無想転生

「北斗究極奥義 無想転生の前には死、あるのみ!」


漫画・ゲームでの詳細

哀しみを背負う事で初めて会得できる、北斗神拳究極奥義。
ラオウとの決戦時に(とも)を屠り失ったことで哀しみを背負ったケンシロウが最初に発動し、
後にラオウも最後の闘いの前に、自らの愛するユリアが不治の病によりそう長くは生きられないと知ったことで哀しみを背負い体得した。

「無想転生」である。「夢想転生」でも「無双転生」でも「夢想天生」でもないので注意。
かつては「実体を消し去り分身、相手の攻撃は当たらないが、こちらの攻撃は当たるという理不尽な無敵技」と説明されていた。

その後発行された双葉社の『北斗の拳データFILE奥義秘伝書』では、
「無より転じて生を拾う技、すなわち相手の攻撃に応じて無想にして適切なカウンター、
また相手にとって無想故に予測不能な攻撃を仕掛ける技である。
つまりその真髄はあらゆる戦況に置いて千差万別の必殺の一撃を繰り出す事にあると言えるだろう」
と説明されている。
その前に出てきた、ラオウの「無想陰殺」が非常に似た理屈の技なので、その超強化型の奥義と言えるのかも知れない。
とりあえず、相手の行動にいちいち理不尽なカウンターをする技では無い。

これを発動されると、こちらの攻撃が当たらなくなるだけではなく、こちらのあらゆる防御手段を無効化してくる。
まさに究極奥義にふさわしい技ではあるものの、第二部ではラオウの実兄カイオウとの対決で、
ケンシロウに驕りがあったとはいえ「圧倒的な量の闘気により周囲の空間を無重力にして強制的に無防備にさせる」という技
超能力でも魔法でもなく拳法の技である)の前に一度破られたこともあった。
無想転生同士がぶつかり合ったとき、全ての奥義は意味を成さなくなり、決着は互いの拳のみに委ねられる。
要約すると、子供の喧嘩のようなただの殴り合いになるということ。

「この俺もこの心を血に染めて哀しみを背負うことができたわ…」


時系列的には世紀末前である『蒼天の拳』でも登場し霞拳志郎が使用したが、どちらかというと無想陰殺みたいなものになっていた。
体得した者はおらぬと伝えたリュウケンがボケていたのか知らなかったのか、『蒼天の拳』で解説した劉宗武が誤った知識を持っていたのかは定かではない。
……実の所、無想転生は本来無意識状態からの自動発動で使用者が使っているという意識が皆無なので会得した者がいないと 勘違い されていただけで矛盾はないというのが作者公認の真相であるらしい。
つまり無想転生を意識を保ったまま認識して放っているケンシロウとラオウの方がある意味異常。
なお、拳志郎は無想転生どころか北斗神拳究極 秘奥義 まで使ってる。
まぁ、後付けだから仕方がない。ブロンザ?誰だそいつ
ただ北斗神拳伝承者は無意識のうちに七星点心(リュウケンが使用した奥義)の動きをするという後付け設定もあるので、
無意識のうちに奥義を使用しているというのは北斗神拳にはよくあることなのかもしれない。

公式パロディ漫画『北斗の拳 イチゴ味』ではケンシロウの他、サウザーが南斗版無想転生及び、 生・無想転生(なま・むそうてんせい) なる技を使用した。
前者はいくら攻撃を受けて吹き飛ばされても、何度でも突撃する無限ループに持ち込むだけの技で、
バットからは 「ていうか気持ち悪っ無想転生を全然わかってねぇ!!」 と言われている。
後者はケンシロウの場合、レイやトキなどの姿が背後に浮かぶが、こちらは雲のジュウザ、風のヒューイ、アイン、リュウガ、布きれの人など補欠感漂う微妙なラインナップである。
(中には宣伝のために別の漫画作品(『イチゴ味』の作者の姉で、ハート様の外伝を書いた人の作品)の主人公がゲスト出演している)
実際は無想転生のような残像ではなく、本物を呼んできてタコ殴りにしているだけである。
同じくバットから 「あいつ無想転生を根本から勘違いしてやがるぜ!」 と言われている。


ゲームでの性能

AC版『北斗の拳』における「無想転生」は1ゲージ消費の自己強化技。
原作通りにケンシロウラオウが使用できる。
隙は非常に小さく、効果付与の発生保障は在るが、技を重ねられているとそのまま僅かな硬直中に喰らってしまう。

