ハッサム


―こうてつを ふくんでいる ハサミで とらえたものは
      どんなに かたくても こなごなに くだく―


原作ゲームでのハッサム

分類:はさみポケモン
タイプ:むし/はがね
高さ:1.8m
重さ:118.0kg
特性:むしのしらせ(HPが3分の1以下で虫タイプの技の威力が1.5倍になる)
   テクニシャン(威力60以下の技の威力が1.5倍になる)
夢特性:ライトメタル(自分の体重が半分になる 体重はくさむすびやけたぐりの威力に影響)

種族値

HP : 70
攻撃: 130
防御: 100
特攻: 55
特防: 80
素早: 65

任天堂のRPG「ポケットモンスター」に登場するポケモン。
「赤・緑」の頃から存在していたポケモン・ストライクの新進化形態で、「金・銀」で初登場した。
「金・銀」で新登場したタイプである『はがねタイプ』を持つポケモンの一体である。
ストライクにメタルコートを持たせて通信交換することでハッサムに進化する。

ストライクは直立したカマキリのような姿のポケモンで、両手が鎌で体色が緑色だったが、
ハッサムは両手がペンチのようなハサミに変化し体色も赤色に変化している。
それに伴いタイプも『虫・飛行』から『虫・鋼』になっており、能力値も素早さが下がった代わりに攻撃や防御が強化されている。*1
ちなみに、能力値の合計に関しては進化前のストライクと変わらない。(素早さの種族値を40下げて、攻撃と防御の種族値にそれぞれ20ずつ振り分けているため)
そのせいで能力値が低いと言われたりもするが、最終進化系の全てで見れば平均以上はあったりはする。
虫タイプの弱点だった『飛行』や『』を『はがね』で補える他、
毒を無効化するなど全体的な耐性が強化されているが、『』タイプの攻撃で受けるダメージは倍になってしまった。


生態

身長1.8m、体重118.0kg、別名「はさみポケモン」
全身の赤い外骨格は鋼のように頑丈で、鋼鉄を含んだハサミは岩をもこなごなにする。
また腕のハサミの目玉模様を使って、腕をまるで頭のように見せかけて相手を威嚇する。
背中の翅は高速で羽ばたかせることで体温を調節するために使われ、空を飛ぶことには使われない。

ゲームでのハッサム

「金・銀」ではこうげきとぼうぎょに優れたステータスと炎タイプ以外に弱点が無い優秀なタイプの組み合わせを併せ持つ、
虫タイプの中ではこれまで殆どいなかった高スペックのポケモンだったが、それに見合ったタイプ一致の高威力技を覚えられず*2
アタッカーとしては同時期に登場したヘラクロス(威力が高いタイプ一致技の「メガホーン」やこらえる→きしかいせいのコンボが強力)
に劣っていたため、「バトンタッチ」で他のポケモンにプラスの能力変化を引き継がせる補助要員としての運用が主流だった。

当時の活躍

「ルビー・サファイア」でタイプ一致技が増えた事によりその強さが徐々に開花し、
「ダイヤモンド・パール(プラチナ)」においては物理技・特殊技の仕様変更と
威力が60以下の技の威力が1.5倍になる新特性「テクニシャン」の恩恵、鈍足を補うはがねタイプの先制攻撃技「バレットパンチ」の習得を受けて一気にトップに上り詰める。

第5期「ブラック・ホワイト」では同タイプで素早さ以外は完全上位互換の種族値を持つシュバルゴや、鋼タイプ最速+特性「はりきり」によって命中力と引き換えに非常に高い攻撃力を持ったアイアントが登場するも、そもそもハッサムの最大の武器は両者とも覚えない前述の「バレットパンチ」と言え、それ以外にも前者は特性テクニシャンや技の豊富さ・後者は耐久面、回復技で差別化は図れている。
対人戦では要注意ポケモンであるナットレイ対策の為、炎技を持つポケモンが増えた事により全盛期ほどの活躍は見込めないと当初は思われていたが、相変わらず強ポケの名を欲しいままにしている。

