当然で、先の問いも純粋に「友達になってくれる?」と聞いているだけなのだ。
もっとも、その倫理観の欠如というか、少女らしいが故の残酷さが魅力なのも事実であり、
そんな無邪気さと残酷さを併せ持ったキャラクター性からか、ロリコン共プレイヤー達からの人気が高い。

前述のおじさん2人も、特にアリスを何かの陰謀に利用としたわけではなく、純粋な善意から行動しており、
GBA版『真・女神転生』ではアリスに振り回されつつも一心に愛情を注ぐベリアルとネビロスの姿を見ることが出来る。
尤もメガCD版では2人が所属している陣営の悪魔が「奴らが仕事してたらとっくに勝ってたよ!」と愚痴っているのをみるに、
どうやら何かしらの任務で地上にやってきていたのを放っていたらしい。
そんな彼らの様子を見るに見かねたのか、呆れ果てていたのかは分からないが
『デビルサマナー葛葉ライドウ対アバドン王』では、大魔王ルシファーから直々に二人の手助けをして欲しいと頼まれる。
なんなんだこの魔王ども。
このおかげなのかベリアルは『真・女神転生IV』及び『IV FINAL』ではルシファーパレス(混沌空間)にて主人公やロウ勢力を迎え撃っている。

『アバドン王』ではアリスを保護する理由として
「自分で殺しておきながら、"憐れな魂"として天界に召し上げようとする神の横暴に我慢がならなかった」
と語っている。
ある意味でもっとも「悪魔」らしい行動なのかもしれない。
実際にはアリスの魂の美しさにメロメロだったんだけどな!
六本木の件は魔王たちにとってトラウマになっているらしく、
『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団』ではそのことに愚痴をこぼすシーンもある。

「我々はお嬢ちゃんと静かに暮らすよ」
「今度は人間が邪魔しなければ良いのじゃが」
「分からんな。人間が一番怖い。地獄の底までも入り込み、自分の土地だと言い出すかも知れん」

地上に侵略しにきておいて酷い言い草だ
だが、小説『真女神転生If...魔界のジン』ではそんな主張をする高校生共が出てきている…
そもそも襲い掛かってきた赤おじさんが返り討ちにあっただけなので文句言える立場ではないのだが

漫画『デビルサマナー 葛葉ライドウ対コドクノマレビト』にも登場。
ある空間に迷い込んだライドウを翻弄した。
メガテン2大ロリキャラの片割れモー・ショボーも登場。
作者の絵柄もあり、可愛くも恐ろしいアリスの姿が拝める。
戦いのラスト、あるアクシデントが発生。少しだけ超バツの悪い顔をするシーンがあるが超萌え(死んでくれる?

ちなみに、PCゲームの『偽典・女神転生』では品川のホテルに住み、
おじさん達は登場しないものの相変わらずプレイヤーを困らせてくれる。
ある事情で軟禁されていた仲間を助けると怒り出し、少女から妖艶な女性に変貌し、襲いかかってくる。
このゲームでの正体は屍体ではなく、ある思念に取り憑かれたデミ・ヒューマンであり、
倒すと思念が作り出した世界が崩壊し、アリスの機能も停止する。

『真・女神転生IV』ではストーリーには登場しないが、特殊合体で作って仲魔にできる。種族は魔人ではなく屍鬼。
破魔・呪殺無効と状態異常無効をデフォルトでもっており、それなりに使いやすい。
MP型のためHPが低いというのがネックではあるが、熟練のプレイヤーはそんなこと関係ねぇ!とばかりにアリスを強化するのであった。
余談だが特殊合体悪魔のためライト合体でのみ継承できるスキル「といき」を継承できないため残念がる紳士が多いとか。
ちなみに今回の悪魔はボイス付きなのでアリスも喋る。CVは上田茜氏。もちろんアリスのあの台詞も聞ける。
続編の『IV FINAL』でもストーリーに登場しない形である。
呪殺の適性が+5であり、レベルアップで呪殺ギガプレロマを習得可能であるため中盤は呪殺アタッカーとして期待できる。状態異常耐性も高い。
本作の破魔・呪殺は普通にダメージ(条件で即死効果あり)であり、ボスにもダメージが通るため雑魚戦専用ではなく幅広く活躍させられるようになった。
ただしデフォで破魔は弱点になり、HPが低い点もそのまま。あと 迷子のなりやすさが標準の3倍。 ステータス強化は前作よりしやすいためその辺は一長一短。
迷子のアリスちゃんに萌える紳士も多いが。あと、最大の欠点は「死んでくれる?」ボイスが削除されたことだとも
余談だが、DLCでようやく呪殺貫通を入手できたため、水着イベントや追加された仲魔を差し置いてそのDLCはアリスのための呪殺貫通引換券とか言われることも。
なお、物理属性の適性は9(与ダメージ90%減) とぶっちぎりで最低。デフォで適性に9もの振れ幅があるのはアリス限定である。


アリス可愛いよアリス

『ペルソナQ』ではサブペルソナの一体として登場。
ネビロスとベリアルとの特殊合体という、シリーズお馴染みの条件で召喚可能。
このゲームの即死魔法自体が強めな中でも彼女の専用スキル「死んでくれる?」の強さは抜きんでたものがあり、
成功率が上がるパッシブスキルを付ければ 闇属性に強い耐性のある敵ですら高確率で死ぬ という、
ちょっと何言ってるか良く分からない強さを誇る。普通の耐性の敵は言わずもがな。
そしてこのゲームの雑魚敵は闇属性に完全耐性がある場合は光属性に耐性が無い場合が殆どなので……。
彼女を召喚できるようになった頃に登場する敵の耐久力が一気に跳ね上がることもあり、大活躍してくれる。

こちらはPS版『真・女神転生II・if...』とMMORPG『真・女神転生IMAGINE』で流れる戦闘曲「アリス」。
SFC版『真・II』では他の魔人達と同じ大ボス戦闘曲であったが、PS版では彼女専用の戦闘曲が採用されている。
専用イベントといい専用曲といい、アトラススタッフはほんとアリスが好きだなー。

また、シューティングゲーム『東方Project』の人物アリス・マーガトロイドの旧作時代の姿である
「死の少女アリス」のモデルともなっている。

MUGENにおけるアリス

ペルソナ3主人公技の1つとしての出演が主だったが、単独キャラとして何体か制作されている。
現在入手可能でMUGENで動作するものには以下のものがある。

+ エメル氏製
+ BANANACHIPs氏製
+ あおこ氏製

出場大会

EX魔人アリス

出演ストーリー



+ 余談だが