発動すると効果中はゲージの上に炎のマーク(ケンは青色、ラオウは赤色)がつく。
一回の使用で7回分ストックされ、ストック数はラウンドをまたいで持続するため機会があったらすぐ使っておきたい。

発動後、地上でブロッキングのように打撃攻撃が当たる直前に前方向(下段攻撃の場合は下方向)へレバーを入れると、相手の攻撃を受け流し一定距離前進する。
接近攻撃を回避した場合は前進することで結果的に相手の背後に回り込めるが、
遠距離で飛び道具を回避した場合はただ前進するだけなので、必ず相手の背後へ移動する恐怖の片鱗とは性質が異なる。
ラオウの釵拘束中、例えばラオウが釵からの目押しをミスった場合に発動した場合は 全く移動しない 。その後は小パン連打合戦。必ずしも反確ではないようである。
尚、究極奥義一撃必殺奥義、一部ガード不能技に対しては発動できない。
相手が迂闊に振った隙の大きい技を狙って発動し、その隙に世紀末的超インフレ火力コンボを叩き込んでやるのが基本。 基本?北斗の拳では基本です。
ただしブロッキングなどと違って成功時にも硬直があるため(但し無敵なので設置技などを喰らってしまう心配は無い)、小技を取っても状況的には殆ど五分もしくは不利ぐらいにしかならず、無闇に使っても残り回数を減らしてしまうのが難点。
最も、反確タイミングに使っていけば、世紀末的超インフレ火力のおかげでたった7回の使用可能回数でも十分な(むしろ余るくらいの)回数ではある。
ちなみにめくり対策としても非常に有効で、効果中に左側からのめくりジャンプ攻撃に対して4(ニュートラル)6と入力すると、
無想転生発動かガードのどちらかが必ず発動するため、確実にめくりを無効化することができる。
きわめてシビアながら4(ニュートラル)2(ニュートラル)6と入力できればめくりどころかすかし下段すら無力化できるようになったりするが、
レバー入力に人間業じゃないくらいの速度と精度が必要になってくるのでネタの域を出ない。

ケンシロウ、ラオウとも立ち回りや防御性能が大きく向上するので是非とも早期発動したいところ。
確反になりそうな大味な攻め手を封じられるので、ただついているだけでもかなりのプレッシャーをかけられる。
特に拳王様は立ち回りで他のキャラに大きく遅れをとっている上に確反からのダメージが尋常でない・・・ っつーか即死 なため、ケンシロウ以上に重要。

処理落ちにも負けぬ精度(22分~24分)

1フレ先が見えている(8:48~)

ちなみに無想転生は演出時間がけっこう長く、それを利用して残り時間が少なく体力勝ちしている時の 時間稼ぎ として使われる事もある。
ケンシロウの場合は「残悔拳のカウントを稼ぐために使う」という、何かいろいろと間違った使い方をされたこともあったが、気にすることはない。
ラオウの場合は北斗滅天把の発動時の強制停止時間が全技中最も長いため、無想転生×2と北斗滅天把で 8秒ぐらい稼げたりする

無想転生:相手は死ぬ

+ 他のゲームにおける無想転生


MUGENでの詳細

mugenにおいては、ほとんどのケンシロウとラオウが搭載しているほか、
アレンジ要素として他の北斗キャラならびにその他いろいろなキャラに搭載されている。 北斗神拳究極奥義としての立場は…。
+ ドロウィン氏の制作したケンとラオウの無想転生と一撃必殺奥義がぶつかり合うと…?


「せめて奥義で葬ろう…」

また練り茶氏制作のトキやその改変のシュウ氏トキ、Ts氏のトキ(アレンジモード)、しもつき氏の銀の聖者でも無想転生を使用することが出来るようになっている。
Ts氏製のものはケン、ラオウのものと同じだが、
練り茶氏製のものとシュウ氏製のものはAC北斗のものと多少性質が異なり、攻撃を一度でも食らうと無想転生が解除されるが、ブロッキング回数に制限が無く、強化ナギッが使えるようになるなどの点がある。
この無想転生、使用した時やブロ成功時の演出が派手な為印象に残るが、ナギッや神の1F当身が優秀すぎるためにブロは意外と少ない。
加えて、一発の被弾で解除されるためなかなか有効活用が難しい。「開幕無想転生→ペチッ→無想解除」でゲージを無駄に消費するという場面も頻繁に見られる。
しかし、回数制限が無いため精度の高いAIなら、連続hitする攻撃を無想転生連打で全部回避したりする場合もある。
ただタッグ戦においてはブロを成功させたことで、前進し敵のど真ん中で孤立してしまい両側からフルボッコにされる姿を見ることも。
また、AIでも際で浮いた相手に強化ナギッを連発することがあり、ブーントキという世紀末な新種として認知されている。
両者とも性能はほぼ同じだが練り茶氏のトキの場合は無想の色は水色、シュウ氏の場合は緑色である。
+ 強化ナギッについて

