キングクルール


「俺様はコンゴ・ボンゴ島の支配者だ!」

任天堂のテレビゲームソフト『スーパードンキーコング』に代表される『ドンキーコング』シリーズのボスキャラ。
歴代クルールの中でもラスボスを勤めた回数はぶっちぎりであり、知名度も高い。
というか残り2匹が使い捨てな上に、シリーズ自体もそう多くはないだけだが
見た目は王冠と赤いマントを身につけた二足歩行をする体の丸い大柄なワニ。お腹のヘソ*1と血走った大きな左目が特徴。
日本版では「キングクルール」と繋げて書かれるが、英語では「King K. Rool(キング・ク・ルール)」と表記される。
ボイスは初期がディディーコングも演じていた開発スタッフのケヴィン・ベイリス氏で、
現在は同シリーズのクリッターやファンキーコングと同じ 土屋トシヒデ 氏(格ゲーで言えば『ストZERO』『MVC』ガイルの中の人)が充てている。

『スーパードンキーコング』ではクレムリン軍団を率いてバナナを盗んでいった所をドンキー達に追われ、船の上で戦うことになる。
戦闘では船上を走り回ったり地響きを起こして鉄球を落としたりして攻撃してくる。
そして攻撃が一段落するごとにブーメランのように戻ってくる王冠を投げつけ、その際に晒された頭を踏むとダメージを与えられる。
3回踏むと倒れる。王冠投げなければ最強とは誰の言葉か……。
+ ネタバレ注意
実はこれはやられたフリである。しかもレア社お得意の偽のスタッフロールまで入ってくる騙しっぷり。
スタッフロールが終ったと思ったらおもむろに起き上がり飛びかかって来て驚いた人も多いだろう。
尤もこのスタッフロールでは、スタッフの名前が全てクレムリン軍団の名前であり、
更に最後には「THE END?」と出るので注意深い人は気が付くだろうが。
起き上がった後は跳ねてステージを往復してくるため、移動距離を熟知しておかないと回避は難しい。同じように3回踏めば今度こそ終わりである。

GB版では行動パターンが少なくなり、走って往復するだけで不意打ちもしないが、代わりに耐久力が大幅に増えている。


キングクルール戦で流れるBGM「Gang-Plank Galleon」は人気が高く、『2』でリメイクされており、また数多くのMADも作られている。
キングクルールの船
ラトリーに大へんしん(『2』より)

        
後に『2』で海賊スタイルの「キャプテンクルール」、『3』で科学者の姿をした「バロンクルール」、
『64』でクルールより大きいが温厚な性格の弟「クランジー」等も登場する。
キャプテンクルールは『スマブラX』のキングクルールのフィギュアにて「キングの兄である」という表記があるが、
『SDK2』本編中にそのような描写は無く、『X』以前に発売のリメイク版ではむしろ同一人物であるかのように語られている。
『2』当時の攻略本でも兄と明記されていたが、同時期にコロコロコミックで連載されていた漫画版では、
顔が似ていることを指摘されると変顔をして「キングクルールなんて知らん」「任天堂に聞け」とごまかすなど、媒体によってバラバラであった。
レア社の旧公式サイトではキング、キャプテン、バロン共に同一人物として扱われている。

また、クランジーは海外版では血縁関係が特に明言されておらず、単なる手下であるかのように描かれていた
……が、こちらは後に日本版の公式設定がネットを通じて海外勢にも広まっており、海外でも「クランジーはクルールの弟」という認識が浸透しているようである。

その後、『3』の後になる『64』にて再度ラスボスとして再登場。
島一つを粉砕する超兵器ブラスト・マティックを持ってきてドンキーが住むDKアイランドを破壊しようと画策するという、
身代金ならぬ身代バナナを要求していた過去作とは打って変わって凶悪な悪事を働くも、部下のミスでブラスト・マティックはDKアイランドの目の前で故障。
代替策としてディディーを始めとしたドンキーの仲間の4人のコング達を誘拐、コングファミリーが大切にしているゴールデンバナナを盗んで各所に隠してしまい、
ドンキーがそれらを探している最中にブラスト・マティックを修理するという回りくどい計画を立てる。
……ドンキーの仲間を4人も無力化できるなら時間稼ぎとかじゃなくて『SDK2』みたいにドンキー自身もなんとかできるだろとかツッコんではいけない。
結局、完成前にドンキー達は仲間とバナナを集めきってしまいDKアイランド破壊計画は失敗に終わるのだが、
「計画失敗→ヘリで逃亡しようとする→弟によってヘリが壊される」と追い詰められた後、
何故か墜落したヘリの内部がボクシング会場になっていて、そこでコング5匹相手に総当たりボクシング対決を行うというカオスな展開に。
恰好はボクシンググローブにトランクス姿でマントは無し。リングネームは「キング“クラッシャー”クルール」。
攻撃パターンも初代と全く異なっており、
……などと「お前のようなボクシングがあるか」な戦い方をする。そしてアピールも多用
尤も、ドンキー達もタル大砲・スポットライト・バナナの皮・ボウガンなどといった凶器攻撃をするので人の事は言えないが。

