サンダース

               
 分類:かみなりポケモン
 タイプ:でんき
 高さ:0.8m
 重さ:24.5kg
 特性:ちくでん(でんきタイプのわざのダメージを無効にし、HPを25%回復)
 はやあし(状態異常のとき素早さが1.5倍に上がる)※PDW限定特性

くうきちゅうの マイナスイオンを すいこんで
やく10000ボルトの でんきを はきだすことができる。

+ 担当声優
古島清孝
『ダイヤモンド&パール』(デンジの手持ち)
佐々木啓夫
『ベストウイッシュ シーズン2』(バージルの手持ち)
林原めぐみ
『ピカチュウとイーブイ☆フレンズ』

任天堂の育成RPG『ポケットモンスター』に登場するポケモンの一匹。初出は第1世代(『赤・緑』)。
イーブイ(通称「イーブイズ」「ブイズ」)の一つで、「かみなりのいし」を使うことで進化する。
ケンタッキー州の大佐とか、 アメリカ陸軍の軍曹 とは関係ない
その軍曹殿に肖ったであろう連邦軍の軍曹とか、魔法学校生とか、高校とも関係ない。
また、某夢の国の熊さんの本名だと言う説もあるが、これは間違い

繊細な性格で、ちょっとした事で怒ったり驚いたりし、それによって体細胞が発電する。
体に電気を溜めると全身の体毛が逆立って針のように硬く鋭くなり、必要に応じて「ミサイルばり」として発射することも可能
肺の中にも発電器官を持ち、吐息に混じってバチバチという音が聞こえるという。


原作中の性能

HP:65
攻撃:65
防御:60
特攻:110
特防:95
素早さ:130

「特攻」と「素早さ」が高く、半減されにくい強力なでんきタイプの技をメインで使える為、第一世代からほぼ変わらずエース級のポケモン。
第三世代以降は特性の「ちくでん」により、その強さのウエイトを占める素早さを「でんじは」によって下げられることがなくなり、
手軽に動きを止めることができなくなった。
第四世代あたりまでは所謂「強ポケ」として扱われており、現在でもその扱いやすさからイーブイズの中でもトップクラスの人気を誇る。
実際、昔の全国大会などではほぼ9割のプレイヤーが手持ちポケモンに入れていたほど。

反面、耐久は。特防が高いため特殊面はまだマシだが、物理耐久に関してはペラッペラである。
昨今の強力な物理アタッカー型が相手だと、タイプの一致しない「じしん」や弱点でもない技で一撃必殺されることもままあるため、
様子見すらできず逃げるしかないという相手がけっこう多くなっており、未だ強力とはいえ昔ほどの強さはない。

また、素早さ130というのは俗に言う「速いポケモン」の代表的な高さなので、
「こいつらを抜かしとけばとりあえず大体のポケモンに先手が取れるだろう」ということでしばしば素早さ調整の対象にされている。
世代が進むごとに素早さを高めるアイテムや技も増えていき、追い抜かれることが多くなったため、
どうせ先手がとれないならと、サンダース自身の素早さを一つ下のマニューラ(125)や、
能力を比較されるライコウや水タイプ最速スターミー(115)を追い抜く程度に抑え、本来素早さに入るはずの努力値を耐久の強化に回すという育成の仕方もある。

使用技はほぼ特殊技(「10まんボルト」や「かみなり」など)に限定され、
特に弱点である地面タイプの弱点を突ける、「めざめるパワー」タイプや草タイプが出るまで粘るプレイヤーは多い。*1
補助技(サポート技)も「でんじは」「てだすけ」「ひかりのかべ」など多彩。
その他にも物理技の「にどげり」や「ミサイルばり」、同じ電気タイプの弱点を突ける「あなをほる」も覚えるが、「攻撃」の値が低いため……。