しもつき氏の銀の聖者の場合、下位カラーは通常のTs氏のものと同じ無想であるがカラーが上がると性能が変化し7秒間無敵になる技となっている。
喰らい抜けも出来るため、押していたら無敵状態で反撃させられて死ぬなんてこともあり、銀の聖者の性能の高さもあり凶悪な技となっている。

このようにトキの無想転生は、制作者が追加したオリジナル要素なのだが、
北斗神拳史上最も華麗な技の使い手であり、「奇跡の村」で起きた悲劇によって大きな哀しみを背負ったトキならば会得していてもなんら違和感はない。
+ 外伝のお話


無駄のない無想転生(9:03~)
http://www.nicovideo.jp/watch/sm9244637



「俺の名を言ってみろ……!」

そしてついに原作では伝承者の座をケンシロウに奪われた挙句顔面も破壊され深い哀しみを背負い、アーケードではスタッフによる忠実な原作再現 という名のいじめ により深い哀しみを背負い続けたあのお方も無想転生を習得。
ただ、心根が腐りきってしまったためわかりにくいものの、前述のとおりジャギ様は深い哀しみを背負っており、
加えてラオウ、トキ、ケンという化け物ぞろいの時代でなければ十分伝承者となれたほどには北斗神拳を修得しているので、
トキほどではないにしろ体得する理由はないわけではないが…。
Ts氏製作版のアレンジモードに限り無想転生を使用可能になる。性能はケンシロウ、ラオウのものと同じ。



「お前は永久にここまで上がってくることはできない…」

「南斗水鳥拳伝承者の名にかけて、貴様を処刑する……。」

「誰も俺を倒すことはできぬのだ!!」

南斗 なんと愛に生き愛に殉じたあの男、愛のために義で応えたあの男
愛深き故愛を捨てたあの男も愛(AI)の力によってこの奥義を身につけたようである。……みんな南斗の将なのに。
シンの場合ユリアの心を最後まで得ることができなかったこと、レイの場合マミヤ死兆星の宿命が待ち構えていたこと、
サウザーの場合お師さんことオウガイ(聖帝がフェイタルKOしたときに出てくる人物)をその手にかけたことを考えれば、
一応ケンやラオウに負けぬほどの哀しみを背負っていると言えなくもない。
シンの無想転生は上記のものとはまた異なり、全身にピンクのオーラを纏って
一定時間無想転生が使用出来るようになるものであり、回数制限や被弾による解除はない。
もはや哀しみを背負うどころか北斗キャラなら誰でもいい勢いである。
…一応南斗と北斗は表裏一体という設定があり、加えてサウザーの天翔十字鳳なんかは「羽のようにすべての攻撃を受け流す」
という無想転生に近しい特性を持っているので…やっぱり厳しいか。

+ もう一人の天才

+ その他の使い手

……尚、念のために言っておくが無想転生を会得するにはただ深い哀しみを背負えばいいというものではなく
それ以前に人間の限界以上にまで鍛え上げた上で北斗神拳を極限まで極めていることが絶対な前提条件である。
北斗の拳4主人公は覚えるタイミング的には極限まで極めているのか微妙だが、北斗宗家の血を引いているというアドバンテージがある。
才能も拳の腕もケンシロウやラオウに匹敵したトキが原作で使用できなかったのは、病で体が衰えていたからだろうという見方もあり、
MUGENでのアレンジの際に追加されていてもそこまでおかしくはないが、北斗神拳がそこまで極められていなかったり、そもそも北斗神拳じゃなくて南斗聖拳だったり
挙句の果てには北斗神拳に縁もゆかりもない世界の人々なんかが会得することは絶対にありえない。
…もっとも、割と何でもありのMUGENにおいてはそこまで真剣に考えても仕方がないと言うか無粋な話だが。
FC北斗の拳に元斗皇拳なのに無想転生を体得してる人がいる?ゲームオリジナルキャラだからしょうがない。


+ 「夢想天生」


+ おまけ1

+ おまけ2