ヒート・ゲンブレム


「われらが部隊とクラフト隊長のジャマをするしょうがいぶつは‥

 自分がハイジョするであります!」

CAPCOMのアクションゲーム『ロックマンゼロ4』に登場するアインヘルヤル八闘士(所謂8大ボス)の1体。モチーフは亀
名前の由来は、中国に伝わる四神の一角である玄武から。
ラグナロク作戦遂行のため、ゼロの前に立ち塞がる。
「回天の死聖(かいてんしせい)」の二つ名を持つ。CVは 今村直樹 氏。

体内に大出力の動力炉を持ち、それによる大火力とモチーフの動物通りの堅牢な複合装甲によって「硬い・強い」
という物凄く分かりやすいコンセプトを体現した大型レプリロイド。ゼロの2倍近い巨体を持っている。
その巨体と分厚い装甲から素の機動性自体は低いものの、余剰出力を噴射して高速移動する。
また、大出力を活かして自らが巨大エネルギー砲である灼熱粒子砲の動力源となる事も可能。
彼のステージはこの灼熱粒子砲の停止が目的であり、ステージ中に発射される灼熱粒子砲を躱しながらのミッションとなる。

生真面目で実直な性格であり、一人称は「ジブン(自分)」、語尾は「~であります」と話し方も軍人調。
アインヘルヤル八闘士の指揮官であるクラフトとは、長年共に辺境のイレギュラー討伐を行ってきた付き合いである。
クラフトを尊敬しており、ラグナロク作戦に参加したのも彼の意向に従ったからであり、
洗脳されているわけでもなくバイルに忠誠を誓ってもいない、アインヘルヤル八闘士の中では一番まともなレプリロイドだった。
しかしクラフトへの心酔は尋常ではなく、ラストステージにおける二度目の戦い(所謂ボスラッシュ)では、
クラフトを倒したゼロに対して激しい怒りをぶつけてくる。

設定ではかなりの強豪なのだが、ゲーム上の強さは大した事はない。
殆どの攻撃でいちいち「突撃!」だの「掃射!」だの直球なボイスを発するため、
動き自体が分かりやすい事もあって容易に見切る事ができる。
プレイヤーからは、ステージに登場する中ボスであるスパイ・ラリューFの方がよっぽど強いなどと言われる有様である。
ステージが比較的簡単な事と、クリアすれば二段ジャンプできるようになるパーツがほぼ揃う事もあり、
最初に倒すのが鉄板のボスとなっている。
ちなみに、手足と頭を引っ込めて火を噴きながら飛び回るという、明らかにガメラリスペクトな攻撃があったりする。火炎放射もあるし。
倒すとゼットセイバーの技「ショウエンガ(昇焔牙)」が入手できる。



MUGENにおけるゲンブレム

Snowwolf氏によるものが存在。
MUGEN1.0以降専用だが、WinMUGEN対応パッチも同氏によって公開されている。
火炎放射や回転飛行、回転ビーム等原作通りの攻撃に加え、一部の技にはアーマーが付いており、強引に攻め込む事ができる。
地を這う衝撃波炎のアッパー火の鳥のオーラを纏った突撃のようなオリジナル技も搭載されている。
また、瀕死時限定の「紅蓮断罪砲」という即死攻撃もあるのだが……
水樹奈々女史の「PrayをBGMにパチュリーと共に業火で相手を焼き尽くすという、何と言うか凄い技である。ある意味必見。
AIもデフォルトで搭載されている。


「状況開始!」

出場大会



最終更新:2021年06月10日 00:01