九紋龍史進

史進(ししん)は、中国の小説で四大奇書の一つである『水滸伝』の登場人物。

天微星の生まれ変わりで、序列は梁山泊第二十三位の好漢。登場時は18、9歳。
精悍な美丈夫で上半身に9匹の青竜を象った見事な刺青があるためあだ名は九紋竜(くもんりゅう)。
元禁軍教頭の王進から武芸十八般を伝授された武芸者である。
得物は三尖両刃四竅八環刀(先端が三叉の大刀で、柄に4つのかざり穴と8つのリング状の宝玉を填めた武器)。
百八星の中では最初に登場するが、前半の活躍に比べ、後半は度々失態を演じるなど尻すぼみに終わってしまう。
日本では若く刺青を入れているという設定が粋好みの江戸っ子に気に入られたため、
江戸時代は武者絵の題材に好まれ「九紋竜」の四股名をもつ力士が現れるほどの人気を博した。
今でも「九紋竜史進」で画像検索すれば、大量に龍の刺青がヒットするぐらいである。

+ その生涯

横山光輝の『水滸伝』でも原作通り一番最初のエピソードに登場するが、やはり主人公的役割を「豹子頭・林冲」や「及時雨・宋江」に取られ、
外伝エピソードで項充に敗北したりといまいちパッとしない。そのくせ死亡シーンはしっかり描かれてみたり。
なお横光版史進の得意武器は、原作の三尖両刃四竅八環刀ではなく、王進(と李忠)に習った棒術。
当時は日中国交正常化前で資料が足りなかったため、作画しようにも形状がわからなかったという事情もあるが、
実はこの武器、百八星の一人「天目将・彭玘」と被っているし、せっかく棒術を通じて王進と出会ったり、李忠とのエピソードもあるのに
棒術を捨てて別の武器を使ったのではドラマに欠けるので、これが正解という気もする。
日本において史進=棒術の達人というイメージが強いのはこの作品の影響かもしれない。
また、スーパー横山光輝大戦といえる漫画『ジャイアントロボ 地球が燃え尽きる日』にも国際警察連合の一員として登場している。
また、日本テレビで制作された、横山版を原案としたテレビドラマ「水滸伝」においては、
第4話にて早くも東平府でのエピソードが再現され、早い段階から梁山泊入りすることになる。
こちらでは王進の役目は、主人公である林冲が担当している。演じたのは、初代ジャニーズことあおい輝彦氏だったり。

なお北方謙三版の『水滸伝』では最後まで生存する。
若い頃は師事した王進に似て武術馬鹿で融通の効かない部分があったが、実力は梁山泊でも屈指。
老いていくにつれて、豪放磊落な部分や、その一方で深い優しさを持つ好漢へと成長していくことになる。
武器は特注の赤い鉄棒。老いてからは副武器として日本刀を使用するようになった。 棒だけじゃなく玉も

+ 史進の黒歴史

(以上、Wikipediaより引用・改変)


格闘ゲームにおける九紋竜史進


「九紋龍史進とは俺のことだ!」

『水滸伝』の世界を舞台に狂った連続技の炸裂するデータイーストの格闘ゲーム『水滸演武』のキャラクター。
CVはAC版がデコ社員、コンシューマー版及びセガサターンのみで発売された『水滸演武 風雲再起』版が秀行氏。

ゲーム中では主人公的なポジションで、使用武器は剣。
ただ、他のキャラがこいつを筆頭に濃すぎる連中ばかりなのでいまいち目立たない。
なんというか、主人公(笑)ぎみなポジションであろうか。
と、言ってもあくまでマトモなため影が薄いだけであり別に主人公として認識されてない訳ではないので注意。
全体的に濃すぎるため他に主人公っぽい見た目のキャラがいないのもある。

性能的には万能パワータイプという位置付けである。
飛び道具、無敵技、突進技と非常にスタンダードな主人公タイプの必殺技を装備しているが、
突進技は素手状態のものでないと使い物にならないというのがなんともいえない。
普通の格ゲーのように、飛び道具で飛ばして無敵技で迎撃し相手の反撃を無敵技で刈るという戦い方をしてもいいのだが、
連続技が世紀末級の『水滸演武』ではダメージ効率からいくと連続技の研究をしなければどうにもならない。
さらに同作には「特殊ガード」の存在があるため、コンボの繋ぎ方を考えないと喰らってる途中で抜けられてしまったりもする。
同作独特のシステムについては『水滸演武』の項目を参考にしていただきたい。



MUGENにおける九紋龍史進

『水滸演武』のキャラは長らくMUGENには登場していなかったが、ですからー氏の製作した史進が登場。
原作独特のコンボや特殊ガード、紳士なボイス付きの勝利デモも再現している。 ウホッ!いい男
素手状態は省略されており、従って武器が壊れることも無い。
よく動くAIが標準で付いており、AIレベルを11段階に設定できる他、更新でAIの特殊ガードON/OFFを設定可能になった(初期設定はOFF)。
AIの強さは、デフォルトのAIレベル7では並~強、超反応のレベル11なら強ぐらい、
特殊ガードONだと食らい抜け&数秒間の無敵を活かしたゴリ押しを狙い、凶にランクインするレベル。
特殊ガードは原作どおり地上限定のため空中コンボには弱いものの、コンボゲー勢のAIは地上の相手に
「小足orジャンプ攻撃→浮かせ技」と繋ぐことが多く、そのコンボ始動を未然に止めてしまえるのが一種のAI殺しになっている。
なお、外部AI製作も歓迎とのこと。

AIの空中コンボが炸裂(3:59~)

「わりぃ事したなぁ、大丈夫かい?
     けど、手を抜いた勝負はしたくねぇしなぁ・・・」

出場大会

出演ストーリー

幻夢水滸伝 (ですからー氏製作の史進が王進役で出演。史進役はリョウ・サカザキ。ややこしい)
豆腐屋 早苗さん


*1
ある意味、水滸伝始まりの男である王進。彼は史進を指導した後、どこへ行ったのか。

+ 王進先生の行方

*2
実はこの史進の旅、今でも水滸伝研究の際によく話題になるほどのある問題を抱えていたりする。
何故なら、彼は王進を探して延安に行く途中で渭州に立ち寄ったのだが、地図では延安は少華山の真北にあるのに渭州は少華山の遥か西…と
まるっきり方角が違うのである。世間知らずの坊ちゃんだから方角わからなかったんじゃね?とも思えないでもないが

これに関してよくある答えは「水滸伝の地理関係は元々いい加減である」というものである。細けぇことはいいんだよ!
実際、水滸伝作中では他にもよくわからない遠回りをしたりしている好漢が多く登場している。
何故なら、水滸伝は十六世紀に成立したと言われているが実際の作中の時代は十二世紀とかなり年代がずれており、
更には中国特有の「時代によって同じ地名を全く違う場所に名付ける」というシステムによって地理関係が激変しており、
仕方なく成立当時の地名や伝承の地名、あとは完全に憶測で地名をつけていった結果、改めて地図にするとおかしなことになってしまったと思われる。

また、遥か東の東平府に昔なじみの娼婦がいるというのもおかしい話であるが、
これは前述の水滸戯にあるように史進は元々東平府辺りに登場するキャラクターとして話が伝わっていたため、
その名残であると思われる。まあ、今まで女っ気の薄かった史進が女を作っているなんてのもどうかと思う展開ではあるが。



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