山崎竜二



「百年早ぇんだよ…!」

格闘スタイル:我流喧嘩空手(餓狼)/我流喧嘩殺法(KOF)
出身地:日本
生年月日:1963年8月8日
身長:192cm
体重:96kg
血液型:A型
趣味:ナイフコレクション
大切なもの:自分の利益に関わることすべて
好きな食べ物:馬刺し、豚足料理(故郷沖縄の料理の中では)
嫌いなもの:労働(餓狼3~KOF2002)/キレイ事(KOF2003~)
特技:3日は不眠でいられること
得意スポーツ:なし
好きな音楽:なし
職業:闇のブローカー
年齢:31歳(餓狼3)/33歳(RBS、KOF)

キャラクター設定

餓狼伝説』シリーズに登場する闇のブローカー。沖縄出身だが施設育ちで家族はいない。
香港を拠点に武器の密輸や密入国の幇助などで生計を立てている。
よく職業を ヤクザ極道 と誤解されている(あながち間違いとも言い切れないが)。

声優は同シリーズの望月双角、『MOW』の牙刀や『月華の剣士』の黄龍と同じ石井康嗣氏。
あすか120%』の山崎竜子とは全くの無関係。だがCDドラマでは……(本項でも後述)。
『KOFXIV』では『サムスピ』の羅刹丸などを演じた最上嗣生氏に変更されている。

厳しい環境で育ったためかその性格は理知的、合理的かつ狡猾。
常に「利益を得ること」と「生き延びること」を第一に考えており、無用な戦いは極力避け、いざとなれば卑怯な手を使うことも厭わない。
しかし一度利き手である左手を抜くと奇声を発し、狂気に任せて目の前のものを破壊する猟奇的な性格に変貌する。
これは駆け出しの頃闇社会で生き抜く術と喧嘩空手を教わった恩人、反町が生前に威力を褒めてくれた利き手の左手を見る度、
組織に裏切られ殺された反町の無念を思い出し、正気を失ってしまうため。
普段は左手をズボンのポケットに隠している*1のも精神状態を安定させるためである。
通常は冷静で頭の切れる人物なのだが、シリーズが進むにつれて他の 既存の悪役キャラ達との棲み分けの関係上 か、
(例:前述の「冷静で頭の切れる人物」=このお方が既にそういう性質を有している)
特徴付けとして狂気の側面ばかりが次第に強調されるようになってしまった。


餓狼シリーズでは『3』から登場。香港で「秦の秘伝書」の存在を知り、
興味を持った山崎は一族の血を引くという秦兄を探し出すことに成功する。
利害が一致した三人は秘伝書を全て揃えるために手を組み、そのうちの一本が存在しているというサウスタウンへ向かう。
そして現地で元キックボクシング世界チャンピオンであるフランコ・バッシュの息子を誘拐、
人質に取ってフランコを脅迫し、手駒として利用していた。
しかし香港から追ってきた刑事ホンフゥの執拗な追跡により失敗に終わり、フランコの息子は山崎の元から救出される。
秘伝書も三巻揃ってギースの元へと渡ってしまった。
それでも諦めず、そのままサウスタウンに潜伏していた所へ、ギース側からKOFへ招待される事となる。
秦兄弟(の先祖)とは内心お互い相手を利用しようとしており、『RBS』でそれぞれの勝ち台詞を見る限りでは、用が済めば始末するつもりでいたようだ。

「ポリ餓狼」こと『餓狼伝説WILD AMBITION』では、
基本的なストーリー設定が初代餓狼基準であるにも関わらず、人気が高かった為かプレイヤーキャラとして登場。
ここではサウスタウンへやって来た理由が「ギースコネクションの獲得」となっている。
しかしこのゲームは他にも一作目と比べて矛盾点が多く、これを正史と見るかパラレルと見るかは
ファンの間でも意見の分かれる部分である。

THE KING OF FIGHTERS』シリーズにも'97から出演*2しており、
(ちなみに先立って'95の江坂ステージにマリーと共に背景キャラとして出演している)
「蛇使い」という技にオロチ(大蛇)との関連性を感じたのか「オロチ八傑集」の一人という重要ポストも与えられている。
(実際に設定上関連性ができたのは「倍返し」の方だが)
ただし単に血を受け継いでいるというだけで山崎自身は地球意思などにはおよそ無関心で
によるオロチ復活の召集にも応じず、自らの行動理念に基づいてKOFに参加した。
なお、これは『KOF』開発チームが『餓狼伝説』開発チームに頼み込んで実現した 『KOF』限定の独自設定 であり、
『KOF』シリーズのみ人外のオロチ一族だが、原作の設定ではあくまで 人間 である。
またKOFシリーズでは特に既に山崎の特性と定められた「狂気」の一面だけがクローズアップされた節があり、
この脚色に関してはファンの間でも賛否両論がある。例えば、'98のインタビューで レポーターに暴力かまして半殺しにしたりとか。
2002の公式絵ではまるでゴリラのような酷いことになっていた(2002の公式絵が酷いのは彼に限った話ではないが……)。

