エル・スティンガー

「テメェみたいなウスノロ相手じゃ
 汗もかかないぜ!」

"アカプルコの殺人蜂"
  スティンガー  -Stinger-
+FIGHTERS PROFILE
所属:CWA
身長:168cm
体重:74kg
年齢:26歳
出身地:メキシコ アカプルコ(推定)
得意技:トぺ・アトミコ(初代)、フライングヘッドバット(SUPER)
好きな物:タコス

カプコンのプロレスアクションゲーム・マッスルボマーシリーズおよびプロレス格闘ゲーム『スーパーマッスルボマー』の登場キャラクター。
「アカプルコの殺人蜂」の異名を持つためヒール(悪役)に間違われるが、
実際の彼は目立ちたがり屋で脚光を浴びたいが為にリングに立つルチャドールのテクニコ(善玉)
アレクセイ・ザラゾフとは正反対にショーマンシップを重視するレスラーで、そのスタイルが同じミステリアス・ブドーとはライバル。

「大金?名誉?そんなもの俺には関係ないね。
 とにかく目立ちゃいいんだよ。目立ちゃ。
    最強のショーマンレスラーの座は渡さない!」

キャラクター設定


マッスルボマーの日本語版と北米版で唯一変更のないハガーを除くと、
日「エル・スティンガー」→米「El Stingray(エル・スティングレイ)」とリングネームの変更点が少ない人物。
もっとも、スティンガーはやサソリなどの刺す動物全般に対し、スティングレイは「アカエイ等の毒を持つエイの仲間」を指すのでだいぶ印象が変わるが。
とにかく目立つことが大好きで人々の注目を集めるためにルチャドールとなった。
その性格から、使う技も派手さを重視したものばかりだが、
その並外れた身体能力から繰り出される華麗な空中殺法は殺人蜂というにふさわしい威力を持ち、実力も折り紙つき。
まさに「蝶のように舞い、蜂のように刺す」といったところか。

ちなみにトぺ・アトミコとは簡単に説明すると、ロープをつかんだままジャンプし、地面に対し体を垂直に浮かばせて、その後ロープを離してダイブする技。
あらかじめリングや場外にダウンさせておいた相手にプレスするのがおもな使い道だが、応用度は高い。

+ルチャドールとは
ルチャドールとは、南米で盛んな格闘技、ルチャリブレの覆面選手のこと。
一部のトップ選手はエストレージャ(スター)、スペルエストレージャ(スーパースター)と呼ばれる。
古代アステカ文明の戦士達が仮面をつけて戦ったことに端を発するという一説もある。

選手は人前で覆面をはずすことが許されず、覆面とともにそのキャラクターを守り抜かなければならない。
覆面を外すときはその選手が死ぬ時であり、覆面を掛けた試合で負け、覆面を剥がれた場合は、その場で自決とは言わないが
二度とそのキャラクターで復帰することができないばかりか本名、出身地などが公表される。
最古の団体であるCMLLでは以後再びマスクを被ることが許されず、素顔のまま試合をしなければならない。
つまり、数多くの覆面を賭けた試合(マスカラ・コントラ・マスカラ)に勝利している選手はその覆面こそが強さの証明となる。

代表的なエピソードとしては、メキシコの国民的英雄であるエル・サント(聖人の意)のものが有名か。
40年に渡るキャリアを持ち、1982年に引退。1984年に他界した際に覆面をつけたまま葬儀を行い、
素顔を晒すことは一度も無かったという伝説を持っている
(メキシコでは正義のシンボルに挙げられるほどのテクニコで、あまりの人気にコミック・映画化されている。
 コミックは初期のものは悪党を正義のヒーローである彼がやっつけるという筋書きだったが、
 後に出版されたものでは悪霊宇宙人マフィアフランケンシュタインなどとも戦っている)。
日本ではザ・グレート・サスケ岩手県議会議員がマスクをつけたまま会議に出席することが物議を醸したというエピソードも有名。

他の格闘技と大きく異なり、出場選手は小柄な者が多い。
重量のある選手による打ち合いではなく、身軽な選手たちによる投げ技や関節技、軽業のような空中技が特徴で、
ロープを利用して宙を舞ったり相手の選手に向かってダッシュし、スライディングで股の下を抜けて技をかけたりと、
とにかく派手なアクションで人気のあるジャンルでもある。

原因や理由が不明だが、世界中のプロレスに対して鏡写しの動きをするのが特徴
(通常ヘッドロックは体の左で相手をロックする技だが、ルチャリブレでは右でロックする)。


ゲーム中最も身長が低く、体重が軽い軽量級のキャラクター。
マッスルボマーDUOでは、設定されている特殊タッグの相手はゲーム中最大の身長のタイタン・ザ・グレート
タッグを組むとTHE DEADLY BROTHERSというタッグ名になる。
『ストリートファイターIV』に登場するエル・フォルテとグラフィックとプロフィールが酷似しており、
同じルチャドールであることから同一人物ではないかとの説もあるが、真相は不明
(補足しておくと、どちらもルチャドールとしては一般的な格好をしている)。
エル・フォルテは幼少のころにサンダー・ホークの村を飛び出し、
ルチャと料理人の二束わらじで生活しているが、具体的なことは意外と謎が多い。
エル・スティンガーは北斗の拳の原哲夫先生のデザイン版権の問題があるので、
やむをえずエル・フォルテというキャラになったという噂もある。
ただし、ストIV開発した小野Pインタビューによれば、
スタッフに猛烈なルチャドールファンがおり「新キャラに出したい!」と会議で主張したとか。
真相は闇の中だがこういうこぼれ話もある、ということで
(小野Pの発言でバイソンがストⅠのマイクと同一人物という説が流れた例もある)。
まあアレックス=ザラゾフ説なんてのもあったし、そういうのを狙ったお遊びなのかもしれない。

