ところ天の助


「揺れるんだよ、キミ達の声の振動で」

プロフィール

身長:自由自在(普段は155cmほど)
体重:45パック分(何の45パック分かは不明)
血液型:ライチ型
年齢:賞味期限切れ(自称・ところてん歴34年)

週刊少年ジャンプで連載されていたギャグ漫画『ボボボーボ・ボーボボ』の登場人物。
見ての通り(?)、食べ物のところてんである。
アニメ版でのCVは 園部啓一 氏。格ゲー的には『堕落天使』の人造人間タロウ。
PS2『ハジケ祭』では 長嶝高士 氏が演じている。

ひらがなの「ぬ」が好きであり(ちなみに嫌いなのは「ね」)、「ぬのハンカチ」を筆頭に「ぬのグッズ」を大量に所持している。
中でもぬのハンカチは防御に使用される事も多いが、機能しているかどうかは甚だ疑問である。
ゲーム版ではミニゲームの一つにインベーダー風のゲームがあるが、そこでは防壁の代わりにぬのハンカチが使われている。
しかし防御できず貫通し、ただボロボロになっていくだけと言う悲しい性能だった。
なお、彼が「ぬ」を偏愛する理由は、作者がたまたま見かけたカタカナの「ヌ」のハンカチに強烈なインパクトを覚えたかららしい。
そのあまりの存在感から、ぬのハンカチは作品の壁を越え『遊☆戯☆王』や『ぬらりひょんの孫』に登場する事となり、
ついにはゲームの予約特典やDVD・BDBOXの付録などで実物が製造されるまでに至った。

「ぬのハンカチ…お前にはいつも助けられてばかりだ…」

毛狩り隊Aブロックの隊長であり、初登場は第2話と実は首領パッチより早い(ちなみに首領パッチは第3話)。
ボーボボ出現で騒然となる会議にて、他のブロック隊長の大声を一番上のセリフで止めたのが初登場。
「プルプル真拳」の使い手で、ブロック隊長を任されるのに相応の実力を持っている。
…が、ボス格の敵を倒したかと思えば、「ぷるん」の効果音1つで終わり・そうでなくとも大したダメージにならなかったりとムラが激しい。
本人の戦闘意欲に左右されるようである。
敵として登場していた頃は主人公達と互角に戦っていた上に自分の身体を利用してヒロインを溺死させようとしたのだが、
味方に引き込まれて以降はビビりのザコキャラというポジションになった。
というかこの漫画で戦闘能力とかまともに考察するだけバカみたいなもんだが
また身体が柔らかいため、敵の攻撃を喰らったりボーボボに盾にされるなどしてバラバラになってしまう事も多いが、大抵すぐに復活している。
ちなみにアニメ版ではそう言った類は規制が入っていたのだが天の助はアニメ版でもしっかりバラバラになった
アレか、ところてんだから規制関係ないのか

20年前はDブロック基地隊員であり、その後黒板消しになったが使われる前に溶け、
スーパーで10円で投げ売りされていたが買い手がつかず、そこを再び毛狩り隊にスカウトされAブロック隊長となる。
なお、スカウト理由は真拳使いである事と、100年前の伝説のAブロック隊長ハンペンと似ていたかららしい。
ちなみにそのハンペンとは本編で後に戦う事になり、同じ食べ物キャラという事で激しくライバル視していた。
Aブロック基地でボーボボと首領パッチが融合したボボパッチに敗れ、その後再びスーパーで10円で売られるが、
ビュティをさらった軍艦(ボーボボの幼馴染にしてライバル)と戦うための戦力としてボーボボに買われる。
その後はまたスーパーで売られていたらしく、ライス編ではキャプテン石田にこき使われていたが、
キャプテン石田がボーボボに倒された後に再び一行に加わった。
これ以降ボーボボ、首領パッチ、天の助3人での共同戦線が多くなり、「3バカ」と総称されるようになる。

味方になってからはもっぱらいじられキャラであり、
真っ先に敵にやられたり前述のようにボーボボに盾にされたり、「ところ天マグナム」*1として頭を撃ち抜かれたりする事が多い。
しかし「聖鼻毛融合(ボーボボ・フュージョン)」で"ボボパッチの助"や"天ボボ"といった融合戦士も生まれたりするため、戦闘面で全く役に立たないわけではない。
事実、元部下であるAブロック副隊長カツがAブロック隊長に昇格して始末しにきた時は普通に一蹴している*2

ちなみに作者によると、元々は一番上のセリフを言わせるためだけに登場させた使い捨てキャラだったらしい。
しかし予想外の人気が出たため再登場を果たし、果ては主要キャラの一人にまで出世したというサクセスストーリーの体現者でもある。

+ そして時は2021年6月10日…
農林水産省のツイートにて、今食べたい食品にところてんを挙げた際に、大量の「ぬ」の字が書かれた画像をアップした
ちなみによく見ると「ね」も混ざっている
農水省というお堅い場所がまさかのボーボボネタを出した事にネットは騒然となった。
『グラブル』の時といい政府にもハジケリストがいたのか


「面白い、食してみるか?」


MUGENにおけるところ天の助

樹(ju)氏による『爆闘ハジケ大戦』のドットを用いた天の助が存在していた。
現在は2016年のフリーティケットシアター終了によるサイト消滅で入手不可。
搭載されている技も『爆闘ハジケ大戦』がベースになっており、
飛び道具の「ところ鉄砲玉」、自分もダメージを受ける「命枷殺」などがある。
超必殺技「ぬの裁き」はガード不能の突進技で、ヒット直後~硬直終了までは完全無敵。
「ヒット硬直が異常に長い攻撃で相手を足止めし、その隙に追撃してダメージを与える」という変わった処理の技で、
ステートを奪わないため、ハイパーアーマー持ちのキャラが相手でも強引に当てられる。
2種類のコマンドで繰り出すことができ、うち一方を入力すると後ろに突進するのだが、これはれっきとした原作再現である。
蓬莱氏により外部AIも製作され、本体の更新でデフォルトAIとして搭載されていた。


「死ぬなんて簡単に言ってはいけません…」

「人は1人ではないのです
 アナタが死んだら悲しむ人がいるでしょう…」

出場大会

出演ストーリー



*1

漫画『キン肉マン』の悪魔超人サンシャインとアシュラマンのタッグ技「サンシャインマグナム」が元ネタ
(ところ天の助がところてんなのに対し、サンシャインは)。
しかし「ところてん突き」をイメージさせる技であった事に加え、当時はメディアミックスを含め『キン肉マン』でこの技が使われることが少なかったため、
世代によってはところてんマグナムの方が有名だったらしく、
2022年になって久々に『キン肉マン』本編で使用された時に、初めて元ネタの存在を知った読者も多かったとか。
逆に今の子供達は「パック入り(突き済)ところてん」の所為でところてん突きを知らないかもしれないが

*2
カツはこの作品には珍しく、ギャグ抜きで使える技と終止シリアスな佇まいから、
読者からは天の助より強そうという声まであったキャラで、これ程の実力差があったことは仲間にも驚かれている。
余談だが、近い時期に同誌の他の漫画でも「副隊長隊長に挑み敗れる」というシンクロニシティが起きたので、読者からネタにされたとか……。


最終更新:2024年01月08日 21:14