アマテラス


「いざ天照る神よ

 今こそその力で濁世をあまねく照らし――

  我らに神明のお導きを授け給え!」

クローバースタジオが開発し、カプコンより発売されたネイチャーアドベンチャーゲーム『大神』の主人公。

暗天に太陽を呼び枯れ木に花を咲かせるなど、多種多様な神通力を持つ白い狼の姿をした神様。
かつてナカツクニの片隅にある小さな村「神木村」を脅かした怪物、ヤマタノオロチを村の英雄イザナギと共に
打ち破ったが自らも深手を負い、村人たちに看取られて息絶えた後に村の祠で大神として祀られた「白野威(しらぬい)」という白狼がいた。

それから百年ほどして何者かの手によりヤマタノオロチが復活してしまい、
木精サクヤの力により白野威像に降臨して現世に再び顕現することとなったのが「大神」の主役であるアマテラスである。
相棒であるコロポックルのイッスンからは「アマ公」と呼ばれており、プレイヤー間でもこの愛称で呼ばれる。*1

ゲーム中では主に三種の神器をモチーフにしたと思われる勾玉を武器にしてあやかしと戦う。
ゲーム開始時点では人々の信仰を失ったためにその力はほとんど失われており
本来は赤い隈取をした神々しい姿をしているのだが、普通の人にはただの白い犬にしか見えない。
また、神通力を使いすぎてしまった時にも一時的に隈取と装備が消えてただの犬になってしまう。
失われた神通力は各地に筆神という十二支をモチーフにしたと思われる分身*2となって散らばっており、
それらを解放することで各筆神に対応した神通力「筆しらべ」を取り戻していく。
さらに道中出会う人や生き物を助けたり、木々に花を咲かせていくことで「幸玉」という信仰心のかけらを集めることができ、
それによって能力や武器の強化…というか本来の力を取り戻していくことも重要になっている。
+ アマテラスの真の力(ネタバレ)

+ 筆神と筆しらべ

言わずもがな、元ネタにしてモデルは日本神話の最高神「天照大御神(あまてらすおおみかみ)」。
太陽の女神であり、全ての日本国民の氏神である。
日本の元祖引きこもりとかツンデレとか言われていたり。

なお、性別については作中やその他公式でも触れられておらず謎のままである。
筆神たちからは「我らが慈母、アマテラス大神」と呼ばれていたり、またある盲目の男性にはその姿が
美しい女性のように"視えて"いたりとアマテラスの母性を表現する場面が多く見られる一方、
里見八犬士という犬からは「男と男の話し合いを……」と語りかけられたり、
アマテラス自身も足をあげて排泄*3(ポーズのみ。実際はそれに名を借りた技)をしたり、
木精サクヤや尼僧ツヅラオの戦闘力の高いおっぱいに見惚れたりハァハァしたりと、どっちの性別にも取れる表現ばかり目につく。
それゆえユーザーからはどこぞの武将のように「性別:わんこといわれることも。*4

平生は若干とぼけたところ(イッスン曰く「ポアっとしてる」)はあるものの、
邪悪と相対すれば凛々しく立ち向かうその姿は大神の名に相応しい。
とはいえその行動や動きはまるっきりわんこそのものであり、神々しさ以上に大変癒される。もふもふ。
キャラデザインにはやさしげな雰囲気を出すために純粋な狼ではなく和犬の要素も取り入れられており、
アマテラス様の和み要素を強めている。

+ しかしながら

クローバースタジオのディレクターは初代『Devil May Cry』や『ビューティフルジョー』も担当した神谷英樹氏であり、
後述のMVC3ではアマテラス、ダンテ、ジョー三人による神谷ファミリーの共演が実現した。
ちなみに本作にはところどころにVJのセルフパロディが存在する。*6
???「…クローバーで俺だけオファー無しか。最終選考には残ってたし次回には…」


格闘ゲームにおけるアマテラス

『MARVEL VS. CAPCOM 3』にてプレイヤーキャラクターとして格ゲー参戦。
四速歩行キャラ故か低身長である。
テーマソング「太陽は昇る」*5が向こうの市場を意識してか和風からちょっとトランス調にアレンジされ、格ゲーっぽく仕上がっている。