1999~2000年に放送されていたCGアニメ版では、レギュラー悪役を務める。
デザインがゲームとはだいぶ異なっており、両目はちゃんと左右対称で、尻尾が無くマントも短めになっている。
体格もドンキーと同程度で、戦闘力らしい戦闘力は持ち合わせておらず、戦うことはない。
「クレムリン軍団」という名称は使っていないが原作同様大量のクリッターやクラップトラップを従えた「爬虫類王国」の首魁であり、
絶妙に役に立たない部下である将軍のクランプとボディガードのクラッシャを引き連れて、
島の支配者になるためにコングファミリーが保有するクリスタルココナッツを狙う。
彼自身は悪知恵が回る方でバラエティ豊かな作戦を立ててココナッツ奪取まであと一歩の所まで行くも、
肝心なところで詰めが甘いせいで失敗し、ドンキーの腕力でとっちめられるのがお約束である。
……と、概ねデデデ陛下と同じ立ち位置のキャラクターであり、
自分の失敗に甘く部下の失敗に厳しいワガママな性格だが、
あちらと違って自分以上に間の抜けた部下たちに頭を悩ませる苦労人気質で、過度に悪辣な悪事を働くことはない。
記念日にはきちんと部下に休暇を与えたり、
回によってはコングファミリーが開催するダンスオーディションや映画撮影に参加したりと、憎めない悪役として描かれている。
また、初期からやたらと声優のアドリブ染みたコミカルなセリフ回しが目立つため、見ていて楽しいキャラである。
日本語版の声優を担当したのは 小杉十郎太 氏で、何故か妙にかっこいい声。
「どうせおじさんは哀れなヌメヌメした爬虫類だよ」

残念ながらドンキーに比べて任天堂他シリーズ等への出張はほぼしていない。
スマブラ』等でも作中のドンキー達からバナナを奪ったのはクッパ軍団にされていたり。
プププランドの王様も参戦出来たんだしどうにかならないものかとは一部のドンキーファンに呟かれていた。

一応、『スーパーマリオスタジアム ファミリーベースボール』にて軍団を率い参戦している。
この作品では、野球の試合中限定という条件ではあるものの始めてコングとの共闘を果たしている。
ちなみにマリオファミリーとしての登場はこれが初で、
モブのクリッターがサッカーゲームの『ストライカーズ』で先にマリオ入りしていただけに待ちかねていた人も居ただろう。
本作では何故か服装をインカ風にイメチェンしているが、トレードマークの王冠はいつも通り。
性能は見た目通りのパワーヒッターで肩の強さもそれなり、だがスタミナが少なくピッチャーには向いていない。
そして同じキングと言う立場のクッパとは仲が悪い。ドンキーと同作のよしみか最終的に協力しマリオ陣営の打倒を掲げる。

なお『スーパードンキーコング』の流れを汲んで製作、満を持して発売された『リターンズ』『トロピカルフリーズ』には出演していない。
どうにもクッパやワイリーの様にはいかなかったようである。
どちらもゲーム自体の評価は中々に高いだけに、キングクルールやクレムリン軍団の出番が無かったことは惜しまれた。

常連になって欲しいのに常連になれない境遇ゆえ、どうも次回作の要望の常連になってしまった感がある。
今後ともキングクルールとクレムリン軍団をよろしくしてやってください任天堂さん。


大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズにおけるキングクルール


そんな10年間も出番が無かったクルールだったが、2018年の『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』にてついに満を持しての参戦を果たした。
PVでは他のキャラ同様豊富な原作ネタを見せており、キャプテンとバロンの技も披露している。死んだふりとか
デザインはレア社時代と項目冒頭画像のリファイン仕様を組み合わせたものになり、ボイスはコング2匹と同じくSE
腹部はアーマー効果を持ち、腹部を使った攻撃では一方的に打ち勝つこともできるが、一定以上ダメージが蓄積すると文字通り腹を壊す。
その際はシールドブレイク状態と同じくピヨる
重量級ゆえのしぶとさ、アーマーによるゴリ押し、中々優秀な飛び道具と便利な性能が揃っている。
さらには下強と下投げが埋め性能を持っており、高%で埋められると死が待っている。それを更に上回る凶悪な埋め技を持ったファイターもいるのだが
とはいっても対策が周知されたのとVer.2.0.0での弱体化調整が響き、
タイマンにおけるキャラランクは発売当初から大きく下がり、概ね下位〜最下層に落ち着いた。
Ver.3.0.0以降はふっとばしやアーマーなどの強化が度々入り、少なくとも最弱候補からは脱出。
本体性能その物は相変わらずきついが、アーマーで強引に押し切る図々しい立ち回りで勝利をもぎ取るプレイヤー依存のファイターである。
ただし、Mr.ゲーム&ウォッチは基本性能や反射ワザコンボ耐性などの面から、クルールの各行動をことごとく潰せる天敵(ダイヤグラムでは8:2との声も…)。
やり込みの甲斐もあって、有名大規模オン大会「タミスマ」第257回では、
あるプレイヤーがクルール単騎で決勝まで勝ち進み、重量級キラーで名高いファルコを使用する優勝経験者を相手に見事に健闘した。
+ 100日後も死なないワニ
タミスマ#257 決勝戦。
生配信中は視聴者のキンクルコールが飛び交った
タミスマ#203 4回戦。
過去に別のプレイヤーも同じファルコ使いを圧倒した