ただし初代の全国大会では当時猛威を振るっていたフーディン、ダグトリオ、更には同族(総じて防御が低い)へのメタとして、
「はかいこうせん(第3世代までは物理技)」が採用されていたことも多かった。
加えて初代の「はかいこうせん」は相手を倒した場合は「攻撃した後の反動で動けない」というのがなくなる仕様だったため、
サンダースに限らず高火力技として覚えさせられているポケモンは少なくなかったのである。

世代が経つにつれて有用な新技が使えるようになったり、環境の変化に対応できたりと、初期ほどではないが使用率は衰えない時代が続いたのだが、
第7世代になってカプ神の1つであるニワトリがサンダースとライコウのいいとこどりをした性能を引っ提げて登場し、立場がかなり危ぶまれることに。
火猿が出てきた時のこいつといい、新規に優しく既存に厳しい変化が起こりやすい世界だが、その後にまた改善されるのもポケモンである。
…のだが、第8世代では貴重なサブウェポンの「めざめるパワー」が消滅の憂き目に遭う。
加えて速いでんきタイプの新顔としてレジエレキが登場してしまい、ますます影が薄くなってしまった…。

『LEGENDS アルセウス』以降は特攻・特防を上昇させる「めいそう」を取得し、第9世代ではDLC「藍の円盤」フェアリー技「みわくのボイス」を取得し、
めざパ以外でドラゴンの対抗策を得るなど、それなりに持ち直した。
第9世代のテラスタルとの適正は高めで、特性「ちくでん」と併用して弱点がくさタイプだけ&じめんポケモンへのメタとなるみずテラスや、
おなじく特性で弱点を1つ消しつつでんき技を半減するくさタイプを「テラバースト」で狩れるひこうテラスなどが使い勝手が良い。


MUGENにおけるサンダース

汚レ猫氏(現・にゃんちゃ氏)が製作したものが存在する。
nameは英語版の名前である「Jolteon」。
「ノーマルフォルム」「アタックフォルム」「ディフェンスフォルム」「スピードフォルム」の4つのフォルムがありそれぞれ性能が違う
(違いは大体名前の通り)。
特殊なシステムとしては主に「PPゲージ」「ファイナルアーム」があり
「PPゲージ」は特定の技を出すとこのゲージが減っていき足りないと技が出せなくなるというもの。
原作のPPとは違い自然に回復するので東方の霊力ゲージに近い仕様。
「ファイナルアーム」は特定の技を当てることにより画面の「FINAL ARM」の文字が埋まっていき、
完成すると一撃必殺技が出せるというもので、これは幕末Bスタイルに近い。
技は原作のものを格ゲーっぽくアレンジしているものの特定の技を出す時に能力が上がったり下がったりする部分は再現している。
上下合わせて12段階ある部分も再現されているがMUGENの仕様上実質「攻撃」「防御」のみではある。
また「手助け」で他のイーブイズをストライカーとして呼び出せる。
AIは無い。
勝利台詞は氏の他のキャラと同じく全100種類用意されている。雷繋がりなのかどこぞの奥州筆頭のような言い回しが多い。それとKFC
単体の性能は機動性に長けるスピードキャラで、
フォルム問わずダッシュ速度、技の発生等が速めに設定されている。
反面、耐久はで火力も低め。若干撃たれ弱い。
しかし、体躯は小さめで攻撃を食らいにくいという長所もあるため、耐久のさはそこまで気にならない。

ちなみに人語を発するようになるボイスファイルも♂と♀の2種類が別途公開されている。
このファイルを適応すると、♂の場合は勝利台詞同様奥州筆頭、♀の場合は釘宮理恵の声になる。

出場大会

  • 「[大会] [サンダース]」をタグに含むページは1つもありません。


*1
「めざめるパワー」はポケモン一匹一匹で「タイプ」と「威力」が違うので、
希望の「タイプ」と「威力」を覚えさせるためには途方もない時間と労力が必要となる。
が、前述のように上手く相性を補完できたりするので所謂廃人御用達の技でもある。
ところが『X・Y』では威力が60固定。サブウェポンとしては火力不足になってしまった。また、フェアリータイプの目覚めるパワーは登場しない。


最終更新:2024年04月19日 18:10