シグナム


「ヴォルケンリッター烈火の将、シグナム。…参る!」

TVアニメ『魔法少女リリカルなのは』シリーズの登場人物。シリーズ二作目の『A's』から登場。
闇の書の守護者・ヴォルケンリッターの将。
ミッドチルダ式とは異なる「ベルカ式」(シリーズ三作目『StrikerS』以降は「古代ベルカ式」と表記)の魔法を扱う騎士
(ミッドチルダ式を用いる魔法使いが「魔導師」と呼ばれるのに対し、ベルカ式の魔法使いは「騎士」と呼ばれる)
守護者4人の中ではリーダー格で、実際に「リーダー」と呼ばれている場面もある。
その性格とピンク髪繋がりからか、ファンから「姐さん」呼ばわりされることもままある。
CVは清水香里氏。

ヴィータ同様、「ヴォルケンリッター」と呼ばれる八神はやての守護騎士で、その中でもリーダー的存在。
『剣の騎士』『烈火の将』の異名を持つ、生真面目で実直な騎士道精神を持つ武人。
家族として接するはやてに対しても常に敬語を崩さない(「主はやて」と呼ぶ)が、はやての優しさに安らぎを得ているのは他の騎士と同様。
凛々しい風貌の、外見年齢19歳前後の美人で、ピンク色の髪の毛などの外見は、
『なのは』シリーズのベースとなった『とらいあんぐるハート』における成長した綺堂さくらに似ている。
アッチの戦闘力も非常に高く、A's時点ではトップクラスだった。
しかし、それが災いしておっぱい星人主はやてから胸部マッサージというセクハラスキンシップを何度も受けているのだが…仕方ないね
初登場は『A's』の初回で、高町なのはを救出したフェイト・テスタロッサと交戦する形で登場。
フェイトのデバイスである『バルディッシュ』を中破させる破壊力を見せた。
が、そんな中でも自分に一太刀を浴びせた彼女の素質・実力を認め、ライバルとして意識するようになる。

言葉少なでクールな大人の女性に見えるが、その内は闘志の塊のような人物。
冷静な状況判断もできるのだが、戦闘中はどうしても目先の相手に集中してしまいがちで、
こういった面ではある種ヴィータの方が大人であると言っても過言ではないかもしれない。
はやてからは苦笑交じりに「決闘趣味」と揶揄されているが、本人も明言こそしないが自覚はあると思われる。
また、意外にも親しくなった人間を弄るフランクな側面もあるようで、
『StrikerS』では主であるはやてや仲間である騎士たちと共に正式に時空管理局に所属しライトニング部隊の副隊長となり、立場上フェイトの部下となるのだが、
そのことに恐縮してしまっているフェイトを見て、からかっている。

ヴィータ等が教官として新人達に訓練をさせている中、彼女は機動六課本隊とは別行動を取ることが多く、なかなか戦うシーンがなかった。
本人曰く「他人にものを教える柄ではない」ようで、たまに模擬戦に顔を出したり、エリオ・モンディアルに請われて教える事もあったのだが、
基本的に新人に「教える」ことはほとんどしておらず、戦闘シーンも終盤でのゼストとの決戦までほとんど無いという有り様だった。
そんな姿勢から時々「ニート」呼ばわりされる事があるが、上述のように模擬戦に顔を出したり等、彼女はちゃんと働いているので勘違いしないように。
その割には指揮官としての役目をほっぽり出して敵に突撃した挙句に突破を許したり、
あからさまな不審者っていうか事件の実行犯をスルーしたり、
交代部隊を率いている筈なのに交代部隊が出てくるべき場面で姿形もなかったり、
敵が攻めてきても会議室から出ようともしなかったりと本当に働いているのか怪しい部分もあったりするが

ちなみに「物を教える柄ではない」と言っていた割に
後の『vivid』では仲間のザフィーラとヴィータが近所の子供に格闘技を教えている八神家道場の門弟であるミウラに稽古をつけている描写がある。

その後の『Force』では、ゼストから託されたアギト(仮面ライダーでも闇のなんとかでもない)と共に行動している。
古代ベルカ産の融合騎であるが、普段は食生活に無頓着なシグナムの世話を焼くのが主な役割である。
何気に料理やデバイスの外装(という名のぬいぐるみ)を作ったり家事万能である。まさに嫁。
余談だが彼女がゼストとルーテシアに語った理想の主がまんまシグナムであった。
また、『Force』と同時に連載されている『vivid』では主要人物のデバイスの外装(見た目は猫のぬいぐるみ。可愛い)を作ったこともある。
ソーシャルゲーム『Innocent』では体育大に通いながら剣術 草間一刀流の師範代をしており近所の子供達やプレイヤーの分身からの通称は師範

戦闘スタイル

接近戦のスペシャリストとして非常に高い戦闘能力を持っており、上述のようにフェイトとの初戦では彼女に圧勝している。
彼女がデバイスの強化を果たした後も「クロスレンジでもミドルレンジでも圧倒されっぱなし」と言わしめていた。
魔力変換資質「炎熱」を保有しており、魔法や斬撃にはをともなうものが多い。