後にDLCで登場したバンジョー&カズーイの参戦PVは彼の参戦PVを踏襲した内容になっており、
冒頭ではコング2匹と一緒に休んでいたり、バンカズの登場を共に喜んでいた。
…オチでは地面に埋められ岩で蓋をされるというグランチルダの役回りをさせられていたが。
一歩間違えれば紅蓮の格闘王をノックアウトしたガオガエンも逆に伝説の狼にノックアウトさせられていたのだろうか

+ 各種必殺ワザ(以降「B」と表記)
各種必殺ワザ(以降「B」と表記)
  • パイレーツキャノン(NB)
海賊帽を被り、キャプテンクルールの使っていたラッパ銃を取り出して鉄球を撃つ。
攻撃力は高く飛距離もかなり長め。弾速は遅いものの、置き技としてプレッシャーになる他、横Bと絡めてちょっとした弾幕にもなる。
発射後はボタンを押し続けて吸い込みが可能。吸い込んだ後は斜め前後、真上に撃ち出せる。
改良されたのか、相手だけではなく鉄球も吸い込める。相手を吸い込んでの発射もバースト性能は高め。

  • フライングバックパック(上B)
バロンクルールのバックパックを使って飛翔。重量級が使う上Bの中でも特に復帰力が高い。
プロペラは攻撃判定があるためちょっとやそっとでは頭上からの復帰妨害を物ともしない。
一見するとスネークサイファーによく似ているが、あちらと違って攻撃判定がある代わりに途中で解除できず、
一度上がり切った後は無防備なしりもち状態で落下せざるを得ないという復帰技としては致命的な弱点がある。
よって基本的には崖捕まり復帰一択だが、そのせいで軌道がわかりやすく移動スピード自体は遅いため、
相手によってはそのまま落下系飛び道具や強烈な空下メテオ等で叩かれやすく、注意が必要である。


  • ボディカウンター(下B)
腹を突き出し、攻撃を受けると腹を膨らまして吹き飛ばす。
他のカウンター技とは違い後ろからの攻撃には対応できない。
一応、カウンター成立後にすぐ後ろを入力することでそちらへの攻撃も可能。
打撃と飛び道具どちらも反射可能という珍しい性質のカウンターで、受付発生もカウンターの中でも上位。
ただし失敗すると疲れたようなモーションを取るため後隙は他のカウンターと同等にあり、
前方の攻撃にしか反応できないデメリットを考えるとややリスクは高め。
復帰阻止が主な用途になるか。

  • クラウンスロー(横B)
王冠をブーメランのように投げる。
そこそこの飛距離に行きと帰りに攻撃判定があり、
おまけにシールドを貫通するという重量級としては破格の性能を持つ飛び道具。
動作中はスーパーアーマーを持つが、回収するまでは使えない。
王冠はアイテム扱いなので地面に落ちたら相手も回収して使うことが可能。
自分で回収する時は普通に近付くと拾って頭に乗っけるモーションが入るため隙が生じる。
ダッシュ攻撃や緊急回避などを使ってノーモーションで拾いたい。

前方に向けて突進し、命中した相手を『64』に登場したブラストマティック砲でDKアイランドごと撃ち抜くビジュアル技。
原作ではバッドエンドで見る事が出来るが、撃つ寸前にフェードアウトされている。

この他、通常ワザでも横スマッシュでは『64』のようにボクシンググローブをはめてパンチしたり、
上投げがポチョムキンバスターだったり*2と、見た目通りに強力なワザが多く揃っている。
さらに横アピールにもアーマー効果が付いている食わせ者だが、他のアピール(連続噛み付きと四股踏み)には残念ながら攻撃判定は付いていない。