見た目のかっこよさも相まって現在でも通信対戦の使用率の上位に食い込む人気ポケモンであり、シングルバトルでは能力値の全てを上回られているメタグロスを差し置いて使用率は鋼タイプ1位。
シングルバトルでは自身のタイプ耐性を活かした受け流しや後攻「とんぼがえり」(攻撃が成功すると味方に交代できる技 後攻で使用すれば味方を無傷で出せる)を使用したサポートメインの耐久型か、これとは逆に別の味方で場を整えた後に攻撃力を2倍にする「つるぎのまい」と威力強化アイテム「いのちのたま」を使用して高威力の「バレットパンチ」「むしくい」で相手をなぎ倒していくエース型の2つが主流となっている。
上記のどちらの型もラティオスとの非常に相性が良く、これらの組み合わせである「ラティハッサム」は有名。
スタンダードなPTに限らず多くのPTにも入れる汎用性の高さから約10年ぶりのシングルバトルの大会であった「ファミ通カップ」においてはこの2匹の使用率がそれぞれ1位、2位という強さと人気を見せつけた。

その強さが認められてか後に公式に「シングルバトル 最強クラスのポケモン」の一匹として配布される。
600族(出場制限がない中では最高級のステータスを誇るポケモン群の俗称)以外の中では唯一の選出。
ちなみにその際に公式に付けられた異名は「 鋼のテクニシャン 」。あの・・・むしのしらせとライトメタルは?

『X・Y』では鋼タイプの相性から ゴースト耐性削除で等倍化 という変更が加えられ耐久性が低下。とはいえ明確な弱点はやはり炎のみ。
その一方で新タイプのフェアリーが虫技に強く鋼技に弱いというタイプ相性の持ち主のため、今後はテクニシャンバレットパンチの依存度と脅威性がさらに上がることが予測される。
+ さらに・・・

ポケモン+ノブナガの野望では物理・特殊の概念が無い、進化すると移動力が下がる、ステータスの単純化、技が各ポケモン固有の1つ(技は基本的にそのポケモンと同属性だが例外もいる)等の仕様で耐性が多い鋼とドラゴンは原作以上に硬い。
それに加えてハッサムは広い攻撃範囲と進化ポケとしては十分な移動力を持っているので、味方であれば悪・エスパーキラーとして心強いが、敵であればこの上なく厄介な存在になっている。相手にする場合はさっさと炎ポケモンで焼いてしまいたいところ。
BLPが産廃なヨシモト(今川義元)の相方筆頭である。

アニメでのハッサム

アニメ版では初登場回にしてサトシのヘラクロスと戦っており、
金・銀でデビューした虫ポケモン同士の対決というシチュエーションになっている。
素早さがストライクよりさがっているのにアニメではストライク以上の素早さを持つポケモンになっている
このほかライバルキャラ・シゲルの手持ちとしても登場しており、
サトシの手持ちポケモンでも強い部類に入るカビゴン、ベトベトンを立て続けに破るなど活躍をするも、切り札的存在であったリザードンには敗れる。
ぶっちゃけサトシのリザードンVSシゲルのカメックスのタイマンのシチュエーションを作る為の露払い役である。
他ホウエンリーグでの対戦相手であるカエデの手持ちや、エアバトルマスターと言われるミツゾーの手持ち、後者では翅で空を飛べないハッサムがおいかぜに乗って空中戦をしている。
劇場版の敵・ビシャスの手持ちとして登場するなど、非レギュラーポケモンの中では出番もメイン回も多い。
ちなみにとある回では、ゲームでは相性的に無効なはずの「どくづき」を喰らって倒されてしまっている。
まあアニメ版での相性無視なんて今に始まったことではないのだが

