コブラ


「俺の名はコブラ、左腕に銃を持つ不死身の男さ」

寺沢武一氏の漫画作品『コブラ』(COBRA THE SPACE PIRATE)の主人公。
左腕に内蔵された「サイコガン」を武器に、銀河系を又にかける一匹狼の宇宙海賊。
但し、海賊といっても一般民間人及び通常の商船(宇宙船)や、
真っ当な警察関係者は決して襲ったり殺めたりしない、所謂「義賊」の類。
基本的には飄々とした三枚目キャラを気取っているが、ここ一番ではハードボイルドな面を見せ活躍する。

海賊ギルドとの果てしない闘争に疲れ、自らの死を偽装して記憶も消し、それからは平凡な生活を送っていたが、
ひょんなことから記憶が戻り、新しい顔も割れてしまったために
相棒の女性型アーマロイド・レディと共に再び海賊稼業に身を投じる事となる。
今の団子鼻で愛嬌のある顔は死を偽装するときに整形したものであり、生来の顔は絶世のイケメン
といっても、今の顔でも女性たちに「渋くて好み」「セクシーな顔」と評されており、人気は上々。
ジョー・ギリアンという偽名を好んで使っている。

普段はサイコガンは義手で隠されており、奥の手として義手をサイコガンでロケットパンチの様に飛ばす技も持つ。
また愛用の銃としてパイソン77マグナムを携帯しており、サイコガンが通用しない相手等に対して使用する事が多い。
もう一つのトレードマークの葉巻(気絶してる時でも銜えている)にも、爆発物や酸素を精製する物質が仕込まれていたり
ブーツには水中で移動できる小型スクリュー、右腕のリストバンドにも危険物の接近を察知するセンサー等、
ルパン三世ばりの仕掛け入りのものが多数用意されている。

身長・体重はラグ・ボール(アメフトと野球を組み合わせたと形容される過激なスポーツ)に麻薬密売ルートの調査のために選手として潜入した際、
そこのオーナーが「(君は)身長8フィート4インチ・体重194ポンドか」(メートル法だとおよそ254cm・88kg)と言っていたが、
それだとコブラがサガットなみの細身となってしまううえ、同じラグ・ボール編で身長を2m70や2m半と言われた選手たちと比較すると、
どう見ても彼らの方が圧倒的に大きい(2m70の選手の胸付近がコブラの頭部の位置になる)ので、上記の数字は誤記かサバを読んでいる数値で、
アニメ版での6フィート4インチ(約193cm)や、漫画でも別のエピソードでは「192cmってとこか」と言われている値のほうが信憑性は高いと思われる。

弾道を自在に操れる上、精神力をエネルギーに変換し その場のノリ次第で 宇宙戦艦をも消し飛ばす
サイコガンのチートじみた威力ばかり有名だが、不死身とも比喩される程の超人的体力や
銃弾の乱射を避けることなぞ造作も無い反射神経、サイボーグさえ素手で粉砕する膂力とバケモノじみた握力の持ち主であり、
戦車砲を超える破壊力を持った大口径リボルバーで秒コンマでの早撃ちをやってのける等と、
サイコガン以外でも出鱈目に強い。そんな彼だが、種族としてはごくごく普通の地球人である。
(作中では雑居房に囚われた時“木星人のオレでも破れない”という台詞があるので、普通なら木星人の方が筋力は高いらしい)

+ サイコガン

+ コブラのスペック ※ネタバレ注意

何度かアニメ化もされており、最初の劇場版ではかの歌手の松崎しげる氏が声を演じたことも語り草の一つ。
その他、野沢那智、屋良有作、内田直哉といった面々が演じているが、
コブラは俳優のジャン・ポール=ベルモンドがモデルらしく、
当初作者は彼の吹き替えを担当していた山田康雄氏を希望していたという。
同じアニメ製作会社での役の重複も避ける意味合いもあってか、テレビ版での実現は見なかったものの、
PCエンジンのゲームでキャスティングされた。
しかし那智コブラの浸透力も流石のもので、昨今では作者にも「野沢でなければ作る意味はない」とまで言わせるまでになっていた。

「次回、スペースコブラでまた逢おう!」

また、『宇宙刑事ギャバン』で主人公・一条寺烈(ギャバン)を演じた大葉健二氏もコブラのファンであると公言しており、
ギャバンの髪型や演技にはコブラをモチーフにしている部分があると語っている。

他に、任天堂の『まわるメイド イン ワリオ』に「ネコロイド」という右手に銃をつけた猫で敵を倒すという、
名目上は同社の『メトロイド』のパロディのミニゲームがあるのだが、
このゲームは開発当初『ネコブラ』というコブラのパロディのゲームだった(版権上の都合で自社のキャラにされた)
というスタッフのコメントが『ニンテンドードリーム』に掲載されていた。
確かにタイトル画面の猫(プレイヤーキャラ)は(手についた銃の向きはコブラと逆にサムスと同じ右手になっているが)
サムス・アランと違ってパワードスーツを着ておらず、おまけに口に何かをくわえている他、
ゲーム中のモーションは「寝そべって横方向に回転して頭上を撃つ」というサムスがほとんど見せたことのない動きである。
だが、コブラ(特にアニメ版)を見たものなら、上記の格好や動きに見覚えがあるだろう。

+ 某所では

+ ニコニコ動画では


MUGENにおけるコブラ

代表的なもので二種類が確認されている。
+ Butchy氏&Mile Werewolf氏作
+ Dadou氏&Butchy氏作

プロデューサー稼業も始めた模様。むしろニコmugenではそちらの方が見る機会が多いかもしれない。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm22544794

「ジゴバよ、サイコガンは心で撃つもんなんだぜ」

出場大会



*1
しかしコブラはサイコガンの弱点を理解しており、簡単に撃破出来ない敵も知的に倒したりする。
例えば戦車を貫通できなかった時は、相手に照射し続ける事で内部を熱して操縦者を倒した。
但しこれは極寒の雪の惑星での事で、しかも戦車にとっては非常に古典的な攻略法。
(現実でもナパーム弾で中身を焼くという戦術は昔からある)
対策の可能性も考えれば、並みのビームガンと度胸では真似出来ない戦術といえる。
言わば「範馬勇次郎のパンチ力なら地割れを起こして相手を落とせる」という発想に近いので、
実行する経験または頭脳と度胸も込みでないと成立しない戦い方といえる。やっぱコブラ凄ェ。

他にも頭脳プレイで敵と戦う場面は結構多く、鉱山でレーザー銃を持った敵と戦った時は
掘削用の岩盤溶解機で空気を熱し、レーザーをねじ曲げる盾にして接近した。
また忍者っぽい敵の火炎攻撃を爆弾で防いだり、下水内で敵に挟まれ焼き殺される……
と思ったら熱波でトンネル内の空気圧が高まることを予測しており、上のマンホールに吹き上げられて回避したり。
肉体的スペックは鋼のような体つきなどで有名?だが、頭脳的な戦術も出来る男である。

「火災を消すには爆風がいちばんだって 理科で習ったろ」


+ コブラ――! 早く来てくれぇー!