……とはいえ、山崎がおかしくなり始めたのはあくまでも餓狼本編から。
『リアルバウト餓狼伝説』では中間デモでギースに対しキレかけた台詞を吐き飛ばしたり、
KOF'97より半年前に稼働開始した『リアルバウト餓狼伝説スペシャル』の時点で既に 「ケェヘヘヘ!」 というキレた笑いを発していたり
キムのEDでは鳳凰脚を食らって 「ゆるしてチョンマゲ」 などとのたまっていたりした。
これらも、前述の「(既存の悪役キャラクター達に対する)棲み分け」の関係と思われる。
'97のキャラクターブックによると、「山崎がふだん暴走しているのは オロチの血のせいではなく持って生まれたもの
とコメントされており、オロチが封印されたとしても、彼の性格は変わらないだろうとのこと。

そんな彼だが、『2002UM』の勝利台詞は久々に理性を保った冷静なものになった。
無印RBから数えると…… ざっと13年振り と言ったところだろうか。

「邪魔なんだよ、このチンピラが…… ベッドの上で死にたきゃ道を開けな」

+ ヨーサン(弱い)…!

+ 我流喧嘩空手みせたるぜぇ!!

+ ドラマCDの「山崎竜子」


ゲーム中の性能

体が大きいため、通常技(特にキック系統)のリーチが長い。
当身技の「サドマゾ」*3。や飛び道具を反射する「倍返し」を持ち、中距離から相手にプレッシャーを与えつつ戦うのを得意とする。
接近戦においても突進技の「裁きの匕首」、高威力のコマンド投げ「爆弾パチキ」「ドリル」を持つ。

「蛇使い」は上中下いずれかの方向にリーチの長い一撃を放つ技*4
下段が追加されたのは『リアルバウト餓狼伝説スペシャル』からであり、それまではコマンド入力で予備動作(溜め状態)、
そこから方向キー+ボタンで上段と中段を使い分ける技だった。
『RBSP』以降の作品では、バランス調整の為か最初のコマンド入力の時点で発射方向が決定されてしまうようになり、使い勝手はかなり低下した。
リアルに考えるとかなり不自然な話だが、元のままでは強力すぎたのでこれも一種の格ゲー補正と割り切るしかない。リアルバウトなのに
中ボスとして初登場した『3』では発生、リーチ、威力ともチート級の性能だった(4発当てれば相手は死ぬ)。
ボタンを押しっぱなしにすることによってタメることも可能で、作品によってはさらにタメを解除(「蛇だまし」)することもできる。
また『RBSP』『RB2』『KOF'98UM』では最大まで溜める事で下段中段上段の順に3連発する「大蛇」が使用できる。
威力が非常に高く、『KOF'98UM』では画面端に限り追撃が可能だが溜め中は無防備なため実戦での実用性はほぼ無い。
通常技を「蛇使い」でキャンセルしてさらに「蛇だまし」へ繋げて隙を無くす 「蛇キャン」 と呼ばれるテクニックは
固めやコンボに重宝し、山崎使いには必須のテクニック。
なお、作品によっては「蛇キャン」を用いた永久コンボが可能なものも存在するが、
コンボを続けるには最速のコマンド入力が要求され、しかもその猶予がほぼ1Fという修羅の技であるため、
バランス崩壊を招いたことは一度としてない。むしろ決めたら尊敬されると言う奇妙な永久コンボである。

超必殺技、または潜在能力の「ドリル」は相手を掴み、攻撃に移るまでにボタンを連打、
その連打の数によって演出が変わりヒット数・威力が変化するという特性を持っているコマ投げである。
初出は『RB餓狼伝説』。
普通は1~4までだが『餓狼伝説WILD AMBITION』、『RB2』、『KOF'98UM』ではレベル5まで存在する。
KOF'98UMではレベル5はもう1本ゲージを消費して出すロマン技
KOFやCVSでは複数ボタン連打できるのでそれほど難しくはないが、
餓狼シリーズでは対応ボタンが1つしかないのもあり、かなりの連打が必要とされる。
特に『RB餓狼伝説』のLV4、『餓狼伝説WILD AMBITION』のLv.5は受付時間に対する連打数がキツく、
後者に至っては某名人でもないと出せないと言われていたことも。
KOFでは通常版4段階+MAX版4段階の8パターン、CVSではCグルーヴを選択することでLv.1~Lv.3×4パターンの12パターンが拝める。
余談だがレベルが上がるほど威力が増すこの技であるがKOF'97においてはMAX版のLv.2の威力が最大ダメージとなっている。
まあ殴るより斬りつける方が威力が高いだろうが。
『RBS』以後各レベルの攻撃パターンが統一化されていく中、『餓狼伝説WILD AMBITION』の「ドリル」は
完全にオリジナルモーションとなっているので未見のファンは必見である。
+ ゲーム中での余談