その後「シャドルー格闘家研究所」で語られたエル・フォルテの設定によると、
「ルチャの師匠はあのエル・スティンガーも育てた伝説のレスラー、メテオリトJr.」
つまりフォルテとスティンガーは別人だが、兄弟弟子であることが語られた。

原作での性能

全キャラ中最も小柄で、ナンバーワンのスピードを持つがそのぶん体力が低い、所謂キャラとなっている。
その性能を生かしたヒットアンドアウェイの戦法が主なパターン。

通常技から通常技がつながるため、ラッシュが強力。
ダッシュジャンプ弱キックは発生が早く、判定が強い上に空中コンボ判定もあるので鬼のように強い。
これを利用して鋭く飛び込み、鬼のようなラッシュを仕掛けていく戦法が強力。
スライディングは先端ならばガードされてもほぼ反撃を受けることは無いので強気に攻めていける。

リーチと攻撃の威力が低いという弱点があり、高火力のキャラにつかまると一発で逆転されることもあるため、
機動力を生かし相手の攻撃を上手にかわしながら攻めることが求められる上級者向けのキャラクター。
使いこなすまでが難しく、ワンミスが死に直結することもあるが
使いこなせるようになるとスピーディーな攻めを展開できるため爽快感のあるプレイが可能になる。

設定の通り、必殺技は派手なアクションのものが揃っており非常に見栄えが良い。
頭から相手に突っ込む突進技のスクリューダイビング(ゲーム中では何故か「スクリューダイバー!」と言う)、
ロープを利用して空中高く飛び上がり空中から相手に襲い掛かるメテオサザンクロス・スパイラルムーンを持つ。
移動技のバック転は無敵があるため、安定して相手から逃げられるので使いどころも多い。

必殺投げは相手の体を駆け上り、頭突きで怯ませて大ジャンプし、もう一度頭突きを食らわせるという、
どこかで見たような技のアトミックダイバー。


MUGENにおけるエル・スティンガー

ですからー氏の製作したアレンジ仕様のエル・スティンガーが公開されている。
氏製作の他のマッスルボマーキャラと同じくプロフィールの身長を考慮して拡大されているが、
やはり他のキャラクターに比べるとかなり小柄。
ボイスは『キン肉マンⅡ世』のスカーフェイスのもの(CV・乃村健次氏)を使用している。

システムは氏製作のマッスルボマーキャラと同様セービングアタックガードキャンセルのほか、
攻撃がヒットしないと攻撃力が最大1.9倍まで上がり続けていく「我慢補正」など。
我慢補正が火力の無さをカバーしてくれるので、かなり戦いやすくアレンジされている。

ゲージ技はアトミックダイバーとアクロバシア・アビスパの2種類。
アクロバシア・アビスパは宙返りをしながら突進し、連続で体当たりを決める技。
どちらも決まった時は爽快な上に、必殺投げでKOした時のリングめり込みも再現されているので是非狙っていきたい。

AIも氏によるものが搭載されており、軽快な攻めを見せてくれる。
大型でパワー溢れるレスラーが多い中で、小柄で華麗な戦いを見せてくれるためプロレス系の大会でも出演機会は多く
肉好きの視聴者から「あ……あの体勢は!!」「キン肉族三大奥義のひとつ、マッスル・リベンジャー!!」の書き込みが絶えない。
だが彼が使うのはキン肉マンマリポーサが使った 偽物の マッスル・リベンジャーであり、本物とは異なる
(原作を知っている人なら周知の事で、そこも分かっていてコメントしているのだが、知らずにこれで覚えてしまうと注意)。
そのため、キン肉マンゼブラが一緒に出場している大会では彼らが突っ込んだり、
マリポーサに天罰を喰らわせたキン肉族先祖が怒っているコメントが見られるようになっている。
+大会ネタバレ
MUGENプロレス単発タッグ大会ファルコ・ラ・パッショーネと飛翔タッグを組み、正義チームを初戦で撃沈するという波乱の開幕を演出。
その後ゼブラ&アストロの技巧チームとも観客を魅了する好試合を演じた。特に2ラウンド目にアストロを倒したツープラトンは本物のタッグチームのよう。

さらに、彼と同じ空中殺法を得意とするレスラーたちを集めたMUGENプロレス飛翔選手権で貫禄の優勝を見せる。
ここで「オレはキン肉マンマリポーサじゃねえぞ」とアピールしてみたものの、エンドロールのバックでなぜかロビンマスクと対決。
アトミックダイバーをユニコーンヘッドで返され、ファイアータービンの追撃を喰らい、とどめにロビン・スペシャルを受けてKOされた。
完全にマリポーサである。




「俺は蝶の羽と蜂の針を持っているのさ」

出場大会