英語版ボイスだと一部キャラからは「ammy(アミー)」と呼ばれる。
ちなみによく見るとイッスンも一緒にいて、勝利画面の台詞は彼が担当。
アスガルドを「明日がどう」と聞き間違えたりフェリシアに好意を持たれていると勘違いしたり彼らしいお調子者ぶりをここでも発揮している。
まぁ、原作ファンならフェリシアに目をつけられた彼がどうなるかは見当がつくと思われるが…。
それと対豪鬼勝利時の台詞はこれまた大神ファン必見。
(7:30あたりから)
http://www.nicovideo.jp/watch/sm13719544

原作さながらに3種の神器や筆しらべを用いて戦う。
ハイパーコンボの「筆しらべ 荒神楽」はレベル1ながらほぼ全画面判定の破格な性能を持つ。

+ MVC3でのアマテラスの詳しい性能

+ 原作のネタバレ注意な格ゲー的余談

「目覚めのイッパツ大神サマの勝ち名乗りと行こうじゃねェか!」


MUGENにおけるアマテラス

+ MGSSJ2氏製
+ リアス式海岸氏製 擬人化アマ公
+ リアス式海岸氏製 新・擬人化アマ公
+ リアス式海岸氏製 真・擬人化アマ公(β版)
+ 飄雪蒼狼氏製 偽・擬人化大神

出場大会

出演ストーリー

MGSSJ2氏製(わんこ)
リアス式海岸氏製(擬人化)


*1
アマテラス本人がしゃべれないこともあり、素性に気づいた者以外からは適当に呼ばれることが多い。
(イッスンはわかっていて「アマ公」と呼んでいるが)
ざっとあげるとこんな感じである。
ポチ、毛むくじゃらァ、白野威、デガラシ、白玉、毛だらけ饅頭、綿帽子、白狼斎、犬コロ、ワンコロ、ワン子、シロ、シロ兄やん、
白毛布、ワン太郎、お犬ちゃん、白まんじゅう、白ワンちゃん、石から生まれた石太郎、犬っコロ、小神サマ、ワンワン、四ツ足ノ白イ悪魔

*2
あくまでもモチーフであり、筆神には猫がいたりする。
十二支から「戌」がアマテラスとして抜けた代わりなのだろう。まあ、国によっては猫が十二支に入ってるところもあるし。
しかし続編の『大神伝』ではクジラやペンギンまで出てくる。

*3
雌であっても群れで指導者など、力を持っている場合足を上げて排泄することがあるらしい。

*4
性別「わんこ」という記述は長らくwikipedia上にも載せられていたのだが、
2010年にディレクターの神谷氏が公式に否定されるまで公式設定であるかのように信じられていたというのは有名な話だったりする。

*5
最終戦で流れるBGMで、プレイヤーから高い支持を受ける曲の一つ。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm7936963
2ちゃんねるのゲーム音楽板で行われた「みんなで決めるゲーム音楽ベスト100」の常連となっていて、第4回では見事1位にランクインした。
『大神』のラスボス戦の展開はゲーム史上屈指の感動シーンであり、
「ラスボス戦での最大の敵は涙で画面が見えなくなる事」
「ラスボス戦では画面が滲むバグが発生する」
とまで言われているが、この曲もその一因であると思われる。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm695629

また、この曲に歌詞をつけてVOCALOIDに歌わせた物が存在する。
http://www.nicovideo.jp/watch/nm7134589

*6
挙げていくと筆技のひとつ「霧隠」はVFXパワーの1つである「スロー」と同じ効果があり、
技を授けてくれる道場の主、小柄鬼斬斎(こづか おにぎりさい)が豹変するシーンがVJの変身プロセスと同じ。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm66756

特定の模様を筆しらべで書くあるイベントでは「V」というものがあり、これも「VIEWTIFUL」の頭文字である。
ちなみに、とあるボス妖怪の時を操る力もVFXパワー「マックスピード」と同種という旨がサントラのコメントで記されている。