「このアマチュアがァァァ!!」
「イッペン死んで来ォォ~い!!」


MUGENにおける山崎竜二

某お笑いタレントにひっかけて「ザキさん」などと呼ばれる。
動画中で活躍したりすると「ザキさんマジパネェっす!」というコメントがつくことも。
また、彼が登場する動画の多くでは、山崎パンの「山崎春のパン祭り」という有名なフレーズと、
彼自身の奇声にひっかけて「山崎春の ヒャア 祭り」または「山崎春の ドリル 祭り」(「春」の部分は、そのときの季節によって変わることもある)
というタグがつけられている。

餓狼3~RB餓狼

+ 虻蜂氏製作 餓狼伝説3&RB餓狼伝説仕様

RB餓狼SP~RB2

+ 虻蜂氏製作 RB餓狼伝説SP&2仕様

KOF

+ Sander71113氏製作 KOF98仕様+アレンジ
+ Men'sClub氏製作 KOF2002UM仕様
+ H"氏製作 KOF2002+SVC+アレンジ仕様
+ ぱんだごん氏製作 KOF2002+アレンジ仕様
+ TightRiam氏製作 KOF2003+餓狼アレンジ
+ 斑鳩氏製作 KOF'98仕様

アレンジ

+ アフロン氏製作 「ヴァイオレント山崎」
+ 邪氏製作 「山崎竜二」
+ 邪氏製作 「山崎竜二」リメイク版
+ 119way氏製作 「malenko」

CVS

+ 悪咲3号氏製作 CVS2仕様
+ 島村鰐氏製作 餓狼伝説風味アレンジ入り仕様

出場大会

+ 一覧

出演ストーリー

+ 一覧

その他



*1
デビュー作である『餓狼伝説3』のグラフィックではキャラが左向き(2P側)の時に左手を隠している。
他は左右対称なデザインのキャラばかりなため双角の衿ぐらいでしか確認できないが、
『餓狼3』のキャラグラフィックは左向きの時に左右が正しくなる。
これは別に『餓狼3』に限ったことではなく、結構多くのゲームで同様である(詳しくはドット絵の「ドット絵の左右反転について」を参照)。

しかし表現がポリゴンであるため明確に左右の概念が存在する『餓狼伝説 WILD AMBITION』では、
どこで間違ったのか 右手 がポケットにしまわれている。
ちなみに以降の『KOF2002』『KOF2003』『CVS2』公式イラストでもしまわれているのは右手。
『2002UM』のイラストではちゃんと左手がしまわれており、右になっている作品は単なる設定ミスなのだが
山崎がどんどん狂人化していったのは、 常時左手を解放するようになったため ではないかとの説も出回っていた。

*2
故ゲーメスト、故ネオジオフリーク、ファミ通の3誌上で行われたファン投票によって選ばれた。
他に当選したのはブルー・マリービリー・カーンで、実質餓狼チーム。
山崎の八傑集設定があまりにもハマっていたため、当時は「出来レースだったのでは」という噂も流れた。

*3
餓狼3の時には必殺技を取らないとガードされて反確という微妙すぎる性能だったため、ほぼ死に技だった。

*4
逸刀・朧」や「ミストファイナー」、「蒼き爪」や「肉の槍」など、以降これに似た特性の技が幾つか登場している。
ちなみに嬉野氏の餓狼小説では蛇使いは 異常に速く長いフリッカージャブ として解釈されている。
……そこ、いくらなんでも無理があるとか言わない!
なおフリッカージャブとはボクシングのテクニックのひとつで、5階級制覇という偉業を成し遂げたトーマス・ハーンズが得意とした。
普通、ボクシングは利き腕とは逆の手を前に半身で構えるが、そのとき利き腕とは逆の手は顎のあたりを守るように上げる。そこから腰を入れずまっすぐ相手を打つのが、基本的なジャブである。
しかしハーンズはこのジャブを打つ利き腕とは逆の手を、脇腹の辺りにまで下げて構えたのだ。これはハーンズが幼少期を過ごした土地の名前を冠して「デトロイト・スタイル」や、ハーンズのニックネームを引いて「ヒットマン・スタイル」という。
そんな構えから打ち出されるジャブは、通常より下の方向からスナップを効かせて打ち出され非常に防御が困難と言われており、ハーンズの5階級制覇を支えた必殺のジャブとなった。
なお更に蛇使いの直接の元ネタを辿ると、同じフリッカージャブでも漫画「はじめの一歩」に登場した間柴了の使うそれという説が濃厚である。
実際のところ、手をだらりと下げ相手の様子をうかがいながら「いくぜ いくぜ いくぜ」という(山崎の場合は「いく」)シーンがあるなど、わりと直接的なパロだったりする。
それにしてもフリッカージャブといえば確かに相手が距離の目測を誤りやすいという話であるが、山崎のそれは伸びすぎ――と思ったら、どうやら単なるフリッカージャブではなく片腕の関節を外すことで射程を伸ばしているらしい。
……うん、やっぱり無理があるよ!