漫画版『ポケットモンスターSPECIAL』(通称:ポケスペ)においてはグリーンが使用。
グリーンが子供の頃から一緒に過ごしていたストライクが金銀時代に進化した個体である。
上記の通り、ストライクからハッサムに進化した場合、素早さが下がるのだが
グリーンのハッサムは何故か進化しても素早さが一切下がらなかったという規格外である。なんなんだアンタ
因みに初代時代のストライクでゴーストタイプをノーマル技である「きりさく」で倒すなど、結構規格外っぷりを見せてくれている。
まあ、グリーンいわく「核を攻撃すれば一撃で倒せる」らしいし、修行の結果常時「みやぶる」*3発動状態になったという事で…やっぱりダメ?
あと、ノーマルタイプの技で核を狙い撃ちする戦術はオーキド博士も使っていた事がキクコの口から語られている。
マジでなんなんだこの親子。

また『大乱闘スマッシュブラザーズDX』では、モンスターボールから出現するポケモンの1つとして登場。
特定のプレイヤーを狙って「メタルクロー」で攻撃する。一撃目をかわせたと思っても二撃目を喰らって場外KOすることがあるので侮れない。

+ 『ポッ拳』におけるハッサム

MUGENにおけるハッサム

海外産の製作者不明の手描きのものと、その製作者不明のもののスプライトをベースにJozetPoet氏が改変したもの、
そしてミロカロスの製作者でもあるメフィ夫氏のものが存在する。
前者2つの名前はハッサムの海外名であるscizorになっている。

メフィ夫氏のものはデフォルトでAIも搭載されており、通常カラーなら強くらいの一般的なキャラと同じ位の強さで、一部のカラーだと狂上位以上にもできる。
そのため、普通の大会動画や狂上位以上向け大会に使う場合は、メフィ夫氏のものが使いやすいだろう。
プレイヤー操作で使う場合は、JozetPoet氏の改変版も見栄えがし、readmeにコマンドもあるので使ってみてもいいかもしれない。

+ 海外産製作者不明 手描き(scizor)
+ JozetPoet氏改変版(JPScizor)
+ めるふぃむ氏(旧名:メフィ夫氏)製作 ハッサム

と、ここまで読んでわかったと思うが、MUGENのハッサムは全員スピードを活かした攻撃で戦うキャラである。
瞬間移動やスピード技、電光石火などのスピードアタッカーな性能や立ち回りはむしろ進化前のストライクだと思うかもしれないが、
原作ゲームでの防御や耐久、対戦での戦術は、通常の格闘ゲームのキャラと戦わせる場合は表現しにくいので仕方ないだろう。
素直に格ゲー補正だと割り切って使おう。

出場大会




*1
第5世代では「しんかのきせき」というアイテムが登場し、進化前のポケモンに持たせると防御と特殊防御が1.5倍になるという効果なのだが
これはストライクも例外ではなく、持たせた場合はハッサムの防御・特防を上回る数値になる。
ただしストライクはハッサムよりも弱点タイプが多いため総合的な耐久面で優れているわけではない。

*2
一応、ハッサムの登場した第二世代では固体ごとに属性と威力が変わるめざめるパワーという技も登場し、
そちらでタイプ一致で最大威力となる威力70の虫属性めざパを狙うという選択肢もあったのだが、
ポケモンごとに威力とタイプが変動する(詳しくは こちら を参照)ため狙ったタイプと威力を得る事が難しく、
通常の厳選と合わせると非常に困難なため、あまり一般的ではないのが実情だった。

*3
敵の回避率を強制的に元に戻す効果を持つ「金・銀」から登場した補助技。
回避率を上げる「かげぶんしん」対策にうってつけの技になっている。
というのも、この技が出るまでは敵味方全ての補助・妨害効果をリセットする「くろいきり」しか回避率を下げる方法がなかったため、
「かげぶんしん」連発してじわじわと追い詰める戦術が本当に強かったのである。
更に、この技にはゴーストタイプに使うとノーマル、かくとうタイプ無効化を強制解除する効果もある。
ただし、あくまでも「普通に技が通るようになる」だけであり、「こうかはばつぐん」にはならないのでそこには注意。