ホリ・タイゾウ


「プクプクポンッ!と逝っちまいな!」

ナムコの1982年にリリースされた「戦略的穴掘りゲーム」『ディグダグ』の主人公。
82年のディグダグ事件や、その後の南国島作戦(ディグダグII)を事実上1人で解決した英雄として世界中に名を知られている。


『ディグダグ』は地底から迫り来るモンスター達を、穴を掘りながら迎撃し、銛を突き刺して空気を送り込んで退治するゲームで、
当時のゲーセンではかなりの人気を誇り、『ジグザグ』『チクタク』なるパクりゲームまでも登場した程であった
(別に本作に限った話ではなく、当時の人気ゲームはかなりの確率でパクられていた。
 今では著作権に五月蝿い任天堂やコナミもスペースインベーダーの頃はパクリ屋だったし)。
その後、南海の島に舞台を移した『ディグダグII』が発売された。
こちらでは地中に潜らず、あろうことか杭で島を叩き割って敵を海に落とすことで退治する。
生憎『II』は人気が出なかったが。(カンストが)簡単過ぎたのが原因だったそうな

当時は主人公に固有の名前は付けられておらず、便宜的に「ディグダグ」と呼ばれていた。
しかし後に同社のアクションパズル『ミスタードリラー』シリーズの主人公「ホリ・ススム」の父親「ホリ・タイゾウ」という後付け設定が加えられた。
『ディグダグ』『II』での功績により「ミスタードリラー第一号」に選ばれ、現在は「ドリラー協会名誉会長」である。

奥さんは同じくナムコの傑作ゲーム『バラデューク』の主人公で銀河連邦宇宙軍(UGSF)空間騎兵・KISSYこと「トビ・マスヨ」。
彼女の本名も『ドリラー』以降の後付け設定であり、「酔うとキス魔になるから」とコードネームがKISSYになったのだとか。TAKKY(2P)は?
(一応、『バラデューク』の頃から女性設定ではある。エンディングまで分からないけど
旦那さんの事を「タイゾウ君」と呼ぶ、可愛らしい方である。物騒だけど
なお『ディグダグ ディギング ストライク』の裏エンディングを見る限り、奥さんには頭が上がらない様子(恐妻家)であることが確認できる。
その他、息子として長男「アタル」、次男「ススム」、三男「(トビ)タイヨウ」がいる。

性格はかなりマイペース、何時もは世界中を冒険している為、中々日本には帰って来ない。
妻とは別居中だが、週に一度は必ず会いに行っているとか行かされているとか。
誕生日は1955年1月1日生まれのO型。あれ?『ディグダグ』って2382年と言う(後付け)設定じゃ…(『バラデューク』2385年、『ドリラー』2399年)

(以上Wikipediaより一部抜粋、改変)

『ミスタードリラー』シリーズでは
穴を掘る速度が全キャラ中最速である代わりに「エアー(酸素)」の減りが早い(燃費が悪い)上級者向けキャラクターとなっている
(最終的には最深部に到達するまでの時間を競う事になるので、最深部に到達出来る腕さえあるならタイゾウ一択である)。
ヘルメットを被った姿が常に印象的だが、ヘルメットを外した髪型が某王子に似ているともっぱら評判である。
声はピッコロなのに髪型が王子とはこれいかに

2005年に発売されたニンテンドーDS用ソフト『ディグダグ ディギング ストライク』ではホリ・タイゾウ名義で主人公の座に返り咲き、
息子ススムは助手役で登場。

更に『NAMCOxCAPCOM』でも味方ユニットとして登場。
大幅にアレンジされているが『ディグダグ』と『ミスタードリラー』の中間時代の設定で、容姿はやたらリアルタイプで若々しい。
この時点ではマスヨとは結婚どころか付き合ってもいない様子。二人の会話は中々格好良い。
また、このゲームではタイゾウの設定が『パラデューク』と関連付けるように追加されており、
彼は「パラデューク要塞奇襲作戦」(敵性宇宙人オクティ族の宇宙要塞への奇襲作戦)において
マスヨ達が要塞内に侵入するための突入口を開いた元・宇宙辺境警備隊の特殊工作員と言う事になっている。
「あの作戦で、何人死んだと思ってる」 という台詞から、単純に『ディグダグ』の主人公というだけではなく、
多くの残機の屍を乗り越えてゲームをクリアした時に操作していた自機という立ち位置に設定されているようだ。

声優は『ドリラー』シリーズから引き続き『北斗の拳』のシンや『ドラゴンボール』のピッコロでお馴染みの 古川登志夫 氏。
余談だが、氏は『ドリラー』シリーズで息子のアタルも演じている。…やっぱり息子の嫁は電撃宇宙人なんだろうか(中の人が同じ)。
と言うよりはキン肉マン(スグル)の兄・アタルっぽいが(家出した長男であり、弟が主役とか。そういや二世のスグルも古川氏だった)。
ユニットとしての性能はHPが高く、攻撃の数値も高いものの、コンボが繋げ辛いという点がある。
コンボの要である「P-3 Bモード・掘削」、投げ技としては高威力の「P-3 Pモード・O2」がダウンスレスレでないとコンボに組み込めない上に、
ヒット数の多い「P-3 Bモード・掘削・連射」を覚えるのもレベル31と活躍出来るのが後の方になりがち。
また、ブランチアップし易くするために「盗賊の篭手」用の装備欄を空けないといけないのも悩み所。
MPも少ないのでトロンのようなアイテム集めにも廻し辛い。
後、P-3がシエルの第七聖典(パイルバンカー)に似てるとニコニコではもっぱらの噂。
実際は削岩機だが。道路工事のおじさん達も第七聖典を使っている事になっちゃうぞ

ちなみに後年の『無限のフロンティア』ではP-3がコスモス用装備として登場している。

「…気にすんな、マスヨ」
「俺も元辺境警備隊… "あの戦い"とは、死ぬまで縁は切れねえのさ。…たぶんな」

なお、『ナムカプ』では一人称が「俺(オレ)」となっているが、
『ミスタードリラー』シリーズや『ディグダグ ディギング ストライク』では「ワシ(儂)」となっている
設定上ナムカプのタイゾウは『ミスタードリラー』以降よりも前の時系列なので、年齢による変化だろう。


MUGENにおけるホリ・タイゾウ

Tetsuo9999氏(現・Viewtiful9氏)による『ナムカプ』ドットを用いたものが存在。
公開先であった氏のブログは閉鎖されているが、MediaFireのデータ自体は健在なので現在も入手可能。
ちなみにディスプレイネームは「Taizo Hori」だが、ファイル名は「NxC_DigDug」となっている。
相手のライフが500以下で1ゲージ消費の一撃必殺技が使えるようになる。
演出は敵を膨らませて破裂させるというもので、原作『ディグダグ』ならではの技と言えよう。

出場大会



最終更新:2024年01月04日 21:32