MUGENにおけるキングクルール

+ 雷光氏製作
  • 雷光氏製作
2019年のYahoo!ジオシティーズ終了によりサイトが消滅し、残念ながら現在は正規入手不可。
キャラとしては小さめで技は王冠を投げる技1つしかない。また王冠の飛距離も短く製作者曰く「最弱キャラ」。
ニコロダに物凄く凶悪性能になるパッチが公開されていたが、閉鎖により現在はこちらも入手不可。

+ 製作者名不明
  • 製作者名不明
上記の雷光氏の物の改変。
サイズが大きくなっておりクレムリン達を召喚する技が追加されている。同じ作品に出てないキャラばかりなのは何故だろうか。
この召喚技1ボタンで使える上にで同時に何体でも召喚できるので、ボタンを連打しているだけでとんでもないことになる。
AIは無い模様。
下記の動画からキングクルールの船ステージと共に公開されていたが、リンク先のロダが閉鎖された為入手不可。

+ 紅炎氏製作
  • 紅炎氏製作
上記のものをさらに原作に近いように改変したもの。プレイヤー操作も可能。
イントロでは登場せず、少し経つと右画面端に降りてくる。原作に準拠するために、1P側、2P側関係なく右側のステージ端から降りてくる。
攻撃も原作にあった攻撃をそのまま使える。初期設定では一定のダメージごとに技が開放されていく仕様だが、
内部のvarの変更で最初から使用可能に設定することも出来る。
クルール自身には常に攻撃判定が発生しており、これも原作準拠でガード不能かつ触れれば即死する。
王冠を投げている時に攻撃するとダメージを与えられるのも原作通り。
体力は回数制となっており、この値も調整可能になっている(デフォルトでは原作通り9回攻撃すれば倒せる)。
他にも「体力を1残すダメージになる」という設定にも出来るため、そのモードを用いればAIでも倒すことが出来る。
が、攻撃に当たる度に断末魔を叫ぶ上にBGMまでいちいち停止するので、中々にシュールな光景が見られることだろう。

+ OHMSBY氏製作
  • OHMSBY氏製作
自作の3Dモデルで製作されたクルール。
MUGEN1.1専用だが、別途公開されているsffファイルで1.0にも対応可能。
『スマブラ』を意識した技が多く搭載されており、一部の技にはスーパーアーマーが付与される。
氏恒例の『GUILTY GEAR』など各種アークゲーを参考にしたシステムであり、バーストゲージも搭載している。

強上位程度の強さを持つAIが搭載されている他、2022年1月24日にはホルン氏による外部AIも公開された。
後者は恒例のコンボ・立ち回り・反応・ガードレベルに加え、投げ抜けの有無が設定可能。想定ランクは強~凶中位との事。
参考動画。お相手は同氏のデデデ大王

+ Monkeyx5氏製作
  • Monkeyx5氏製作
MUGEN1.0以降専用。
Pxlcobit氏による手描きドットを用いて作られたクルール。
移動時に地響きがするなど重量感溢れるキャラだが、二段ジャンプやスーパージャンプに三角跳び、回り込みも可能だったりと意外と機敏。
技は上記OHMSBY氏のものと同じく『スマブラ』を意識したものの他、ボクサースタイルで相手をフルボッコにしたり、
当身で死んだふりから不意討ちをかましたりと、『スーパードンキーコング』シリーズを踏襲しているものも多く、多彩な技を操る。
中でも『スマブラSP』の最後の切りふだを忠実に再現した3ゲージ技「Blast O Matic」は必見。
ただし、MUGEN1.0ではブラストマティック砲のビーム部分が正常に表示されないようなので注意。

AIはデフォルトで搭載済み。
強さは対人レベルといった所だが、投げている間も本体が行動可能かつ戻りにも攻撃判定がある王冠投げ「Crownerang」や、
雑魚敵のノーティ、ジンガー、クラップトップを射出する「Barrel Cannon」などの飛び道具が曲者で、中々侮れない。
紹介動画(公開先へのリンク有り)

出場大会

その他



*1
卵から生まれる爬虫類なのにヘソがあるというのは矛盾しているように思えるが、実は爬虫類にもヘソはあり、主に孵化直後に見られる。
本来は痕跡程度にしか残らないのだが、クルールはそれが成長後もしっかりと残ってしまったと考えれば矛盾はしない。
また、「むき出しの腹ではなくそういう形の鎧」のような解釈で描かれている作品も多い。

*2
『スマブラ』シリーズディレクターの桜井政博氏によれば、クルールの上投げのモチーフ元は「タワーブリッジ」との事。
そこに「高くジャンプしてさば折り」が加えられる事でポチョバスと化した。
1:59~

ちなみにガオガエンの上投げも大ジャンプはしないもののクルールと同様のアルゼンチンバックブリーカーで名称も「タイガーブリッジ」。
Twitterに投稿した「マッスルドッキング」といい、桜井氏は肉ネタがお好みのようだ。


最終更新:2023年04月13日 09:51