使用デバイスは剣型のアームドデバイス、炎の魔剣「レヴァンティン*2
幾多の戦いを主と共に潜り抜けた、シグナムの騎士としての誇りの象徴的存在。
基本形態は片刃の長剣「シュベルトフォルム」で、片手・両手でそれぞれ扱えるサイズとなっており、シグナムは通常戦闘のほぼすべてをこの形態で行う。
本体機能の大半を剣としての機能強化に注ぎ込んでおり、所有者の魔法補助についてはほとんどサポートしていないが、その分絶対的な強度と切断力を有する。
特に刀身に魔力を乗せた斬撃「紫電一閃」の威力・バリア破壊能力は驚異的。
また剣本体の運用や魔力圧縮をサポートする「鞘」と対になることで、さらなる威力を発揮する。
Sts以降も見た目は変わっていないが最新のパーツを使ってバージョンアップしている。

"Schwertform(剣形態)!!"

第二形態は鞭のような形態、所謂「蛇腹剣*1」の「シュランゲフォルム」
伸びた刀身はシグナムの意志によって自在に操作が可能で、中距離で鋭い動きで対象を取り囲んだり、
対象を絡め取って貫いたりする他、踏み込みや力をこめた斬撃が難しい間合い・角度での瞬間攻撃にも使用する。
卓越した騎士であるシグナムだが、この形態を使用する間は甲冑強化「パンツァーガイスト」の使用・刀身での受けが困難であるため、防御能力は大幅に低下する。
受けに回ることなく、一気呵成に攻め込むための形態と言える。

第三形態は鞘と剣を連結させた弓「ボーゲンフォルム」。本来ベルカの騎士が不得意とする「遠距離」を制する、一撃必殺の攻撃を達成するための形態。
鞘と一体化して形成された弓本体は二つのカートリッジスロットを備えており、
その魔力のすべてを矢に集めることが可能。そして刀身の一部を流用して生成される矢は、ごく短時間ながら集積した魔力を保持したまま飛翔する。 
「シュツルムファルケン」の名を与えられるこの射撃は、発動・発射には多大な隙を生じるが、
到達速度・破壊力の2点においては、シグナム保有の攻撃魔法の中でも最大級の性能を誇る。
しかし変形に1発、矢の形成と発射毎に2発のカートリッジをそれぞれ使用すると少々燃費は悪い。

「レヴァンティン、お前の主は、ここで引くような騎士だったか?」
"Nein(否)."
「そうだレヴァンティン。私は今までも、ずっとそうして来た!」

(以上、wikipedia及びなのはA's公式サイトより転載、改変)


MUGENにおけるシグナム

禊氏による手書きのものが製作されている。
無限ロダ・Axfc UpLoader・作者のSkyDriveの三箇所で配布されているが、ファイルの中身は全て同じ物のようだ。

攻性防禦のように近接攻撃を防ぐと反撃するプロテクションや、
自身にアーマーを付加(弱版はその場でアーマー状態に、強・EX版は回数制のアーマーを貼る)するパンツァーガイスト等、防御面のシステムが強い。

戦闘距離としては近~中距離が強いが、所持している飛び道具は画面端まで届かないため、遠距離型との相性が悪め……と思いきや、
突進技の紫電一閃が飛び道具に対して無敵なので、無理やり接近する事も可能。
とはいえ弱版は端まで届かないし、強・EX版は逆に近いと当て辛いのだが。

シュツルムファルケンも搭載されており、演出面などの原作再現度は高く当たれば強力だが、
無敵が無く発動までに時間がかかり過ぎるので、実戦ではまず発動できず実質ロマン技である。
AI戦ならば相手がゲージ溜め中だったり、待ち主体で固まってくれたりすれば、決められない事も無いかも知れないが……

デフォルトでAIも搭載されているが、readmeなどによるとあくまでやっつけらしく、そこまで動きがいいわけではない。
とはいえパンツァーガイストのEX版が非常に高性能なので、うまく発動できれば……?
デフォルトAIでの挙動の様子?・1(6:11~)
デフォルトAIでの挙動の様子?・2(3:51~)


外部AIの方は、ポニテ杯主催者のピッコロ大魔王氏によって、
大会で使用されたAIが、その他のキャラのAIと一纏めになって、下記動画にて公開されている。
氏曰く『あくまで「無いよりはマシ」程度の代物』との事だが、大会用のAIだけあって良く攻めるAIであり、10段階のガードレベル設定も可能。
ダウンロードURLは下記動画に
大会での戦いぶりの方はこちら(10:28~)


またコルクボード氏による簡易AIも、下記動画で公開されている。
ReadMeによると「調整中と言うかお試し版」らしく、「動画などに使っても構いませんが、できれば最新の物でお願いします」とのこと。
ただ簡易AIとはいえ、積極的にアーマーを張りガン攻めするスタイルは相当強く、
お互いデフォルト設定ならナイアさんとも良い勝負ができるほど。

