ヌケサク


「え!?……………………………………………… ………オレ?
  な…………中にいたのは…………おれだったァ―――――――
  今フタを開けていたのにィ~~」

荒木飛呂彦による漫画『ジョジョの奇妙な冒険』第3部に登場する吸血鬼(屍生人)。
「ヌケサク(抜け作)」というのは、昔からある間抜けな人のことをバカにして呼ぶ語で、彼の本名ではなくあだ名。
かつての『週刊少年ジャンプ』連載作品『ついでにとんちんかん』の抜作先生を思い浮かべてしまう人もいるだろうが、多分関係ない。
まあその『とんちんかん』では第1部の頃のパロディが使われていたのだが… もしかしてパロディ返しですかーッ!?
PS3用ソフト『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』でのCVは根本幸多が担当している。
TVアニメでのCVは劇場版第一部でブラフォードを演じていた奈良徹、女の顔のCVは山村響が担当。

原作ではDIOの館、つまり大分後半に登場したにも拘わらず、もの凄い小物のキャラクター。
味方達がやられた際に「ザマミロ&スカっと爽やか!」と言ってのけた(あだ名の通り馬鹿にされていた為)。
後頭部に女の顔があり、さらに手首足首を捻って行動する事でただの女を装う」という、自称無敵の能力
承太郎たちに不意打ちを仕掛けようとしたが、左手が右手、右手が左手という状態だった事からあっさり見破られる。

なお『週刊少年ジャンプ』1997年22・23合併号の作者コメント内で「ヌケサクはスタンド使いではない」と
はっきりと明言されていたため、上述の後頭部に女の顔があるのはスタンド能力ではない。
(作中でヴァニラ・アイスに「貴様はただの吸血鬼」と言われているシーンもある)
小説『OVER HEAVEN』によれば、第1部でDIOが行っていた異なる生物の肉体を合体させる実験の産物だという。

スタンド使いですらなく、戦闘能力も上述のとおりかなり低いにもかかわらず
DIOによって吸血鬼化させられ、手下としてDIOの館に置かれていた。

「ほ…本当に味方なのですか?本当に助けてくれるのですか?」
「そうだ味方だぜ」
メシァッ!
「ただし正義の…味方だ…」

「きゃあああああ!」

その後DIOから吸血鬼の力を授かっているので不死身だと粋がってみたが、逆にその不死身性を検証する為に
スタープラチナに文字通りボコボコにされ根負け。DIOの居場所に案内させられる事になる。
というかこのキャラ自体その為にいたようなものだったのだろう。
後はDIOがいるはずの棺桶を開けさせられたが、ザ・ワールドの時間停止能力によって
輪切りにされた状態で棺桶の中に詰められてしまい、恐らく死亡した。合掌。
或いはこれ位なら吸血鬼の力で再生可能かもしれないが…まあヌケサクだから。

OVA版では影も形も無い。代わりにとある方が棺桶に納まった。
TVアニメ版ではDIOが初めて時間停止を経験したときの回想で登場し、ザ・ワールドのスピードとパワーを試すために散弾銃を撃つ役を担っている。
つまりDIOが時を止めるきっかけをヌケサクが作ったことになる。
……周りまわって花京院を仕留めた影の立役者と言えなくないかもしれない。

「どうしてわたしのアダ名が「ヌケサク」ってわかったんですか?」


格闘ゲームでのヌケサク

格闘ゲーム『ジョジョの奇妙な冒険』においてはDIOアレッシーに子供にされると何故かこいつになる。
邪悪の化身ディオ!!では「ワンチェン&生首ケース」だったり、さらに二作目で登場のマライヤは「老婆」、
カーンは「牛」であったりする事からして、どうも開発側は子供化だけは「原作再現<ネタ」で考えていたようだ。
一応、攻略本ではヌケサクは「身代わり」、ワンチェンは「若返る=過去」と解釈されている。
(だがヌケサクを身代わりにしたはずなのに何故DIO自身がダメージを受けているのかを気にしてはいけない)

ろくに戦えないのは勿論、ヌケサクは他のキャラよりもジャンプの着地硬直が妙に長いので、逃げる事すらままならない。
子供化キャラの中でも間違いなく最弱クラス。

『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』ではステージ「DIOの館」のステージギミックとして登場。
ヌケサクの近くでダウンすると、ヌケサクが天井の隅に飛び移り、ステージの上から襲いかかってくる。範囲は狭い。
小ネタとして、発動後床に這いつくばるヌケサクを蹴ることができる。


MUGENにおけるヌケサク

ngi氏の製作したものが存在する。恐らくスプライトは上記の物がベース。改変は自由とのこと。
原作のように噛みついたり女に変装したり、超必殺技で自分ごとオラオラされたりする。
とはいえ元が元なので攻撃性能はいまいち(超必殺技の性能は高いが)。
ただ完全無敵のバックステップやワープができ、サイズも小さいので回避性能は結構高い。
デフォルトAIは無い。かつてカルフム氏による外部AIが制作されていたが、現在は公開停止。

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