黒ひげ危機一発

タカラトミーにより1975年から発売されている玩具。「危機一髪」ではなく「危機一」。
のおもちゃに海賊の人形を入れ順番に樽の穴にナイフを差し込み、人形が飛び出したらゲーム終了という遊び。
現在では「飛び出させたら負け」といったルールが主流だが元々は「飛び出させたら勝ち」というルールであった*1
これは当時では縛られて樽に入れられた仲間を助けるというルールだったため。ナイフを刺しておいて助けたとか。
説明にも「勝ち」と書いてあったが、後に「任意」→「負け」に変化していった。昔の物を持ってる人は箱を見てみよう。
人気玩具の為、外見だけを変えた玩具や似た様なルールの玩具が(会社を問わず)幾つも作られている。
前者ではスーパーマリオに差し替えたものが発売されたことがあったり、
後者だと虫歯を当てると噛み付かれる奴とか、
当たりタコヤキに楊枝を刺すとタコ壷からタコが飛び出す奴(タコ壷に刺すのではない)とかが発売されたことも。

格闘ゲームにおいてはこれを模した必殺技超必殺技を使用するキャラクターが存在するので、無関係な話ではない。
ルビィ・ハートの「トゥール・ド・マジ」、Unknownの「たるのなか」等がそれにあたる。

ちなみに、この「黒ひげ」は実在の海賊をモデルにしている。
そのまま「黒髭」の通称で知られた17世紀イギリスの海賊、エドワード・ティーチである(この名前も偽名の可能性がある)。
何振りもの剣とナイフ、数丁の拳銃を身に着け、自慢の長い黒髭に麻や導火線を編みこんで火をつけて海賊行為を働いていた。
最期は自国の海軍の軍艦パールとの戦いで25回以上剣や銃で傷つけられながらも暴れ回ったが、死亡。
死後にパール艦長のロバート・メイナードの手によって首を切り落とされ、彼の頭は船首に吊るされた。
有名かつ人気のある海賊でもあり、このゲーム以外に創作において彼をモチーフとしたキャラクターが幾人も存在するのだが、
それらの由来が前述のような末路を迎えた者であると思うと、ちょっと暗い背景である。
尤も本来海賊なんてのは唯の強盗なので友情や正義感なんてものは無い(バイキングなら民族愛を持っていただろうが*2)。
部下に吊るされた 船長もかなり居たそうだ。
自由を愛し義に厚い海の男と言うのはあくまでも創作世界の話である。


MUGENにおける黒ひげ危機一発

常識に囚われないキャラ作成に定評のあるgoogoo64氏が製作している。おそらく手書きキャラ。
攻撃は通常攻撃5種類のみで体当たりしたり爆弾を仕掛けたりナイフを投げたりと
もはや設定など関係ないと言わんばかりに戦える。
そしてしゃがんでる間は無敵。
AIは搭載されていない。


出場大会

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*1
製品化前の構想の段階では「飛び出させた人の負け」であったが、
「剣を最後まで差し込まずにズルをする人がいるかもしれない」との理由で勝ちに変更されたらしい。

*2
詳しくない人は一緒くたに海賊と呼んでしまうが、実際には色々種類がある。
  • パイレーツ
    • 正しい意味での海賊。正真正銘の犯罪者。
  • 私掠船、プライベーター(英)、コルセア(仏)
    • 敵国の船(民間船含む)なら何をしても良いと言う御墨付きを貰った海賊。国が犯罪者を手懐けた様なもので自国では英雄(義賊)扱い。
      儲け(略奪物)の一部を国に納める代わりに国の港を堂々と使える。正規軍どころか傭兵でも無いので給料は出ずに独立採算制である。
      功績(敵国へ経済的打撃、自国へ収めた金品)により正規軍の提督にまで成り上がった者がいる一方、
      どんなに美味しそうな船でも自国や同盟国の船は襲えない、国に上前をはねられるのが嫌、と言う理由でパイレーツに戻った者も居る。 
  • バイキング
    • 民族名。たまに他民族に対して略奪行為をしていた。尤も当時は(船を使わなかっただけで)他の民族も似た様な者である。





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