氏曰く3段階の「AIレベルもどき」が設定可能で、
レベル1だとAI殺しな回数制アーマーをまとう「パンツァーガイストEX」を使って来ない。
また、レベルを上げる毎に隙のある技の使用確率が減り、
レベル3だと効果の割に隙の多い「パンツァーガイストB」やロマン技の『シュツルムファルケン』を完全に使わなくなるなど、調整に使えるようになっている。

なにしろ参考試合を見ての通り、パンツァーガイストEXは自重無しで使えば相当なAI殺しとなり、
特に投げキャラ相手だと一方的に倒してしまいかねない強力な技なので、大会のランクによってはAIレベルを1にしておくのが良いだろう。

+大会ネタバレ
「ソードアート・インフィニティ」ではガンダムエピオンと「騎士道タッグ(と言うか蛇腹剣つながり)」を組み、
アーマーを使用した力押しや、エピオンがになっている間に後方からシュツルムファルケンを放つ戦法で、ベスト4への進出を果たした。
ダウンロードURLは下記動画に
大会での戦いぶりの方はこちら(15:40~)
なおコルクボード氏のAIは、
他のAIとの区別のためか「displayname」だけでなく『name』の方も『Signum(co-AI)』となっているので、
p2nameに反応させたい時はそこを修正すると良いだろう。


他にもライダー未満氏によってロマン技を狙ってくる外部AIも公開されていたが、
外部AIのreadmeに書かれているように、一般的なAI戦で活躍できるような強さではなく、現在はAIの動画使用は禁止で公開も停止中
数少ない出場動画(3:34~)



出場大会


出演ストーリー



*1
+蛇腹剣の解説
蛇腹剣とは、剣の刃が分離して複数の刃がワイヤーなどでつながったの形に変形する剣のこと。
架空の武器で1984年のロボットアニメ『機甲界ガリアン』に登場したガリアンソードが初出と言われており、
この形の武器はそのままガリアンソードと呼ばれることも多い。

ちなみに刃物に限らなければ、多節棍と呼ばれるの形態を使い分けられる武器は実在している。
尤も「刃の向き」と言うのを気にしない棍棒だから許されるのであって、現代の技術で蛇腹剣を作っても実用性は無い。
フィクションだからこそ、その機能性を発揮できる武器の典型と言えよう。

MUGENや格闘ゲーム的にはワールドヒーローズジャンヌの武器とかが有名でこの人この人もそういった武器を装備している。
その他格ゲーではアシュラブレードラスボスであるS・ガイストエヌアイン完全世界のテンペルリッターが蛇腹剣使いである等、
格ゲー界では割と頻繁に見かける武器でもある。
性能としては、リーチの長さと攻撃範囲の広さが強調され反映やすい一方、
使用後の硬直や隙が大きく設定されるなど、大型武器の使い手と似たような扱いになることが多い。
ただしコイツに限っては台パンも辞さない永久用武器と化す

さらに言うとワールドヒーローズのジャンヌはシグナムのレヴァンティン3形態とまったく同じ戦闘スタイルも持っている。
上記のように彼女の剣も鞭に変化できるが、さらに弓矢に変化する技が後に追加されている。何という偶然。
ちなみにジャンヌの登場するワールドヒーローズは最終作が1995年、シグナムが登場するリリカルなのはA'sは2005年で丁度10年周期。
90年代と2000年代を代表する女騎士キャラ&女剣士キャラは数多くあれど、この関連は興味深い。

*2
+余談
後の話になるが、TRPG『ナイトウィザード』のファンブック『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』収録のCDドラマ「無常の月」で、
清水氏は副主人公と言える朔野美景を演じている。
美景は1000年に1度転生する「月の守護者」の候補なのだが、
この「月の守護者」が用いる剣の名が「レーヴァテイン」という(公式ルールブック記載のアイテムである)。
収録時、清水氏が『ナイトウィザード』のゲームデザイナー・菊池たけし氏(通称「きくたけ」)に剣の名を確認した瞬間、
きくたけは大狼狽した挙句、周囲から「やっちゃった、やっちゃった」の大合唱を食らい、恥ずかしい思いをしたという。
そもそも「レーヴァテイン(レヴァンティン)」とは、北欧神話に登場する神の剣で、
もともとは世界樹「ユグドラシル」の頂上に立ち世界を照らす雄鶏ヴィゾーヴニルを討つため、
道化神ロキが鋳造し、炎の巨人スルトの妻シンマラに託された剣である。
ベルカ式の魔法や魔道具のネーミングは北欧神話ケルト神話に原典が見い出せるものが多く、
きくたけが制作に関与したTRPGにも北欧神話やケルト神話からアイテムや魔法、神々の名前を引用した作品があるので、
単なる偶然に過ぎないのだが(きくたけとは関係ないが彼女もMMOでレヴァ剣を拾ってる))…『なのは』シリーズの威光恐るべし。